WordPressを利用したECサイト構築方法とは?おすすめのプラグインやサービスを紹介!
自社サイトでEC(electronic commerce)を始めようという方は多いのではないでしょうか。EC部門での売上を伸ばしたい今こそ、ECサイト構築の方法、特にWordpressにおけるECサイト化について詳しく解説します。
WordPress でECサイトを構築する目的とは
実店舗に加えてECサイトでも販路を拡大することで売上アップを狙います。また、今まで他のECサイトを通して行っていた販売を自社サイトで直接行うことで、一定の層への集客を見込めます。
自社サイトでECを始めたところ、実店舗での売り上げを大きく上回る売上を挙げたという事例があるそうです。
WordPress でECサイトを構築するメリット
コストの削減
WordPressを利用することによって、ECサイトの構築にかかる費用を削減できます。WordPressは誰でも利用可能であり、無料のEC構築のためのプラグインも提供されています。
他のECサイト構築方法として、ECパッケージの利用が挙げられます。事業の拡大を狙う場合は有効ですが、導入に数百万円、機能の追加に数十万円と大きなコストがかかります。どちらの場合もドメインやサーバーの維持費がかかりますが、Wordpressで構築することは大きなコストの削減につながります。
コンテンツマーケティングによる集客が可能
コンテンツマーケティングとは独自のコンテンツを作成し、情報を発信することによって、商品への集客を狙うことです。今回の場合は、WordPressにおいてブログ記事を書き、同じドメインにある商品ページに誘導するということが当てはまります。
このブログ記事はGoogleなどの検索エンジンからの集客を主なターゲットとしているためSEO 対策は非常に重要になっています。ブログでは商品の特徴や使い方を説明し、消費者がより商品にアクセスしやすいような内容を目指します。
サイトのカスタマイズのしやすさ
WordPressはカスタマイズの機能が豊富であり、デザイン面の自由度が高いです。テーマをダウンロードすることによって誰でも独自性のあるサイトを作成することができます。WordPressは利用者が多いためテーマの設定や改変に関する情報を入手しやすいということもメリットです。
WordPress でECサイトを構築する際の注意点
セキュリティ面での脆弱性
WordPressは世界的にも多くの利用者がいて、しばしばハッカーによる攻撃を受けます。2017年には、150万件のサイト改ざん被害が生じました。ECシステムが同一ドメイン内で行われている場合は、クレジットカード情報の漏洩など被害が大きくなる可能性があります。そのためWordPress のセキュリティシステムは常に最新のものにしておく必要があります。
決済方法が限られている
WordPress にある決済サービスと対応したプラグインが存在しない限り、新しい決済サービスを追加することはできません。Amazon Payやサブスクリプションに対応していないため、一定の層が購入につながらない場合があります。
いくつかのクレジットカードには対応しているものの、最新の決済方法への対応が未実装なため、せっかくブログでターゲットをブログで集めてもCVRの低下につながってしまいます。
利用に知識や手間が必要
WordPressは無料でECサイトを構築できるというのが利点ですが、自分で一からサイトを構築・管理する必要があります。ドメインやサーバーの準備からプラグインの追加や各種設定まで自力で行う必要があり、Webやプログラミング言語に関するスキルが求められます。
ECサイトの構築方法(プラグインの設定・追加による構築)
プラグインの追加をすることによってWordPress自体をECサイトにします。プラグインの設定によりECサイトの運営に必要な様々な機能を設定します。ECサイト構築のためのプラグインは様々な種類があり、自社にあった機能を好きなように追加していくことが可能です。
ECサイトに欲しい機能は以下の4点です。
・カート機能
・決済機能
・受注の管理
・問い合わせフォーム
多くのプラグインがこれらの機能を搭載しており、導入をスムーズに無料で行うことができます。
WordPress でECサイトを構築する際のおすすめのプラグイン
WelCart
誰でも無料で使用可能なプラグインです。国産のプラグインのため日本語に対応しており、使い勝手が良いでしょう。カートの設置からクーポンの発行や、定期購入まで様々な機能があり、デザインやカスタマイズもテンプレートに沿って簡単にすることができます。
Easy Digital Downloads
WordPressでダウンロード販売などを追加できるプラグインです。公式のプラグインであるため、信頼性があり、設定が簡単に行えます。デフォルトで対応している決済方法は少ないですが、専用のアドオンを追加することによって様々な決済方法に対応することができます。
ECサイトの構築方法(外部サービスとの連携による構築)
WordPressをコンテンツマーケティングとして使い、決済ページなどは外部のサービスを利用して構築します。WordPressはブログとして商品の紹介をし決済ページと連携することで集客を目指すという役割に徹します。
外部のサービスを使うことでセキュリティ面で強くなり、様々な決済サービスに対応することができます。以下に代表的なEC構築サービスを紹介します。
Shopify
ShopifyはEC開発・運営のプラットフォームであり、世界NO.1シェアを誇っています。ShopifyでECサイトを構築し、WordPressのブログに購入ページを貼り付けることができます。Shopifyはカスタマイズ画面からWordPress上で表示する「購入ボタン」のデザインを設定することができます。
BASE
BASEはネットショップを簡単に作成できるオンラインサービスであり、WordPressとAPIやプラグインによる連携が可能です。機能が豊富にあり、利用自体は無料で行えることが魅力です。
EC-CUBE
EC-CUBEはECサイトの構築が可能なCMSです。メルマガ配信機能や売上の集計の機能がある点や物流サービスとの連携も可能です。セキュリティ面でも多くの機能が備わっており、信頼性が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はECサイトをWordPressを利用して構築する方法についてそのメリットや注意点、おすすめのサービスなどを解説しました。WordPressを利用したECサイト構築は、プラグインを追加してWordPressのサイト自体をECサイト化する方法と、外部サービスを導入し、WordPressとECサイトのプラットフォームを分け、役割分担をする二つの方法があります。どのような方法・サービスが自社にあっているかをよく検討しましょう。
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