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ヒートマップツールとは?使い方や提供事例も含めて詳しくご紹介します!

現在多くの企業がWebサイトを運営しています。
Webサイトを運営する際には、どのコンテンツに対してユーザーのニーズがあるのかをきちんと把握しておくことが重要です。
本記事では、ヒートマップとは何かについて、ヒートマップツールの提供事例や使い方などをご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ヒートマップツールとは

あるページ内の訪れたユーザーの行動データを色付けすることで可視化する手法をヒートマップと呼称します。
ヒートマップを用いてユーザーの行動を解析することで、CVRや直帰率の改善などの効果が期待できます。

ヒートマップツールとは、Webサイト上でヒートマップを表示することを可能にするツールのことを指します。

ヒートマップツールの使い方

ヒートマップを活用することで、以下の3点を可視化することが可能です。

ヒートマップの機能・熟読エリア
・終了エリア
・クリック位置

これらを可視化することにより、サイトの内のどの箇所がよく読まれているのか、どこが読まれていないのかを可視化することが可能です。
これによって、保有しているサイトにおいて、どの部分のニーズが一番高く、どの部分が読まれていないのかを把握することができます。
ニーズの可視化を行うことによって、記事の意図とユーザーニーズとの齟齬などを把握することが可能となり、今後のサイトコンテンツの改善などに役立てることができます。

ヒートマップを用いたLP(ランディングページ)の作り方

ヒートマップを活用してサイトを分析することにより、効率的にランディングページを作成することができます。

ヒートマップを用いてスクロール率を分析することでLP(ランディングページ)を作成する方法

ヒートマップを用いることによってスクロール率を分析することが可能です。
スクロール率を分析することで、ユーザーがどこで離脱しているのかを把握することができます。
離脱が発生している箇所を把握することによって、そのページにおける改善点を見つけ出すことが可能です。
サイト内のスクロール率を元にユーザーのニーズを再考することで、より質の高いLP(ランディングページ)を作ることができます。

ヒートマップを活用して注目度を分析することでLP(ランディングページ)を作成する方法

ヒートマップを用いて、コンテンツに対する注目度(アテンション)を割り出すことが可能です。
コンテンツ毎の注目度(アテンション)を割り出すことで、ユーザーのニーズがどの箇所に集まっているのかを確認することができます。
ユーザーのニーズが高いコンテンツを割り出し、それを元にLP(ランディングページ)を作成することで、より訴求力の高いものを作り上げることが可能です。

ヒートマップツールの提供事例

ヒートマップツールを導入することで、ユーザーのニーズなどを把握し現状課題を明確にすることができます。
ヒートマップツールには無料で導入できるものと有料のものとがあります。
ここでは、現在提供されているヒートマップツールの特徴や料金などをご紹介致します。

Googleが提供するヒートマップ解析ツール「Google Analytics」

「Google Analytics」はGoogle社が提供するヒートマップ解析ツールになります。
「Google Analytics」では以下の5種類のレポート機能が用意されています。

Google Analyticsのレポート機能の種類・リアルタイムレポート機能
・ユーザーレポート機能
・集客レポート機能
・行動レポート機能
・コンバージョンレポート機能

この5つのレポート機能を活用することによって、サイト内の状況を分析することが可能です。
また、セカンダリディメンション機能を用いることで、複数の指数を掛け合わせて分析を行うことができます。

「Google Analytics」は基本的には無料で利用することが可能ですが、有料版では機能が大きく拡充されている為、自身のサイトの規模などで使い分けるのが良いでしょう。

WordPressにおけるヒートマップ解析ツール「QA Heatmap Analytics」



Quark A社が提供している無料のヒートマップ解析ツールが「QA Heatmap Analytics」です。
「QA Heatmap Analytics」はWordPressプラグインインストールのみで利用可能な為、利用開始までのハードルが低いという点が特徴として挙げられます。
また、「QA Heatmap Analytics」はユーザーのアクセスデータをツール側の管理サーバーで取得・保存しません。Quark A社が保有するサーバーを使ってユーザーデータを保存する為、セキュリティ面でも充実しています。
 

導入しやすい手頃な価格帯のヒートマップ解析ツール「ミエルカ」



「ミエルカ」は、Faber Company社が提供するヒートマップ解析ツールです。
「ミエルカ」の最大の特徴は、登録したページの解析結果を自動キャプチャして保存する機能が実装されている点です。
自動キャプチャが機能がない場合、過去のヒートマップデータを改善後のページのページデザイン上で表示することになります。
その為、期間比較を行う際にずれが生じてしまう為、正しい比較検討ができなくなってしまいます。

基本的には有料ですが、様々なプランが用意されており、無料トライアルプランもあります。

世界15万ユーザー導入のヒートマップ解析ツール「Ptengine」

「Ptengine」はPtmind社が提供しているヒートマップ解析ツールです。
「Ptengine」は世界15万ユーザーが登録しており、エンジニア不要で設置可能である点が大きな特徴と言えるでしょう。
解析コードをサイト内に設置することによって、導入や設定は全て管理画面で完結します。
そのため、エンジニアが在籍していないような企業でもヒートマップの導入を行うことが可能です。
また、「Ptengine」はBusinessプラン以上ではチャットサポートを受けることが可能であるなど、サポート面でも充実しています。
無料プランも用意されており、様々なニーズに対応することが可能です。

株式取引におけるヒートマップ活用事例

また、株式取引においてもヒートマップは取り入れられています。
ライブスター証券では、2014年6月中旬に株価ボードへ、ヒートマップ機能の実装を行いました。
ヒートマップ機能を用いることによって、株価ボード上で「騰落率」や「5日移動平均乖離率」など様々な指標が表示可能になりました。
これによって、セクターの盛り上がりなどが一目でわかるようになりました。

まとめ

ヒートマップツールは、ユーザーニーズの把握を行う際に非常に便利であり、活用することによってより効果的なサイト改善を行うことが可能です。
ヒートマップツールを活用する上で、自身のサイト規模にあったものを選定することが重要になってきます。
この記事がヒートマップツールについて詳しく知るきっかけになれば幸いです。

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