デザイナーの管理について
皆さん、こんにちは。藤井です。
G.Wが入りましたので時間が空いてしまいました。
本日は休み明けで受注や出荷業務が忙しくて、こんなメールを見ている暇なんてない!という声が聞こえてきそうですが、早速本題に入っていきたいと思います。
今までは考え方のようなことが多かったのですが、少しずつ具体的な内容についてお伝えしていきたいと思います。
今回は、ECサイト運営業務の重要な役割であるデザイン担当者の管理についてお伝えしていきたいと思います。
特に自分がデザイナーではない、管理者に役立つと思います。
デザイナーにこんなの作ってと指示をして、待っているといつできるんだ?そんなにかかるの?とイライラしたことありませんか?
では、進めていきましょう。
私は以前、ハローワークが行っている職業訓練校の講師を頼まれ、WEBデザイナーになりたいという方たちへ講義や作品のレビューを行った経験があります。
その時の講義では、デザイン担当者になりたいならとにかく多くのサイトを見て自分でサイトを制作する時に参考になると感じたサイトを「ブックマーク」し、自分なりに整理しておく。
また、それを必要な時にすぐに引き出しから取り出せるようにインデックスしておくべきだと繰り返し伝えてきました。
なぜかというとそれが現場でとても役立つからです。
例えば私が、担当者にこんなイメージでセールを打つからラフ案作って。見せてと依頼します。そうすると、デザイン担当者は、自分の持っている情報から、こんな感じですか?とA案とB案の参考サイトを印刷してどっちの方向で行きますか?と提案しにきます。
私がA案だといえば、それをベースにデザインをしていきます。
つまり、何をすべきかが明確になり、間違った方向に進むことはありません。
結果的に、短期間で、最高のものが制作できます。
これがないと、1からデザインを考え、2日位かけて自分で制作したものを、見せにきて、間違っていればやり直しとなり2日間丸々むだになります。
ここで誤解を恐れずに、核心を伝えますが、
ECの運営において、必要とされるデザインは独自性に富んだクリエイティブなものではない。という事です。
ECの運営おいて本当に必要とされるデザイナーは、その制作物に適したデザインを自分の経験やノウハウまたは、ブックマークという引き出しから、瞬時に探して適切な時間内に、自分のテイストでアレンジを加え納品できる能力を持っている人です。
念の為伝えておきますが、これはパクリではありません。既にあるものを参考にして、自分のデザインを加え自分の作品にするという能力です。
ドラッカーはこれを「創造的模倣」と呼んでいます。
この力がビジネスの最前線では役に立つ力になります。
同様に、管理者が目を光らせなければならないのは、必ず工数の考えを持たせるという事です。
どんなに素晴らしいバナーが作れてもそれに2時間も3時間もかかっていては仕事が
出来ないと判断しなければなりません。
また、これも管理者の判断が必要ですが、バナーの制作を依頼する際はは、どれくらいの売上を作るためのものだから、どのくらい制作に時間をかけてよいかを算出し伝えなければなりません。
管理者が無知だと思われて、デザインは、時間がかかる!などと言われ、好き放題やっているという事は珍しくありません。
そうすれば売上とコストの比重があわず、サイト運営は成り立たなくなります。
デザイナーは元々クリエイティブな制作がやりたいわけですので、時間を区切られるだけでは、楽しみもやりがいもありません。
その為、自身が制作したページやバナーにがどれだけ成果につながったのかを是非、共有していってください。
自分の制作物が多くのお客様に見て頂けた!また購入につながった!という成果は、とても大きなモチベーションにつながります。これは是非試してみてください。
このデザイナーとの付き合い方は、私も悩みましたし、大変難しいと思いますので、本日のタイトルとさせて頂きました。
それでは、今回はこの辺で。