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リスティング広告とは?費用や運用のやり方、広告運用の代理店も含めて徹底解説!

特定のキーワードに対して広告を表示することのできるリスティング広告は、2002年に登場して以来、一貫してWeb広告の中心的な役割を担っています。リスティング広告は、自社の商品やサービスのターゲット層に効率的にリーチするための有効な手段です。
本記事では、リスティング広告の基礎から運営にかかる費用や実際の始め方も含めてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示されるテキスト形式の広告のことです。ユーザーの検索キーワードに連動して掲載されるため、「検索連動型広告」とも呼ばれています。
国内のリスティング広告の掲載媒体はYahoo!が提供する「Yahoo!広告」、そしてGoogle が提供する「Google 広告」の2種類です。
検索エンジンシェアが圧倒的に多いこの2社を広告媒体として活用することで、日本の検索ユーザーの大半にアプローチすることができます。

リスティング広告の特徴とは?

リスティング広告は、ある特定のキーワードに対して、そのキーワードをユーザーが検索したときの検索結果画面に広告を表示させることができるため、その広告から商品の購入に至る確率を上げることができるのが特徴です。
また、自社の商品やサービスに高い関心を持つと見込まれる人々に的確にリーチすることができるのも大きな特徴です。
ユーザーは、検索キーワードに対して何かしらのニーズを持っていて、その答えを探すために検索をしています。検索した瞬間にユーザーが必要としている答えを広告テキストという形で表示すれば、ユーザーを広告のサイトに誘導することができます。

リスティング広告とアフィリエイト広告の違いとは?

アフェリエイト広告は、リスティング広告と並び、Web広告で広く使われている広告の掲載形式のことです。
リスティング広告とアフィリエイト広告の最大の違いは、その料金システムにあります。
リスティング広告の場合は、「クリック課金制」呼ばれ、そのサイトを訪れたユーザーが商品の購入に至ったかにかかわらず、広告がクリックされた時点で料金が発生するシステムです。
一方でアフィリエイト広告は、商品の購入や、サービスへの申し込みなどの「目的とする成果」があった場合のみ、その件数や金額に応じて料金が発生するシステムです。

【Google・Yahoo!】リスティング広告の運用にかかる費用は?

Google・Yahoo!ともに最低で月1000円からリスティング広告を掲載することができます。しかし、成果を出すために必要な予算という観点から考えると、中小企業の場合は月20万円程度の予算を出すのが一般的です。
リスティング広告にかかる料金システムは、「クリック課金制」です。クリック課金制とは、広告がクリックされるたびに料金が発生するシステムです。ユーザーが1度広告をクリックするごとにいくら課金されるのか、ということを「クリック単価」と呼びます。
「広告がクリックされた回数 × クリック単価」でリスティング広告を配信するごとにかかる費用は表すことができます。
クリック単価を決定する要素は以下の通りになります。

クリック単価を決定する要素・入札単価:広告のクリック1回に対して企業が支払える上限額
・品質スコア:広告、キーワード、ランディングページの品質を表す指標
・広告ランク:リスティング広告の掲載準備を決める指標
       入札単価×品質スコアで表す
・掲載準備:広告が掲載される位置

これらの要素を用いてクリック単価を算出すると、以下の通りになります。

このように、競合他社の様子も鑑みつつクリック単価を予想することで、具体的な予算設定を行うことができます。予算は各企業によって異なるものなので、まずは自社の規模間や目的に合った予算を算出してみましょう。

【Google】リスティング広告を自分で運用する際のやり方とは?

実際にリスティング広告を自分で運用するには、いくつかのステップを踏む必要があります。以下では、Google広告を例にとって、広告を運用するためのステップをしてご紹介いたします。Yahoo!広告でも基本的な流れは同じです。

1.広告アカウントを開設する

まずはGoogle広告のアカウントを作成します。「Google広告」の公式サイトにアクセスして、「今すぐ開始」をクリックします。
画面の案内に従って必要な情報を入力すると、アカウントが生成されます。

2.配信条件を設定する

アカウントが作成できたら、広告を作成します。
「新しいキャンペーンを作成」をクリックし、広告の目標を選んで、キャンペーンタイプ(広告の形式)は「検索」を選択します。ここでの「検索」はリスティング広告のことを指します。

その後キャンペーン設定画面が表示されますので、詳細を入力します。入力項目は配信開始日と配信終了日、配信地域、1日当たりの予算、入札単価などです。

3.広告文を作成して審査を申請する

配信条件が設定できたら、広告文を作成します。広告見出し、リンク先URL、説明文を入力します。
全ての入力項目を埋めたら「保存」をクリックします。「保存」をしたら自動的に審査に進み、審査に完了すると広告の配信が始まります。審査にかかる時間は早ければ5分程度、遅くとも1営業日以内には終了します。
審査に通過したら、いよいよ配信スタートです。広告を配信した結果を分析しながら広告の配信条件や広告文をブラッシュアップしていきましょう。

リスティング広告運用の代理店とは?

広告の配信条件や、広告分をブラッシュアップすることによって広告を運用していく、といっても、具体的にどのように行っていけば効果的な広告運用ができるのでしょうか。
方法の1つとして、「広告代理店に広告の運用を依頼する」というものがあります。
Web広告代理店に依頼をするほか、リスティング広告の運用を専門に行っている広告代理店に依頼する方法があります。
広告を運用を任せることができるため、自社の労力を省きつつ成果を出しやすいことがメリットとして挙げられます。その一方で、運用手数料がかかってしまうというデメリットがあります。手数料の相場は広告出稿金額の20%程度です。
リスティング広告の予算が10万円以下で、広告代理店に依頼をする余裕がない場合には、代理店への依頼はお勧めできません。しかし、リスティング広告の予算が十分にあり、本格的に広告運用を行いたい場合には、広告代理店に依頼をした方が、コストパフォーマンスを改善することができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、リスティング広告についてご紹介いたしました。
リスティング広告は、比較的少ない予算で手軽に始めることのできる広告形式です。検索連動型広告であるという特徴を生かして、潜在的なニーズのある顧客の層にピンポイントでアプローチすることを可能にします。
この記事がECサイトを運営する際に参考になれば幸いです。

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