皆さんこんにちは。
8,9月は大型案件の制作と運営業務で携わっているのファッション系サイトの秋冬の立ち上がりにかかりきりになり大変ご無沙汰の発行になってしまいました。申し訳ありません。
もっともっと、しっかり取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
いきなりですが、このニュースレターのタイトルをリニューアルするつもりです。
ECに関わっている多くの方々に情報をお伝えできるようなコンセプトに変更して
皆様に為になる情報を伝えていきたいとイメージを膨らませております。
また、お知らせいたしますので、よろしくお願い致します。
さて、今回のテーマは、「サイトを改めて見返してみよう。」という話です。
皆さんは、サイトの売上が芳しくないとアクセス数を増やさなければならない=広告を利用する、または、ソーシャルメディアで告知をしようなど、どうしてもアクセス数の改善ばかりにとらわれがちになっているのではないでしょうか?
それ自体は、正しいとも言えますが、今回は、そこで、いや、ちょっと待てよ。うちのサイトはライバルに比べてどうなんだろう?
一般的なサイトと比べサービスは、ちゃんと勝っているかな?と見返してみると思いがけない「気付き」があるのではないかという話です。
ポイントとしては、毎日携わっているプロとして、自分でチェックする。
毎日新しいことばかりに気を取られていると、いつの間にライバルに差をつけられていることがあります。
また、以前は当たり前と思っていたことが、年月が過ぎていくうちに、そのような見せ方や設定では勝てない!という事もあります。
次に、家に帰って、家族に見てもらう、または、仕事とは関係のない友人に見てもらう。
特に言いづらいことも、はっきり言ってくれる人に聞きましょう。
そこで、注意です!
素人が何を言ってるんだと、やるのは大変なんだ!偉そうに!なんて思ったら何にもなりません。
この意見がとてもとても大事なんです。
なぜなら、利用しているお客様もECを熟知している人ではなく、一般の人だからです。
そういう人たちが、感じるポイント、特にダメだと思ったポイントを知るということは、サイトの改善に非常に役立ちます。
私も妻が、ネットで欲しいものを探しているときに、こういう写真がないから分かりづらい!
などといっていることを聞いて、なるほど~と横でうなづきながら、自社が運営しているサイトについて改めて見てみるようにしています。
話を戻しますと、最近、実際にご相談いただいたサイトはこういう状況でした。
そのサイトは、単価が150円~3,000円程度の商品を扱うサイトで、平均の客単価は2,000円を割り込むような状況でした。
そのお店の送料設定が通常756円で、6,000円以上購入で送料無料となっています。
まず第一に、企業努力が必要になりますが、客単価が2,000円以下のサイトで、6,000円以上購入で送料無料というのは、会社都合でしかなく、お客様に意識が向いていない。と感じます。
送料設定の目安をお伝えすれば、人気商品に、後1点何か追加すれば、送料無料になる程度、このサイトで言えば、3,000円の売れ筋商品があるので、その商品に関連する商品で、後1点、金額で言えば、1,000円~程度追加して頂ければ、送料無料になる。というのが良いラインかと思います。
そして、もちろん、売れ筋商品のページ、更にかご回りに関連商品をとにかく紹介し、送料無料になるのでいかがですか?と提案すれば、間違いなく、客単価をUPさせていく事に貢献してくれるでしょう。
実は、皆様、利益額が下がるという事で、送料無料サービスは、やりたくない。出来ればもっと高く購入された場合にしたいと言われますが、当然、デメリットだけではないんです。
もちろん、購入確率があがります。今のECユーザーは送料は絶対に払いたくないです。
送料をいかにして払わないで手に入れるかを必死に考えるとさえ言えます。
そして、コアユーザーになればなるほど、送料がかかるならいらない。とあきらめてしまいます。
それなのに、頑なに送料を6,000円以上と杓子定規で設定すると、売り上げが獲得できません。
また、送料無料にするために、1つでも追加購入して頂けるようになれば、客単価があがります。
客単価があがれば、注文の件数が増えずとも、売り上げを上げることができるわけですので、受注や物流にかかるコストを抑えることができます。
総合的に判断し利益が出せるようであればどんどんチャレンジしていってほしいと思います。
例が1つだけで長くなってしまいましたので、また、改めて続きを掲載したいと思います。
それでは、本日はこの辺で。