Last Updated on 9月 16, 2021 by ART TRADING
Shopifyでネットショップを運営する際には顧客の新規獲得や、満足度を向上させるためにセールや割引をすることがあります。今回はShopifyを利用してセールや割引を行うメリット・デメリットや効果的なセールや割引の方法についてをご紹介いたします。
Contents
Shopifyでセールや割引をするメリット・デメリット
小売店では季節の需要の変化に合わせてセールや割引を行います。企業にとって利益率が下がるセールをなぜわざわざ行うのでしょうか。セールや割引のメリット、デメリットと行いたいセールの内容をご紹介いたします。
・既存顧客のロイヤリティの向上
・在庫処分が行える
・Shopifyのデフォルト機能で実装ができる
・Shopifyの販売レポートから顧客の追跡ができる
実店舗と異なり、ネットショップでは商品を実際に手にすることができないため、購入に二の足を踏んでしまうケースが存在します。そのためオンラインでは新規顧客の獲得をすることは難しいです。
そこでセールや割引を行うことで購入の後押しを行うことができます。初回購入限定のセールや新規会員登録の特典として割引クーポンを発行するなどして新規顧客を獲得を目指しましょう。
新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のロイヤリティの向上の効果も見込めます。繰り返し商品の購入を考えている段階でセールや割引を行うことでリピート率が高まります。商品を愛用し、他社の商品を選ばない既存顧客である「ロイヤルカスタマー」を創出することができる可能性が生まれます。
1度購入した顧客に絞ったクーポンの配布や初回購入の際に次回の会計で利用することができるクーポンを発行することが望ましいです。また、回数を指定することで回数分は購入をしようという消費者意識が働くため複数回の購入を促すことができます。
アパレル関係のような季節の商品を取扱をするショップでは在庫を抱え続けることでコストが掛かってしまいます。そこで在庫処分セールを実施することで在庫を売り切ることができます。また、カゴ落ちをしてしまった顧客に対しても販促を行うことができるため売上の向上に繋がります。在庫処分セールを行うお知らせを配布しセールを周知させることが大切です。
上記のセールや割引はShopifyのデフォルト機能で設定をすることができます。Shopifyで設定できるクーポンの設定をご紹介いたします。
・定額値引きの設定
・無料配送の設定
・購入商品に対するキャンペーン商品の設定
Shopifyは設定が簡単にできるだけではなく、販売レポートから購入者の分析にも役立てることができます。Shopifyを利用しているなら確実に利用しましょう。またスタンダードプラン以上を利用していればより詳細な販売レポートを確認することができます。詳細な販売レポートで確認できる情報をご紹介いたします。
・商品別売上
・商品バリエーションSKU別売上
・商品販売元別売上
・ディスカウント別売上
・トラフィックの参照元別売上
・請求先ロケーション別の売上
・チェックアウト通貨別売上
・チャネル別売上
・お客様名別売上
・時間の経過による平均注文金額
スタンダードプラン以上ではこれらの機能が追加されるため、より正確な情報から顧客の分析ができます。
セールや割引を行うことで新規顧客やロイヤルカスタマーの獲得に繋がるメリットをご紹介いたしましたが、デメリットも存在しています。次はShopifyでセールや割引を行うデメリットについてご紹介いたします
・顧客がディスカウント価格に慣れてしまう
・セール価格を狙った顧客が増えてしまう。
セールや割引を頻繁に行うことで上記のような不利益を被る場合があります。特に顧客がディスカウント価格に慣れてしまうと、セールや割引が行われていない正規の価格を高いと感じてしまうことが考えられます。
回数やターゲットをしっかりと絞ったセールや割引は利益を向上する戦略になります。しかし、頻繁に行うと企業に取ってマイナスの影響を与えてしまうので、時期やターゲットをしっかりと見極めた開催が必要です。
Shopifyでセールを表示をするアプリについて
Shopifyでセールを告知する方法はブログ等で告知をする方法がありますが、ページ上に表示をしたい場合におすすめのアプリをご紹介いたします。
おすすめのShopifyアプリ「Ultimate Sales Boost」
Shopify app storeからUltimate Sales Boostをインストールするだけで導入することができます。
・在庫の表示
・「カートに追加」ボタンにアニメーションを設定できる。
このカウントダウンを設定することで顧客の目を引き、セールがいつから開催されるかがわかりやすく表示することができます。
Shopifyアプリをうまく導入して効果的なマーケティングを行いましょう。
Shopifyでセール価格での販売期間を設定するアプリ
Shopifyでセール価格で販売期間のみ販売するアプリをご紹介いたします。
セールの管理をするShopifyアプリ「Bold Discounts」
Bold Discountsを導入すれば、割引クーポンを発行せずにセールや割引を行うことができます。また、期間限定セールであれば販売期間を表示することもできます。
指定した販売期間のみサイトに商品を表示する設定ができます。
Shopifyで会員限定価格を非表示にするアプリ
会員限定価格で販売することで、新規会員になるインセンティブと、既存会員の満足度向上が見込めます。Shopifyアプリを使えば会員限定価格を非表示にすることができます。
会員限定商品を非表示にするアプリ「Wholesale Lock Manager」
Wholesale Lock Managerを導入することで特定の顧客のみがアクセスできるようにアクセス制限を設定することができます。
会員や顧客限定の価格を非表示にすることで、会員になるインセンティブを生み出すことで、ディスカウントの効果を最大限に生かすことができます。
Shopifyでまとめ買いをした際に自動ディスカウントをする設定
ある商品を購入した際に別の商品を同時に購入する場合、別の商品の価格を割り引いてまとめ買いできる設定をShopifyの管理画面から作成することができます。
ディスカウント名や最低購入個数や最低購入金額、割引率、有効期間を設定することができるので効果的なセールや割引を設定することができます。
クーポンで会員価格を設定する時の注意点
会員価格でクーポンを発行することで集客をすることはできたとしても、割引率の設定を失敗してしまうと会員や注文数が増えているにも関わらず売上が伸びないということになってしまいます。
取扱っている商品や価格帯にも影響はされますが、購買意欲を生み出す割引率をShopifyで利用できる販売レポートを基に設定しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。セールや割引のようなディスカウントを行うことで売上の向上や在庫の一掃など顧客だけでなく企業にとっても良い効果をもたらしますが、その半面でネガティブな影響を与える場合もあります。
Shopifyの設定やアプリをうまく活用して的確な販売計画を立てることに役立てましょう。
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