世界最大級のECサイト構築サービスのShopify ですが、その最上位にある利用プラン「Shopify Plus」をご存じでしょうか。個人事業などではなく、大規模事業向けに開発されたエンタープライズプランです。今現在のShopifyの機能では物足りないという方向けにShopify Plus に関してその機能や料金を紹介します。
Contents
- 1 Shopify Plusとは?
- 2 Shopify Plusを導入する3つのメリット
- 3 通常のShopifyに搭載されている機能とは?
- 4 Shopify Plus でできること【Shopify通常プランとの違い】
- 5 Shopify Plusの利用料金(契約は12カ月~)
- 6 Shopify Plusの決済手数料
- 7 Shopify plusパートナー(Partner)とは?
- 8 日本のShopify plus公式パートナー一覧
- 9 Shopify Plusパートナーになるための5つの条件
- 10 Shopify Plusの成功事例5選
- 11 Shopify Plusをおすすめする3種類の事業者
- 12 まとめ
- 13 ECサイト制作ならアートトレーディング
Shopify Plusとは?
Shopify PlusはSyopifyが提供する通常のプランよりも数段上の機能や特典の付いたプランです。大規模事業向けのプランであり、月額の料金も割高になっています。日本国内では2017年に運用が開始され、シームレスな統合を可能にするAPI や高い拡張性を提供する機能によりECに変革をもたらしています。
通常のプランではカバーできないような課題もShopify Plusなら解決できる、という機能を多く有しています。
Shopify Plusを導入する3つのメリット
スタッフアカウント数に制限がない
EC運営は規模の拡大に合わせて、ストアに関わる必要のあるスタッフの数も多くなります。一つのアカウントを複数人で共有するのは限界があるため、大規模事業では多くのスタッフアカウントが必要になります。同時に複数のメンバーがログインして、作業することが可能になるため、スタッフアカウントが無制限なことは、無駄なリソースを削ることにつながります。
追加できるテーマ数が100種類まで増大
Shopifyにおけるテーマとは、ECサイトのデザインを設定するためのテンプレートのことを指します。Shopify内で使用できるテーマには無料のもの、有料のものが存在します。
Shopify Plusに加入することで無料で使用することのできるテーマ数が100」種類まで増加します。
Shopify POS Proの利用が無料
ECサイトと実店舗の連携を可能にするShopify POS Proの利用が無料になります。通常プランであれば、店舗ごとに月額89US$かかるため、多くの実店舗を持つ企業にとっては非常に魅力的です。
また、Shopify Plusでは登録店舗が20か所まで対応しているためShopify POS との相性が良くなっています。Shopify POS Proについては下記関連記事をどうぞ。
専任サポートを受けることができる
Shopify Plusに加入することでストア開発者は直接専任によるサポートを受けることができます。また、ストア構築時には、専任のローンエンジニアの優先的なサポートを受けることが可能です。加えて、構築後もアカウントマネージャーからデータに基づいた売上向上のための提案を受け取ることができます。
作業の自動化・効率化
ストア開発者はShopify Plusに加入することでさまざまなEC業務を自動化及び効率化することができます。Shopify Plusでは、機能を拡張することでBtoBストアの開設や事業者への通知の自動化、キャンペーンの自動化を行うことができます。そのため、ベーシックなどの通常プランに比べて、多くの作業を自動化し、効率の良い運営業務を行えます。
屈強なサーバー
Shopify Plusでは、1分間に約10000の注文を処理できるサーバーを使用しています。そのため、サーバークラッシュによる機会損失の心配をする必要はございません。
通常のShopifyに搭載されている機能とは?
Shopify Plusについての理解を深めるために、まずは通常のShopifyプランについて簡単にご説明いたします。
通常のShopifyプランで利用することのできる機能は以下の通りになります。なお、以下の機能はShopify Plusでも利用可能です。
- マルチプラットフォームチャネル
Shopifyでは日本でも多く使用されている以下のチャネルとの連携が可能です。
・Amazon
・Google Shopping
- 在庫管理
在庫管理では、商品の在庫の表示・在庫数の確認などを行うことができます。 - Shopify APPストアの利用
基本の機能としてテンプレートに搭載されていた機能の他に、SEO対策、広告運用、商品レビュー機能などの様々な拡張機能を追加でダウンロードすることのできるアプリストアです。 - 越境ECに対応可能
Shopifyは多言語・他通貨に対応しており、越境ECの構築にも対応しています。 - ストア分析ツール
Shopifyの管理画面では、サイトへのユーザーの流入データと購買データを一括で確認することができます。 - Shopify POSを搭載
Shopify POSを活用して実店舗との連携が可能になることで、オフラインでの商品販売でも在庫管理などを一括で行うことができます。
Shopify Plus でできること【Shopify通常プランとの違い】
通常のShopifyプランと比較して、Shopify Plusのみで利用可能な機能は以下の通りです。
・【BtoBビジネスも】卸売チャネル(Wholesale Channel)
・【受注・在庫表示・顧客管理を自動化】Shopify Flow
・専用アプリ「Launchpad」
・チェックアウトページのカスタマイズ
・1つの契約で10個のストア追加ができる
・Shopify Plusの優先サポート
・複数通貨への対応
・登録ロケーション数を20箇所まで設定可能
・Transporter【データのインポートを可能に】
・Bulk Account Inviter【ストア移行の通知を可能に】
・Googleタグマネージャーの利用が可能になる
専用のAPIの利用とAPIの高速化
Shopifyの通常プランでは、使用できるAPIが制限されていますが、Shopify Plus専用のAPIの使用が可能になります。加えてAPIの容量・速度がが通常のShopifyプランと比べて5倍になります。
下記では主なAPIを紹介します。
・Product Recommendations
このAPIは関連商品をページ内に表示させるものです。ユーザーの購入体験の向上につながります。
・Multipass/single sign-on and user
Shopifyストアを別のストアを同じメールアドレスを利用して行き来可能にさせるAPI です。自社サービスとShopifyで別々のIDとパスワードを毎回別々に入力させる手間をなくします。これによりユーザーは別サイトにあるログイン情報を使用してshopifyストアにログインすることが可能です。
・Gift cards
このAPIではギフトカードコードを作成・編集及び管理を行います。
・Discounts
このAPIはディスカウント(割引)コードのロジックを設定し、チェックアウト時に適用します。
卸売チャネル(Wholesale Channel)【BtoBビジネスも】
卸売事業者向けにBtoBで商品の販売をすることができます。正確には、ユーザーに応じて表示する商品の値段を変えることができる機能です。卸売チャネルでは顧客ごとにパスワードがかかっており、招待された事業者のみがアクセスすることができます。
また、事業者ごとに最低注文数を設定したり、価格を調整することも可能になっています。
Shopify Flow【受注・在庫表示・顧客管理を自動化】
Shopify Plus ではShopify FlowによってEC運営業務の自動化を行うことができます。注文の通知を受け取る商品を指定したり、一定の金額を超える購入があった場合にクーポンを配信するなどの設定をすることができます。
これらは複雑な設定がいらず、100種類近い自動化のテンプレートの中から選ぶだけで設定可能です。テンプレートの組み合わせや細かい修正により、独自のワークフローを設定することもできます。
・ECでの受注管理とは?エクセル・システムのメリットをご紹介!
・最強に役立つ在庫管理とは?!製造業と小売業の在庫管理方法を比べてみました
Shopify Script Editor
任意の条件の割引やプロモーションを行うスクリプトを利用できます。利用可能なのは以下の3つのタイプのスクリプトです。
・項目スクリプト
1つ買うと1つ無料、2つ買うと10%OFFなどのような割引を行うスクリプトです。
・決済スクリプト
決済サービスの変更や非表示、決済方法(デフォルト)の自動選択など決済周りのスクリプトです。
・配送スクリプト
配送方法の名前や価格の変更、非表示などができたり、VIPやサブスクリプションのユーザーの送料無料など配送周りのスクリプトです。
「Launchpad」専用アプリ
Launchpadは、商品の期間限定販売や商品公開の次元設定を行うことが可能なアプリです。販売キャンペーン、商品リリース、またはフラッシュセールを簡単に自動化及びスケジュール設定を行うことができます。
1つの契約で10個のストア追加ができる
Shopify Plus では一つのアカウントで10個までShopify Plusの使用でストアを追加することができます。幅広いジャンル・スタイルに応じたストアの立ち上げが求められるような企業にとっては非常に魅力的な特典です。
チェックアウトページのカスタマイズ
チェックアウトページとはカートの次のページから注文完了ページまでのことを指します。
ユーザーが商品を購入するたびに毎回必ず通るページなので、このページをカスタマイズすることはユーザーの購買体験をより良いものにするために必要不可欠な作業です。このチェックアウトページのカスタマイズは、Shopify Plusでのみ行うことができます。
Shopify Plusの優先サポート
Shopify Plus では、ネットショップ構築・運営にかかわる24時間対応の優先的なサポートをローンチエンジニアから受けることができます。事業戦略に関するアドバイスもShopifyエンジニアから受けることが可能で、機能の多いShopify Plusを使いこなすためのコツを教えてもらうことができます。 また、カード情報セキュリティの国際統一基準であるPCI DSSに準拠した厳重なセキュリティを提供しています。
複数通貨への対応
複数の国で商品を販売する際にGeoIPの設定を利用すれば、ユーザーが商品を購入した座標や国名、都市名などを取得することが可能です。
GeoIPとは、ユーザーのIPアドレスからユーザーのアクセスしている地域を推定するサービスのことを指します。
登録ロケーション数を20箇所まで設定可能
Shopify Plusでは複数倉庫に保管してある同一商品の出荷割り当てが20箇所まで可能になります。
大量販売、実店舗や複数の倉庫で商品管理を行っている事業者に有効な機能です。
Transporter【データのインポートを可能に】
TransporterとはShopify Plusユーザーのみが利用できる機能の1つで、既存のストアからShopifyストアに乗り換える際にデータをインポートする機能です。
具体的には既存ストアから顧客・製品・注文のレコードをShopifyストアへ移行できるので、乗り換えを非常にスムーズに行うことができます。
加えて既存ストアのデータをShopifyに適したCSVに変換することも可能です。
Bulk Account Inviter【ストア移行の通知を可能に】
Bulk Account Inviter は、外部サイトからShopifyにストア以降を行った際に、既存のお客様に「ストア移行の通知」を行うことができる機能です。
細かい通知内容の設定などもすることができるので、ユーザーに合わせた内容の通知を送ることが可能です。
Googleタグマネージャーの利用が可能になる
Googleタグマネージャーとは、Google AnalyticsやAdwardsなどのGoogleが提供しているストアの分析・計測ツールを一括管理できるツールのことです。
Shopify Plusを利用すると、このGoogleマネージャーを無料で導入することが可能になります。
Shopify Plusの利用料金(契約は12カ月~)
Shopify Plusの利用料金はサービスの豊富さと支援対象により、月額2,000ドル~となっています。Shopifyプランで一番上のプレミアムプランが月額299ドルであるため、コストの違いは非常に大きいです。
Shopify Plusの月額料金と、通常のShopifyプランの月額料金の違いは以下の通りです。
Shopify ベーシック |
Shopify スタンダード |
Shopify プレミアム |
Shopify Plus | |
Monthly | 29USD | 79USD | 299USD | 2000USD |
月額料金 | 3200円 | 8500円 | 32500円 | 218000円 |
また、月の売上が80万ドルを超えるモールの場合、月額料金は固定ではなく、従量課金制になります。売上の0.25%が月額料金となります。例えば、月の売上が110万ドルの場合、月額料金は2,750ドルになります。
Shopify Plusでは1アカウントにつき、10ストアまで無料で追加することができます。そして、11ストア目以降は1ストアにつき200ドルの追加料金がかかる設定になっています。
また、Shopify Plusの契約は12か月以上の継続が要件となっているため、最低24,000ドルを利用料として支払う必要があります。
Shopify Plusの決済手数料
Shopify Plusの恩恵の一つとして決済手数料の低さがあります。規模の大きい取引をすればするほど、取引手数料の少しの差は営業利益に影響を与えやすくなります。そこで、決済手数料が他のプランと比べてどれくらい違うのかを下記の表で比較しました。
Shopify ベーシック | Shopify スタンダード | Shopify プレミアム | Shopify Plus | |
国内クレジットカード手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% | 3.15% |
海外クレジットカード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
Shopify ペイメント以外の決済サービスを使用する場合の追加手数料 | 2% | 1% | 0.5% | 0.15% |
Shopify plusパートナー(Partner)とは?
Shopify plusには、「Shopify Plus Partners」という企業とShopifyが結んでいるパートナーシップが存在します。
Shopifyと企業のパートナーシップにはShopify plusパートナーの他に以下の2種類が存在します。
・Shopify Expertsパートナー
これらのパートナーに認定されている会社・個人は、どれもShopifyのECサイト構築・紹介。アプリ開発などを行っています。
Shopify ExpertsパートナーはShopifyパートナーよりも、Shopify plusパートナーはShopify Expertsパートナーよりも上位に位置づけられており、上位になればなるほどよりShopifyに特化した大規模でのサポートやECサイトの構築が可能になります。
特に最上位のパートナーシップであるShopify plus partnersは、ShpifyのECサイト構築やECサイト運営サポートの豊富な実績に加えてShopifyが提示している条件や厳しい審査をクリアした企業にのみ与えられるパートナーシップです。
非常に厳しい審査のため日本ではまだ数社しかShopify plusパートナーに認定されていません。
日本のShopify plus公式パートナー一覧
CREAM株式会社
CREAM株式会社は、人を笑顔にするデジタルプロダクト、サービス、体験のデザインと開発を行うことを目標にECサイト構築のみでなくショップ開店後のECサイト運営コンサルティングまで一括でサポートを行っています。
株式会社トランスコスモス技術研究所
株式会社トランスコスモス技術研究所は、ECサイトの構築はもちろんソフトウェアの研究・開発、サーバーの運用構築など様々な事業を展開しているShopify plusパートナーです。
加えてコンピューターテクノロジーを駆使したECサイトの業務効率化、自動化、利益最大化のコンサルティングを行っています。
株式会社フラクタ
株式会社フラクタは、クライアント企業の「パートナー」ではなく「一員」としてECサイト構築やECサイトのブランディングに携わることを企業理念として掲げているShopify plusパートナーです。
株式会社フラクタでは、ブランディングの領域の中でECサイト構築から運営コンサルティングまでを行うので、ユーザーの購買体験を最大限に引き出すためのショップを開設することが可能になります。
フラッグシップ合同会社
フラッグシップ合同会社は、Shopify plusのエンタープライズECリニューアルに特化し、ECサイトの開発から運用支援までを行っています。
フラッグシップ合同会社の特徴は、クライアント企業での業務の「内製化」をサポートしているという点です。企業内でもノウハウの蓄積ができるような支援を受けることができます。
Shopify Plusパートナーになるための5つの条件
Shopify plusパートナーになるために以下の厳しい5つの条件をクリアした上で、厳しい審査を通過する必要があります。
・あなたのビジネスが、Shopify Plusで世界レベルのソリューションを構築するために必要な技術専門知識と商業知識を備えていること
・あなたのビジネスが、エンドツーエンドのサービスを提供し、いくつもの複雑なソリューションに対応する能力があること
・あなたのビジネスが、成功実績のあるエンタープライズマーチャントの既存のポートフィリオを持っていること
・あなたのビジネスが、コマースにおいてソートリーダーとみなされており、公の市場でも同様に認識されていること
これらの前提条件をクリアしたとしても、すべての企業がShopify plusパートナーになれる訳ではございません。そのため、日本におけるShopify plusパートナーの数は少なく、限られた企業のみがこの資格を得ています。
参照:Shopifyヘルプセンター「Shopify Plusパートナープログラムの資格を得る方法」
Shopify Plusの成功事例5選
利用すると様々な特別機能が使用できるようになるShopify Plusですが、Shopify Plusの利用している企業は実際にどのようにして成功を収めたのでしょうか。
以下では、Shopify Plusの導入によって成功を収めた企業の事例を5選ご紹介いたします。
All birds(オールバーズ)
Allbirdsはアメリカ発のスニーカーブランドです。スニーカーの素材には最高級ウールのメリノウールを利用しており、環境にやさしいサスティナブルな素材利用と履き心地の良さが魅力のブランドです。
Allbirdsは実店舗と自社ECサイトの連携に課題を抱えていましたが、Shopify Plusを導入しShopify POS proを利用することで膨大な量の取引に関するデータの処理を可能にしました。
HEINZ(ハインツ)
HEINZは米国発のケチャップ会社です。日本でも非常にポピュラーなメーカーで、スーパーなどでも目にすることの多い小売事業者です。世界中でも多くのファンを獲得しています。
HEINZはCOVID‐19(新型コロナウイルス)の世界的流行による外出自粛要請から、HEINZの商品を実店舗で購入できない人にリーチするためにECサイトを早急に立ち上げる必要がありました。
このことからShopify Plusを導入してShopify Plusの優先サポートを利用し、ECサイトの7日での構築を行いました。加えて購入者の多いイギリスではどこでも2~3日いないに配送できるような物流関係の整備も達成しました。
Lindt(リンツ)
Lindtはスイス発祥のチョコレートブランドです。
日本でも渋谷に直営店を構えており、世界的で愛されているチョコレート会社です。
LindtもHEINZと同様に新型コロナウイルスの影響により、実店舗以外での販売経路の獲得に課題を抱えていました。特に毎年世界中でチョコレートがよく消費されるイースターの時期に商品の販売ができないのは深刻な問題でした。
このことからLindtはShopify Plusと連携しECサイトの5日での構築を行いました。
工数のかかる物流関係には各地のLindt店舗に顧客が取りに来るスタイル(カーサイドピックアップ)を採用し、Shopify POS Proと連携して整備を整えました。
BOMBAS(ボンバス)
BOMBASはニューヨーク発のソックスブランドです。
BOMBASはShopify Plusの利用前から自社でECサイトを運営しており、多くの売り上げを上げている人気の企業でした。しかし、既存のECサイトがユーザーによる膨大なアクセス・取引に耐え切れずサイト自体がクラッシュしてしまうことが多くありました。
この課題を受けてBOMBASはShopify Plusへの移行を行い、サイトがクラッシュすることのない強く安定感のあるECサイトの構築を達成しました。
加えてShopify Plusにはストア移行通知機能もあるので、既存ECで抱えていた顧客もスムーズに誘導することができ、現在では既存ECのときよりも更に売上を伸ばしています。
Makeup Geek(メイクアップ ギーク)
Makeup Geekは米国発の化粧品ブランドです。
公式のYoutubeで商品紹介を始めたことから人気につき、現在ではコスメ好きのインフルエンサーやプロのメイクアップアーティストからも指示されるようなコスメを販売しています。
Makeup Geekでは売上が伸びていくことからECサイト構築を行おうとしていまたが、化粧品ブランドという独自の世界観を創り上げていくのが重要な業界で、そのコンセプトを壊さない自由度の高いECの構築をしなければならないという課題を抱えていました。
Shopify Plusを導入することによってShopify Plusならではの拡張性を利用した自由度の高さを活用し、Youtubeへの自然な同線によるチュートリアルページの設定を行いました。
Shopify Plusをおすすめする3種類の事業者
Shopify Plusは以下のような事業者の方におすすめです。
複数のストアを持ちたい事業者
Shopify Plusは通常のShopifyプランに比べて月額の利用料がかなり高く設定されています。しかしその分多くの数のストアを様々な用途に合わせて構築・管理することができるので越境ECやBtoBサイト、通常の国内サイトなど複数のストアを開設したい方におすすめです。
拡張性のあるストアを持ちたい事業者
Shopify Plusの魅力の1つに、自社ECのような拡張性を実現できるという点があります。通常自社のECサイトをフルスクラッチで構築しようとすると、莫大な費用と工数がかかってしまいますが、Shopify Plusでなら低コストで独自の自社ECの開発が可能です。加えてECサイト構築後のカスタマイズも簡単に低コストで行うことができるので、Shopify Plusでなら自社の世界観を守りつつ低コストでストアを開設することができます。
取引量の多い事業者
Shopify Plusは月々の利用料が高い代わりに決済手数料は低く設定してあります。そのためストアでしっかりと売上が出ていて月々の手数料が100万円を超える場合にはShopify Plusを利用した方が通常のShopifyプランを利用するよりもお得な場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はShopify Plus についてその特典や機能、月額料金を紹介させていただきました。月額料金などのコストはかかりますが、大規模なEC運営を行っていく企業にとっては非常に魅力的なサービスです。既存のEC運営プランでは機能不足だと感じている方は、プランの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。
新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。
EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。
現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。