Last Updated on 1月 18, 2022 by art-trading
たとえ魅力的な商品を開発したとしても自社のECサイトに集客できなければ、売り上げを伸ばすことはできません。そこで本記事ではshopifyでおすすめの集客アプリや集客方法、クラウドファンディング後に選ばれている理由なども含めてご紹介いたします。
Contents
- 1 Shopifyは集客力が強み?Shopifyが選ばれている理由
- 2 Shopifyにおける集客で「得意なこと」「不得意なこと」とは?
- 3 集客においてShopifyが不得意なこと
- 4 集客においてShopifyが得意なこと
- 5 Shopifyを利用する際のおすすめのクラウドファンディングサイト
- 6 Shopifyで売れない理由とは?
- 7 Shopifyを分析して集客につなげましょう
- 8 【Shopifyの集客方法】予算を使って宣伝する
- 9 集客におすすめのShopifyアプリ6選をご紹介!
- 10 予算を使わずに宣伝する集客方法
- 11 【Shopifyの集客方法】クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで拡散し、宣伝する
- 12 クラウドファンディング後にShopifyを利用するビジネスモデル
- 13 クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで販売した事例
- 14 クラウドファンディングとは
- 15 クラウドファンディングの種類とは?
- 16 クラウドファンディングのメリット
- 17 クラウドファンディングのデメリット
- 18 Shopifyのクラウドファンディングアプリとは?
- 19 クラウドファンディングの厳しい実態とは?
- 20 クラウドファンディングに大手メーカーも参入する理由
- 21 海外の製品はクラウドファンディングに向いている?
- 22 まとめ
- 23 ECサイト制作ならアートトレーディング
Shopifyは集客力が強み?Shopifyが選ばれている理由
クラウドファンディング後のビジネスモデルとしてあげられる自社ECサイト・モール型ECサイトにはそれぞれにメリットとデメリットの両方が存在することがわかりました。
Shopifyは自社ECサイトであるため自社ECサイトのメリットはそのままに、自社ECサイトのデメリットである集客が難しいというデメリットを解消することができます。その方法がShopifyでネットショップを開店をし、Shopifyのブログ機能を併せて用いることです。
Shopifyはシンプルで必要最低限な機能のみの搭載ですが、高いデザイン性があります。これにより専門的な知識がなくとも、簡単に自社のブランドマネジメントを行うことができます。そして、Shopifyのブログ機能では併せて用いることでサイトの規模拡大ができ、SEO対策により露出を増やすことができるようになるため集客力の向上も見込めます。
自社のブランディングに専門的な知識が必要ないこと、連携したアプリを利用することで集客力の向上が見込めることがShopifyが選択される理由です。
Shopifyにおける集客で「得意なこと」「不得意なこと」とは?
Shopifyを利用すると、自社ECサイト・モール型ECサイトのメリットの両方を備えたECサイトの構築が可能になります。Shopifyを利用する大きな魅力の1つに「集客力」というものがありますが、集客のなかでもShopifyにとって得意なことと不得意なことが存在します。
Shopifyが集客において「得意なこと」「不得意なこと」をしっかりと把握しておくことでより効果的なECサイトの運用が可能になります。
そこで以下ではShopifyの集客面での得意不得意をそれぞれご紹介していきます。
集客においてShopifyが不得意なこと
集客においてShopifyが不得意としていることは以下の2点です。
・日本に特化した集客方法
・タグ・リンクの埋め込みが面倒
日本に特化した集客方法
Shopifyは世界最大のECプラットフォームなので、こちらを利用することによって海外でも十分にECサイトを運用していくことができます。
しかし日本という固有の市場に着目すると、Shopifyで利用することのできる機能は日本に特化しているとは言い難い内容となっています。なぜならShopifyでは日本特有の「LINE活用」や日本のASP(アフェリエイトプロバイダー)を活用したアフィリエイト施策などと連携できる機能は存在しないからです。
そのため日本の市場に適した販売施策を打ち出すことはShopify が不得意としている集客方法の1つです。
タグの埋め込みが難しい
ECサイトの集客において欠かせないのがタグの設置です。タグページを設置することによって、顧客による自然検索経路での集客が可能になります。
もちろんShopifyでもこのタグページは重要な役割を担っているため、ECサイト構築の際には必ず設置する必要があります。
しかし自社ECサイトの場合、タグページは自身で設置するか外注する必要があります。タグページの設置にはプログラミングの専門的な知識が必要となりますが、外注をすると費用が掛かってしまいます。
タグの埋め込みは自社のECサイトならば自社で解決しなければならない問題ですが、Shopifyも例外ではないので集客方法を考える際には予めタグの設置をどうするか費用面も含めて計画を立てておく必要があります。
集客においてShopifyが得意なこと
集客においてShopifyが得意としていることは以下の2点です。
・海外でも一般的な集客方法
・既存顧客のECサイトへの囲い込み
海外でも一般的な集客方法
Shopifyは日本に特化したSNSと連携しての集客を不得意としている代わりに、Google広告、Facebook広告、Instagram連携などの海外でもメジャーな方法での集客は得意としています。
専用のアプリをインストールするだけで簡単にこれらの集客方法を導入することができます。FacebookやInstagramと連携するための専用のアプリについては後ほど詳しくご紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください。
既存顧客のECサイトへの囲い込み
Shopifyは、既にSNSで抱えているファンや実店舗での既存顧客のECサイトへの囲い込みを得意としています。
Shopifyは自社ECサイトのため、すでに作り上げられている企業のブランドイメージを崩すことなく絹雄政と実用性を備えたECサイトを構築することが可能です。
特に企業で使用していた方法がインスタグラムやFacebookなど、海外発のメジャーなSNSの場合Shopifyの強みを大いに活かし集客を行うことができます。
Shopifyを利用する際のおすすめのクラウドファンディングサイト
Shopifyで自社ECサイトの構成を考えている方におすすめのクラウドファンディングサイトを2点ご紹介いたします。
おすすめのクラウドファンディングサイト①Crowdfunder(Shopifyアプリ)
CrowdfunderはShopify app storeでインストールすることができるShopifyアプリです。このアプリではShopifyの自社サイト上でクラウドファンディングを行うことができます。サイト利用者が直接支援者になることができるためShopifyを利用して自社ECサイトを構築する場合には手間がかからないためおすすめです。
おすすめのクラウドファンディングサイト②Kickstarter
Kickstarterは2017年から日本語に対応し、正式なサービスが開始されました。Kickstarterはクラウドファンディングに特化したサイトで、そのサイト規模は大きく他のサイトに比べて支援者が多く資金が集まりやすいことが特徴です。
Shopifyと連携したサービスを提供しているためKickstarterからShopifyへの移行もスムーズに行うことができます。
Shopifyで売れない理由とは?
Shopifyでネットショップを開店したからと言ってすぐに商品が売れるわけではありません。そして、時間が経てば売れるだろうと何も行動を起こさなければ商品は売れないままです。
Shopifyで売れない場合は「ネットショップに購入者が来ていない」ということが考えられます。作成したばかりのネットショップでは知名度は低く、集客力は小さいです。継続顧客もいないため新規顧客を獲得しなくてはなりません。まずはShopifyのネットショップにアクセスをしてもらえるように集客方法を考える必要があります。
Shopifyを分析して集客につなげましょう
自社に最適な集客方法を打ち出すためにはまず、自社のECサイトの現状を把握する必要があります。
そのために欠かせないのが顧客が購入に至るまでのデータを集めて分析することです。
そこで以下では、Shopifyで構築したECサイトを含めネットショップで利用することのできる分析方法をご紹介いたします。
Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスとはGoogleから提供されている高機能なアクセス解析ツールで、無料で利用することができます。
Googleアナリティクスを利用することによって、ネットショップへの訪問者の数や訪問者の年齢・性別、サイトにたどり着くまでの流入経路などの情報を調べ、分析をすることができます。
これによって広告の効果を調べ、どの流入経路からの顧客が多いのかを把握することでより効果的な集客方法を導き出すことができます。
Googleサーチコンソール
GoogleサーチコンソールはGoogleから提供されている解析ツールで、Googleアナリティクスと併用することでより詳細な分析が可能になります。
Googleサーチコンソールでは、Googleで検索されたキーワード、表示回数やクリック回数、平均順位などを調べて「「売れない理由」を分析することができます。
このことによって集客の問題点と改善策を明確にすることができます。
Shopifyのストア分析
Shopifyを利用してECサイトの運用を行う場合、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを導入しなくてもShopify独自のアクセス解析ツールを利用することができます。
管理画面にある「ストアの分析」の画面を開くと、広告を打った前後のパフォーマンスの比較やチャネルごとの売り上げの分析などを行うことができます。
【Shopifyの集客方法】予算を使って宣伝する
予算を使って宣伝をする方法として有料広告を利用する方法があります。有料広告を利用する方法は集客効果に即効性があるため短期間で成果を出したい場合に利用しましょう。
・アフィリエイト広告
・SNS広告
予算を使う集客①Google広告などのリスティング広告
検索エンジンでユーザーの検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告の形式です。検索キーワードに関連した広告を表示するため購買意欲が高い購入者に直接広告を表示することができるため購入につながりやすいことや、比較的安価で広告の掲載ができることがメリットとしてあります。
しかし、リスティング広告はテキストのみの広告になるため視覚での訴求ができないことや検索キーワードに対して関連した広告を掲載するため競合他社との競争が激しくなることがデメリットになります。
予算を使う集客②アフィリエイト広告
アフィリエイターと呼ばれる媒体主が自身のメディアで広告主の商品やサービスを紹介する広告形式です。アフィリエイト広告は媒体主から商品やサービスが購入された際に広告報酬を支払うため費用対効果が高いことや、アフィリエイターに紹介してもらうため認知拡大、さらに初期費用が少額です。
しかし、広告主はASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれる仲介業者を利用してアフィリエイターに依頼をするため購買数が0だった場合にもASPの利用料を支払わなくてはなりません。また、意図せずブランドイメージを損なうサイトに掲載されてしまうことがあるため注意が必要です。
Shopify app storeからインストールできる「Shopifyアフィリエイト連携」を使えばそのような心配が必要ありません。元々Shopifyではアフィリエイトプログラムを導入するハードルが高く、高い専門的な知識が必要でした。しかし、Shopifyアフィリエイト連携はアプリの中で設定から審査までが完結しているため専門的な知識が必要なく気軽に導入することができます。
また、Shopifyアフィリエイト連携ではASPを一括で管理しているため高いトラッキング精度があります。そのためブランドイメージを損なうサイトに掲載される心配なくアフィリエイト広告を利用することができます。
予算を使う集客方法③ネットショップのSNS広告
TwitterやFacebookのようなSNS(SocialNetworkingService)に広告を掲載し商品やサービスの紹介をする広告の形式です。SNS広告の場合ユーザーの登録情報によって表示する広告の決定を行います。そのためターゲティングを詳細に行うことができます。また、SNSを利用しているユーザーに広告を掲載するため潜在顧客に広告を表示できるといったメリットがあります。
しかし、SNSである以上炎上の恐れや、より多くのユーザーに目にしてもらうことを気にするあまり商品やサービスとは関係のない内容を発信してしまい、商品や製品の紹介が疎かになってしまうといったデメリットがあります。
予算を使う集客方法④ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はネットユーザーの興味関心に合わせて、そのユーザーが特定のブログやニュースサイトを見ているときにそのサイトに関連する広告を表示する仕組みです。
ユーザーにとってはその時にちょうど興味を持っていた項目に関する広告が目の前に表示されるので、ユーザーがその広告をクリックする確率が高まります。
加えてディスプレイ広告には、テキストだけでなく画像や動画を表示させながら商品のイメージを的確に伝えることができるという特徴があります。自社のECサイトのターゲットを的確に把握し、ディスプレイ広告を表示するWEBサイトを的確に選定することで集客を成功させることができます。
予算を使う集客方法⑤リマーケティング広告
リマーケティング広告とは、「顧客になりそうな人」を対象に広告を配信する仕組みの広告のことです。この「顧客になそうな人」とは、過去にも自社のECサイトを訪れたことがある人たちのことを指します。
広告の掲載場所はWEBサイトやアプリ、動画サイトなど多岐にわたります。
リマーケティング広告を導入することで、過去の自社ECサイトの訪問では何も購入せずに去ってしまった人たちが過去に閲覧した商品を再度表示したり、閲覧履歴からおすすめ商品を表示したりすることが可能になります。
見込み顧客の1人1人に合わせた広告をタイミングよく表示し、見込み顧客が他者へと流れるのを防ぐことができます。
予算を使う集客方法④集客に役立つアプリを利用する
Shopifyアプリの中の売上分析アプリなどを利用することでより効果的な集客に関する施策を打ち出すことができます。
このような機能を実装することによって、マーケティングの促進や商品ページのSEO対策などを簡単に行うことができるようになります。
集客におすすめのShopifyアプリ6選をご紹介!
Shopifyでの集客におすすめのShopifyアプリは以下の6つです。ここではそれぞれのアプリの特徴について詳しくご説明いたします。
・SEO manager
・Point of Sale
・google channel
・Facebook channel
・アフィリエイト連携
Yotpo
Yoptoは、商品レビューやInstagramなどに投稿された商品に関する写真を収集し、UGCマーケティングを促進するアプリです。UGCとは、一般消費者によってつくられたコンテンツのことを指します。具体的には、SNSやブログで発信される商品の口コミやレビューなどが該当します。
適切なUGCマーケティングを行いユーザーの口コミや商品に関する投稿の促進ができれば、新規顧客が商品の購入を検討する機会を増やすことができます。
Yoptoの導入によって、ECサイト内商品購入ページでのカスタマーレビューの依頼から、オンラインショップでの商品レビューの表示までを行うことができます。
SEO manager
SEO managerは数あるSEO対策向けのShopifyアプリの中でも、トップクラスのインストール数を誇る人気の集客アプリです。
SEO managerの主な機能は以下の6つです。
・キーワード選定
・ページスピード最適化
・構造化データマークアップ
・モバイルフレンドリーチェック
・メタ・ディスクリプションの最適化
・エラーページの抽出
Point of Sale
Point of SaleはECサイトの他にも実店舗がある企業向けのShopifyアプリで、ECサイトと実店舗のレジを連携することができます。
商品が購入されると自動でオンラインショップから飼われた分の商品在庫が差し引きされ、利益高が計上されます。
google channel
google channelでは、Googleショッピングへの商品掲載を可能にするShopifyアプリです。
リマーケティング機能も搭載されているため、見込み顧客に的確にリーチして効率的に集客を行うことが可能です。
また無料のリスティング広告機能を使用すれば、更に多くの人へ商品のプロモーションを行うことができます。
さらに有料広告枠のスマートショッピングキャンペーン機能を利用すれば、Googleディスプレイネットワークを介して買い物客にリーチ氏、さらなる集客効果を狙うことが可能になります。
Facebook channel
Facebook channelは、Instagramのショッピング機能との連携や、Facebookへの商品掲載の機能を備えたShopifyの集客アプリです。
シンプルな操作のみで簡単にInstagram・Facebookと自社ECサイトとの連携が可能になります。
InstagramとFacebookは日本でもユーザー数の多い人気のアプリです。これらのアプリと連携することでアプリを利用する多くの人へリーチし、ECサイトの認知をかくだいすることができます。
アフィリエイト連携
アフィリエイト連携は、その名の通りアフィリエイト広告との連携を可能にするShopifyアプリです。
アフィリエイト広告とは成功報酬型広告のことを指しますが、この広告の導入はECサイト構築後、売り上げをあげていく上で必ず必要となる集客施策の1つです。
新規顧客の効率的な獲得が可能になり、成功報酬型なので売り上げが赤字になることを心配せずに安心して導入することができます。
予算を使わずに宣伝する集客方法
予算を使わずに宣伝する方法をご紹介いたします。予算を使わない場合には時間をかけて集客をする必要があります。そのため長期的に集客をすることができるのであれば低予算での集客が見込めます。
・SEO対策
・SNS運営
予算を使わない集客①ブログ
予算を使わない宣伝の中で最もメジャー集客方法がブログを書くことです。商品やサービスの紹介だけでなく、関連したキーワードの役立つ知識や情報を解説していくコラムを長期的かつ定期的に掲載することで認知拡大につながり集客効果が得られます。
ブログの開設などの費用は最少額では0円から行うことができるため予算を使わない宣伝方法として有効です。Shopifyのブログ機能を利用し作成することが効果的です。
しかし、長期的かつ定期的に更新をしてなくてはならない手間や結果が出るまでのタイムラグがあります。
予算を使わない集客②SEO対策
SEO対策とは検索結果の上位に表示させるために行う事で、「SearchEngineOptimization」の略です。検索エンジン最適化と訳される通り、検索結果で上位に表示されるための方法であり、ブログを集客方法として利用する際に併用することでより大きな集客効果が見込めます。SEO対策は「いかにユーザーのことを考えられたページか」ということが重要視されます。コンテンツの質を上げること、質の高いコンテンツからリンクが設定されていることが大きく上げられます。また、自社の商品やサービスを紹介していくことでブランドマネジメントを行うことができます。
しかし、こちらもブログと同様に結果が得られるまでにタイムラグが生じてしまいます。
予算を使わない集客③SNS運営
自社のアカウントを作成し、商品やサービスの情報を紹介やShopifyで作成した自社サイトへのリンクを設定することで認知拡大が見込めます。また顧客となるユーザーと接点を作ることができるため直接顧客の声を取り入れることができます。
しかし、SNSは炎上する恐れがあるため発信する内容には注意をしましょう。
Shopifyの場合にはFacebookとInstagramと簡単にSNS連携を行うことができます。またShopifyは新たにTikTokとの連携を発表したため自社の商品とマッチしたSNSを利用することでより高い集客効果を得ることができます。
【Shopifyの集客方法】クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで拡散し、宣伝する
Shopifyで開店したネットショップを運営するにあたって集客方法は考えなくてはなりません。そこで商品を拡散させて宣伝する方法を予算を使う場合と使わない場合の2つのご紹介いたします。予算に合わせて方法を選択して効果的な集客を行いましょう。
クラウドファンディング後にShopifyを利用するビジネスモデル
クラウドファンディングを行い、資金調達が成功した商品を販売する方法は大きく分けて2つ存在します。それぞれのメリットやデメリットをご紹介した後に、Shopifyが選ばれている理由をご説明いたします。
クラウドファンディング後のビジネスモデル①モール型ECサイトに出店
amazonや楽天市場といったモール型ECサイト出店し販売を行う方法があります。モール型ECサイトとは現実におけるショッピングモールのように多数のブランドが小売店を出店しているECサイトのことです。
・信頼度が高い
・出店が簡単
モール型ECサイトは利用者数が非常に多いです。2020年4月の利用者数はamazonが5253万人、楽天市場では5138万人と発表されました。そのため集客力が非常に大きく、出店をすれば商品を買ってもらえる可能性があります。
また、モール型ECサイトは「amazon」「楽天市場」といったようにサイト自体のブランド力が高く、利用者が安心して利用することができます。そのため出店しているショップに対しても信頼度が高くなります。
・利用者のデータを入手できない
・出店料や手数料がかかる
モール型ECサイトでは一律の販売プラットフォームが存在しているため、規約の中でショップのブランドマネジメントを行わなくてはなりません。また、利用者のデータが入手できないためターゲットを絞ったマーケティングも難しくなります。
ブランドマネジメントを行ったとしても利用者からは「amazon」や「楽天市場」で購入したとショップが認知をされずに売買が行われる場合があります。ブランド力を借りての販売ということで手数料や月額の出店料のように商品とは関係のない出費が必要になります。
クラウドファンディング後のビジネスモデル②自社ECサイトで販売
Shopifyなどの自社ECサイトを作成しての出店を行う方法です。自社ECサイトは一昔前ではサイトの構築を0から行わなくてはなりませんでしたが、現在では「Shopify構築サービス」のようなECサイトを構築するサービスがありますので専門的な知識が必要なく自社ECサイトを作成することができるようになりました。
・利用者に的を絞ったマーケティングがしやすい
・利益率が高い
自社ECサイトの最も大きなメリットはブランドマネジメントがしやすい点です。サイトの個性だけでなく、独自のドメインを用いる事で利用者にブランドを覚えてもらうことができます。利用者のデータを入手できるため利用者層の把握も可能で、購入者層を把握することでリピート率の上昇が見込めます。そして、自社ECサイトであれば手数料や出店料がかからないため利益率が高くなります。
・自由度が高いため運営センスが問われる
・成果が出るまでにタイムラグがある
モール型ECサイトとの一番の違いであり、自社ECサイトの最大のデメリットは集客が難しいことです。どんなに利益率が高くとも利用者がいなければ利益は得られません。そのため、集客を行うための専門家の知識が必要になります。また、ブランドマネジメントを行うためにはサイトの自由度を活かす必要があります。自由度をしっかり活かせるセンスが問われます。
このように自社ECサイトのハードルは高いですが、ブランドマネジメントやサイトの改善は欠かせません。また、その成果が出るまでには時間がかかります。戦略と目標をしっかりと立て主体的に運営することが必要になります。
クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで販売した事例
株式会社Growでは2017年4月から2018年11月までに69件のクラウドファンディングを成功させ、支援総額は約4億195万円となっています。株式会社Growは輸入専門商社で、クラウドファンディングを用いて資金調達や予約販売でテストマーケティングを行っています。アメリカ発のフィットネス器具「BODYBOSS」を販売する際にクラウドファンディングを利用し、資金調達を行った後にShopifyを利用して販売を行っています。Shopifyは細かなデザイン変更やデータ分析を行えるため利用しているそうです。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとはインターネット上で自身の夢や行っている活動をプロジェクト化し、支援者から活動資金を提供してもらう新しいタイプの資金調達方法です。従来の資金調達方法は「少ない出資者から多額を調達する」という形式でしたが、クラウドファンディングでは「多数の出資者から少額ずつ調達する」という形式となっているため柔軟な資金調達が可能となりました。
クラウドファンディングの種類とは?
一口にクラウドファンディングといっても、その目的によってその種類は異なります。
クラウドファンディングの代表的なものは以下の3種類です。
・寄付型
・購入型
クラウドファンディングのメリット
購入型クラウドファンディングを行う最大のメリットとして、Shopifyへの出店前に市場調査を行うことができるという点があげられます。
クラウドファンディングへの出資のリターンをShopifyで発売予定の商品に設定しクラウドファンディングを行うことで、その商品の実際の市場価値を見極めることができます。
クラウドファンディングでは出資者は自ら対価を支払って支援をするため、ある商品がリターンとして設定されているクラウドファンディングへの支援額がそのままその商品の市場性を表す1つの指標になります。
加えてこのように発売前の商品の「先行販売」という形でクラウドファンディングを行うことによって、「どのような人たちがこの商品を購入してくれるのか」という問いに対しての明確な答えを得ることもできます。
クラウドファンディングのデメリット
購入型に限らずクラウドファンディング全般のデメリットとしてあげることができるのが、目標金額を達成することができない可能性があるという点です。
クラウドファンディングを始めるまでには、プロジェクトページを作成するための自己紹介文や、動画などの用意も必要不可欠です。
万が一目標が達成できなかった場合には、クラウドファンディングを行うまでにかかった費用や時間も無駄になってしまいます。
そのためこのような事態に陥らないように、事前に入念な計画を立てて確実に目標金額を達成できるように見通しを立てることが必要です。
Shopifyのクラウドファンディングアプリとは?
購入型クラウドファンディングを実施する1つの手段として、Shopifyで構築した自社ECサイトを行うというものがあります。
Shopifyアプリのクラウドファンディング機能のあるものを使用することでECサイトに簡単に実装することができます。
Shopifyアプリを活用してクラウドファンディングを行うことによって、通常のクラウドファンディングであれば必ず必要となってくるプラットフォームへ多額の費用を支払うことなく簡単にクラウドファンディングを行うことができます。
クラウドファンディングの厳しい実態とは?
クラウドファンディングには「All or Nothing型」と「All in型」というものが存在します。
「All or Nothing型」とは、プロジェクトが掲げた目標金額に達成すれば商品を開発するが、目標金額を達成できなければ商品の開発は全くせず、加えて支援者に支援額を全額返金するという方式のクラウドファンディングのことです。
一方で「All in型」では、目標金額の達成の是非にかかわらずプロジェクトが動きます。
近年では、こちらの「All in型」が主流となってきています。
「All or Nothing型」の厳格な手法でのクラウドファンディングに比べ、「All in型」のクラウドファンディングは最初の目標金額も低く設定されます。加えて購入型クラウドファンディングで実施されることが多いため、従来のクラウドファンディングの「寄付」という要素よりは新商品などの「応援購入」という側面が強くなってきています。
このような変化はクラウドファンディングへの垣根を低くし、誰でも簡単にクラウドファンディングを実施できるようになるというメリットをもたらします。
しかし様々な商品がクラウドファンディングとして出店される分、商品に求められる独自性が高くなります。
依然としてクラウドファンディングの成功までの道のりは厳しいものであると言われています。
そこで以下では、購入型クラウドファンディングで成功するためのおすすめの商品をご紹介していきます。
特定の商品
クラウドファンディングと相性の良い商品の一例として、何か特定の商品を絞ってクラウドファンディングを実施するということがあげられます。
なぜなら支援者は出店者の幅広いアイデアという無形のものではなく、ある特定の商品という有形のアイテムをサポートしたいという思いが強いためです。
差別化を図る
クラウドファンディングと相性のいい商品の一例として、他社とは異なる独自性のある商品というものがあげられます。
差別化が図られた個性の感じられる商品は、支援者を惹きつけるだけでなくその商品自体に話題性を付与することもできます。
クラウドファンディングに大手メーカーも参入する理由
近年では「All in型」の購入型クラウドファンディングを活用する大手メーカーが続々と増えています。このような傾向の背景には、「発売前の商品の市場調査えおおこなうことができる」という購入型クラウドファンディングのメリットが存在します。
加えて発売前の商品を「クラウドファンディング」という話題性のある方法で、一般販売時の想定価格よりも10%ほど割安な価格で手に入れられることから、新製品情報に敏感な消費者の層に向けて一般販売前にアピールして話題の拡散を狙うこともできます。
海外の製品はクラウドファンディングに向いている?
海外からの輸入品はクラウドファンディングに比較的向いている商品としてあげることができます。
なぜなら「通常ならばわざわざ海外まで行かないと手に入らない」という独自性を持った商品をぜひ手に入れてみたい、支援してみたいと感じる支援者は多いためです。
まとめ
クラウドファンディングを利用することで事業の幅は大きく広がります。ネットショップを出店する際にはShopifyを用いて、ブログ機能でモール型ECサイトでは難しいブランドマネジメントを行い、個人ECサイトだけではできない集客方法を利用するなど、効果的な拡散や宣伝方法を用いてしっかり商品やサービスを販売しましょう。
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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。
EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。
現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。