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EC・WEBサイトのリニューアルや運営コンサルティングからEC物流サポートまで、アートトレーディング株式会社が幅広くお手伝いします。

MakeShop(メイクショップ)とは?費用から事例まで、徹底解説します

近年、多数の企業がネットショップ開設に乗り出しています。皆さんは国内で高い知名度を誇り、豊富な機能やカスタマイズ性が支持を得ているショップングカートプラットフォーム「MakeShop」をご存知でしょうか?

今回は「MakeShop」のメリットやデメリット、料金体系や充実した機能について詳しくご紹介していきます。「MakeShop」導入を検討している企業の方は是非参考にしてみてください!

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

MakeShopとは?

MakeShopとは、東京都渋谷区に本社を持つGMOメイクショップ株式会社により運営されている国内で高い知名度を誇るASPショッピングカートサービスです。導入実績2万2千店舗以上・ネットショップASPサービスの流通額1700億超え・店舗会員数4000万人と、国内最大規模の実績を有しています。豊富な機能や売れるショップにするための集客力等から多数の企業から評判を得ているショッピングカートです。

MakeShopのメリット

業界トップクラス!651の豊富な機能

MakeShopでは、現在651もの豊富な機能が搭載されていて、作成から運営、集客までをワンストップで運用することができます。サイト作成機能だけでなく、売れるショップにするための機能が多数搭載されています。具体的には、Googleアナリティクスタグやリスティング広告タグの設置、会員登録後の自動返信メール機能、在庫数を見やすく表にまとめた在庫マトリクス表示機能といったユーザーの利便性を向上し売上アップに繋げる機能があります。また、会員専用のログイン制限やポイント付与設定といった会員制ネットショップやB2B向けネットショップへの対応を可能にしたオプション機能も搭載されていて、あらゆるニーズに対応可能となっています。

自由度の高いカスタマイズ可能

詳細までレイアウト可能なデザインテンプレートが173種あるだけでなく、HTMLやCSSを使用して独自ページが1万字まで作成可能といった、オリジナルのデザインを作成できるカスタマイズテンプレートが用意されています。テンプレートを使用するだけでも充分ショップとしては成り立ちますが、やはり他サイトの差別化を図り売上アップに繋げるために、デザインを自由にカスタマイズしていくことをおすすめします。自社オリジナルのネットショップを開設したい方、将来的に大規模なネットショップ運営を行いたい方へのメリットが大きいサービスとなっています。

サポート機能の充実

機能やデザイン面だけでなく、サポート面も充実しているのがMakeShopの特徴です。新規ネットショップ立ち上げの方や、ネットショップ運営や売上等に悩みを抱える方に向けて無料でプロのECアドバイザーからサポートを受けることができます。電話・メール・オンライン掲示板・業界初のデザイン掲示版といった様々なサポート体制が整備されています。豊富な機能があるけれどどれを使えばいいかわからないという方やネットショップ開設が初めてで設定方法がわからないといった初心者の方でも安心してMakeShopを利用することができます。

売れるショップにするための集客力

MakeShopでは確実に売れるショップにするための集客機能に特化していて、集客サービス利用者の平均売上が136%向上するという実績を保有しています。集客サービスには無料のものと有料のものがあり、無料サービスはSEO対策、SNS運用、ブログ活用、有料サービスは広告が顧客を追客するリターゲティング広告、バナー広告などの外部媒体広告、アフィリエイト等が用意されています。せっかくこだわりのネットショップを開設してもお客様に知られなければ意味がありません。「売れるショップ」にするために積極的に集客サービスを利用しましょう。

MakeShopのデメリット

他プラットフォームと比較すると固定費が高め

MakeShopでは高機能が豊富に搭載されている分、他プラットフォームと比較すると固定費が高めに設定されています。MakeShopのベーシックなプランであるプレミアムプランが初期費用1万円+月額費用1万円であるのに対し、同GMOグループが展開している「カラーミーショップ」では初期費用3240円+月額900円となっています。コスト面だけを注目すると高めに設定されていますが、その分豊富な機能や品質の高いサポートを受けることができます。

システムが充実している分スキルやノウハウが必要

MakeShopでは651もの豊富な機能や173種のデザインテンプレートが用意されていて、独自にカスタマイズを行いオリジナルのネットショップを作成することが可能になっています。独自デザインを作成する場合にはHTMLデータを入力する必要があり、HTMLのスキルがない方にはハードルの高い作業となります。また、ネットショップ作成のノウハウがないと豊富な機能を使いこなせないといった問題が発生する場合があります。操作に慣れることで解決することもありますが、場合によってはプロに外部委託するなどの方法もあります。

MakeShopの料金体系

MakeShopではプレミアムプランとエンタープライズプランの2つの料金プランが用意されていて、売上手数料は一切かかりません。売上手数料が0円であるため、利益幅を大きくしたい方やモールと併用して運用したい方におすすめとなります。無料体験プランを実施している場合があるため、気になる方は是非無料体験を利用してみてください。

プレミアムショッププラン

初期費用10,000円(税抜)
月額費用10,000円(長期契約の場合最大30%OFFで7,000円)
商品数10,000
売れるネットショップにするための機能が網羅されています。100万円以上売りたい方におすすめのプランです。テンプレートだけでなく独自デザインのカスタマイズも可能になっています。

MakeShopエンタープライズプラン

初期費用100,000円(税抜)~
月額費用50,000円(税抜)~
商品数50,000
大規模ショップ向けのプランです。プレミアムショッププランにシステムカスタマイズや無制限のメルマガ機能、専任カスタマーサポート等の機能が追加されています。業界最高スペックの大容量サーバーやショップ専任のカスタマーサポートといった大規模ショップでも安心して利用できるサポート機能が搭載されています。

MakeShopの主な機能

651もの豊富な機能が搭載されているMakeShopですが、その中の主な機能をご紹介していきます。

B2Bショップ機能

会員登録機能や取引業者ごとに割引機能を設定するなど本格的にB2B向けにネットショップを開設したい方に向けた機能が充実しています。

会員紹介機能

複数ショップの会員情報をまとめて連携することができます。販売促進に有効活用可能になります。

スマートフォン対応機能

初心者から上級者まで幅広いニーズに対応したスマートフォン向けサイトを作成することができます。

アフィリエイト連携

成果報酬型のアフィリエイト機能で、費用をかけるリスクを負うことなく効果を出すことができます。業界最大級である37のネットワークを保有しています。

URL自由設定機能

ショップ移行の際に、SEO施策ページの効果を落とさず引き継ぐことができます。型番や商品名が含まれたURLを設定した場合、検索結果にヒットする確率が高まります。

SEO一括設定機能

集客に必要なSEO設定を一括で設定し、全ページに反映することができます。

高機能メール配信

会員登録数無制限、月間最大50万通メール配信可能となっています。集客した会員を性別、ポイント別、地域別、購入履歴などでグループ分け可能となっていて細かくターゲティングしたアプローチが可能になっています。

チェック履歴レコメンド機能

最近閲覧した商品を表示する機能です。一度見た商品を印象付ける効果があります。

1分でできる!MakeShop導入の流れ

ユーザー登録

1分でできる簡単なユーザー登録を行います。氏名や事業形態、電話番号、メールアドレス等の登録が完了したら無料お試し期間が開始されます。お試し期間にはプレミアムプランと同様の機能を全て使用することができます。本契約をするまで料金が発生することはありません。

無料お試し

ショップ構築を無料で試すことができます。商品登録やショップ設定、デザインテンプレートを選択し、ショップを構築していきましょう。無料期間でもプロからのアドバイスを受けることができるため、機能や集客に関して疑問がある場合は積極的にアドバイザーに質問しましょう。

本契約

無料お試し期間が終了し、契約を続ける場合は本契約に移行します。無料期間に本契約の申込をしても無料期間終了後に本契約開始となります。お試し期間に作成したショップは継続されるため引き続き疑問点がある場合はカスタマーサポートを利用しましょう。

MakeShopの事例

具体的なMakeShopの成功事例をピックアップしてご紹介していきます。数々の誰もが知るネットショップの作成を手掛けていることがわかります。

「エリエール」で有名な大王製紙株式会社

エリエールで有名な大王製紙株式会社の販売サイト「エリエールオンラインショップ」はMakeShopを使用して作成されました。ベビー用紙おむつブランド「グ~ン」や大人用紙おむつ「アテント」等、既に知名度の高い商品の販売を目的として作成されました。

全年齢をターゲットとして構築されているため、訪問者に安心感を与えるデザインが適用されています。ショップのドメインは自由に設定可能であるため、ホームページを構えている大王製紙株式会社の場合、サブドメインをショップアドレスに採用しています。

大塚家具

高級家具販売店で知名度の高い大塚家具のオンラインショップもMakeShopを使用して作成されています。多くの商品を取り扱う大塚家具では、MakeShopの大規模サイトでも対応可能な点を活かして構築されています。また、トップページはWordPressで作成されていて、ショッピングページのみMakeShopでの作成となっていて、既存のサイトにネットショップを入れ込むことができる他プラットフォームにはないMakeShopの強みが活かされています。

買えるAbemaTV

サイバーエージェントが運営しているAbemaTV内で紹介された商品を購入することのできる販売サイトです。注目度の高い商品が販売された際にサーバーに負荷がかかるため、サーバー事業も手掛けるGMOグループにより、業界最大級のサーバーが用意されているMakeShopの強みを活かして構築されています。サーバー負荷にも対応可能な大規模サイトの構築をしたい方にはMakeShopの活用がおすすめとなります。

その他にも、MakeShopでは数多くの導入事例があり、公式HPから閲覧可能になっています。業界ごとに分類して掲載されているため、気になる方は比較して確認してみてください。

まとめ

業界最大級のネットショップであるMakeShopについてご紹介していきました。MakeShopは豊富な機能と自由度の高いカスタマイズ性が評判を得ていて、多数の企業からの導入実績を保有しています。システムが充実している分スキルやノウハウが必要とされる場合があるため、必要に応じて外部委託も視野に入れて、充実したネットショップ運営を行いましょう。少しでも、MakeShopの導入を検討している企業の方の参考になれば幸いです。

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EC運営代行とは?仕事内容や費用、代行業者9選も含めてご紹介!

ECサイトを運営するにあたり、「売上が伸び悩んでいる」「なかなか集客がうまくいかない」といった悩みを抱える企業の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、EC運営を成功に導くEC運営代行の仕事内容や費用、格安代行会社も含めて詳しくご紹介していきます。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

EC運営代行とは?

EC運営代行とは、商品企画やページ更新といった、ECの運営に関する業務を全般または部分的に代行するサービスのことです。Web制作会社との違いは、運営の大半を委託できる点にあります。

ECの運営に必要なサイト制作、広告運用、在庫管理、SNS運用等の業務には幅広いスキルや知識が求められます。これらを全て自社で補うことは大変な手間やコストがかかります。そのため、EC運営を委託することで運営がプロ水準となり、自社の業務に専念できるというメリットがあります。

EC運営代行の7つの仕事内容

EC運営代行の業務内容は幅広く、事業者により異なりますがその中で複数ピックアップしてご紹介していきます。事業所によっては、部分的に委託可能な場合があるため、部分委託も視野に入れて検討してみてください。

商品登録業務

サイト制作時の商品登録、そして新商品や期間限定商品、セール品の商品登録を代行する業務です。一般的に商品登録の業務は商品名、販売価格、商品説明文、商品写真、商品スペック、在庫数などの登録を一つ一つ行う必要があります。手間と時間のかかる作業ですが、お客様の商品購入の際の購買意欲や企業の信頼を左右する可能性があるため非常に重要な工程です。この膨大な業務をプロに委託し他の作業に時間を割けるメリットは大きいでしょう。

商品撮影

商品登録だけでなく、ショッピングカートシステムやPOSを初めとしたささげ業務と言われる商品の採寸、撮影、原稿、画像の加工、商品の情報、品質管理、ラベルやロット管理など商品に関わる業務全般も代行することができます。商品画像により購買意欲が左右される場合や商品の在庫管理がされていない企業は信頼を落とす場合があります。

ECサイトの商品撮影や物撮りには、多くの機材や技術が必要になります。ECサイトの商品撮影・物撮りを行っている代行業者に依頼すれば、機材の準備やスタジオの確保、撮影画像の編集まで一括で代行してもらうことができます。また、複数のEC運営を行う場合、商品の一元管理を担っている事業者もあるため積極的に活用することをお勧めします。

在庫・物流管理

商品の入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、出荷といった在庫・物流管理全般を担う業務です。商品に不備がないか精密にチェックする検品や特に食品やアパレルなどで重要となる品質管理など業務は多岐にわたりますが、どれも欠かすことのできない重要な業務です。在庫管理を行う倉庫などの環境整備や梱包の資材はコストがかかりますが、外部委託することにより低コストに抑えられる場合があります。自社の商品にマッチした事業者を選定する必要があります。

コンサルティング

コンバージョン率増加のために、販売戦略や業務改善提案などのコンサルティングを事業者が担う場合があります。数多のECが開設されている中で、「売れるEC」を作ることは決して容易ではありません。そこで、数多くのECを成功に導き、豊富な知見やノウハウを有したプロからコンサルティング支援を受け取ることはEC運営を成功させる有効な手段となります。

集客方法や売上増加のノウハウだけでなく、多様化する決済方法の選別、EC開業に必要な届け出や遵守しなければならない法律についてのアドバイスを受け取ることができます。自社のみの運営に不安を感じる企業の方に導入をお勧めします。

デザイン・ECサイト制作

商品ページのリニューアルや新商品・イベントページやバナーの制作、デザインなどを一任することのできる業務です。クーポンやメルマガの作成・配信も含まれる場合があります。運営を行う上で外せない細かな部分のサポートまで受けられる点が強みです。コンテンツごとに追加料金がかかるケースが多いです。

SNS運用やコンテンツマーケティングなどの販売促進

事業者によっては集客のためのPRやSNS運用、コンテンツマーケティングを委託することができる場合があります。EC運営に必要な販売促進方法には購入者への特典の付加やイベント開催やレビューの充実、SNSを利用した広報などが挙げられます。

しかし、イベント開催時期や具体的なレビュー増加方法などにはノウハウが必要とされる場合があり、やり方によっては企業の信頼を損ねてしまう可能性があります。そのため、販売促進を豊富な知見を有したプロに委託することで、他のECとの差別化を図り集客の効果が高まる等売上増加を狙える場合があります。

カスタマーサポートの委託

問い合わせや苦情対応などお客様への窓口となる業務を委託することができます。一般的にカスタマーサポートやコール業務のプロが対応するため、お客様とトラブルになるリスクを回避することができます。直接お客様の声が届く業務工程であり、企業イメージが左右されるポイントとなるため、慎重に事業者を選定する必要があります。

またカスタマーサポートを外部委託する場合、お客様の声が自社に直接届きにくくなってしまうため、別の方法でお客様の声を把握する必要があることに注意しましょう。

EC運営代行の4つのメリットとは?

ECサイト運営代行を導入する際のメリットを4つ紹介します。

EC運営を低コストに抑えることができる

自社でEC運営を全て行う場合、膨大な手間と時間にリソースが割かれることになります。また、物流業務を行う際の倉庫や梱包資材などコストがかかる場面が多く自社のみでは困難な場合があります。そのため、外部委託することにより継続的に発生する人件費などのコストを抑えプロ水準の業務になるという相乗効果が得られる場合があります。EC運営を低コストで行いたい企業の方には外部委託をお勧めします。

自社のコア業務に専念することができる

EC運営に必要な業務は膨大にあります。例えば、商品登録を行う場合膨大な時間がかかり商品購入に関わる重要な業務ですが手間がかかり面倒であるというデメリットがあります。この業務を委託することで他の自社のコア業務に時間を割けるというメリットがあります。運営に割く時間というコストを他の業務に充てることで商品クオリティの向上などを狙うことができます。

専門性の高い業務も可能に


やはり『餅は餅屋』という言葉があるように、専門性が必要な業務はその道に精通した人材に任せるべきです。
自社内ではできなかった事・思いつかなかった事などにも随時対応してくれる事によって、ブランディングにも大きなメリットとなります。

・部分的な委託が可能

業務全てを任せてしまうのはちょっと気が引けるという事業者の方には部分委託という方法もあります。項目例としては以下のようなものがあります。
・カスタマーサポート
・受発注業務
・在庫、倉庫管理
・商品登録
・撮影
・採寸
・原稿
・バナーの変更やカテゴリーページの作成などの制作業務
・コンテンツページのランディング業務
・リスティング広告運用
・メルマガ作成
・WEBカタログ作成
・月次定例会

このような項目は事業に合った業務のみ選択してアウトソースする事も可能です。

EC運営代行の2つのデメリットとは?

EC運営代行を利用するデメリットとして、以下の2点をあげることができます。

・EC運営代行のデメリット・業務のノウハウを社内に蓄積することができない
・自社での運営に戻す際、引継ぎが難しい

業務のノウハウを社内に蓄積することができない

EC運営代行を依頼する際のデメリットとして、依頼をしている業務のノウハウを社内に蓄積することができないという点があげられます。業務を委託することによって運営効率は改善しますが、その一方で自社のECであっても業務内容を把握できていないということが起こってしまいます。

そのため運営代行業者任せになってしまい、運営代行事業者側の担当者が不在の際にはトラブルが起こっても素早く対処できないという自体が発生する可能性もあります。

自社での運営に戻す際、引継ぎが難しい

ある程度の期間アウトソースしたあと、自社での運営に戻すとなると引継ぎ作業が難しくなる事があります
体制の整備や引継ぎ作業の時間とコストはある程度多く見積もっておくと安心です。

EC運営代行の費用や相場はいくら?

EC運営代行の費用体系は主に月額固定制と成果報酬型、両者が組み合わさった費用プランの3つに分類することができます。それぞれの費用相場をご紹介します。

月額固定制

費用相場 1~10万円

EC運営に月々の費用が固定で発生する費用体系です。初期費用が発生する場合があるため事業者に確認する必要があります。主にECサイトの制作や更新作業が中心の事業所で採用されることが多い形態です。

月額固定制+成果報酬型

費用相場 5~10万円

月額固定費+売上の〇%が発生する費用体系が一般的です。成果報酬が追加でかかるため、月額固定費は低価格で設定されている場合が多いです。

完全成果報酬型

費用相場 売上の5~10%

企業の売上に対して事業所に決められた割合の額を支払う費用体系です。初期費用や月額固定費がかからないため、リスクを負うことなく運営代行を始めることができます。事業者はリスクを負うため事前に審査があるケースが一般的です。

また、この他に商品登録数に制限があり増加する毎に費用が追加発生する場合など、コンテンツ毎に追加費用が発生する場合や部分委託の費用のみ発生する場合など、事業者ごとに異なる費用体系が用意されています。低コストでEC運営を行うために、事業者へ必ず確認するようにしましょう。

4種のEC運営代行業者

ECの運営代行を行っている会社は、大きく分けて4つの種類に分類することができます。
EC運営代行業者の4種類は以下の通りです。

EC運営代行業者の種類・運営特化型
・総合支援型
・細分作業型
・作業処理特化型

以下では、それぞれのEC運営代行業者の種類について詳しくご説明致します。

運営特化型

運営特化型のEC運営代行業者は、その他の3種類と比べて最も戦略性が高い運営代行を行っています。
売り上げを確実に上げることを目的とした新たな施策の提案など、レベルが高く手厚いサポートを受けることができます。

総合支援型

総合支援型のEC運営代行業者は大企業が運営しているECサイト向けで、広告運用にも強いためECサイト専用の広告代理店としても機能します。
総合支援型EC運営代行業者の特徴は、ECサイトのシステム保守や管理から、サイト上の広告運用まで総合的なサポートを受けることのできる点です。
一方で総合支援型はサポートを行う範囲が広くなる分、運営特化型と比べて細かい戦略の立案を苦手としています。

細分化作業型

細分化作業型のEC運営代行業者は、ある特定の業務において作業スタッフの数が足りないと時に活用することができます
細分化作業型EC運絵に代行業者は細かい作業を都度発注できる点がメリットです。加えて細分化作業型の業者にはフリーランスが多いため比較的安価で代行を依頼することができます。

作業処理特化型

作業処理特化型は、スピード重視で量をこなすことに長けているEC運営代行業者です。こちらの種類のEC運営代行業者は作業量の多さと比較したときに、それを行うのにかかる費用が比較的安価であるという点がメリットとしてあげられます。

ただし戦略性が低く、ECサイト運営に関する網羅的なサポートを受けることは難しいとされています。作業処理特化型のEC運営代行業者は、戦略は社内で十分に練られているが、それを実行するための人手が足りないという時のりようがおすすめです。

EC運営代行の3つの選定ポイント

自社型かモール型か

ECの運営方法は大きく分けて自社型とモール型の2つに分類することができます。自社型とは、自社でゼロイチからECサイトを制作し運営する方法です。モール型とは「Amazon」や「楽天市場」といったショッピングモール形式のサイトに出店する方法です。

ポイントとしては、モール型の場合は集客はモール自体が行いますが、自社型の場合集客を自社で行わなければならない点にあります。集客のノウハウが必要な点に重点を置く必要があるため、事業者の選定に大きく関わります。

自社の要望と事業者の強みがマッチするか

EC運営には様々な業務がありますが、事業者により得意分野の業務は異なります。物流が得意な会社やカスタマーサービスが得意な会社、集客が得意な会社など強みは様々です。また、事業者によっては取り扱う業務が絞られていて、自社が任せたい業務を扱っていないといった問題が発生する場合があります。

そのため、事前に事業者の強みとなる業務と自社の任せたい業務を明確にし事業者を選定する必要があります。自社の任せたい業務を明確にしていると事業者への問い合わせがしやすくなりミスマッチを回避できるため、事業者を複数比較して検討する際にお勧めです。

自社でノウハウを蓄積するか完全委託するか

自社でノウハウを蓄積する際と業務を完全委託する際で、求める事業者は異なります。具体的には、自社でノウハウを蓄積する場合は、ある程度業務を自社で負担しサポート体制のしっかりしている事業者に委託、またはノウハウをセミナーやコラム記事などで提供している事業者に支援してもらう方法がお勧めです。

また、繁忙期の業務補填などの一時的な業務委託の場合は、業務の負担を減らすことが目的のため完全委託がお勧めとなります。その際は委託する業務に強みを持った事業者を選定することが大切となります。

運営代行の自社にノウハウが残りにくいという特徴に留意し、自社にノウハウを蓄積するかどうかを明確にして事業者を選定しましょう。

運営代行を利用する際の2つの注意点

EC運営代行業者は多く存在しますが、そのすべてが優良な業者ではなく中には悪質なEC運営代行業者も存在します。
以下ではEC運営代行事業者を利用している人からの声の中で、信頼のできない悪質な業者の特徴について多く聞かれるものをご紹介いたします。

ECの構築後、放置しないか

悪質なECサイト運営代行業者の特徴として多くあげられているのが、ECサイトの構築のみ行い、その後は適切な管理や運営を行わずに費用だけを請求するという点です。
万が一そのような悪質代行会社と半年や年単位で契約してしまっていた場合、運営方法については一切のサポートや成果を得られずに、費用のみ支払うという自体に陥ってしまう可能性があります。

EC運営代行業者の利用を検討する際には、ECサイトの構築のみではなくその後具体的にどのようなサポートを受けることができるのか、しっかりと代行業者側に確認をとることが必要不可欠です。

電話でのしつこい勧誘をしてこないか

悪質なEC運営代行業者の特徴として、電話でのしつこい勧誘を行うという点があげられます。通常なら、信頼と実績のある代行業者は様々なEC運営代行業者について書かれているWEBサイト上でも紹介されているため、電話での勧誘を行わなくても依頼が来ます。

そのため、契約をとろうとしてしつこく電話を掛けてくるような代行会社には気を付ける必要があります。

EC運営代行の成功事例2選

EC運営代行といってもさまざまな種類とパターンがあり、そのサービス内容は多岐に渡ります。特に、アパレル業界などの市場規模が大きい分野では、その分野に特化した運営代行サービスなどの登場しています。

[アパレル向けECサイト運営代行] LA BAGAGERIE

EC運営代行の中にはアパレル業界に特化したサービスがあります。
LA BAGAGERIE」は1954年にフランスでオープンした老舗バックブランドです。「LA BAGAGERIE」は公式のECを運営するにあたり、GMOメイクショップが提供するアパレル向けEC運営代行サービス「フルアウトソーシング for ファッション」を利用しECサイト構築を行いました。

また、このサービスでは完全委託はもちろんのこと、越境ECを行うことも可能です。EC運営代行サービスを利用する際は、EC分野に関してノウハウを持った事業者がサイト運営を行います。そのため、自社では行えないような幅広いEC運営が可能になります。

[楽天運営代行] 株式会社紀文食品

株式会社紀文食品」は販路拡大を目的に楽天市場に出店をしていました。しかし、商品戦略やプロモーション戦略が定まらず、売上が低迷してしていたため、楽天市場のEC運営代行を得意とする「株式会社ネットショップスタジオ」のEC運営代行サービスを利用しました。

代行会社は販売商品について市場分析を行い、楽天市場に特化した商品戦略やプロモーション戦略を立案しました。すると、販売する商品に関して優先順位が明確になり、売上が5カ月で200%増加しました。

[EC運営代行利用時の心構え] 付き合い方一つで大きく変わる売り上げ。

EC運営を代行してもらったので、全てを任せる。これでは売り上げを上げることはできません。自社と運営代行業者、両者で協力しながら共に進んでいくことが重要です。以下でEC運営代行を利用する際の心構えを2つご紹介します。

自社の課題を適切に伝える

自社の課題は運営代行業者に適切に伝えましょう。運営代行を利用するということは何かしら自社に課題があるということです。その課題を業者がわかっているものとして適当に扱ってしまうと、自社が考えている方向とは別の道に進んでしまいます。足並みを揃えて共にECを運営していきましょう。

投げっぱなしにしない、自社の考えも共有する

EC運営を代行してもらっているからといって、運営を全て任せて投げっぱなしにしてはいけません。EC運営は代行業者と自社が協力しあって成功するものです。すべてを任せるのではなく、自社の考えもしっかりと共有する。この協力的な姿勢がEC運営をさらに加速させます。

EC運営代行を提供する実績豊富な会社3選

前述したようにネットショッピング運営代行を行っている会社の中には悪質なものも存在します。しかし実際にどの企業なら安心して業務代行を依頼することができるのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで以下では、ECサイト運営サポートの実績が豊富な企業を3つご紹介いたします。

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社は東京都渋谷区に位置し、ECサイトの完全運営代行サービスを提供している会社です。
ECサイトの構築運用経験運10 年以上という実績をもとに、ECサイトの作成から運営支援、コンサルティングまでをワンストップで提供します。
加えて、アートトレーディング株式会社では「mylogi(マイロジ)」というWMSを自社で開発・運用しています。

mylogi」はプロの物流会社が利用する本格的なWMSで、物流業務で必要な機能は全て揃っています。また、少量の出荷量でも対応いたしますのでECを始めたばかりの方でも利用できます。加えて「mylogi」は月額固定費なので、どんなに売り上げが伸びても費用が変わらないことも魅力的です。

アートトレーディングのShopify構築実績はこちらをご覧ください

サヴァリ株式会社

サヴァリ株式会社は、国内で唯一となるテストマーケティングプランを提供しているEC運用代行会社です。
テストマーケティングプランとは、商品の原価率・利益率も含めた売り上げのシュミレーションを行うことのできるプランです。
サヴァリ株式会社に運営代行を依頼することで、売り上げの正確なシュミレーションを行いながら施策を打ち出していくことが可能になります。

株式会社いつも

株式会社いつもは過去に9000社以上のEC運営代行を行った実績のある、手厚いサポートが魅力のEC運用代行企業です。
同社ではECサイトの運営に関する幅広い領域のサービスが充実しており、ECサイト運営の確立後も手厚いバックアップ体制を取っているため、安心して業務の代行を依頼することができます。

GMOが提供する成果報酬型のECサイト運営代行

GMOメイクショップは、国内で10000店舗以上の導入実績を誇るEC運営代行業者です。
専門知識を持ったスタッフと社内で蓄積してきたビックデータが在庫管理や受発注管理などの物流業務からサイト分析までサポートするので、運営の全てを任せられる体制が整っています。

EC運営代行サービスの料金形態は成果報酬型なので、赤字の心配をすることなく安心して利用することができます。

EC運営代行を格安で提供する会社

Hameeコンサルティング株式会社

Hameeコンサルティング会社は、分かりやすい料金形態と契約体系が特徴のEC運営代行企業です。
ECコンサルティングと運営サポートがセットになった月額10万円というシンプルで安価な価格からECサイトの運営代行サービスを提供しています。
契約は1カ月単位で、1カ月当たりの稼働時間は20時間からです。稼働時間に応じて利用料金が算出されていく仕組みとなっています。

楽天に強いEC運営代行業者2選

株式会社スタイリスト

株式会社スタイリストは、楽天をはじめとするモールの元トップコンサルタントや月商数千万クラスまで売上を伸ばした元店長たち、ECサイト専属デザイナーのみからなる企業です。

実際に店舗運営に悩み、自身で乗り越えた経験のあるメンバーしか在籍していないため、徹底的に現場目線に立った運営支援を受けることができます。

RUD(ECコンサルティング株式会社)

「RUD」は、楽天ECコンサルタントの元管理職が立ち上げた楽天市場専門の運営代行業者です。

楽天に超特価した専門知識を豊富に保有しており、サイト作成から物流業務、運営業務全般を支援します。
実際に楽天のジャンル別年間ランキング1位商品をゼロから作り上げた実績を持っており、商品開発や将来的な商品の内製化を目指している企業の方にもおすすめです。

Yahoo!ショッピングに強いEC運営代行業者2選

ワンプルーフ

ワンプルーフはヤフーコマースパートナー認定のヤフーショッピングコンサルタントです。
そのためYahoo!ショッピングに特化したコンサルティングやサイトページ作成、物流業務などのヤフーショッピングにおける実務業務まで一括で支援しています。

ヤフーショッピングでの豊富な知識と経験がなければ立てられない施策・戦略による支援が強みの企業です。

イーラ株式会社

イーラ株式会社はヤフーショッピングでのECサイト運営に特化したネットショップ運営代行サービスです。
Yahoo!ショッピングでの実務代行だけでなく、マーケティングにも強みを持っているのがイーラ株式会社の特徴です。お客様に高い費用対効果を実感してもらうことも1つの目標としているので、比較的安価でサービスを受けることができます。

まとめ

今回はEC運営代行の仕事内容や料金相場についてご紹介していきました。EC運営代行を導入することで、運営費用を抑えられる場合があり、業務を効率化できるというメリットがあります。また、運営代行会社選定の際には、自社が任せたい業務や自社にノウハウを蓄積するかどうかを明確化する必要があります。これらのポイントを抑え、EC運営を成功に導きましょう。少しでも、EC運営代行を導入している企業の方の参考になれば幸いです。

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世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopify(ショッピファイ)とは?使い方や評判、機能、メリットも含めて徹底解説!

近年自社のECサイトを開設する企業が多くなっている中、オンライン作成ストアとして世界最大シェアを誇る「Shopify」をご存知でしょうか?2017年に日本向けにShopify Japan株式会社としてローカライズされたことを機に、多数の企業から導入され注目を集めています。

今回は、シンプルかつ高機能なデザインが支持を得ている「Shopify」の使い方や他プラットフォームとの違いについて詳しく解説していきます。ECサイト開設の際には是非参考にしてみてください!

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopify(ショッピファイ)とは?

Shopifyとは、2004年にカナダで創業されたECサイトの開発・運営を手掛けるECプラットフォームです。シンプルかつ高機能なデザインが評判を得ていて、現在175ヵ国100万店舗以上で導入されるなど世界NO.1シェアを誇っています。2017年11月に日本法人を設立し、公式から日本語でのサポ―ト対応や管理画面の日本語化が完了されるなど国内向けにローカライズされたことを背景に多数の企業から導入実績を獲得しています。読み方はショッピファイです。

Shopify(Shopify Japan株式会社)の評判は?

shopifyの利用を検討している方はshopifyの実際の評判が気になると思います。shopifyの評判は良いのでしょうか?「コストに関する評判」「集客に関する評判」「機能に関する評判」の3つをご紹介します。

コストに関する評判

良い評判
・月額費用が$29〜で、お手軽にECサイトを立ち上げることができる。
・サーバー代がかからないので、ランニングコストを抑えることができる。

悪い評判
・無料プランがないので、BASEやストアーズと比べると、費用がかかる。

集客に関する評判

良い評判
・SNS連携がしっかりできるので、SNSからの集客が見込める
・SEO対策もできるので、本格的に集客したい人にはおすすめ

機能に関する評判

良い評判
・ECサイトを始める際に必要な機能が全て揃っている。
・アプリの数が非常に多く拡張性が高い
悪い評判
・Shopifyアプリは英語を使う際は英語力が必要になる場面がある

Shopifyが世界NO.1シェアとなった背景

サブスクリプション型のサービスモデル

これまで必要であった自社でのサーバやパッケージの導入を一切省くことができるため、その手軽さがShopify導入を踏み切りやすくさせているポイントの一つとなっています。顧客と直接的かつ長期的な関係を築くことを目的としたサブスクリプション型での商品提供はD2Cブランドにマッチしているとして現在注目を集めているビジネスモデルとなっています。

越境ECの対応がしやすい

言語・通貨の壁を超えて世界各国に向けたEC構築が可能となっていて、越境ECへのチャレンジを容易にしています。FedEx、UPS、DHLといった世界三大配送会社と提携するなど海外発送の対応もしていて、簡単に世界中へ配送することを可能にしています。「国内だけではなく国外も視野に入れてサイト運営を行いたい」といったユーザーのニーズを網羅しているため、越境ECチャレンジをいつでも気軽に行うことが可能となっています。

低コストで導入可能

Shopifyが世界NO.1シェアを誇る最大のポイントの一つとして、ECサイト構築にかかるコストを抑えることができる点が挙げられます。月額29ドルで世界各国への対応可能な点はもちろん、マーケティングから購入までのサイト構築の流れなど、時間や手間の観点からも低コストでサイト開設可能となっています。無駄を省いたシンプルなデザインのShopifyのプラットフォームを活用することで高いコストパフォーマンスでサイト構築を行ってみてはいかがでしょうか。

OMOに着目する企業が増えている

OMOに着目する企業が増えているという点もShopifyが世界No. 1シェアになった背景の一つです。OMOとは「online Merges with office」の略でオンラインとオフラインが融合した世界を指します。OMO型の販売店では、実店舗で店員さんと話しながら買い物をし、スマートフォンで商品についているコードを読み取るだけで、注文や発送手続きが完了します。これはEC事業でOMOが取り入れられている例です。このような全く新しい販売方法を展開するには既存のECサイトでは難しいです。独自のECサイトが必要となるので、Shopifyは注目されています。

Shopifyの機能・特徴

多種多様なテーマから選択可能

オンラインストアを作成する際に重要となるデザインについて、Shopifyでは無料のものを含む100種類以上のテンプレートからデザインの選択が可能となっています。豊富なテンプレートから細かなカスタマイズまで選択できるため、自社のストアイメージを確立することができアクセス数増加に繋がる可能性があります。大枠が決定しているため、少ないリスクで自社のスタイルを作成することができるでしょう。また、Shopifyはあらゆる画面サイズに対応していて、実際にスマートフォンやPCから閲覧した際のビジュアルを確認しながら構築できるデモサイトが用意されているため、これらの機能を活用することで理想のECサイトを構築していきましょう。

アプリを活用しストア機能拡大

Shopifyに搭載されている初期機能でサイト開設を行うことは可能ですが、Shopifyの展開する2000以上のアプリを使用することでストアの機能を拡張することができます。アプリストアにはマーケティング・SNS連携・配送の手配・SEO対策・商品を配送する際の送付状印刷などが用意されていて、アプリを購入することで充実したサイトを構築することができる仕組みになっています。多様なアプリで機能拡張を行うことで自社独自のストアをカスタマイズし、他サイトと差別化を図ることで販売促進に繋げましょう。

オムニチャネル対応可能

サイトだけでなく、実店舗やオンラインストアを初めとした様々なチャネルを利用して販売可能となっています。具体的には以下のチャネルが解説されています。アプリ購入によりさらにチャネルを追加することも可能となっています。
・実店舗
・オンラインストア
・Amazon
・Facebook
・Instagram
・購入ボタン
・Pinterest
・Google Shopping

これらの情報をまとめて管理できることで時間的コストを抑えられ高いコストパフォーマンスでの運用が可能となっています。購入ボタンとはLINEなどのSNSと連携して直接商品を購入できる販売方法であり、消費者がボタン一つで気軽に購入できることから販売促進に繋げています。

APIによる業務効率化

ShopifyではAPI連携により、商品情報連携・入庫情報の自動反映・発送業務の自動化が可能になり、作業の大幅な効率化を実現することができます。更に、MAツール、タスク管理、CRMなどの外部システムと連携することができ、業務効率向上に特化しています。

具体的には、ECサイトと倉庫をシームレスに連携し出荷にかかる作業を削減することが可能となったことにより、海外を含む受注データを出荷用依頼データに変換する膨大な作業を1日数件まで削減することに成功しています。API連携機能を使用し業務効率を上昇させることでその他のコア業務に集中して取り組むことに繋げましょう。

スマートフォンからもログイン可能

Shopifyストアは構築さえしてしまえば、AndroidやiPhoneからでもShopifyアプリを通じてログインをすることができます。そのため、どんな場所でもスマートフォンさえあれば、ストア運営をすることができるため、人員の少ない事業者でも簡単にストアを管理することができます。

Shopify(Shopify Japan)を利用する4つのメリット

低コストで導入できる

Shopifyを利用する上で、大きなメリットの一つが低コストで導入できる点です。料金体系は5つのプランから選択することができ「Shopifyライト」「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」「Shopify plus」に分かれています。

簡単にECサイトを構築・運営できる

Shopifyは誰でも簡単にECサイトの構築・運営を行うことができます。加えて、顧客の購入を促進するために様々なサポートサービスを受けられるのもShopifyを利用するメリットの1つです。

質の高い、豊富なデザインを使用できる

Shopify利用すれば、質の高く豊富なデザインを使用できます。ストア構築する際に豊富なテンプレートから細かなカスタマイズまで選択することができます。そのため、簡単にストア構築ができると評判を呼んでいます。

多言語・通貨、海外発送に対応している

Shopifyは多言語・通貨、海外発送に対応していることから越境ECをスムーズに行うことが出来ます。梱包や発送は自社で行わなければいけませんが、「Ship&co」などのShopify対応のアプリを使えば簡単に行うことができます。

設定方法に関しましてはプランに関係なく、ストアを構築する際に配送エリアを配送したい国や地域設定にすれば完了です。

Shopify(Shopify Japan)を利用する3つのデメリット

英語力が必要になる場面がある

Shopifyを利用するデメリットの1つ目は英語力が必要になる場面があることです。Shopifyはカナダで誕生したサービスなので、1次情報は英語です。現在はShopify Japanが設立されたこともあり、Shopify内のほとんどの機能を日本語で難なく使用することができますが、一部のテーマ(サイトデザイン)や最新情報、サードパーティによるアプリにおいては英語が必要となります。なかでも、サードパーティアプリに関しては、多くの開発会社が海外に存在し、日本国内ではまだまだ少ないという現状があるため、説明や評判など、英語を用いる必要があります。

Web制作の専門知識が必要になる場面がある

Shopifyを利用するデメリットの2つ目はWeb制作の専門知識が必要になる場面があることです。Shopifyは、WebBサイトに関する知識がなくても直感的にデザインができるようになっています。しかし、凝ったデザインにしたいときには、HTMLやCSSの知識がある程度必要です。HTMLやCSSを利用することで、さらに売れやすいサイトを作ったり、他サイトにはないデザインも作ったりすることができます。

サポート体制が弱い

Shopifyを利用するデメリットの3つ目はサポート体制が弱いことです。最近では、ヘルプセンターなどのサポートが充実してきているようですが、質問へ対応がまだまだ遅いとったこともあるようです。カスタマーサポートは24時間365日稼働していますが、まだまだサポート体制が弱いことは考慮すべきです。

自分でもできる?Shopifyの使い方・ストアの制作方法

Shopifyのストア構築方法についてご紹介します。

Shopifyは管理画面のメールアドレス・パスワードなどの項目を設定するだけで簡単にサイト開設を行うことができます。サイト開設後は以下の6つのステップで登録していきます。

Shopifyストアの作成

まず、Shopifyストアを作成します。Shopifyのホームページから「無料体験を始める」をクリックしてShopifyストアから新規登録を行います。メールアドレスやパスワード、ストアの名前、ストアのURLを記入した後、アンケートに回答し、ストアの住所を設定してShopifyストアの作成は完了です。

商品登録

管理画面から商品やストアページの登録や変更を行うことができます。商品登録は、管理画面から、商品を追加し、色やサイズなどのバリエーションを登録していきましょう。

コレクション

商品を追加した後に、商品をタグや価格でカテゴリー分類することをコレクションと呼んでいます。商品分類を見やすくするためにコレクションを作成しましょう。

ページ作成

次に、ストアページを作成します。お問い合わせページや特商法に基づく表記をShopifyで作成することができます。メニュー機能を使い、商品やコレクションを配置し、問い合わせしやすいよう作成しましょう。

ストアデザイン

ページ作成後はストアデザインです。ストアデザインは自社のサイトイメージに直接繋がりやすいものなので様々なデザインを利用し自社にマッチしたものを探してみてください。オンラインストアからカスタマイズをクリックし、テーマエディタにてストアの文字や画像を追加します。セクションを追加から様々なセクションを追加でき順番を入れ替えることも可能となっています。

送料・決済方法設定

最後に、購入時に大切となる送料・決済方法の設定を行います。ネットショップの送料を設定し、決済方法の項目から口座番号などの入力を行います。Shopifyペイメントやコンビニ決済・Amazon Payを初めとした多数の決済方法があるため忘れずに登録することが必要です。

Shopify管理画面へのログイン方法

Shopifyのストア管理画面にログインするには、まずShopifyアプリを開き「ストア」を選択します。次に画面上部の「アカウント名」を選択し、「既存のストアにログインする」をタップすると、Shopifyの管理画面へのログインを行うことができます。

Shopifyプラン別費用・特徴

Shopifyのプランには、「①Shopfyライト②ベーシック③スタンダード④プレミアム⑤shopify plus」の5つがあります。まずは、各プランの月額料金と特徴、おすすめとなる対象者をご紹介します。

 

①Shopifyライト (※カート機能のみで、ECサイト構築は不可)

料金
・月額料金 $9

特徴
・ECサイトの構築なしで、FacebookをはじめとしたSNSへのショップ機能を追加する
・商品や在庫、受注などが自動でアップデートされる
・オンラインショップの財政レポートを利用できる

オススメの方
・ECサイトの構築に抵抗がある方
・カート機能のみが必要な方
・SNSをチャネルとして商品を販売したい方

②ベーシック【Shopify初心者の方におすすめ】

料金
月額料金 $29

特徴
・自社ECサイトの構築ができる
・2つの管理アカウントを保有できる
・ECサイトの財政レポート、集客レポート、マーケティングレポートを利用できる

オススメの方
・自社ECサイトの構築を行いたい方
・EC事業初心者の方
・多大なコストをかけずにECサイトの構築、運営を行いたい方

③スタンダード【中小企業の方におすすめ】

料金
・月額料金 $79

特徴
・5つの管理アカウントを保有できる
・ベーシックプランで利用可能なレポート機能に加えて、ECサイトでの販売傾向、ユーザーフローのより詳しい分析を行うプロフェッショナルレポートを利用できる

オススメの方
・自社のECサイトの構築を行いたい方
・ECサイトの管理を複数人で行いたい方
・中小企業のご担当者

④プレミアム【EC事業上級者の方におすすめ】

料金
・月額料金 $299

特徴
・15個の管理アカウントを保有できる
・Shopifyが提供するすべての機能を利用できる
・クレジットカード手数料、取引手数料が最も安い
・スタンダードプランで利用可能なレポート機能に加えて、高度な顧客分析、マーケティング施策の改善に役立つカスタムレポートビルダーを利用できる

オススメの方
・自社ECサイトの構築を行いたい方
・ECサイト運営に関する豊富なノウハウを有する方
・すでにEC事業で多くの収益を獲得し、事業の拡大を図っている方
・大手企業のご担当者

⑤Shopify plus

料金
・月額料金 $2,000

特徴
・Shopify plus専用アプリを使用する
・ワークフローを自動化できる
・ECサイトのリニューアルや大規模なカスタマイズをスピーディーに行うことができる

オススメの方
・自社ECサイトの大規模リニューアルを行いたい方
・EC事業上級者

5つのプランのなかでも、自社ECサイトの構築行う際は、「②ベーシックプラン③スタンダードプラン④プレミアムプラン」の3つから検討するのが一般的であるといえるでしょう。3つのプランでは、それぞれ利用可能な機能や管理アカウント数は異なりますが、ECサイト・ブログ機能やカゴ落ち対策メール送信機能、日本語でのサポート、販売チャネル追加機能、登録可能な商品数が無制限である点は共通事項として挙げられます。

ShopifyをEC-CUBE・BASEなどと徹底比較!

EC-CUBE

EC-CUBEは無料で使えるオープンソースのEC構築プラットフォームです。国内シェアNO.1のソフトウェアとなっていて基本的な機能が網羅されていて有料を含む豊富な関連サービスが特徴となっています。国内を中心に3万店舗以上で利用されているため、安心して利用することのできるECサイトです。EC-CUBEでは拡張プログラムであるプラグインがデザインテンプレートから集客、販促まで800種類以上用意されています。EC-CUBEではインストールが必要なため、動作環境の注意が必要です。簡単インストールに対応したレンタルサーバにインストールすることで動作不具合のリスクを回避しましょう。

Shopifyとの違いは、「サーバ管理の必要性」「定期的なアップデートの有無」が挙げられます。SAAS型のShopifyでは、各ECサイト管理者によるサーバ管理は不要で、且つ常に最新のサービスを利用することができます。一方で、EC-CUBEはオープンソースパッケージ型のため、パッケージのインストール後には、各ECサイト運営者によるサーバ管理、定期的なアップデートが必要になります。
どちらの型を利用するかはお好みによりますが、サーバ管理やサービスのアップデート業務を削減したい方には、Shopifyがおすすめとなります。

Makeshop

Makeshopとは、GMOメイクショップ株式会社の運営するASPショッピングカートサービスです。2004年にサービスを開始し、2013年以後6年連続でショッピングカートの流通額国内NO.1の実績を獲得しています。この実績を保有している要因としては、拡張性の高い多機能な点とBtoB向けのオプション機能が充実している点が挙げられます。人気ランキングやユーザーへのレコメンド、SNS連携などトータルで650種を超える豊富な機能と173種類のテンプレートからカスタマイズしてサイトを構築することができるため、一定の知識や技術が必要とされるものの、他社との差別化を図ることが容易となっています。また、有料オプションで利用可能となっている取引先別に送料や価格の設定やポイントの付与を行うことのできるBtoB向け機能が他プラットフォームには少なく利便性の高い機能となっています。初期費用1万円で月額固定費3000円が発生する仕組みで運営されています。

Shopifyとの違いとして、「初期費用の有無」「ユーザーの幅広さ」が挙げられます。前者に関して、Shopifyは初期費用がかからず、無料で利用できるオプションが多数存在します。一方で、Makeshopでは、初期費用が発生します。後者では、Shopifyでは幅広いユーザーを対象としているのに対し、Makeshopでは、BtoB向けの機能を多数取り揃えているため、BtoB型ECサイト構築に向いているといえるでしょう。

BASE

国内でのネットショップ開設数NO.1のBASEは、「ネットショップが30秒で!」という広告の通り、メールアドレスを登録するだけで無料でネットショップが開設できる点が特徴です。初期費用・月額固定費はかからず、BASEが提供する決済サービスを利用した際に費用が発生する仕組みとなっています。

Shopifyとの違いとして、「コスト」「機能」が挙げられます。前者では、Shopifyでは初期費用が無料、プランごとの月額固定費が発生するのに対し、BASEでは、初期費用も月額固定費も発生しません。後者に関していえば、両システムとも基本的な機能を兼ね備えていますが、Shopifyの方がより高性能、且つ柔軟なカスタマイズを行うことができるため、より充実した機能を利用することができるといえるでしょう。

STORES.jp

STORES.jpの特徴は、無料プランと有料プランに分類されていて18歳以上であれば専門知識の有無に関わらず手軽にサイト開設を行える点です。メールアドレスだけでなく、Facebookの登録からサイト開設可能となっていて、SNSを始める感覚で開設を行える手軽さが魅力的となっています。20種類以上の機能を無料で利用することができ、プランに応じて決済手数料が発生する形となっています。ファッションアプリ「WEAR」との提携など、国内独自のサービスを幅広く展開しています。

Shopifyとの違いとして、「海外展開の可否」が挙げられます。Shopifyは、カナダで誕生したシステムであることに加え、多くの言語と通貨に対応していることから、越境ECの構築手段としても広く知られています。一方で、STORES.jpは、国内でのECサービスに特化しているため、海外展開を目指すECサイトにおすすめすることはできないでしょう。
現在注目のECサイトに関してどのプラットフォームも注目を集めていますが、Shopifyとの比較という観点の場合、やはり越境ECへの対応がポイントとなります。国外へのECサービスを重視した場合、多言語・多通貨対応や海外発送サービスが充実しているShopifyは利便性に長けていると言えるでしょう。幅広いユーザーに対しカスタマイズ性の高い多くの機能を利用してサイト構築を行う方にはShopifyの利用がお勧めです。

Shopifyストアで商品が売れない場合の対処法

Shopifyストアを運営しているのにも関わらず、なかなか売上が伸びない場合は以下の2点の業務において改善が求められる場合が多いでしょう。

「集客」

ShopifyでECサイトを運営する場合、Amazonや楽天といったECモールとは違い、集客は自分自身で行わなければなりません。そのため、多岐に渡るEC業務の中でWebマーケティングをはじめとした広報活動は極めて重要です。

集客に問題を抱えている場合、まずは「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」などのサイト分析ツールを利用しサイト内の問題を認識し、改善策を講じる必要があるでしょう。また、Shopifyストアにも付属の分析ツールがあります。管理画面から「スタアの分析」の画面を開くと広告を打った前後のパフォーマンスの比較やチャネルごとの売上の分析を行うことができます。

また、ECサイト運営において集客をする場合、SEO対策は欠かせません。集客に伸び悩んでいる場合、Shopifyブログなどを活用し、より多くのユーザーがサイトに訪れるようにサイトを価値を高める必要があるでしょう。

「接客」

ShopifyなどECサイトは実店舗のように直接顧客に接して接客を行うことはありません。そのため、実店舗に比べて顧客のニーズを感じる機会が多くありません。ユーザーのサイト訪問件数が多いのにも関わらず、なかなか売上が伸びない場合はサイト内や接客に問題があります。分析ツールを活用するか、自分でサイトを一度利用してみるなどをし問題点を探り改善する必要があります。

特に小規模のECサイトでは、リピーターの獲得がすることが重要となってきます。手厚いサポートやサービスにより、顧客のロイヤリティーを高めリピーターを獲得することは継続的な売上にも繋がります。

Shopify(ショッピファイ)とAmazon(アマゾン)の違いとは?

AmazonはECモールと呼ばれる集合型のECサイトであるのに対して、ShopifyはECサイト構築ツールの1つです。Amazonを使ってECサイトを構築する際は、Amazonというショッピングモールに出店・出品します。これに対して、shopifyはデザインや販売方法、広告方法などを出品者自身がカスタマイズすることで自社独自の店舗を構築します。

[これからはShopify(ショッピファイ)] コロナ禍で買い物は変わったのか?

新型コロナウイルスの影響で実店舗は休業や時短営業を余儀なくされ、売り上げが伸び悩んでいます。コロナ禍で消費者もネットで買い物をする機会が大きく増えました。この変化で躍進しているのが ECプラットフォームのshopifyです。
これからネットショップが私たちの身近になっていく世の中で、Shopifyの更なる活躍が期待されています。

まとめ

世界最大シェアを誇るShopifyの使い方や特徴についてご紹介しました。世界各国でローカライズ化されているため、幅広く柔軟な対応が可能となるShopify最大の魅力は越境ECにチャレンジしやすい点です。シンプルかつ利便性の高いデザインであるShopifyは現在無料トライアル期間が設けられていて開設が容易になっています。国内だけでなく国外も視野に入れてECサイトの開設を検討している方は是非Shopifyを利用してみてはいかがでしょうか。

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こんにちは。今回は、世界最大シェアを誇り、国内でも人気急上昇中のECプラットフォームである「Shopify」の月額料金や手数料について具体的に解説していきます。シンプルかつ高機能なデザインが支持を得ているShopifyを利用し、自社独自の効果的なECサイトを開設しましょう。Shopifyの料金体系の詳細を知りたい方や、少しでも低コストでShopifyを運用したい方はこの記事を参考にしてみてください。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyの始め方

Shopifyは管理画面の設定を行うだけで簡単に登録することができます。管理画面ではメールアドレス・パスワード・ストア名・ストアURL・ストア住所を入力します。登録の際に料金プランを選択する必要はありません。初回は無料トライアル期間が設けられていて、わずか数分でECサイト開設を行うことができるため、気になった方は是非登録してみてください。登録後には商品の追加やサイトページのデザインや決済方法の選択などを行い、無料トライアル期間終了後に料金プランを選択します。
参照:) https://www.shopify.jp/

Shopifyの料金プラン

Shopifyの料金プランは初期費用なしの月額固定制で、ベーシック・スタンダード・プレミアムの3種類が用意されています。

他社クラウド型ECサイトと比較しても月額固定費用は安価であるため長期的目線でサイト運用を行う際にはお得に使用できると言えます。基本の月額制の他、1年~3年スパンでのプランもあり、プランの変更は随時可能となっています。また、90日間の無料トライアルが実施されているため、気になった方はぜひ無料で気軽に開始してみてください。

各プランの機能についてそれぞれご紹介します。

ベーシックプラン【小規模ECサイト向け】
すべてのプランで利用できる、基本的な機能を兼ね備えています。
・製品無制限
・24時間365日のサポート体制
・多数の販売チャネル
・手動注文作成
・割引コード
・無料のSSL証明書
・放棄されたカートの回復
スタンダードプラン【中規模ECサイト向け】
ベーシックプランでの機能に加えて以下の機能を利用できます。
・ギフトカード
オンラインストアで注文した際の決済で代金の代わりに使用できるカードコードのことです。販売するだけでなく、お客様への謝礼やプロモーションとして無料で発行することができます。
・プロフェッショナルレポート
管理画面から、お客様の購入傾向に基づいたプロフェッショナルレポートにより、管理画面から重要な販売情報を取得できます。具体的には、顧客数の変化やリピーターの割合、顧客の販売履歴の基づいた特定の販売アイテムの確認などの販売情報を取得することが可能となっていて、マーケティングに役立てることができます。また、物品税の徴収状況を確認するレポートを実施することもでき、納税申告の処理を容易にするなど、作業効率を上昇することも可能になります。
プレミアムプラン【大規模EC向け】
ベーシックプラン、スタンダードプランの機能に加えて、プレミアムプランで利用できる機能以下の通りです。
・高度なレポートビルダー
デフォルトのレポ―トをカスタマイズし、独自の高機能なレポートを作成することができます。具体的には、有料の広告であるGoogle広告などの流入サービスに基づいて商品の売上を追跡することができ、マーケティング戦略の分析に役立てることができます。
・送料の自動計算
外部の配送サービスと統合して配送料を自動計算することができる機能です。顧客が注文を行うとすぐに最新の配送料を提示することができ、顧客に対し標準、エクスプレス、当日配送など複数の配送オプションを提示します。正確な配送料が提示されることで過剰請求や損失補償のリスク回避に繋がります。

Shopify Plusとは?

Shopifyには、上記の3プランの他に、大量販売のマーチャントを対象としたShopify Plusというプランがあります。Shopify Plusは従来のShopifyの機能から主に以下の機能が追加されています。

Shopify Plus【大量販売を行うEC向け】
比較的短時間で、大量の受注があるECサイト向けのプランです。ベーシック・スタンダード・プレミアムプランの機能に加え、利用できる機能は以下の通りです。
・高成長マーチャント向けアプリ
・カスタマイズ可能なチェックアウト
・追加APIコール
・マーチャントサクセスプログラム
・オンライン化をサポートする公開エンジニア
・無制限のスタッフアカウント
・FacebookのShopify Plusコミュニティへの加入
・新たに100種類のテーマ追加
・パスワードで保護された卸売チャネル

費用対効果の高い多数の追加サービスを受けることができるため、大規模開発や複数店舗展開を検討しているマーチャントにお勧めのプランです。
参照:) https://www.shopify.com/plus

Shopify Liteとは?

Shopifyには、月額29USDから利用できる通常プランの他に月額9USDから利用できる「Shopify Lite」というプランが存在します。

Shopify Liteの最大の特徴は、Shopify上でストアページの構築をする必要がないという点です。
Shopifyでは、Shopifyの管理画面を使いながら、Shopify以外のWEBサイトやブログに商品を掲載し同一のページに商品の購入ボタンを埋め込むことができます。

こちらの機能はShopifyの全てのプランで利用することができますが、Shopify Liteの場合はECサイトはShopify上で構築せずに、既に持っているホームページなどで商品の販売を行うことができるようになります。

Shopify Liteはお試しでECサイトでの自社商品のニーズを知りたい方などにおすすめのプランです。なおShopify Liteにかかる手数料はShopifyのスタンダードプランにかかる手数料と同様です。

Shopify Plusの料金体系

Shopify Plusの契約は12ヶ月~となっています。

Shopify Plusの月額料金は2,000USDです。(約210,000円)

クレジットカードの手数料が3.15%と、その他プランと比較し安くなっています。

Shopify利用料の支払方法とは?

Shopifyの月額利用料の支払方法には、以下の2つの方法が存在します。

利用料の支払い方法・クレジットカード決済
・PayPal

クレジットカード決済・PayPal決済ともに月額料金の定期払いまたは都度払いをせんたくすることができます。また現時点でデビットカードでの支払いには対応していないようなので、利用の際には注意が必要です。

Shopifyで発生する手数料

Shopifyを利用する際には、料金プランの他に販売取引手数料やクレジットカードの決済手数料が発生することに注意しましょう。また、使用するプランによって手数料は異なります。

クレジットカード決済手数料

クレジットカードの決済手数料とは、VISAやMastercardなどの主要クレジットカードを決済方法として使用した際に発生する少額の手数料のことです。オンライン決済かShopify POS(実店舗やポップアップでの取引に使用できるアプリケーション)かという決済方法の違いによって手数料が異なるため注意が必要です。

取引手数料

取引手数料は、販売の際に外部決済サービスを利用して代金を受け取る場合に発生する料金のことです。選択したプラン毎に手数料は異なります。取引手数料は「Shopifyペイメント」を有効にすると免除されます。

Shopifyでは振込手数料(入金手数料)はかからない?

多くのECサイトプラットフォームでは、通常そのプラットフォーム上での売上金を自分の銀行口座に振り込む際に「入金手数料」または「振込手数料」というものが発生します。
しかしshopifyでは振込手数料は無料です。振込手数料が無料なため、商品の売上はShopify側が定めている入金サイクルに沿って自動的に登録している銀行口座に入金されます。
このことから売上振込申請はどの手間を省くことができます。加えて売上字体が少ないECサイトの方でも、手数料として引かれる金額が少なることでお得に利用することができます。

Shopifyの入金サイクルとは?

Shopifyの入金サイクルとは、Shopifyに出店しているショップの売上を出店者の銀行口座に振り込むまでの、Shopify側が定めているサイクルのことを指します。
入金サイクルは、商品をユーザーが購入した際に実際に選択した決済方法によって異なります。

Shopifyの決済手数料含む手数料には消費税は課税される?

Shopifyは海外事業者なので非課税の対象になります。加えて手数料はサービス料金でなくクレジット取引料金として扱われるためShopify の決済手数料含む手数料には消費税は課税されません。

Shopifyの利用料も非課税

手数料と同じく、日本でShopifyを利用する場合Shopifyは海外事業者扱いとなるため月額利用料にも消費税は課税されません。ただしすべての国と地域で非課税なわけでは無く、出店者がShopifyを利用している国と地域の政府によって定められている課税率に従った金額が請求されます。

Shopifyで使用できる支払方法(決済方法)について

Shopifyでは多様な決済サービスを展開しています。代表的な決済方法として、Shopify独自の決済サービスである「Shopify Payment」とそれ以外「外部決済サービス」が挙げれます。

Shopifyペイメントを利用せず、外部決済サービスを使用する場合は、Shopifyが統合している、100種類以上の外部決済サービスの中から使用したい手段を選定し、有効化する必要があります。また、外部サービスによる決済が行われる際には。取引手数料が発生し、加入プランによって料金は異なります。

外部決済サービスの代表例は、以下の通りです。

・Amazon Pay
・Paypal
・コンビニ決済
・銀行振込
・携帯キャリア決済
(携帯電話の利用料金と合わせての支払い)
・Shopify Payment
これらの他にも複数の決済サービスを利用することができます。
参照:)Japan Payment Gateways – Online Credit Card Processing Japan

Shopify Payment(Shopify Payment)のメリットとは?手数料が安くなる?

 

Shopify Payment(Shopify ペイメント)とは、Shopifyの展開する独自の決済サービスです。決済設定画面から簡単に設定を行うことができます。Shopifyペイメントに登録することで、全てShopifyを通じて決済可能となるため他の決済代行サービスの利用が不要となります。

Shopifyペイメントの強みとしては以下の点が挙げられます。

取引手数料が免除

クレジットカードの決済手数料のみで追加の取引手数料がかからないため、他プラットフォームと比較しても取引をかなり低コストに抑えることができます。

コンバージョン率向上

Apple PayやGoogle Pay、Shop Payなどの決済サービスと提携することができ、チェックアウト手続きが容易になるため、コンバージョン率向上に繋がります。

Shopifyの管理画面と提携

Shopifyの管理画面内で支払いと注文が同期されるため、個々の支払い状況を一括で管理することができます。売上確認も全て管理画面内で行うことができ、他のウェブサイトで確認する手間を省くことができます。

リアルタイムで支払いを確認

管理画面内でリアルタイムで支払い額を確認することができます。保留中の支払いや次の支払い日の追跡、支払いが振り込まれた際のメール通知設定も可能となります。

Shopifyとその他ECカートの手数料を徹底比較!

Shopifyの手数料はシンプルなシステムで分かりやすいのが魅力ですが、実際に他のECサイトプラットフォームと比較した際どれだけお得なのでしょうか。
そこで以下では、Shopifyの他にSTORES、BASEという近年注目を集めているECプラットフォームの利用料を比較していきます。

以上の3つのECサイトプラットフォームを比べてみると、その中でもShopifyが決済手数料・事務手数料の両方において安価なことが分かります。
Shopifyでは月額利用料金に一番安いベーシックプランでも29USドルかかる代わりに、その後の手数料などは安く設定されているので、売り上げが上がれば上がるほど低コストでの運営が可能になってきます。

 

 

Shopifyをさらに低コストで利用するには?

コストパフォーマンスが高く機能が充実しているShopifyですが、以下の点を抑えることで更に低コストに抑えられる場合があります。

ディスカウントを活用する

まずは、上記でも紹介した、取引手数料が免除されるShopifyペイメントについてです。Shopifyペイメントを利用することで、様々な追加サービスが受けられるだけでなく取引手数料が免除されるため、よりお得に利用することができます。

その他に、複数ストアディスカウントについてご紹介します。複数ストアディスカウントとは、同ブランドのShopifyストアを「別言語」・「別通貨」で展開した場合に受けられるディスカウントです。2つ以上のストアを開設し、サポートに問い合わせ承認されることで2つ目以降のストアに対しディスカウントが適用されます。

年間契約を活用する

Shopifyは月額制での契約が基本ですが、1年、2年、3年と年数に応じて長期スパンで契約することでディスカウントを受けることができます。1年で約10%、2年で約20%、3年で約25%のディスカウントを受けられるため、年間契約にした方がお得にShopifyを利用することができます。

オプション機能を追加する

Shopifyではオプション機能として契約することで欲しい機能はそのままにして低コストでストアをアップグレードできる場合があります。月額費用は現在のプラン料金にオプション料金が追加されたものとなります。例として、上位プランにしかない「リアルタイム配送機能」をオプションとしてつけてほしい旨をサポートセンターに伝えることで下位プランに有料オプションでつけてもらえる場合があります。追加したいオプション機能がある場合は検討してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、Shopifyの料金プランや手数料、低コストで運用するポイントについて詳しく解説していきました。Shopify開設を検討している方やShopifyを今より低コストで運用したい方へ、少しでも参考になれば幸いです。自分のストアにマッチした料金プランを選択し、低コストに抑えた利便性の高いストア運用を行ってください。

Shopifyを利用したサイト制作ならアートトレーディング

アートトレーディング株式会社は「Shopify experts パートナー」として認定されています。

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フルフィルメントとは?業務内容やメリット・デメリット、フルフィルメント企業19選も含めて徹底解説!

フルフィルメントとは、ECサイトにおける「商品の注文受付(受注)〜商品の配送完了」の一連の物流業務のことです。

今回は、フルフィルメントの業務内容、導入するメリット・デメリットを解説するだけでなく、自社が本当にフルフィルメントを導入するべきかどうかの確認ポイント、おすすめフルフィルメント企業19選もご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

フルフィルメントとは?

フルフィルメントとは、ECサイトにおける「商品の注文受付(受注)〜商品の配送完了」の一連の物流業務全般のことです。具体的な業務として、受注・ピッキング・流通加工・検品・梱包・発送(出荷手続き)が挙げられ、場合によってはコールセンターやクレーム対応などの顧客対応も含まれます。

フルフィルメントは英語の「Fulfillment」が元になっており、本来では遂行、実行、実現などを意味する言葉でした。しかし近年では通信販売業者やEコマース事業(電子商取引)において使用される場面が多くなっています。

フルフィルメントサービスも耳にすることが多い言葉です。フルフィルメントサービスとは、フルフィルメント業務を全てまたは部分的に外部のプロに委託するサービスのことです。

わずらわしい物流業務を全て外注して時間を捻出する。その空いた時間で商品企画や販売促進、マーケティング業務などのEC運営者が本来行うべき、コア業務に専念して売り上げを上げる。このようにフルフィルメントサービスは売り上げを上げるためのサービスとも言えます。

フルフィルメントが担う7つのEC業務とは?

フルフィルメントの一連業務を順にご紹介します。

入荷管理

入荷管理とは商品が物流倉庫に配送された際に、商品に不備がないかをチェックする作業のことです。具体的には受け取り日のスケジューリングやダッシュボードでの一元管理、バーコード管理を行い、正しく商品が入荷しているか確認します。

この入荷管理はお客様の満足度を上げる際に重要な物流作業です。入荷時の数量が予定数より少ないと、在庫切れが起きてお客様に迷惑をかけてしまいます。また、入荷時の数量が多い場合も無駄な商品が倉庫を圧迫してしまうため、余計な維持費がかかってしまいます。顧客満足度向上のためには、正しい入荷管理は必要不可欠です。

在庫管理

在庫管理とは発注の量やタイミングを決めるために、倉庫内の商品がどれだけあるのか、不足しているのかを確認する作業のことです。

適切な在庫管理を行うことで、在庫切れや大量の商品を抱えてしまうリスクを防ぎます。正しい在庫管理が行われていないと、機会損失や無駄な商品維持費がかかり経営状況を圧迫してしまいます。

フルフィルメントでは、在庫の過不足をなくすためのサイクルカウントやスムーズに出荷するための棚卸し業務も行います。

受注管理

受注管理とは注文・決済状況・在庫状況を確認した上で、倉庫へ出荷の指示を出す業務のことです。受注管理は顧客と商品を繋ぐ重要な役割を担うため、ミスが許されません。そのため、受注管理をアウトソーシングする企業は年々増え続けています。

注文をWMS等へアップロードする膨大な作業をアウトソーシングすることでスムーズな受注管理・業務効率化を図ります。

ピッキング

受注管理が終わると、次はピッキングの工程に入ります。ピッキングとは受注ごとに倉庫から商品を集める作業のことです。

ピッキングはスピードと正確性が特に求められる業務ですが、ヒューマンエラーが多発する工程でもあります。フルフィルメントを利用しピッキングの工程を外注することで、顧客満足度低下につながるピッキングミスを減らすことができます。

流通加工

流通加工はラベル・値札貼り・組み立て・箱詰めの作業のことを指します。流通加工には生鮮食品や繊維品の二次加工、小分け包装などが含まれます。フルフィルメントを利用し精度の高い流通加工を外注することで、さらに商品の付加価値を高めることができます。

検品作業

検品作業とはピッキングした商品と注文された商品に問題がないかどうか出荷前に検査する業務です。商品毎に検査する項目は異なりますが、具体的に傷の有無・ホツレ・色ムラ・動作の異常有無・組み合わせの一致などについて確認します。

フルフィルメントを利用することで、PCやバーコード、POS検品システムを用いて正確かつ迅速に検品を行えるようになります。商品を確認し異常がある場合は補修、不良品である場合は取り除くなどの適切な処理を行うことで企業の信頼度向上に繋げます。

梱包作業

梱包作業は緩衝材等を用いて消費者の元へ安全に配送するために適切な梱包を行う業務です。この梱包作業ではチラシ・クーポン・サンプルなどお客様ごとに同梱対応や納品書、払込書の差し込みや送り状の貼付も行います。丁寧な梱包は企業の信頼やECの売上に良い影響を与えます。

この梱包作業は商品ごとに規定があるものや複雑な梱包が必要とされるものが多く手間取ることが多いです。そのため梱包作業はプロに任せて、自社では販売企画や商品企画、マーケティング活動などのEC担当者のコア業務に専念するという手法を取る企業も増えています。

発送業務

発送業務では、梱包された商品を発送方面別に仕分けし、配送業者へ引き渡しすることで消費者の元へ届けます。フルフィルメントを利用することで、商品ごとの発送方法やお客様の受け取り方法などを配送業者に委託することができます。

自宅受け取りだけではなく、コンビニやオフィス・ロッカーなどのに受け取り先が指定可能なためEC事業者は「配送完了メール」を送信して消費者が荷物受け取りを確実に行うためのサポートをする必要があります。

決済業務

フルフィルメントはクレジットカード・代金引換・郵便振替・コンビニ決済・銀行振込など、多様化が進む決済業務の工程も担当します。近年では、電子マネーやキャリア決済サービスを利用するケースもあります。決済方法の多様化により、決済業務の配送業者への委託が困難となったため、EC事業者の業務担当となりました。

決済業務のアウトソーシングにより負担軽減かつ消費者の利便性向上に繋がる可能性があります。外部委託する場合、物流倉庫に現金の保管を委託し定期的に受け取る形式が一般的となっています。

返品・返金処理

自社製品に落ち度がなくても、何らかの理由で一度出荷した商品が物流倉庫へ返品またはキャンセルされる場合があります。

返品処理は返品を受け付け、場合によっては荷主に報告する業務です。返金処理は一度決済が完了した注文が返品やキャンセルとなった場合に金額を消費者に返す業務です。

返品となった理由を明確にし、開封済か破損品かなどの商品状態やいくら返金するかなどを記録可能な事業者もあります。このイレギュラーな対応は想定以上の手間がかかってしまうことがあります。これも外注してしまえば、空いた時間にマーケティングなどの主業務に割くことができます。イレギュラーな対応もアウトソーシングできる点がフルフィルメントの利便性が高いポイントの一つです。

クレーム対応

検品や梱包を注意深く行っていても、クレーム発生をゼロにすることは至難の業です。フルフィルメントにはお客様からの苦情処理問い合わせ対応も含まれる場合があります。

実績豊富なオペレーターが対応することでEC事業者のマイナス評価を防ぐことができます。また、事業所によっては越境ECでの多言語対応も実施している場合もあるため、自社での多言語対応が困難な際は特にアウトソーシングを活用しましょう。

フルフィルメントと3PLの違いとは?

フルフィルメントと3PLの違いは、外注する業務範囲にあります。3PLは物流に関わる業務のみをアウトソーシングするのに対し、フルフィルメントは注文に関わる業務や決済業務も含まれます。以下で3PLに関して詳しく解説いたします。

3PLとはサードパーティー・ロジティクスの略で、企業の抱える業務の内の物流部門のみを外部業者に委託する業務形態のことを表します。メーカーをファーストパーティー、問屋や小売をセカンドパーティー、物流部門を担う企業をサードパーティーと名づけれたことに由来しています。ロジスティクスは一元管理を表すため、直訳すると「物流部門の一元管理」という意味になります。

フルフィルメントを導入する5つのメリット

①商品が届くまでの一連の業務がスムーズになる

フルフィルメントの1つ目のメリットとして、商品が届くまでの一連の業務をスムーズになるという点があげられます。
ECサイトの売上増加に業務効率化は欠かせません。商品の受注から配送まで一連の業務を適切なノウハウを保有するプロに外注することでスピーディーな業務処理が可能になります。

また、近年多様化する決済を自社サイトで全ての決済対応を行った場合時間と労力が必要となります。決済業務をアウトソーシングすることで消費者の多様な決済方法のニーズに応えることができ、自社の負担を軽減することができます。

②人件費削減による高収益化を狙える

フルフィルメントの2つ目のメリットとして、人件費を削減し企業の高収益化を狙えるという点があげられます。

自社で人材を抱え倉庫やコールセンターを構えると、売り上げは人件費も固定費として含まれた上で算出されます。
多額の人件費が固定費として含まれ、損益分岐点が高くなることで利益が出づらい結果となってしまいます。

しかしフルフィルメントを利用しカスタマーサービスを含む商品の発送までの業務を委託することができれば、固定費の中で多くの割合を占める人件費を削減することができます。

それまでかかっていた人件費含む固定費は、フルフィルメントを利用することで最低限の固定費と売り上げと連動した変動費に変わります。
結果として損益分岐点が押し下げられ、企業としての利益を生み出しやすくなります。

③コア業務に集中できる

フルフィルメントの3つ目のメリットとして、ECサイト運営の基幹業務に集中できるという点があげられます。

ECサイト運営者は販売促進やマーケティング戦略・商品企画を初めとした膨大な業務をこなす必要があります。そのため、物流作業のような本来ECサイト運営者が時間を割くべきではない業務に時間を取られることは好ましくありません。

そこで、活躍するのがフルフィルメントです。物流業務をアウトソーシングすることで物流負担を軽減し、コア業務に集中して取り組むことができます。

④顧客満足度の向上を図れる

フルフィルメントの4つ目のメリットとして、お客様の顧客満足度や購買体験の向上ができるという点があげられます。

入荷管理や在庫管理で商品をミスなく管理すること、受注管理や発送業務でミスなく商品をお客様に届けることで、顧客満足度を向上させることができます。また、問い合わせや苦情対応などの顧客対応に関して、迅速な対応をすることでも顧客満足度を上げることはできます。

また、事業者によっては、ECサイト利用の際に配送料や手数料無料やお急ぎ便対応・ギフトラッピング無料などの追加特典サービスを提供している場合があります。このように、フルフィルメントが対応する全ての業務が顧客満足度に関わっています。

⑤積極的に商品を売ることができるようになる

「売上が上がったはいいものの、人手が足りないので積極的に商品を売ることができない」これは企業のよくあるお悩みです。しかし、フルフィルメントサービスを利用して物流の負担を一切考える必要がなくなると、積極的に好きなだけ商品を売ることができます。物流に不安があり、積極的に商品を売ることができなかった方には特に大きなメリットだと思います。

フルフィルメントを導入する4つのデメリット

①顧客のニーズや声が把握しにくい

フルフィルメントの1つ目のデメリットとして、顧客のニーズや声が把握しにくいことが挙げられます。お客様の声を直接受け取る問い合わせや苦情などの対応をアウトソーシングすることでニーズやお客様の生の声を把握しにくくなってしまい、サイト構築の改善点や商品の問題点を知る機会が少なくなる可能性があります。

お客様の声を反映したサービス展開を実施するためには、何か別の方法でお客様の声を受け取るシステムを設ける必要があるでしょう。

②サービス利用に費用が掛かる

フルフィルメントの2つ目のデメリットとして、サービスの利用にコストがかかるという点があげられます。

フルフィルメントの恩恵を受け取る代わりに、利用の際には当然ながら費用が発生します。在庫管理や商品のピッキング・配送のアウトソーシングを行った場合、手数料が経費として発生する場合がほとんどです。

無駄なコストを発生させないために、費用対効果を考慮しフルフィルメントで外部委託するのは一部か全般か、どの事業者のサービスを利用するか確認して検討することが重要です。

③バックヤードノウハウの蓄積ができない

フルフィルメントの3つ目のデメリットとして、社内でのバックヤードノウハウの蓄積ができないという点があげられます。

フルフィルメントは商品の注文を受けてから発送までの一連の業務を委託できるとても便利なサービスですが、自社では物流業務を行わないため社内でその業務を遂行できる人材・ノウハウを蓄積することができません。

また、フルフィルメントが何らかの理由で停止してしまったときなどに、社内で対応できる人材がおらず混乱が起こる可能性もあります。

④リアルタイムで物流状況を把握できない

フルフィルメントの4つ目のデメリットとしてリアルタイムで物流状況を把握できない点が挙げられます。フルフィルメントを利用すると物流業務を全て外注するため、注文キャンセルや追加注文にすぐに対応できなくなります。

また、商品の配達状況も即時には把握できなくなります。しかし、物流状況をすぐに共有してくれるシステムを持ったフルフィルメントもあります。リアルタイムでの物流状況の把握ができないことに大きな不安を感じる方にはこのようなサービスがおすすめです。

フルフィルメントを導入する前に確認したい6つのポイント

国内にフルフィルメントを提供する業者は多く存在します。業者の選定を行おうとしても何を基準にサービスの選定を行えばいいのか分からずに戸惑う方も多いのではないでしょうか。

そこで以下では、フルフィルメントの選定を行う際に気を付けるべき6つのポイントをご紹介いたします。

①フルフィルメント導入の目的を明確にする

フルフィルメントを選ぶときのポイント1つ目は、フルフィルメントをなぜ利用したいのか、目的を明確にすることです。

一口にフルフィルメントといっても、それを提供する企業によって網羅している業務や得意としている業務は異なります。まずは自社の抱えている課題や実現したいことを明確にし、その目的を果たすことのできるフルフィルメントサービスを探します。

②フルフィルメントの内容比較を行う

フルフィルメントを選ぶときのポイント2つ目は、複数のフルフィルメントの具体的な業務内容を比較することです。フルフィルメントの中には、商品の注文を受け手から発送するまでの業務の他にもプロモーションやマーケティングの支援をしてくれるものも存在します。

加えて利用可能な決済方法や配送方法もサービスによって異なります。フルフィルメントの選定を行う際には1つの事業者だけでなく複数の事業者を比較して、網羅している業務内容や独自のサービスなどの検討を行う必要があります。

③カスタマーサービスの質を確認する

フルフィルメントを選ぶときのポイント3つ目は、フルフィルメント事業者の提供しているカスタマーサービスの質の確認することです。

具体的には、倉庫に預けた商品が万が一破損した場合や、顧客との間にトラブルが起きた場合にその企業がどう対応してくれるのかチェックします。

④商品の保管場所は直接視察する

フルフィルメントを選ぶときのポイント4つ目は、フルフィルメント事業者の商品の保管場所は直接見て確認をすることです。

商品の保管場所が劣悪な環境であれば、顧客とのトラブルなどのリスクが発生する確率も高くなります。倉庫が整然としているか、商品の保管場所として適切かどうか、実際に倉庫を訪れて確認する必要があります。

⑤よくあるフルフィルメントのデメリットは解消されているか?

「フルフィルメントサービスの4つのデメリット」でも紹介したように、「お客様の声が届きにくい」「リアルタイムで物流状況を把握できない」はフルフィルメントサービスのよくあるデメリットです。しかし、このデメリットが解消されているフルフィルメントサービスもあります。

この2つのデメリットが気になって導入に踏み切れない企業はこの2点が解消されている企業を選定すると良いでしょう。

⑥ECサイト運営も一括で対応してくれるか?

ECサイト制作や運営、物流業務などアウトソーシングの種類は年々増えています。そこで、アウトソーシング先を複数に分けてしまうと新たな施策を行う際、業者に一から自社の課題を説明しなくてはならず非効率です。

しかし、アウトソーシング先を1つにまとめると、その業者側からニーズを汲みとったあらゆる視点からの改善策をもらうことができます。そのため、フルフィルメントサービスを選定する際はECサイト制作や運営も同時に行ってもらえるか確認しましょう。

フルフィルメントの導入を検討するべき企業とは?

物流業務に手間がかかり、商品企画などのコア業務が疎かになっている企業

社内の経験豊富な貴重な人材に物流業務などの単純作業をやらせていませんか?ECでよく見られるのは、社長自らが注文管理や問い合わせ対応、発注まで全て行っているという状態です。

このような状況になっている企業はフルフィルメントの導入を検討するべきです。物流作業はプロに任せて、EC運営者は本来行うべき、商品企画や販売促進、マーケティング業務に集中しましょう。

顧客満足度が下がっている企業

フルフィルメントには苦情対応などの顧客対応も含まれます。苦情対応への迅速な対応は企業の信頼向上に繋がります。

また、フルフィルメントを利用することで様々な決済方法の導入が可能になりお客様のニーズに対応できるようになるため、決済段階での顧客満足度の向上も期待できます。

ECサイトを始めたばかりの企業

そもそもECサイトの利用を始めたばかりで物流業務の知識がない場合はフルフィルメントを利用して、物流業務を丸投げしてしまうのをおすすめします。

フルフィルメントを利用すると、物流関連に対して適切なノウハウを保有したプロに物流の全てを任せることができます。自社で物流業務を行うよりも圧倒的に満足度の高い物流サービスを顧客に提供することができます。

扱う商品数が増えてきて商品の保管や出荷業務が煩雑になってきた企業

扱う商品が多くなってくると、商品の保管や出荷業務が複雑になり、ミスが多発しするようになります。そこで、フルフィルメントを利用し物流システムを活用すると、商品の保管や出荷業務がシステム化され、煩雑化を防ぐことができます。

フルフィルメントサービスの料金体系

フルフィルメントサービスは資料に載っている金額以外にも預ける商品によって利用料金が代わるケースがあります。そのため、料金体系については事業者に直接問い合わせて細かく見積を出してもらう必要があります。

倉庫に商品を納品するまでにかかる送料などの、サービス料以外のコストについても事前に見積をもらうことをおすすめします。

フルフィルメントサービス提供会社13選

【Shopifyと連携可能なフルフィルメントサービスを提供!】アートトレーディング株式会社

10年以上に渡り100社以上のECサイト運用を展開した実績を誇るアートトレーディング株式会社では、その豊富なノウハウを活かしたフルフィルメントサービスを提供していて、ECのバックエンド業務を一貫してサポートすることができます。

独自の受注管理・物流管理の一元化システムである「mylogi」を展開していて、一部上場企業から中小企業まで幅広い支援を実施しています。「mylogi」では、複数モールの受注ファイルの一括管理や、バーコード管理によるフリーロケーションの実現、出荷メール一括送信など業務効率を上昇させる様々なサービスが提供されています。

アパレル商材から食品まで幅広く支援可能であり、低コストかつ「かゆいところに手が届く」高品質なシステムを構築しています。

 

料金体系

初期費用基本10万円(業務フロー設計/サービス構築/現状調査メールアドレス/電話番号取得等)+月額固定費15万円~(出荷数、問い合わせ数、電話数担当者数により変動)

株式会社スクロール

通販物流一筋で50年以上事業展開を行い豊富なノウハウを蓄積する通販代行・システム構築会社です。受注から出荷までワンストップでサポートし、柔軟なカスタマイズが可能となっています。

サービスは大きく分けて、受注代行・物流代行・決済代行の三種類が用意されています。インバウンド及びアウトバウンドの受注対応やコンビニ決済から後払いまで主要な決済方法が網羅されているなど細かい点までカバーしたサービス内容となっています。

出荷サービスのオプションとして「リピート通販360°ロジスティクス」というリピート通販に特化し大量注文への対応や物流全体を最適化しコストダウンを実現するサービスを実施しています。健康食品や化粧品を初めとした、300社以上の豊富な導入実績を有している会社です。

 

料金体系

株式会社スクロール360の料金体系の相場は自社サイトトータル支援で200万円~となっています。

株式会社e-LogiT

既存受託社数200を超え、日本トップクラスの通販物流実績を誇る物流代行会社です。365日出荷対応可能な点や物流センターの密集するエリアを避け住宅街に近い場所を選定した物流センターを確保している点、関東一都六県当日配送可能な点が強みとなっています。月商1,000万円~10,000万円の通販企業者がメイン層であり、在庫管理制度や消費者との対応などのサービス品質を重視する企業の方に適したサービス展開を実施しています。

 

料金体系

株式会社イー・ロジットの料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社エスプールロジスティクス

株式会社エスプールロジスティクスでは、IoTを活用した流通業務の最適化や越境ECサポートなど高度な技術によるEC事業サポートを行う物流倉庫会社です。物流業務・事務業務・コールセンター業務の三つの分野から支援を実施していて、出荷誤送率0.01%や365日対応の高品質かつ低コストなサービスを提供しています。

コールセンターなどから得た消費者の声を反映する業務改善提案を実施していて、商品やサイト表記の変更、オペレーション改善により売上アップ上昇を狙う取り組みが特徴となっています。

 

料金体系

株式会社エスプールロジスティクスの料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社千趣会

通販事業ベルメゾンネットで有名な株式会社千趣会では、通販事業60年以上のノウハウを活かしフルフィルメントサービスを実施しています。受注から配送だけでなく、商品開発やDMを用いた新規顧客の獲得、商品販売促進を支援するプロモーションサービスなど多角的な支援を実施しています。コールセンター業務はベルメゾン通販の知見を有した経験豊富なオペレーターが対応しているため、顧客満足度向上を図ることができます。

 

料金体系

株式会社千趣会の料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社PAL

株式会社PALではWebマーケティングから物流支援までクラウド上で一括管理する業界初E-フルフィルメントサービス「EC-REVO」を提供しています。E-フルフィルメントとは、ECバックヤード業務に売上獲得を図るためのWebマーケティング・システムインテグレーション・CRM・販売促進などを併せたECフロント運営業務のことです。リピーター獲得・ロイヤルカスタマー化に特化し利益を最大化させたい企業の方に適したサービスです。Webマーケティング・システムインテグレーション・CRM・販売促進・運営支援・カスタマーセンター・物流支援の7分野から総合的に支援しています。

 

料金体系

発送代行サービス:月額15,000円+1発送500円~

商品撮影サービス(アパレル):24カット1,500円~

商品マスターデータ作成:500円~

キャプション原稿作成:450円~

コールセンター代行:100,000円~

受注受付代行:15,000円~

株式会社ダイワコーポレーション

株式会社ダイワコーポレーションでは、EC通販物流として倉庫保管から発送まで一気通貫した支援を実施するフルフィルメントサービス「EC-CREATOR」を実施しています。通販のバックヤード業務だけでなく、専用スタジオでプロカメラマンによる商品撮影や原稿作成、Webサイト構築や販売促進までECに関わる大半の業務を委託することができます。新規事業展開を検討している方やコストを抑えたい方・品質を向上させたい方に適したサービスです。

 

料金体系

1出荷あたり400円~(料金詳細は都度問い合わせとなります。)

三井物産グローバルロジスティクス株式会社

商社系物流企業として名を馳せる三井物産では、全世界35か国150を超える拠点を中心にグローバルECのソリューションを提供するフルフィルメントサービスを実施しています。テストマーケティングからWeb構築等、各国規制対応などの豊富な知見を軸に、アパレルから医療品まで通販業務を総合的に支援しています。保険、決済代行、リース、物流施設開発などグループ内の総合力を活用した高付加価値機能を有したグローバルサプライチェーンの実現に取り組んでいます。

 

料金体系

初期費用なしで月額固定費用50,000円~+月額保管費用4,000円~/坪+配送費580円~/件となっています。

センコー株式会社

大阪市にある大手物流会社であるセンコー株式会社では、ファッション・食品・インテリア・化粧品など幅広い商品へのフルフィルメントサービスを実施しています。

入庫から出庫だけでなく、コールセンター・「ささげ」業務・サイト構築・運営・決済業務などECサイトの大半に及ぶ業務が委託可能となっていて、新規サイト立ち上げやプロモーションを行い既存サイトの売上上昇を図りたい企業の方に適したサービスとなっています。B2BとB2Cの在庫を同一拠点で管理することによりリードタイム短縮やコスト削減を実現しています。

 

料金体系

センコー株式会社の料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社三越伊勢丹ビジネス・サポート

三越と伊勢丹が統合してできた三越伊勢丹ビジネス・サポートでは百貨店で得たノウハウとリソースを活用した高品質なサポートを実施するフルフィルメントサービス「IMBSフルフィルメント」を提供しています。百貨店が得意としているアパレル・食品に対し、4温度帯(冷凍・冷蔵・常温・低温)や裾上げ、ネーム入れといった多岐に渡るフレキシブルな対応力や委託業務だけではない企業の現状から導く改善提案が強みとなっています。

 

料金体系

初期費用:30,000円~

システム運用量:15,000円~

保管費(常温/冷凍)/坪:4,500円/10,000円~

倉庫内業務:200円~

配送費用:550円~

業務管理費:月10%

オイシックス・ラ・大地株式会社

食料品を扱う事業展開を実施するオイシックス株式会社では、食料品向けBtoCに特化したオイシックスフルフィルメントサービスを提供しています。食品ECに特化した物流拠点を活用することで三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の万全な品質管理での食品保管を可能にしています。月額出荷箱数30万箱以上という豊富な実績を保有しています。

 

料金体系

月額保管料6,000円~/坪

作業手数料60円~/箱

オットージャパン株式会社

ファッション通販で知名度の高い、ドイツ・オットー社子会社であるオットージャパンでは、アパレルを中心とした通販ビジネス支援業務を実施しています。

アパレル・食品・健康食品・化粧品の4分野に対応していて、入庫から配送だけでなく、アパレルであれば商品撮影や裾上げなどの流通加工、化粧品であれば防塵加工といった商品に合わせた品質管理を徹底している点が強みとなっています。リテール業で得たノウハウを最大限に活用しECサイトプロデュースからマーケティング・販売促進までワンストップでサポートしています。

 

料金体系

オットージャパン株式会社の料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社ベルーナ

総合カタログ通販事業を実施する株式会社ベルーナでは、ベルーナBizというフルフィルメントサービスを展開しています。

カタログ通販売上トップクラスの実績から蓄積したノウハウを活かし、物流・コールセンター・システム構築の三つの分野から通販事業をサポートしています。年間1500万件の出荷量を実現するビッグスケールにより低コストな配送費用が可能である点や自社通販で培ったお客様を安心させるコールセンターの経験豊富なオペレーターが強みです。

 

料金体系

ベルーナBizの料金体系は都度問い合わせとなります。

配送会社が展開するフルフィルメントサービス3選

[ヤマト運輸が提供するフルフィルメントサービス] ヤマトロジスティクスとは?


クロネコヤマトの子会社であるヤマトロジスティクス株式会社では最先端のロジスティクスソリューションを提供しています。国内最大規模の全国100拠点を超える物流倉庫を活かし、お客様のサプライチェーンを一貫サポートしています。

オペレーションにフレキシブルに対応できるFRAPSの活用やQC活動、ターミナル一体型拠点であることを活用した医療機器の洗浄や精密機器の修理、キッティングなどの付加価値を提供している点が強みとなっています。ヤマトだからこそ可能な宅配で培った高品質なサービスと物流ノウハウを活かしたサービス展開を行っています。

料金体系

ヤマトロジスティクスの料金体系は、都度問い合わせとなります。

Yahoo!ショッピング✖️ヤマト運輸のフルフィルメントサービスとは?

国内でも有数の集客力を誇るECモールのYahoo!ショッピングでは、ヤマト運輸とのID連携でフルフィルメントサービスの利用が可能になります。
ヤマト運輸のフルフィルメントサービスでは帳票発行から商品のピックアップ、梱包、出荷までを担っているのでヤフーショッピングでのEC運営の負担を軽減することができます。

加えてヤマト運輸ならではの高品質なサービスや全国100拠点以上に存在する物流倉庫を活かし、購入者が「いつ届くかわかる・どこでも受け取れる」配送を実現しています。

佐川グローバルロジスティクス株式会社

国内トップクラスの物流会社である佐川急便の展開する佐川グローバルロジスティクスは、2020年2月にEC事業者向けのプラットフォームセンターを新設しました。これによりシェアリング・フルフィルメントサービスの展開を開始し、荷物の保管・梱包・搬送業務をロボットや最新機器を導入することで従来のロジスティクス業務と比較し約20%作業効率の上昇を実現しています。将来的には国内EC市場のみならず、越境ECへの対応も可能となっています。

 

料金体系

シェアリング・フルフィルメントの料金体系は要問合せとなっています。

日本通運株式会社

大手物流業者である日本通運株式会社では、NITTSU-DMFという中規模向けフルフィルメントサービスを展開しています。物流業務だけでなくECサイト構築や決済業務、返品処理などの付随業務も提供しています。陸・海・空の全ての基盤から最適なロジスティクスを実現できる点がNITTSU-DMF最大の強みです。

世界を網羅するネットワークにより、国内だけでなく越境ECにも対応可能となっています。従来1施設1企業であった一戸建ての通販施設から集合住宅の通販施設へ転換することで1社あたりのコストの引き下げを実現しています。

 

料金体系

NITTSU-DMFの料金体系は都度問い合わせとなります。

アマゾンが提供するフルフィルメント(FBA)とは?

世界的に有名なECモールAmazonが展開するフルフィルメントはAmazonで販売し、指定通り納品することで自社倉庫で商品を保管し注文処理、配送、配送後のカスタマーサービスまで代行してもらうことができます。

24時間365日スピーディーに対応可能な点、その知名度と実績から豊富なカスタマーサービスのノウハウを蓄積している点が強みです。返品作業の対応も行っているため、イレギュラーな対応も任せることができます。

料金体系

FBAの料金体系は、月額基本料4,900円+販売・在庫手数料が発生する仕組みとなっています。販売商品の大きさやカスタマーサービスにより手数料が変動する点に注意が必要です。

フルフィルメントセンターとは?

フルフィルメントセンターとは顧客の満足度を高めるためのアマゾン独自の配送センターを指します。このフルフィルメントセンターはただの倉庫ではありません。アマゾン独自の最先端の設備を利用してお客様から注文を受けた商品を迅速に梱包して出荷します。

ECモールが展開するフルフィルメントサービス2選

Rakuten SUPER LOGISTICS

楽天出店店舗に対して展開する入荷から配送までの物流業務を一括して代行されるシステムです。セール時に遅延してしまうことの多い商品の発送も、楽天スーパーロジスティクスを使用することで楽天の自社倉庫からスピーディーに配送されます。

商品の購買動機に関わる配送日数に関して楽天は「あす楽」という翌日配送サービスを展開していて、15時までに商品を楽天スーパーロジスティクスに流すことで翌日配送を可能にしています。楽天に深い知見を有したプロが対応するため、国内トップ水準のサービス提供が評判を得ています。

 

料金体系

楽天スーパーロジスティクスの料金体系は、在庫保管料+出荷作業費+配送費によって構成されていて、7.5円/月/PCSの在庫保管料に加え、出荷作業費と配送費は商品の大きさにより異なる形態となっています。

Fulfillment by ZOZO

ファッションモール「ZOZOTOWN」を展開するZOZOの子会社である株式会社新たなが展開する、年商取扱高3000億円を超える国内最大規模のアパレル物流拠点であるZOZOBASEを解放し、導入可能となった物流代行サービスです。時間のかかる商品登録が1回で完了する点や最短1.5日で販売可能な点が利便性に優れ評判を得ています。在庫を一元管理することで在庫ロスを発生させず業務効率化を実現しています。

 

料金体系

Fulfillment by ZOZOの料金体系は、月額手数料30万円~+月額基本料金(発送料の15%の運営手数料/配送料580円/出荷手数料200円)となっています。

戦略パートナー向けに運営手数料0円、月額手数料15万円~のお得な料金プランも展開されています。

Shopifyと連携可能なフルフィルメントサービス4選

大手EC開発・運営プラットフォームであるShopify(ショッピファイ)でも、他サービスとの連携によってフルフィルメントサービスの利用が可能になります。
Shopifyと連携可能なフルフィルメントサービスは以下の4つです。

以上の4つのフルフィルメントサービスはShopifyアプリとしてShopifyに実装することが可能です。
Shipwireは主に海外でShopifyを運営している事業者向けのサービスです。
その他の3つは国内事業者向けのサービスですが、楽天とAmazonはShopifyアプリ内での表示が英語版のみの仕様になっているため、注意が必要です。

オープンロジは物流アウトソーシングプラットフォーム事業者のオープンロジ社が提供するフルフィルメントサービスです。
オープンロジはShopify アプリで日本語に対応している初のフルフィルメントサービスとして注目を集めています。

フルフィルメントサービス成功事例2選

フルフィルメントサービスを利用して実際に成功した企業事例を2つご紹介いたします。

UNMIX(アンミックス) 様

世界で活躍するビューティクリエイター、吉川康雄さんが手がける新メイクアップブランド「UNMIX(アンミックス)」はサイト制作とフルフィルメントサービスを利用頂いております。

お客様は海外在住ですが、商品は日本へ発送頂き、弊社倉庫でお預かりし、ECサイトから発注頂くと弊社のスタッフが受注から梱包、出荷業務まで担当いたしました。ECの裏方業務を当社で行っている為、売上を確保しつつ、ご担当者様は「商品開発」の時間がつくれておりますので、大変ご好評頂いております。

JUGEM(ジュゲム)様

JUGEM様はアパレル製品のOEM生産を行い、各セレクトショップ様に製品を卸してます。コロナで既存ビジネスのOEM生産が立ち行かなくなったので自社の販路を持ちたいと考えECサイトの構築とフルフィルメントサービスを利用頂いております。

社内メンバーはもちろん、既存のビジネスの物流では卸出荷はできるが、ECの個配ができないのですべて当社が対応するということで、スピーディに新規ビジネスを立ち上げることができました。

フルフィルメント(物流)を制する企業がECを制す

マーケティングも商品開発も物流業務も全て自社で対応できると思っていませんか?商品開発やマーケティングは自社のことを最も知っている社員に任せるのが好ましいです。しかし、単純な物流業務を優秀な社員に任せてしまっている企業が多いように思えます。

貴重な社員にはその人にしかできない仕事を任せる。物流業務は物流のプロに任せる。フルフィルメントを制する企業、つまり物流の負担をゼロにしている企業は空いた時間で素晴らしい商品を開発し販売を促進します。

まとめ

今回は、フルフィルメントの業務内容、導入するメリット・デメリット、自社に導入する前に確認したいポイント6つ、おすすめフルフィルメント代行企業19選を解説いたしました。

本記事を読むことで、フルフィルメントの基本的な知識を吸収するだけでなく、自社に最適なフルフィルメント企業を選定できていれば幸いです。

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Shopify開発とは?開発会社17選やテーマ・アプリ開発手順、パートナー一覧まで徹底解説!

「Shopify」は近年注目を集めている越境ECに特化したECサイト構築プラットフォームです。世界最大シェアを誇り、日本国内でも多数の企業が導入を始め高い評価を得ています。今回は、そんなShopifyのサイト構築に必要な手順から開発会社17社の費用や評判について網羅的に調査しました。世界でShopify導入や運用代行を検討している企業の方は是非参考にしてみてください。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopify開発とは?

Shopify開発とは、文字通りShopifyの機能を自身で開発し、拡張していくことを指します。Shopify開発は主に「テーマ開発」と「アプリ開発」の2つに分けられます。開発者はテーマ開発を行うことにより、自社サイトのオリジナリティを増し、他のサイトと差別化を図ることができます。一方、開発者はアプリ開発を行うことにより、ユーザビリティーを向上させ、ストアの利便性を高めることできます。

Shopify開発ストアとは?

Shopifyを使いECサイトを運用する上で、Shopify開発ストアの存在は必要不可欠です。そもそもShopify開発ストアとは、無料のShopifyアカウントのことを指し、クライアントのためのストア構築やテーマ設定を行う際に使用します。Shopify開発ストアは無料で構築することが可能で、制約や期限などもありません。加えて、Shopifyプレミアムプランと同様の機能を使用することが可能で、Shopify構築をする上で土台となる機能です。

Shopify開発に必要な言語とは?

Shopify開発を行うためには、JavaScriptやjQueryといったコードではなく、「Liquid」というコードを使用します。JavaScriptやjQueryといったコードを使用したことがある方なら簡単に理解することが可能ですが、「Liquid」について解説されている日本語記事が少ないことが「Liquid」を習得する上では難点です。

Shopifyテーマ開発とは?

テーマとは、EC業界ではサイトを構築する際のデザインや機能を決めるテンプレートのことを指します。そのため、テーマ選択はECサイト構築において極めて重要な工程といえます。Shopifyでは、テーマ設定を行う際は、Shopifyのテーマテンプレートである「Liquid」とHTMLやCSS、JavaScript、JOSNを使用し行います。
また、テーマを作成することにより、開発者は特定の顧客用のカスタムテーマの作成やShopifyテーマストアで販売するテーマの作成などを行うことができます。

ローカルでShopifyテーマ開発環境を作ることは可能か?

ShopifyはショッピングカートASP型のECサイトプラットフォームです。しかし、コードによりカスタマイズできる範囲が広く、他のECプラット―フォームよりも自由にブランディングすることができます。ローカルでShopifyテーマ開発環境を作成する際も「Theme kit」というコマンドラインツールを使用し、連携、設定をすることで簡単にテーマの開発環境を整えることができます。

Shopifyテーマ開発の手順とは?

Shopifyにおけるテーマ開発は「Shopify Theme kit(公式)」を使い簡単に行うことができます。ECサイトを構築する上でテーマ構築はサイトの雰囲気を決定する重要な工程です。では、そもそもShopifyにおけるテーマとは何を指すのでしょうか。

Shopifyテーマ開発の手順①テーマのダウンロード

ここでは「Shopify Theme kit」を使用し、テーマ開発を行う大まかな手順をご紹介いたします。まずは、Themekitを使用するためにプライベートアプリを作成します。「Admin API」内の「Theme theme templates and theme assets」を「Read and Write」に設定を変更し保存を選択します。

次に、開発をするテーマをダウンロードをします。テーマ選ぶ際は、各テーマを利用し構築した事例が多数ウェブ上にありますのでぜひそちらを参考にし、選定するとよいでしょう。また、テーマファイルを保存する際は、Gitで管理するといいでしょう。Gitで管理することによりThemeKitを利用する場合はShopify画面での変更とローカルPCの差分を防ぐことができます。

Shopifyテーマ開発の手順②ThemeKitのダウンロード

次にThemeKitのダウンロードを行います。ThemeKitはShopifyの公式ページからインストールすることができます。また、WSLをしている方は、theme,exeにalias設定にするといいでしょう。以下コードになります。

「$ alias theme=”/mnt/c/dev/theme.exe”」

ThemeKitのダウンロードが完了したら、次は設定ファイル(conflg.yml)の作成します。

Shopifyテーマ開発の手順③開発

最後は、ローカル環境の変化を自身のストアに反映します。編集内容の確認し、修正内容を保存させ作業は完了します。

参照:NRIdigital「Shopifyでテーマアプリを開発する」 

Shopify開発を助けてくれる情報源

Shopify開発を行う場合、開発者は自分自身でコードや設定を更新しなくてはなりません。Shopifyは拡張の幅こそ広い一方、開発の方法もさまざまです。そこでShopifyでは開発者向けに「Shopify Developers」というサポートサイトを運用していますので、Shopify開発に力を入れたい方は必見です。

Shopifyアプリの開発手順とは?(開発入門編)

以下では、公開アプリを開発するまでの基本的な流れをご紹介します。

①開発アカウントの作成

公開アプリに限らず、アプリ開発を行う場合はShopifyパートナーへの登録が必要になります。Shopifyは無料で簡単に登録することができます。以下のサイトから登録を行ってください。

参照:Shopifyパートナープログラム「Shopifyパートナーになる」

②ストアの登録

パートナー登録が完了したら、次はパートナーの管理画面アプリのテスト環境として使用するための開発ストアを作成します。ストアの管理画面を開き、右上にある「ストアを追加する」を選択します。次の画面ではストアタイプの選択です。ここでは「開発ストア」を選択します。

次にストアの登録を行います。ストア名から住所に至るまで必要事項を記入します。ここで「開発プレビュー」を選択する際は「開発プレビューを使用する」を選択するとよいでしょう。このオプションをつけることにより、ストアからリリースされる機能をテストすることができるようになります。

③アプリの設定

ストアの生成が完了するとようやくアプリの作成が可能になります。再度パートナーの管理画面に移動してください。画面左にある「アプリ管理」→「アプリを作成する」と順にクリックします。次に今回は公開アプリを作成ため画面右の「公開アプリ」を選択し、アプリ名とアプリURL、リダイレクトURLを設定します。

アプリ名やアプリURLに関してはアプリ作成後にも変更可能なのでここで入力する事項に関しては仮名でも構いません。必要事項の記入が完了したら、画面右上にある「アプリを作成する」をクリックします。

④基本設定

これらの作業が完了したら、アプリ管理画面に作成されたアプリが表示されるので「アプリ名」をクリックします。次にアプリの基本設定にを行ってきます。左上テストアプリ下にある「アプリ設定」をクリックします。すると「注文」や「サブスクリプション」「販売チャネル」など事項が表示されるかと思います。ここで注文やサブスクリプションへのアクセスを有効にすると、アプリがアクセスできるデータのスコープが拡張することができます。

基本設定を行う際は、自分が開発するアプリの用途に合わせ設定を行う必要があります。また、Shopifyチャネルの開発を行う場合はアプリの販売チャネルに設定する必要があるので注意が必要です。その他、アプリURLの変更などはこのページで行います。

⑤認証処理

アプリ開発の準備が完了したら、開発ストアをテスト環境として使用するためにアプリに認証処理を付け加える必要があります。Shopifyでは、マーチャントがShopifyアプリストアなどでアプリのインストールリンクをクリックすると、そのアプリに設定されたアプリURLにGETリクエストされます。また、開発ストアに開発中のアプリをインストールする場合も同様です。

GETリクエストへの対応が完了したら、ここからOAuth認証のフローを開始されます。認証処理が完了すると、アプリがマーチャントのアクセストークンを取得することで、マーチャントのストアデータに設定したスコープの範囲でのアクセスが可能になります。

⑥アプリの開発環境を整える

開発ストアにアプリをインストールしテストするには、アプリURLにインターネットを介して外部からアクセスできるように環境を整える必要があります。そこでローカル環境を整えるためには「ngrock」というツールを称するとスムーズに行えます。また、ローカル開発環境を整えたとしてもアプリをリリースをする際は、本番環境も整理されている必要もあるので注意が必要です。
プリを開発するまでの基本的な流れをご紹介します。

Shopifyアプリ開発ができるAPI・ツール4選

Shopifyアプリ開発行う場合、複数のツールを使い行うことができます。

Polaris

Porarisとは、マーチャントに最高のUXを提供するためのUIコンポーネントおよびそのドキュメント群の総称です。Shopify自体がPolarisを使い管理画面を構築しており、アプリパートナーが開発する管理画面向けアプリもShopifyの標準画面のように提供することができます。手軽に美しく使い安いUXをデザインすることができるため多くの方が利用しています。

Buy SDKs

テーマを使用せずに外部のウェブサイトやモバイルアプリとしてフロントエンドを実装しストア管理機能を利用する場合は、Buy SDKsを利用するといいでしょう。Buy SDKsでは、JavaScript Buy SDK、Andoid Buy SDK、iOS Buy SDKなどが多くのツールが提供されています。

Webhook

Webhookとは、特定のイベントからデータを取得して格納をするためツールです。Webhookを使用した場合、イベントデータをJSON形式またはXML形式で保存することが可能です。

App Bridge

App Bridgeとは、すべてのShopifyプラットフォームで使用できる埋め込みアプリのための統合開発ツールです。App Bridgeを使用することにより開発者はデスクトップやPOS、モバイル体験を強化することができます。

Shopify開発会社選びのポイント

Shopify開発を委託する場合、多くの企業の中から自社にあったサービスを選ぶ必要があります。しかし、ShopifyをはじめEC運営代行を行う会社は数多存在します。その中からShopifyに適した開発会社を選ぶためには「Shopify Expert」に登録されている企業の中から選定するといいでしょう。「Shopify Expert」とは、簡単にいえばShopifyから信頼のできるパートナーとして厳しい評価基準を満たした会社になります。Shopify開発を委託する場合は「Shopify Expert」の中からよりEC制作に経験を積んだ企業を選定するといいでしょう。

Shopify公式認定パートナー一覧4選

アートトレーディング株式会社

特徴
✔︎10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用経験保有
✔︎運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広いサポート可能
✓新規のECサイト開設だけでなく既存サイトの移転・乗り換えも対応可能

費用
10年以上ECサイト構築を行うアートトレーディング株式会社では、蓄積された豊富なノウハウを活かし運営代行から物流まで多岐にわたるサポートを安心して受けることができます。豊富な構築実績から、厳しい審査を通過した企業のみに認定される「Shopify experts パートナー」に認定されています。具体的に、以下のサービスが実施されています。
サービス内容
✔︎プロデザイナーによるTOP・カテゴリー一覧・商品ページ制作
✔︎カテゴリー設置
✔︎カタログ商品登録
✔︎サーバー証明書インストール
✔︎SEO対策(google analytics / google search console / メタ情報設置)
また、Shopifyと「WORDPRESS」の連携が可能になっています。自社サイトの商品プロモーションを充実させたい企業の方や自由な商品ページを作りたい企業の方は是非導入することをお勧めします。豊富なノウハウに基づいたサポートを受けたい企業の方や、SEO対策やWORDPRESS連携などの幅広い支援を受けたい企業の方にお勧めです。

プラン
全プランで商品登録数(20点まで)やテーマ・ロゴやバナー、タイトル制作などは共通しています。
✔︎ベーシックプラン
35万円~
新しくECサイトを開設する方にお勧めのプランです。基本的な初期設定からサイト構築、商品登録まで幅広くサポート可能となっています。
✔︎スタンダードプラン
50万円~
本格的にECサイトを運用したい方にお勧めのプランです。ECサイトに必要な標準機能の大半が網羅されています。自社サイトの商品プロモーションをより充実させ、Facebook、Instagramと連携し、新規顧客獲得・売上増を狙うことができます。
✔︎カスタムプラン
75万円~
より本格的で大規模にECサイトを運用したい方にお勧めのプランです。ベーシック・スタンダードに備わる機能に加え、ShopifyとWORDPRESSの連携による自由なECサイト設計や、WORDPRESSから直接商品が購入できる構築も対応可能となっています。相談に応じて、アプリ設置や拡張プランも用意されています。

コマースメディア株式会社


特徴
✔︎ECサイト全般に精通
✔︎日本で3社目に「Shopify experts パートナー」に認定
✔︎バックオフィスが強くShopify Plusの運用も可能

コマースメディア株式会社は、制作から物流までECサイト全般に精通した制作会社です。
多数の実績が認められ国内で3社目に「Shopify experts パートナー」として認定されました。楽天やYahoo!・Amazon等のモールにも精通している点が特徴です。

モールに精通したサポートを受けたい企業の方や制作から物流まで一貫した支援を受けたい企業の方にお勧めです。
費用
料金はカスタムオーダーとなっていて都度問い合わせとなります。プラン例を一部ご紹介します。
✔︎Shopifyで新規ECサイト構築した場合
費用:250万円費用内訳:サイトデザイン、サイトコーディング、カスタム機能追加、商品登録
サイト初期設定
納期:3ヶ月
✔︎自社ECサイトをShopifyにリプレイス+運営サポート
費用:350万円+月々のサポート費用費用内訳:サイトコーディング、カスタム機能追加、商品登録、サイト初期設定、ブログデータ移管、SEO対策、受注在庫連携システム構築
CSフロー構築
納期:4ヶ月

株式会社Web Life


特徴
✔︎サーバやネットワークなどインフラ関係に強み
✔︎アプリケーション開発にも対応可
✔︎要望に応じてフルカスタマイズした環境提供可能

株式会社Weblifeはサーバやネットワークなどインフラ関係に強みを持ち、要望に応じて臨機応変な環境提供が可能と幅広いサポートが臨める開発会社です。EC-CUBEでのサイト構築実績が豊富なため、Shopifyと比較したカスタマイズや運用が可能となっています。
費用
株式会社WeblifeのShopifyサイト構築料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社飛躍


特徴
✔︎越境EC運営をワンストップでサポート
✔︎効果的なWebマーケティング施策の導入
✔︎大規模から小規模まで幅広く対応可能

株式会社飛躍の最大の特徴は越境ECに特化している点です。撮影・採寸・原稿業務に関しても幅広く対応可能です。サイト構築からブランディング、販促、SNS運用までワンストップで運用代行可能となっているため、EC運用担当がいない企業の方やノウハウは無くても新しく越境ECにチャレンジしたい企業の方にお勧めとなっています。
費用
株式会社飛躍の契約費用は約30万円~200万円です。料金プランは完全成果報酬型・固定費型・成果報酬+固定費型など多数用意されています。特に、完全成果報酬型の場合、投資リスクを回避してサイト構築ができるため固定費を抑えたい方にお勧めのプランとなっています。

Shopify Plusに特化した開発会社3選

フラッグシップ合同会社

特徴
✔︎国内初Shopify experts パートナーに認定
✔︎エンタープライズプラン「Shopify Plus」のリニューアルに特化
✔︎優秀な多国籍メンバーによるグローバルEC運営サポート

フラッグシップ合同会社はECサイト構築実績が評価され、日本初のShopify Plus公式パートナーに認定されたWebテクノロジー会社です。エンタープライズプランである「Shopify Plus」のリニューアルに完全特化し、国内最多の実績を保有しています。
国内最大規模の多国籍EC専門集団が特徴であり、各々の専門分野でShopifyサイト構築をサポートしてもらうことができます。ERPやMAツールなどの外部システムとの連携やオムニチャネル、管理機能など様々な面で高い技術力を有しています。圧倒的な機能や分析サポートを駆使したShopify Plus運用を行いたい企業の方にお勧めとなっています。
費用
ミニマム年間予算1000万円が目安となっています。料金プランの詳細に関しては都度問い合わせとなります。

トランスコスモス株式会社


特徴
✔︎流通のデジタルトランスフォーメーション特化
✔︎グローバルECワンストップサービス提供
✔︎伴走型のコンサルティング部隊

トランスコスモス株式会社は2020年4月よりShopify専任チームを設立、ECワンストップサービスの提供を開始したことでShopify Plus公式パートナーに認定されました。スペシャリストによる開発力とノウハウを活かし、ECサイト構築・運用からマーケティング、フルフィルメントなど必要なサポートをワンストップで提供しています。トランスコスモスのECチャネルを通じての商品販売も可能となっています。専門性の高いワンストップサービスでのShopify Plus運用を行いたい企業の方にお勧めとなっています。
費用
トランスコスモス株式会社の料金体系は都度問い合わせとなります。

株式会社フラクタ


特徴
✔︎デザインとデジタル領域に強み
✔︎既存ECサイトリニューアル対応可能
✔︎Shopifyの技術情報やEC業界全体に関する情報を保有

株式会社フラクタはブランディング事業を柱にマーケティングコミュニケーションやECサイト構築を行うデジタルネイティブに一貫して実施する制作会社です。デザイン・デジタル領域に豊富な知見を有していて、日本版ShopifyのWebデザインやパンフレット制作も手掛けています。ECサイトのマーケティングから制作、ブランディングまでワンストップで提供可能となっています。
Shopifyの技術情報やEC業界全体に関して積極的な情報発信を行っている点も特徴の一つであり、セミナー、ワークショップなどオフラインでの情報提供も実施しています。高いデザイン性やブランディング力に特化したサポートを受けたい企業の方にお勧めです。
費用

料金体系は、月額固定制となっていて目的や要望に応じた支援が可能となっています。費用詳細については要問合せとなります。

Shopify構築の実績が豊富な開発会社2選

株式会社R6B


特徴
✔︎サブスク、B2B、D2C、越境ECと幅広いECサイト構築へ対応可能
✔︎国内トップクラスの豊富な構築実績
✔︎集客、物流・決済料金適正化などエージェント型制作代行

株式会社R6Bは創業者が大手ECカートプラットフォーム出身であり、経験に基づいた豊富な知見を有したECサイト構築サポートを展開しています。時流に合わせたECサイト構築が評判を得ていて、サブスクやD2C、越境ECと幅広いニーズに対応しています。年商20億円の自社EC、SNSで話題になった有名店舗からスタートアップまで多数の実績を有しており、完全紹介制を採用しています。業界内では類を見ない集客、物流・決済料金適正化などを実施するエージェント型制作代行を行っています。業界出身者の豊富なノウハウを用いたエージェント型でサポートを受けたい企業の方にお勧めです。
費用

株式会社R6Bの費用相場は50万円~300万円程度です。

株式会社フルバランス


特徴
✔︎制作14年の豊富な実績
✔︎他プラットフォームからのリプレイス可能
✔︎初期費用を抑えたい方向け

株式会社フルバランスは、創業15年目の豊富な実績を持ったシステムやメディア開発に強みを持つソフトウェア制作会社です。ストア構築を行う上で、ソフトウェア開発で培った知見やWebの豊富な知識を活かすことができるため、高機能なストア制作が可能となっています。マーケティング分野でも多数の実績を保有していて、制作から運用まで一気通貫した支援を行っています。
豊富な実績を有し、システムやメディア開発に力を入れたい企業の方にお勧めです。
費用
株式会社フルバランスでは三つの料金プランが用意されています。その他個別での見積りも可能となります。
スタートプラン
Shopify公式テーマを使用し高品質なECサイト構築を行います。
費用:98万円(税抜)
納期:1~2ヶ月
アドバンスプラン
既存サイトの移行やアプリの事前検証を行う機能が追加されます。
費用:148万円(税抜)
納期:2~4ヶ月
プロフェッショナルプラン
複雑な機能や大規模なサイト構築を行います。要望に沿いストア構築フルサポートします。
費用:198万円~
納期:2~6ヶ月

Shopify対応の越境EC特化型開発会社2選

世界ヘボカン株式会社


特徴
✔︎越境ECの知見が豊富
✔︎英語ネイティブや海外デジタルマーケティングの知見を有したスタッフ多数
✔︎戦略設計から施策までワンストップで実現

英語圏の越境ECの特化したWebマーケティング会社です。10年間で300社以上を海外進出成功へ導く豊富な実績を有しています。越境ECの特化している理由としては、海外向けB2Bの知見を豊富に有している点とバイリンガル日本人スタッフ及び英語ネイティブの外国人マーケターが在籍している点が挙げられます。戦略立案、英語でのSEO対策、リスティング広告やMA、CRM施策まで実現したい要望に合わせてワンストップでサポート可能となっています。市場調査を行ったうえで、ネイティブ表現で商品の魅力を伝えることができ、翻訳しただけのECサイトにはならないためより成果に繋がりやすくなっています。年商30億の越境EC企業の売上を500億まで伸ばした実績や年商120万円の越境ECサイトの売上を4000万円まで伸ばした実績等、規模に関わらず売上増加を支援しているため信頼のおける運用となっています。
越境ECに豊富な知見を有したサポートを受けたい企業の方にお勧めです。
費用
世界ヘボカン株式会社の料金体系は都度問い合わせとなります。

サヴァリ株式会社


特徴
✔︎ECサイト構築から販売開始後のECコンサルティングまでトータルで支援
✔︎国内唯一の商品MA・テストマーケティング実施

新規商品に対する開発支援可能
サイト構築、ECコンサルティング、広告運用までネットショップに関することなら全て運営代行可能な開発会社です。ネットショップに関する豊富な知見を有したプロマーケターが企業毎にオリジナルのアウトソーシングプランを提供しています。また、国内唯一の商品販売以前のテストマーケティングを実施していて、商品・商品情報・写真を用意するだけで最短2週間からスタート可能となっています。新規商品の開発に関して、食品から雑貨、家電まで幅広く対応しています。ECコンサル支援や独自のテスト販売のサポートを受けたい企業の方にお勧めです。
費用
サヴァリ株式会社のShopify運営代行費用は都度問い合わせとなります。

Shopifyで初めてECを行う方におすすめの開発会社4選

ハナサケ株式会社(旧花咲けピクチャーズ株式会社)


特徴
✔︎商品のイメージ想起がしやすいサイト構築
✔︎SNS連携可能
✔︎PDCAを回す分析や運用戦略、グロースハック施策までトータルで支援

ハナサケ株式会社はクリエイティブに強みを持ち、わかりやすい表現を重視したWebメディア制作会社です。オリジナル有名キャラクターである「ひとえうさぎ」を展開しています。「売れるサイトを作る」ことを目標として掲げていて、集客戦略、コンテンツ戦略、環境整備を目的としたシステム最適化、PDCAを回すための分析や運用戦略、グロースハック施策までトータル支援可能な点が強みとなっています。また、事業の一環としてメディア開発やスマートフォン向けアプリ開発も行っているためECサイトにシナジーのある事業提案も実施することができます。
費用
ハナサケ株式会社のShopify運営代行費用は都度問い合わせとなります。

株式会社KOSHIKI


特徴
✔︎中小規模のサイト構築に強み
✔︎ECサイト初心者向け
✔︎メンバー全員がECサイト運営経験者

株式会社KOSHIKIはWebマーケティングに特化したWeb制作会社です。サイト制作数100社以上、サイト解析提案数80社以上の実績を保有しています。豊富な構築実績データを基に集客に最適化したECサイトを初期から構築可能となっています。メンバー全員がECサイト運営経験者であり、グラフィックに特化したメンバーも在籍しているため、Webとグラフィックの支援をワンストップで受けることができます。中小規模サイトで構築、運用、納品までの提案を含めたサポートを受けたい企業の方にお勧めです。Shopifyに特化したECサイト開発を行なっており、中小規模のECサイトに強みを持ちます。同社のメンバーは、全員がECサイトの運営経験者であり、自社でECサイトの運営も行なっています。物流・発送業務における人件費削減の仕組みなども提案可能です。同社はECサイトだけでなく、ランディングページの制作やリスティング広告の運営代行にも対応。商品を「売る」ためのソリューションを一貫して提供しています。ECのマーケティングを1社にまとめたいという方にもおすすめです。
費用
Shopifyを活用したECサイト開発「スタートプラン」を64.8万円から提供しています。

ディレクターバンク株式会社

 


特徴
✔︎スモールスタートでのサイト構築を提案
✔︎販促、バックエンド業務など各種運用代行も実施
✔︎デジタルマーケティング領域に深い知見を持ったWeb担当者視点でのサポート

ディレクターバンク株式会社は、デジタルマーケティングに特化し、「WEB担当者視点」で最適化する、企画・運用代行会社です。ECサイト運営を行ううえでパートナーとして運用体制からToDoへの落とし込みまで一貫して対応可能となっています。ECサイトならではの商品政策やSNSを活用した販売促進、効果的なカスタマージャーニーの創出等、サイト構築・運用実績が豊富なディレクターがサポート可能な点が強みとなっています。すでに実店舗を持っていて販路を拡げたい企業の方やスモールスタートでサイト構築を展開したい企業の方にお勧めです。
費用
月額20万円~詳細は要問合せとなります。

株式会社アーキタイプ


特徴

✔︎Shopifyを活用したECサイトを低コストで構築可能
✔︎構築後の運用保守にも対応
✔︎自社に合わせて選べる方法なオプション

株式会社アーキタイプは、企業の広報・PRを目的としたWebサイト、プロモーションサイト、モバイルサイトなどのサイト構築を行う制作会社です。Shopify experts認定パートナーとして、Shopifyを用いたECサイトの構築や運用、保守、集客など、Shopifyに関する様々なサービスを提供しています。
ECサイト初心者のご担当者様に向けた初期導入プランの他に、より大規模なECサイト向けのShopify plusの構築にも対応しています。
費用
✔︎初期導入
30万円+オプション費用

✔︎月額運用保守費用
5万円〜
(Shopifyでのプランや選択オプションにより価格は変動します)

業界別特化型Shopify開発会社2選

ジャパンコンサルティング株式会社

特徴
✔︎海外マーケティングに特化
✔︎製造業・メーカー業界の知見が豊富
✔︎プレスリリースや現地ユーザーへの説明資料作成対応可能

ジャパンコンサルティング株式会社は、海外SEO対策や越境ECサイト構築など海外の販路開拓を行う開発会社です。海外・国内の競合ストアの売価やSEOのキーワードをリサーチやアクセスログ解析を行うことで戦略的なECサイト構築を行うことができる点が強みとなっています。

画面設計ではコンバージョン導線を意識し、Shopifyの基本機能だけでなく拡張機能であるレコメンドやSNSマーケティングにも組み合わせて対応することで商品の魅力を最大限に発信可能なデザイン構築を行うことができます。メーカ・製造業を中心とした実績が多数で業界での深い知見を有しています。海外販路を拡げたい企業の方、販促やプレスリリース、現地ユーザーへの説明資料作成など幅広いサポートを受けたい企業の方にお勧めです。
費用
ジャパンコンサルティング株式会社のShopify運用代行費用は都度問い合わせとなります。

株式会社GO RIDE


特徴
✔︎中古ブランド品、アパレル、モータースポーツ系の実績豊富
✔︎海外企業の日本進出・日本企業の海外進出双方の支援によりノウハウ蓄積
✔︎リリース後のマーケティング・運用サポート可能

株式会社GO RIDEは横浜とLAで展開し越境ECを中心とした北米関連プロジェクトに強みを持つ開発会社です。中古ブランド品・アパレル・モータースポーツ系の導入に豊富な実績を有しています。Shopify 公式パートナーに認定されています。Shopify向けテンプレートを基にした操作性・回遊性・ビジュアル訴求を意識したサイト制作が特徴です。他プラットフォームからのリプレイスも対応可能となっています。リリース後のマーケティング・運用サポートを受けたい企業の方や中長期的なプランニングで効果的に売上増加を狙いたい企業の方にお勧めです。
費用
株式会社GO RIDEのShopify運用代行費用相場は60万円~200万円程度となっています。

まとめ

今回は、Shopify開発会社17社の費用や評判について調査していきました。Shopify開発会社を導入することでより効果的な自社サイトのカスタマイズや売上増加を狙うマーケティング設計が行える場合があります。ECサイト開設を検討している方や、Shopify運用に課題を抱えている企業の方は開発会社の導入を検討してみてください。少しでもShopify開発会社導入の際の参考になれば幸いです。

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当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。