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EC・WEBサイトのリニューアルや運営コンサルティングからEC物流サポートまで、アートトレーディング株式会社が幅広くお手伝いします。

コーポレートサイトとは?テンプレートや構成、作り方なども徹底解説

コーポレートサイトを制作することで自分の会社を知ってもらい、信頼を得ることができます。しかし、ただコーポレートサイトを作成するだけではその効果を十分に発揮することはできません。より高い効果を得るためにはコーポレートサイトに対する知識や工夫が必要です。

そこで、今回は成果を出すためのコーポレートサイトの作り方や構成、おすすめのテンプレートなどを解説いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

コーポレートサイトとは?

コーポレートサイト(英語:corporate website)とは、企業の公式サイトです。コーポレートはよく「コーポ」と略されます。コーポレートサイトは主に企業の概要や社風を伝えることを目的としています。

「会社概要」や「IR情報」「採用情報」「社風が伝わるコラム」「自社の商品」などを掲載します。
このように会社の顔になるWEBサイトがコーポレートサイトです。

コーポレートサイトとホームページの違いとは?

コーポレートサイトは企業のWEBページのことを指します。それに対して、ホームページは個人・企業などのWEBページで、最初に閲覧されることを意図したページのことを差します。また、広義ではWEBページ一般のことを指します。
つまり、コーポレートサイトはホームページの一部であると言えます。

コーポレートサイトを作成するメリットとは?

コーポレートサイトを作成することは企業にとってメリットがあります。
具体的には「採用活動に有効である」「ビジネスチャンスに繋がる」の2つです。
以下で詳しく解説いたします。

「採用活動に有効である」

就職や転職を希望している人のほとんどはコーポレートサイトをチェックします。そのため、自社の魅力が伝わる内容を掲載することができれば、求職者をうまく取り込むことも可能です。そのため、コーポレートサイトは採用活動に有効です。

「ビジネスチャンスに繋がる」

コーポレートサイトはビジネスチャンスを獲得する上でも重要な役割を果たします。
積極的に自社の情報を更新し、より多くの情報を掲載することで、自社に対する理解を深めてもらうことができます。それにより、ユーザーの信頼を獲得することでビジネスの相談が舞い込みやすくなりビジネスチャンスが増えます。

加えて、コーポレートサイトにお問い合わせ先を掲載しておくことでインバウンド率が上がるという点もコーポレートサイトを作成するメリットです。
このように、コーポレートサイトはビジネスチャンスに大いに繋がります。

[コーポレートサイト用のテンプレート] Wix

コーポレートサイトを制作したいのにWEBを担当する人がいない、制作費用にお金をかけられないという企業も多いのではないでしょうか?

このような問題を解決するのが、テンプレートの利用です。テンプレートを利用すると、WEBの知識がなくても自社のコーポレートサイトを制作することができます。
ここでおすすめするのは「Wix」という無料ホームページ作成ツールです。

 

会社情報やスタッフ紹介、お問い合わせフォーム、新着情報など様々なコンテンツを掲載できます。また、Wixのテンプレートはレスポンシブにも対応しており、スマホやタブレットなど端末からでも、閲覧可能なサイトを作成することができます。

成果が出る!コーポレートサイトの作り方

コーポレートサイトをただ作るだけでは、その効果を十分に発揮することはできません。自社でコーポレートサイトを作る場合でも、制作会社に発注する場合でもその効果を十分に発揮していくためには、以下の3つの工程が重要です。

その工程は「コーポレートサイトの目的や役割の設定」「ターゲット選定」「掲載したい情報の取捨選択」の3つです。
以下で詳しく解説いたします。

「コーポレートサイトの目的や役割の設定」

コーポレートサイトにはたくさんの役割がありますが、その万能さゆえに目的や役割を正しく設定しなければ十分な効果が発揮できません。そのためコーポレートサイトの目的や役割を設定することは一連の工程の中で、最も重要な作業です。
どんな目的でコーポレートサイトを作成するのかサイト全体の設計が変わるので、実際にサイトを作成する前に目的や役割を設定することを推奨します。

「ターゲット選定」

コーポレートサイトの目的や役割の設定と同様に重要なのがターゲット選定です。これはサイトの目的や役割の設定と同時並行で行うのがおすすめです。どのような人がこのコーポレートサイトに訪れるのか、訪れて欲しいのかを考えて、ターゲット選定を行います。

「掲載したい情報の取捨選択」

コーポレートサイトの役割と目的、ターゲット選定が完了したら、掲載したい情報を取捨選択します。コーポレートサイトに掲載する内容が多すぎるのも少なすぎるのも好ましくありません。サイトの目的や役割に合致する情報、選定したターゲットが求めている情報を掲載して、ユーザーにとって有益なコーポレートサイトを作成しましょう。

掲載すべきコーポレートサイトの構成要素

コーポレートサイトを制作する際に重要なのが構成要素です。
自社の魅力を十分に発揮できる構成要素を選ばなければ、効果の低いコーポレートサイトになってしまいます。そのため、構成要素を適切に選択することは重要です。
コーポレートサイトの構成要素は掲載必須の要素と、掲載必須ではないが載せると効果のある要素に分けられます。

掲載必須の構成要素には「会社概要」「サービス・商品の紹介ページ」「お知らせページ」「投資家向けのIR情報」「お問い合わせフォーム」「個人情報保護方針」「サイト全体の案内図であるサイトマップ」の7つが挙げられます。

また、コーポレートサイトに掲載必須ではありませんがユーザーとの接点を増やすことを目的とした構成要素には「お客様の声」「社会貢献活動(CSR)」「採用情報」「代表メッセージ」「よくあるご質問」の5つがあります。
この中から自社の魅力を発揮できる要素を選んで効果のあるコーポレートサイトを作成していきます。

まとめ

今回はコーポレートサイトについて解説いたしました。
コーポレートサイトの効果を十分に発揮すれば採用活動やビジネスチャンスの増加など大きな利益を生みます。
成果の出るコーポレートサイトを作成する際に本記事を参考にしていただければ幸いです。

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ランディングページ(LP)とは?売れるランディングページの作り方や構成も徹底解説。

サイト運営をしているとよく耳にする用語の1つに「ランディングページ」があります。WEB上での集客で成果を出すためには、ランディングページを適切に理解し、売り上げが向上するランディングページの作成方法を学ぶ必要があります。
そこで、本記事ではランディングページについて、売り上げ向上に繋がるランディングページの作成方法やおすすめテンプレート一覧などを含めながら解説いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
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ランディングページ(LP)とは?

ランディングページには「広義のランディングページ」と「狭義のランディングページ」の2つがあります。

「広義のランディングページ」とは検索結果やWeb広告などを経由してユーザーが最初にアクセスするページのことです。
「狭義のランディングページ」とは訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページのことを指します。

一般的にランディングページと言われると、後者の「狭義のランディングページ」を意味することが多いです。

ランディングページとホームページの違いとは?

ホームページとランディングページはWEBを使って集客するのに必要不可欠なものです。
ホームページとは一言で言うと、トップページがあり、ページが複数存在しているサイトです。それに対して、ランディングページはユーザーが最初にアクセスするページで1ページ完結型です。

定義の違いの他に、ホームページとランディングページには役割の違いがあります。ホームページはすでにその企業や商品、サービスを知っているユーザーに具体的な情報を与えるという役割があります。

それに対して、ランディングページは商品、サービスに関して必要な情報のみを掲載しており、商品の注文やサービスの申し込み、資料請求などが一つのページに凝縮されています。そのため、ランディングページは情報提供と共に訪問者に何かアクションを起こしてもらうことが主な役割です。

このように、ホームページとランディングページには定義、役割において明確な違いがあります。

売れるランディングページの作り方

ランディングページを作成する際の最大の目的は商品やサービスの売り上げを向上させることです。そこで、ここでは「売り上げ向上に繋がるランディングページの作り方」を解説いたします。売り上げ向上のためのポイントは「ファーストビューにこだわる」「ランディングページと広告の趣旨の合致」の2つです。
以下で詳しく解説いたします。

「ランディングページと広告の趣旨の合致させる」

ランディングページと広告の趣旨がマッチしていないと、ユーザーは「探していた情報と違う」と考え、サイトから離れてしまいます。そのため、「自分の探していた情報はここにある」と思わせてユーザーがサイトから離れることを防いで、商品購入につなげましょう。

「ファーストビューにこだわる」

ファーストビューとは、ユーザーがそのサイトに訪問した際、最初に目に入るトップ画面のことをいいます。ファーストビューはこの後、ユーザーがこのページを読み進めるかどうかを決める大きな要素です。売り上げを向上するランディングページを作成する際はファーストビューにこだわることをおすすめします。

特にファーストビューでは、キャッチコピーやメインビジュアル、権威付けが工夫するべき要素になります。
具体的には、キャッチコピーでは、そのユーザーが探し求めている情報をキャッチコピー文に入れ込む。メインビジュアルではキャッチコピーと整合性のあるものを選美、画像よりも写真を多く使う。権威付けでは「ランキングNo.1」や「満足度95%」などの権威付けの要素がある場合は期待を高めるためにファーストビューに掲載する、などがあります。

売り上げが向上するランディングページの基本構成

ランディングページの基本構成は「結・起・承・転」とされています。ランディングページを閲覧するユーザーはもともと目的(ここでは結)が決まっています。そのため、ファーストビューで、このランディングページがどんなサイトなのか(ここでは結)を紹介しなければいけません。
そこで、「結」では、このランディングページはどんな内容が書かれているのかを記載しましょう。

その後の「起」ではその商品やサービスを検討する際の心理共感、「承」では商品やサービスを使用した際の効果、「転」では購入の決定を促進するような構成にすることをおすすめします。

ランディングページの作成費用の相場

ランディングページの作成費用の相場は5万円〜数百万円までと大きな幅があります。
クラウドソーシングでフリーランスに簡単なランディングページを依頼する場合は1ページ5万という安い価格でも作成することは可能です。
それに対して、ランディングページの設計段階から依頼する場合やデザイン、売り上げ向上にこだわる場合は数百万円かかる場合もあります。

ランディングページ無料作成ツール2選

先ほど、ランディングページの作成費用の相場をご紹介しましたが、制作費をかけないで、ランディングページを作成したい方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はおすすめのランディングページの無料作成ツールを2つ紹介いたします。

「Wix」

Wixを利用すれば、プログラミングの知識がなくても、文字や写真の挿入などをすることが可能で、簡単なWEBサイトを無料で作成することができます。Wixはアプリを利用することで、WEBサイトの機能を拡張することができます。また、Wixはレスポンシブにも対応しており、スマホやタブレットなど端末からでも、閲覧可能なサイトを作成することができます。

「Strikingly」

Strikinglyはお洒落で使いやすいテンプレートが多くあります。このテンプレートを利用することで、数分程度でお洒落なWEBサイトを立ち上げることができます。
また、画像や動画をドラッグアンドドロップで簡単に挿入できたり、カート機能を設置したりすることができます。

ランディングページ用のおすすめテンプレート一覧

先ほど、「ランディングページ無料作成ツール2選」で紹介したように、ランディングページを無料で作成できるツールがあります。このほかにも、テンプレートを利用することでプログラミングの知識がなくてもランディングページを作成することができます。
以下で、おすすめのランディングページのテンプレートを2つ紹介いたします。

「テンプレどん LPテンプレート」

シンプルなランディングページを作成する際には、このテンプレートを利用することをおすすめします。目立った特徴はなくシンプルなものが多く、容量が少ないため、そのまま使用したりカスタマイズ・デザインを工夫していくには最適です。また、レスポンシブデザインにも対応しています。

「Valet」

エレガントかつモダンなデザインのランディングページを作成したい場合はこちらのテンプレートがおすすめです。このテンプレートはシンプルですっきりしたレイアウトを構築できます。また、邪魔にならない程度のエフェクトをつけることも可能です。

まとめ

本記事ではランディングページについて解説いたしました。
WEB上での集客で成果を上げていくためには売り上げが向上するランディングページの作り方や基本構成などを学ぶ必要があります。
WEB上での集客にお悩みの方は、まずランディングページの作り方や基本構成を見直してみてはいかがでしょうか?

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ECサイト制作ならアートトレーディング

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EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

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ECサイト運営に欠かせないダイレクトマーケティングとは?意味や具体例をわかりやすくご紹介します。

ECサイトの運営では、顧客側からも事業者側からもお互いの顔は見えません。しかし、様々なチャネルを用いて双方的なコミュニケーションをとることで、新規顧客獲得においても顧客のリピート率増加においても良い効果が期待できます。
そこで、本記事では、双方的なコミュニケーションを用いたダイレクトマーケティングについて、意味や具体例、対義語との比較などをわかりやすくご説明いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
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ダイレクトマーケティングとは?意味をわかりやすくご説明します。

ダイレクトマーケティングの意味をご説明する前に、ダイレクトマーケティングの定義をご紹介いたします。ダイレクトマーケティングはダイレクトマーケティング協会(DMA)という世界規模の団体に定義されています。ダイレクトマーケティング協会(DMA)は本部をアメリカにおき、日本にも支部がある主にダイレクトマーケティングに関する講習等を行う組織です。そこでは、ダイレクトマーケティングの定義についてこう提示されています。

”一つまたは複数の広告メディアを使って、測定可能な反応あるいは取引をどんな場所でも達成することのできる双方向のマーケティングである。”

参照:日本ダイレクトメール協会

つまり、ダイレクトマーケティングとは個別的・直接的に顧客との双方向コミュニケーションを行うことで、顧客の反応を測定しながらマーケティングを展開していく手法ということです。

ダイレクトマーケティングの特徴とできること

ダイレクトマーケティングの特徴としては、

1.顧客の情報を活用して、それぞれの顧客へのアプローチに反映させるという双方的なコミュニケーションがあること

2.行った施策の効果が測定可能であること

3.利用メディアを柔軟に活用していること

4.場所にとらわれないこと

の4つが挙げられます。このように、ダイレクトマーケティングでは、各顧客との関係性を深めながら、最適なアプローチを1番効果が期待できるタイミングで行うことを目的にしています。

そのため、顧客それぞれの興味関心に沿って効果的にアピールすることができ、費用対効果が高くなります。また、顧客からのレスポンスでアプローチの効果測定が可能なため、PDCAもまわしやすい手法です。

ダイレクトマーケティングの具体例

それでは、ダイレクトマーケティングの具体的な手法についてご紹介いたします。

ダイレクトマーケティングと聞くと、メールや郵便物などでのダイレクトメッセージが浮かぶ方も多いと思いますが、それらはダイレクトマーケティングの手法のうちの1つです。今回は、ダイレクトメッセージの送付も含めたダイレクトマーケティング手法の具体例をご紹介いたします。

1.ダイレクトメッセージ(DM)

会員登録したサービスから、メールや郵便物が届いた経験は皆さんあるかと思います。キャンペーンのお知らせやクーポンの送付を、最適なタイミングで行うことでサイト訪問を促すことができます。

また、メルマガなどの定期的なダイレクトメッセージ(DM)の送付は、訪問が減ってしまった顧客へのリマインドとしての効果も期待できます。

商品を注文した顧客へ発送メールやお礼メールを送ったり、資料ダウンロード後に申込み確認メールやイベントのお知らせを送ったりといった、段階を踏んでダイレクトメールを送るステップメールでは、顧客の状況に合わせたアプローチが可能です。

購入履歴やユーザー属性などの顧客情報をダイレクトメッセージ(DM)の文面や内容、レイアウトなどに反映させることで、不特定多数に向けたマーケティングよりも興味に合わせたPRを行えます。

2.顧客に合わせたレコメンデーション

ECサイト上では、それぞれのユーザーに合わせておすすめ商品の表示などがカスタマイズされています。これらのレコメンデーション機能も顧客それぞれの情報を活用・反映しているダイレクトマーケティングの一種です。購入商品や閲覧商品に関連した商品をおすすめすることで、顧客が求めるものを絞り購入を促すことができます。

3.SNS運用

現在注目されているSNSは、顧客との距離が非常に近いツールです。プラットフォームごとに利用ユーザーの特徴も異なります。情報発信力や拡散力を生かして情報を送りながら、顧客とコミュニケーションをとることもできます。率直な文章やアンケート機能など各SNSの特徴を利用して、潜在顧客を自社のファンにしていきましょう。

4.テレマーケティング

顧客に対して電話でコミュニケーションを取るのがテレマーケティングです。新規顧客獲得のためのテレアポとは違い、ターゲットを絞ってテレマーケティングを行うことで、直接かつ効果的に商品を売り込むことができます。

ダイレクトマーケティングの対義語「マスマーケティング」との比較

ダイレクトマーケティングは、顧客それぞれの情報を分析・反映しているという特徴があります。そんなダイレクトマーケティングの対義語として挙げられるのが「マスマーケティング」です。

マスマーケティングとは、TVCMのようにターゲットを区別せず市場全体に向けて1つの戦略でアプローチする手法です。そのため、マスマーケティングではどんなより多くの人に見てもらえるメディアとより多くの人に興味を持ってもらえる内容が重視されます。

ダイレクトマーケティングでは、顧客それぞれの情報が手元にあることが前提のため、より強く興味を惹けるかどうかがが重視されます。潜在顧客へ認知を広げるためのマスマーケティングと、見込み顧客の顧客化や既存の顧客のリピート率向上を狙うダイレクトマーケティングでは、得意分野が異なると言えます。

ダイレクトマーケティングと関連語

ダイレクトマーケティングとそのほかの関連語についてご紹介いたします。

ダイレクトメールマーケティング

ダイレクトメールマーケティングは、ダイレクトマーケティングの形態の1つです。郵便物や電子メールなどのダイレクトメール(DM)を、直接顧客へ送付します。モバイル端末の使用頻度の低い顧客にもアプローチでき幅広い年代にアピールできるほか、リピーター獲得にも効果的です。

ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)

企業から発信した情報に、顧客から問い合わせや返事などの反応があった際に行うマーケティング手法です。広告やECサイトへのお問い合わせをした顧客に対して、直接商品を販売します。購入を検討している顧客のみがターゲットとなるため、購入可能性も高く効率もよいのが特徴です。

ダイレクトマーケティングに力を入れている企業一覧

実際にダイレクトマーケティングに注力している企業の例をご紹介します。

Amazon

ダイレクトマーケティング大手ECモールのAmazonでは、ユーザーの閲覧した商品の情報を元に「チェックした商品の関連商品」や「あなたにおすすめ」など、ユーザーの悩みや嗜好に合わせた商品が紹介されます。また、商品購入後にも購入商品に基づいたおすすめの商品情報がメールで送られてきます。ユーザーそれぞれの購入・閲覧履歴を他の顧客のデータと照らし合わせて、販売促進のためのレコメンデーションを図っています。

ベネッセ

ダイレクトマーケティング教育業界でトップの会員数を誇るベネッセは、ダイレクトメール(DM)を駆使して見込み顧客の獲得と、既存顧客の継続購入を促しています。特に、見込み顧客の情報を収集し、年代や属性に合わせて無料教材の配布やキャンペーンのお知らせ送付を行うことで、新規顧客を獲得しています。

ネスレ

ダイレクトマーケティングネスレの「ネスカフェアンバサダー」のCMは広く知られているかと思います。オフィスなどに本格的なコーヒーが飲めるコーヒーマシンを貸し出し、コーヒー粉末の継続購入に繋げるビジネスモデルの中で、アンバサダー制度というものを行っています。ネスカフェアンバサダーに登録した顧客が、知人へコーヒーマシンを紹介することで豪華なプレゼントが手に入るという制度です。新規顧客獲得に効果的で有りながら、既存顧客との関係を深めていくことができます。

ダイレクトマーケティングの勉強におすすめの本

ダイレクトマーケティングについて学ぶ際に、おすすめの本ご紹介します。

『ダイレクトマーケティングの実践教科書』

出典:明日香出版社『ダイレクトマーケティングの実践教科書

この本の著者は、大手通信販売会社でマーケティング部長として活躍した重田修治氏です。様々なチャネルで行うダイレクトマーケティングの仕組み作りや運営方法が、総合的にまとめられており、基本的な知識を身につけることができます。

『ダイレクト・マーケティングの実際<新版>』

出典:日経文庫『ダイレクトマーケティングの実際<新版>

数々の企業でブランディング・マーケティング部門の代表者を務めてきたルディー・和子氏の、1987年の著作を全面改訂したものです。

ダイレクトマーケティングの考え方だけでなく、その際に問題となる顧客の個人情報の取り扱いなど実務上の注意点も具体的に書かれています。

まとめ

ダイレクトマーケティングを行うことで、実際の店舗を持たないECサイトでも、それぞれのお客様へ商品のおすすめなどを通じてコミュニケーションをとることができます。コミュニケーション自体が商品の購入を促すものです。
新規顧客の獲得や、リピート購入を増やしたい、などをお悩みの方へ、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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・インバウンドマーケティングとは?導入の際の注意点や企業事例も含めてご紹介いたします。

ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

トラッキングとは?メリットや追跡を防ぐトラッキング拒否、許可も含めてご紹介!

ECサイトやブログといったWebサイトを運営する上で、サイト訪問者のニーズを把握することは極めて重要です。現在では、インターネット技術の発展により、サイト運営者はサイト閲覧者がサイト内でどのような動きをしたのか、日ごろからどのようなWebサイトを利用しているのかを追跡することができます。この記事では、そうしたインターネット上の追跡を意味するトラッキングについてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

トラッキングとは?

トラッキングとは、特定のユーザーのサイト内、及びサイト外での動きを追跡し分析することを指すマーケティング用語です。一般的にはサイト内でトラッキングが行われ、どこの項目をどの程度の時間閲覧したか、また、どのページがコンパージョンに繋がりやすかったのかをデータ化し分析をします。

そのため、多くのサイト運営者はトラッキングから得られた情報からサイト内の問題点を見つけだし、改善することに役立てています。

また、「サードパーティCookie」など機能を利用すれば自分の運営しているサイト以外に、どのようなサイトを利用したのか分析することもできます。加えて、スマホアプリはトラッキングに利用されやすく電話帳や写真、GPSといった情報についてアクセス権限を付与した場合は情報が抜き取られトラッキングに利用されます。

トラッキングを使い追跡を行うメリットとは?

ECサイトなどのWebサイトを運営する際に、サイト閲覧者が多いのもかかわらずなかなかコンバーションに繋がらないというトラブルはよく生じます。

このようなケースを抱えている場合は、特にトラッキングを行ってみるといいでしょう。トラッキングを行うことによりサイト閲覧者の動きを把握できることから、コンバージョンレートを上げるための改善点を見つけることができます。

加えて、マーケティングオートメーション(MA)はトラッキングから得られる情報を活用し行われています。さらにコンバージョンレートを向上されたい方や作業コストを抑えたい方にはマーケティングオートメーションを利用することをおすすめします。

また、Web広告を利用している場合にもトラッキングは利用することができ、例えば「ワードα」と「ワードβ」の二つのWeb広告を出していたと仮定します。

この二つのワードの広告費などを含んだ総コスト、クリック数、コンバージョン数、コンバージョンレート(コンバージョン率)は以下の通りとします。

ワードα ワードβ
総コスト(円) 600,000 200,000
クリック数(回) 3,000 5,400
コンバージョン数(回) 120 90
コンバージョンレート(%) 8 3.4

このデータから読み取れるは以下の通りです。
・クリック数は2,400回ほど「ワードβ」の方が多い
・コンバージョン数は30回ほど「ワードα」の方が多い
・コンバージョンレートは「ワードα」の方が4.6%高い

加えて、Webマーケティングでは広告の費用対効果を計算するために、このデータから1コンバージョンあたりに掛かったコストを表すCPA(Cost Per Action)を計算します。

そうすると「ワードα」のCPAは5,000円で、「ワードβ」のCPAは2,222円となり、「ワードβ」の方が1コストあたりに掛かるコストが低く費用対効果が高いことが分かります。

トラッキングのやり方

トラッキングを行うツールがさまざまあります。特に多く利用されるのが「Cookie」です。「Cookie」とは、WebサーバーからユーザーのWebブラウザに送られるユーザーデータを保存しておくためのファイルのことを指します。SNSやECサイトに一度ログイン情報を入力した場合、もう一度同じサイトを訪れた際に、同じ情報を入力せずにログインできた経験はありませんか?

それは、「Cookie」に訪問履歴が保存され、再度サイトに訪れた時に同じ人物だと認識されたためです。

この「Cookie」には2つ種類があり「ファーストパーティCookie」と「サードパーティCookie」に分かれています、それぞれトラッキングに利用されるツールです。

ファーストパーティCookie

「ファーストパーティCookie」とはユーザーがアクセスしているドメインが発行している「Cookie」のことを指します。例えば、ユーザーが洋服を購入するために、アパレル系のECサイトを利用していたとします。その際にECサイトではユーザーIDや購入情報を保存するために発行される「Cookie」が「ファーストパーティCookie」です。

また、「ファーストパーティCookie」はトラッキング拒否をされにくいため、トラッキングを行う際はよく使用されます。

サードパーティCookie

「サードパーティCookie」はユーザーが訪問しているサイトのドメイン以外から発行された「Cookie」のことを指します。「サードパーティCookie」を利用した場合、複数のドメインを共有することが可能で、複数サイトにまたがってユーザーの興味や行動を収集することができます。

そのため、「サードパーティCookie」は広告を作成するときに使用されることもあります。しかし、Googleは「サードパーティCookie」のサポートを2022年までに廃止することを発表しました。理由はプライバシー保護の観点から不適切と判断したためと言われています。

ブラウザフィンガープリント

「Cookie」以外にもトラッキングを行うことは可能であり、「ブラウザーフィンガープリント」などの技術が使用されます。「ブラウザーフィンガープリント」とは、ブラウザから取得した情報を組み合わせたデジタル上の指紋のことを指し、個々の利用者を特定するのに使われます。

「Cookie」よりはユーザーの識別精度は劣りますが、トラッキングを行う際にはよく使用される技術です。また、「Cookie」を使用せずにトラッキングを行う場合は他にもさまざま方法があり、「SensorID」という技術ではスマートフォンに備わっているジャイロセンサーや磁気センサー、加速度センサーといったデータを解析することで個人を識別します。そのため、異なるサイトやアプリでも行動を把握することができます。

スマホにおけるトラッキングとは?

トラッキングは、スマートフォン上のアプリやブラウザでも行われています。
スマートフォンでよく行われるトラッキングの仕組みには以下の2つがあります。
・広告識別子
・Sensor ID

広告識別子とは

広告識別子とは広告IDとも呼ばれ、広告配信のためにのみ使われるスマホ端末を認識するためのIDのことです。広告識別子にはiPhoneなどのiOS端末で使用される「IDFA」とAndroid端末で利用される「AAID」が存在します。
Cookieとの最大の違いは、トラッキングを行う単位にあります。Cookieはブラウザー単位でトラッキングを行いますが、広告識別子は端末単位で行います。
このことによって、Cookieで行うよりもより細かいセグメントでの広告分析が可能になります。

Sensor IDとは

Sensor IDとは、「加速度センサー」や「ジャイロセンサー」などのスマートフォンに搭載されているセンサーの仕組みを細かく分析することによって行うトラッキングのことです。
Sensor IDは数あるトラッキングの仕組みの中でも最新のもので、この技術の活用によってインターネットの利便性を上げるために消費者行動データのより高度な分析を可能にします。

トラッキングに対する近年の風潮とは?

トラッキングの発達によって生じるセキュリティリスクを危惧する声は、世界中で年々高まりを見せています。
2018年にはEUで一般データ保護規制が試行され、Cookieの取り扱いへの規制がより厳密なものになりました。日本でも2020年には個人情報保護法が改正され、Cookie 情報の取り扱いの見直しが進んでいます。

トラッキングを行うと危ないのか?

トラッキングはユーザーの行動を分析し、ユーザーによってより快適なインターネット体験を、企業にとってはより効果的なマーケティング施策を打ち出すためのデータを提供します。
一方で、トラッキングを行うことによって生じるリスクも存在します。その代表的なものが「セッションハイジャック」です。
以下では、セッションハイジャックについて詳しくご説明していきます。

セッションハイジャックとは?

まずITにおける「セッション」とは、Webサーバーとブラウザー間におけるアクセスの開始から終了までの一連の通信のことです。
「セッションハイジャック」とはこのセッションでやり取りされている情報を窃盗し、本人に成り代わって通信を行うというサイバー攻撃のことを指します。
セッションハイジャックは、セッションIDというWebサーバーがユーザーのセッションを認識するための識別子を窃盗することによって可能になります。
セッションIDの窃盗はCookieなどのトラッキングシステムに蓄積している情報を攻撃することで行われるので、トラッキングが行われている限りセッションハイジャックの被害にある危険性があります。

トラッキングの安全な利用には個人情報の管理能力が必要

近年ではスマートフォンやPC、利用しているデバイスに限らず簡単に様々なWebサイト、ECサイトを閲覧でき簡単な操作で上品を購入することができます。
しかしそのようなインターネット利用の中では、ユーザーの気づかないところで位置情報や、よく閲覧しているSNSの画像、広告識別子などが取得されデータとして送信されています。
利用中のアプリやWebサイトからのトラッキング許可の要求をむやみに受け入れるだけでなく、そのアプリやWebサイトに情報を開示することが本当に必要かどうかよく検討する必要があります。

このようにトラッキングには様々なリスクが生じますが仕組を理解して正しい利用すれば、インターネットの利便性を向上させ、自身のインターネット体験を改善してくれるシステムです。個人情報管理の面で一人一人に高い管理能力を持ってインターネットに接することが大切です。

トラッキングを許可すると?

アプリなどでトラッキングの許可をすると、以前閲覧したことのあるサイトやよく検索するキーワードに関する広告がアプリの使用中に出てくるようになります。
また位置情報なども検出し、その情報も加味した広告が表示されること多くあります。

トラッキング拒否をすると?

使用中のサイトやアプリで「トラッキングを拒否」の設定を行うと、過去のインターネットの利用履歴がサイトやアプリ側に渡らないようになります。
個人情報漏洩のリスクを低くすることができる一方で、そのサイトやアプリを使用しているときに全く興味の無い広告しか表示されなくなることがあります。
加えてパスワードやIDなどが必要な場合、本来であれば一度そのアプリやサイトを使用すればログイン情報としてIDやパスワードが記憶されます。
しかしトラッキングを拒否しているとログイン情報の記憶もされないときがあり、その場合はログイン時に毎回IDとパスワードを打たなければならないというひと手間が生じます。

トラッキングを拒否するには?

インターネット上の追跡を意味するトラッキングは設定を変更することで防ぐことができます。例えば、「Cookie」によるトラッキングを拒否したい場合は、「Safari」や「Google chrome」といった検索ツールの設定を操作すれば、簡単にトラッキングを拒否することができます。

トラッキング拒否をオンにすれば、トラッキングを拒否でき、反対にオフにすれば、トラッキングの対象となります。

トラッキングを拒否するにはオン・オフどっち?

iPhoneでトラッキングを拒否するにはどのような操作をすれば良いのでしょうか?結論、「Appからのトラッキング要求を許可」をオフにすればトラッキングを拒否することができます。

iPhoneでトラッキングを拒否する方法1.設定アプリを開き、「プライバシー」を選択する
2.「トラッキング」を選択
3.「Appからのトラッキング要求を許可」をオフの状態にする

トラッキング拒否 [iPhone]

「iPhone」などのOSが搭載されている端末を利用している場合は、最新で強力なトラッキング防止機能を有しているのであまり心配する必要はないでしょう。そのため、アプリケーションを利用する際に、不用意に位置情報などの権限を付与しないことに注意する必要があります。

また、トラッキングやウィルス感染の観点から、常に最新のバージョンにアップデートするといいでしょう。端末の設定から与えている権限に関して確認、管理することできるので、ぜひ一度確認し、整理してみるといいかでしょう。

トラッキング拒否 [Android]

「Android」を使用している場合は、アプリケーションに許可する権限に関して細かく設定することができます。「iPhone」などと同様必要最低限の権限を付与するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事ではトラッキングについてご紹介致しました。

トラッキングとは特定のユーザーのサイト内、及びサイト外での動きを追跡し、分析することを指し、Webマーケティングをする際によく使われます。

サイト運営者はコンバージョンレートや広告の費用対効果を上げるために、トラッキングを利用することができます。

この記事がECサイト運営やトラッキングを知る上でお役に立てれば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

直帰率とは?直帰率が高い場合の改善方法も含めてわかりやすく解説いたします。

直帰率はWEBページのデータを分析し、問題を解決していく重要な指標の一つです。直帰率を改善することはページの費用対効果を上げることに繋がります。そこで本記事では、直帰率の意味や直帰率が高い原因、直帰率を下げるための方法ついて解説いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

直帰率と離脱率とは?2つの違いをわかりやすく解説します。

直帰率は英語で「Bounce Rate」といい「初めてサイト内のページに訪問した後に、サイト内の他のページに行くことなく、そのサイトから離れた割合」を指し、離脱率は「そのページの訪問者のうち、そのページを最後に離脱した訪問の割合」を指します。

直帰は離脱の一部で、サイト内で1ページしか見ずに離脱した場合を特別に直帰と呼びます。直帰率と離脱率は違いがわかりにくいですが、このように直帰と離脱の違いを把握しておけば、この2つの用語は混同しにくくなります。

直帰率の計算方法

先ほど説明した通り、「直帰率」は訪問数全体のうち、直帰となった訪問数の割合を示す数値です。そのため、直帰率は以下の方法で計算します。

直帰率の計算方法直帰率[%]=直帰した訪問数÷訪問数×100

直帰率が高い際に考えられる原因とは?

直帰率が高い場合に考えられる原因は複数あります。主に「ユーザーのニーズとコンテンツの不一致」「ページの読み込みが遅いこと」「次に何をすれば良いかが明確でないこと」の3つが挙げられます。

この3つの原因が1つでも当てはまってしまうと、直帰率が高くなることがあるので、直帰率が高くなった時はこれらに注意しましょう。

直帰率の目安値

直帰率を改善していく上で、「どのくらいの直帰率なら正常なのか?」と気になる方が多いと思います。一般的に直帰率の目安は40%と言われています。しかし、直帰率はサイトの流入状況やページの構成によって大きく異なります。

そのため、明確な直帰率の目安は存在しません。40%という目安はサイトの流入状況やページの構成を加味していないものなので、そのページの直帰率が40%より高いからと言って、改善すべきサイトであると決め付けるべきではないです。

直帰率を改善すべきページとは?

先ほど記述したように、直帰率の目安は存在せず、直帰率の目安と比べるだけで、改善すべきページを見つけるのはおすすめできません。そこで直帰率の目安と比べるのではなく、直帰率とページ内滞在時間を関連させると、適切に直帰率を改善すべきページを見つけることが期待できます。

具体的には直帰率が高く、平均滞在時間がサイト平均よりも短い場合には直帰率を改善することを推奨します。コンテンツや広告の内容がユーザーのニーズと合致していないことが考えられます。

直帰率を下げるための2つの改善方法

先ほど、改善すべきページの特徴を解説いたしました。その特徴に当てはまったページはここで紹介する「直帰率を下げるための2つの改善ポイント」を参考にして直帰率を改善していきましょう。改善ポイントとしては「コンテンツの長さを意識する」「ユーザー目線でページを作成する」の2つが挙げられます。

「コンテンツの長さを意識する」

ページが長すぎる場合は、直帰率を上げる可能性が高いです。必要な情報だけをページに掲載するように心がけます。また、画像や動画などを使用して、文字だけにぜずにユーザーが見てて飽きないページ作りをしていくと直帰率を下げることが期待できます。

「ユーザー目線でページを作成する」

ユーザ目線でページを作成することで直帰率を下げることが期待できます。ユーザーの性別や年齢といった基本属性はGoogleアナリティクスのレポート画面から「ユーザー→ユーザーの分布→サマリーレポート」で確認することができます。
また、ユーザーがどんな目的で訪問しているかもGoogleアナリティクスのレポート画面から調べることができます。

このようにして、ユーザーの情報を把握して、ユーザーの基本属性やページ閲覧の目的にあった広告の内容やページを作成することで直帰率を下げることが期待できます。

直帰率が低すぎる際に考えられる原因とは?

直帰率は低ければ低いほど良いというわけではありません。直帰率が10〜20%のように極端に低い場合はGoogleアナリティクスの設定に不備があることが考えられます。

主な原因はGoogleアナリティクスの計測用のタグが同じページに複数個設置されていることが考えられます。本来同一のプロパティIDのGoogleアナリティクスタグは1つのページに1つ設置されるべきものです。重複貼りが発生しているページでは1回で複数のGoogleアナリティクスが読み込まれるので、実際は1ページビューであるところを2ページビューとして計測されてしまいます。

ユーザーがそのページに訪問した段階で2ページビューとして計測されているため、ユーザーが直帰したとしても、Googleアナリティクス側は直帰していないと判断してしまいます。そのため、直帰率が極端に低くなってしまいます。

Googleアナリティクスの設定の不備が気になる方はアクセス解析ツール「アナトミー」で設定状況を確認するのをおすすめします。

業界ごとの直帰率の平均値

業界ごとの直帰率の平均値としては以下のようになります。

業界 直帰率の平均値
金融サービス 53%
コンピュータソフトウェア 61%
病院・ヘルスケア 55%
ヘルス・フィットネス関連 63%
医療機器・医薬品 55%

(出典:BRAFTON 2017 CONTENT MARKETING BENCHMARK REPORT)

まとめ

本記事では、直帰率について解説いたしました。
ページを見直す場合、直帰率が低すぎる原因や直帰率が高い原因を適切に把握し、本記事であったような改善を行っていくことが重要です。
今後、直帰率に関して問題点が出てきた場合、本記事を参考にしていただければ幸いです。

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ECモールとは?銀行が運営するECモールから売上ランキングまでをご紹介致します!

近年、スマートフォンの普及やインターネット技術の発展により、EC市場は拡張を続けています。2019年度はBtoC市場におけるEC市場は19兆3609億円に昇り、野村製作所が2020年に公表したレポートによれば、2025年度の市場規模は約27兆8000億円まで拡大するとされています。この記事では拡大、拡張を続けるEC市場の中で、多くの売上を占めるECモールについてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ECモールとは?

ECモールとは、ショッピングモール型ECサイトの略で、複数の事業者が出店、出品をしている集合型のECサイトのことを指します。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったECサイトがこれにあたります。英語でも「EC mall」と表記し、多くの国と地域で展開されています。

ECモールの特徴としては、高い集客力やブランド力を持ち、手厚いサポートを受けれることが挙げられ、多くの企業が出店、出品をしています。

一方で、その高いブランド力を利用することから多額のランニングコストが掛かってしまいます。加えて、出店数の多さから激しい価格競争が発生しやすく、自由なブランディングができないなどの特徴もあります。

ECモールとASP型の違いとは?

ASP型とは、ショッピングカートASP型ECサイトの略で、簡単に言えば、ECモール(モール型EC)とは違い自社独自のサイトのことを指します。ECモールをショッピングモールに例えるなら、ASP型は路面店にあたります。ASP型は集客力やブランド力はECモールに劣りますが、自由度が高いという特徴があります。

そのため、自由なブランディングを行いたい方にはおすすめです。

ECモールの種類

ECモールは主にテナント型、マーケットプレイス型、の2種類に分けられます。例えば、「Amazon.co.jp」はマーケットプレイス型に、「楽天市場」はテナント型に分類され、出店の方法は大きく違います。

テナント型

テナント型のECモールとは、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」のようなECサイトのことを指します。マーケットプレイス型と比較すると自由度が高く、まさに、オンライン上のショッピングモールに出店することに例えられます。

マーケットプレイス型

マーケットプレイス型のECモールとは、「Amazon Japan」のようなECモールのことを指します。テナント型と比較すると自由度は低く、店舗よりも商品を重視しています。そのため、ショッピングモールに出店するというよりは、広大な市場に商品を出品するECサイトプラットフォームと言えるでしょう。

ECモール一覧

サイト名 企業名
Amazon.co.jp Amazon japan
&mall 三井不動産
an Wowma! auコマース&ライフ
omniモール セブン&アイ
PayPayモール Yahoo!
Qoo10 eBAY Japan
ZOZOTOWN ZOZO
ツクツク‼ クムクム株式会社
ボンパレモール リクルートライフスタイル
ヤマダモール ヤマダ電機

(参照:EC業界カオスマップ2020-ECモール&プラットフォーム編

日本国内の主なECモールは次の通りです。詳しくは後述致しますが、地方銀行もECモール事業に参入するなど、ECモール事業の規模は拡大し、競争も激化してきています。特に、電子マネーやクレジットカードなどのサービスを提供している企業の参入が多く見られます。

例えば、「楽天市場」を運営する楽天グループでは、グループ内のサービスを充実、連携することで多くの利用者を確保しています。サイト内で商品を購入した場合は、高い割合でポイントが還元され、そのポイントが楽天モバイルや、楽天トラベルなどのサービスで使用すること可能です。また、反対に楽天のサービスで還元されたポイントを「楽天市場」で使用することも可能です。

ECモール売上高ランキング2020

2020年に発表されたデータによりば、ECモールの売上高のトップは「楽天市場」で、2位「Amazon.co.jp」、3位が「Yahoo!ショッピング」が追従しています。また、この3つのサイトは日本の代表的なECモールとされていますが、「Yahoo!ショッピング」は上位の2つのサイトと大きな差があります。

そのため、「Yahoo!Japan」は2019年9月にアパレル系ECモールの「ZOZOTOWN」を運営する「ZOZO」を買収したり、PayPayとの連携を強めるなどのECモールの拡大を図っています。

また、4位には「ZOZOTOWN」をランクインしており、3248億円の売上高を誇ります。上位のECモールとは差が開いてしまっていますが、「ZOZOTOWN」はアパレル関係の商品のみを取り扱っており、多種多様な商品を取り扱う総合ECモールが上位を占める中、異質な存在となっています。

順位 サイト名 売上高
1 楽天市場 3兆9000億円
2 Amazon japan 3兆4238億円(推定)
3 Yahoo! ショッピング 8901億円
4 ZOZOTOWN 3248億円
5 Wowma! 1287億円(推定)

(参照:【2021年最新】】ECサイト売り上げランキング!校内・海外企業からECモールまで

「北國銀行」地方銀行がECモール事業に参入

株式会社北國銀行の子会社である北國マネジメント株式会社は2019年5月に、自然に恵まれ、古くから伝統や文化が根づく北陸からその土地ならでは逸品を広めることを目的にECモール「COREZO(コレゾ)」をオープンしました。

「COREZO(コレゾ)」では特に石川県、富山県、福井県の商品を取り扱い、新たな地方創生ビジネスとして注目を集めています。出店をしている店舗は約240店舗に昇り、食料品を中心に豊富な品ぞろえがあります。

また、地方銀行がECモールを開設する潮流は他のも見られ、徳島県徳島市に本店を構える阿波銀行は2020年12月17日にECモール事業を営む銀行業高度化会社の設立を目指し、「阿波銀コネクト株式会社」を設立しました。2021年4月には地域の特産品を販売するECモール「Lacycle mall」をオープンする予定です。

まとめ

いかがでしょうか。本記事ではECモールについてご紹介致しました。

ECモールとは、ショッピングモール型ECサイトの略で、複数の事業者が出店、出品をしている集合型のECサイトのことを指し、主にテナント系とマーケットプレイス系に分けられます。

また、国内では「楽天市場」や「Amazon.co.jp」などのECモールが代表的ですが、北國銀行などの地方銀行なども参入するなど、その種類は多様です。

この記事がECサイトを構築する際に、お役に立てば幸いです。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

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EFOとは?EFOキャッツ・EFOキューブなどのツール比較や導入企業事例も含めて徹底解説

せっかくサイトに集客したのに、入力フォーム記入の段階で離脱されてしまうとサイトに集客した意味がありません。そこで、重要になってくるのがEFO(入力フォーム最適化)です。

しかし、EFOツールにはいろいろな種類があり、どれが自社に最適なのか分からない企業も多いと思います。そこで本記事では、EFOツールの比較やEFOツールを適用したことで成功した事例について解説いたします。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

[意味/解説]EFO(入力フォーム最適化)とは?

EFO(入力フォーム最適化)は「Entry Form Optimization」の略で申し込みフォームの入力完遂率を高めるために、フォームを改善する施策のことを指します。たとえ集客力が高いサイトであっても、入力項目が多いなどの理由で顧客が入力を諦めて離脱してしまってはサイトの効果が低くなってしまいます。そのため、EFOを効果的に実施し、途中離脱を減らすことがサイト運営にとって重要です。

入力フォームで離脱する理由とは?

入力フォームで離脱する理由を把握することは途中離脱を減らす際に役立つ情報です。WEBサイトによって誤差はありますが、入力フォームで入力を完了せずに途中離脱してしまうユーザーの割合は70〜80%と言われています。

入力フォームで離脱する主な理由・入力項目が多すぎる
・不要な質問項目がある
・入力を間違った際にどう修正すべきかがわかりにくい
・セキュリティに不安がある

EFOツール比較3選

EFOツールがあれば購入や会員登録を行うユーザーに対してフォームへのスムーズな入力をサポートすることができます。その結果、CV率(成果)の向上や売り上げアップなどが期待でき、会社にとって大きなメリットになります。そのため、EFOツールを適切に選択することは重要です。以下でEFOツールを3つ比較します。

[圧倒的低価格]ゴリラEFO

ゴリラEFOの特徴・強み・導入はタグを設置するだけ。今の入力フォームを変えずに最適化可能。
・圧倒的低価格(5フォームまで月9800円)
・業界最高基準の入力サポート機能 20種類

ゴリラEFOはブルースクレイ・ジャパン株式会社が提供するEFOツールです。
業界最高基準の入力支援機能数を有し、同一ドメインで、PC、スマートフォン問わず、5フォームまでであれば月額9800円で利用可能なEFOツールです。これまで価格の点でEFOツールの導入に踏み切れなかった企業も利用しやすい価格帯です。

[1画面1質問]EFOキャッツ

EFOキャッツの特徴・強み・1画面1質問のフォームでカゴ落ち率を大幅改善
・入力支援、離脱防止機能を完備。豊富な入力サポートでより使いやすく。
・離脱ポイントが見つかる分析レポート

EFOキャッツは株式会社エフカフェが提供するEFOツールです。トライアル期間はありませんが、Google HangoutなどのWeb会議システムを利用することで実際の機能を確かめることができます。

[データ分析機能搭載]EFOキューブ

EFOキューブの特徴・強み・必須項目の強調やエラー表示などの入力補助機能の充実
・項目ごとのユーザーのエラー、離脱率を取得するデータ分析機能
・ツールの導入はもちろん、導入後のフォーム改善案の作成もお手伝い

EFOキューブは株式会社GeeeNが提供するEFOツールです。
2020年現在、「カード連携実績数」「入力補助機能数」がNo.1のEFOツールです。

EFOを導入して成果が出た企業事例2選

先ほど、EFOツールの比較を行いましたが、ここでは導入実績として具体的な成功事例を記載しているEFOツールを紹介いたします。この導入実績がEFOツール導入の際の手助けになれば幸いです。

フォームアシスト

まずは株式会社ショーケース・ティービーが提供しているEFOツール「フォームアシスト」の導入実績をご紹介します。クレジット会社のお問い合わせフォームの最適化を行ったところ、CV率が12.5%アップにつながりました。ファームアシストは全金融業界のシェア率が65.5%で導入フォーム数も5000を超えています。

Gyro-n

次に株式会社ウェルクスが提供しているEFOツール「Gyro-n」をご紹介します。保育士向けの求人サイトでこのEFOツールを導入した結果、CV率が1.67倍になり、直帰率が約5ポイント改善されました。Gyro-nはユーザーのサイト流入からゴールまでの様々な場面で最適化を行い、離脱を防ぎ、コンバージョンへ繋げるWebサイト改善ツールです。

EFOコンサルティングサービス

ここまでEFOツールについて解説いたしました。EFOツールを導入すればCV率アップが期待できますが、EFOコンサルティングサービスを利用するとさらにフォームの離脱を改善し、成約率を向上させることができます。

おすすめは株式会社グラッドキューブが提供するEFOコンサルティングサービスです。グラッドキューブはフォームの「どの項目」が「どのタイミング」で離脱されているのかを詳細に分析し、入力完了率を向上させる改善策を提案します。また、6ヶ月で3回PDCAを回して、CV率を最適化します。

まとめ

本記事ではEFO(入力フォーム最適化)について解説いたしました。
EFOツールを適切に活用することで、入力フォームでの途中離脱を減らしサイトの効果を最大限に発揮することができます。自社にあったEFOツールを選定する際は本記事を参考にしていただければ幸いです。

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パーソナライゼーションとは?パーソナライゼーションの仕組みや成功事例も含めて解説いたします。

近年、新たなマーケティング手法として注目されているパーソナライゼーション。
注目されてはいるものの、「パーソナライゼーション」の意味をしっかりと理解している方は少ないと思います。そこで今回はパーソナライゼーションについてパーソナライゼーションの仕組みや成功事例なども含めて解説いたします。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
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パーソナライゼーションの日本語の意味とは?

パーソナライゼーション(personalization)はパーソナライズ(personalize)という動詞の名詞形であり「何かを個人向けにカスタマイズすること」を意味します。
また、パーソナライズ(personalize)は日本語で「個人化する」と訳します。

広告の弱点を補填するパーソナライゼーションの仕組みとは?

近年、我々は日常的にインターネットを利用できるようになり、オンライン広告を目にする機会が増えました。こういった状況の中、我々は広告の存在に慣れてしまい、広告そのものの効果が薄れるだけでなく、かえって逆効果になっている場合が多くなってきました。

そこで消費者からの反応をより高確率で獲得できるマーケティング手法として注目され始めたのがパーソナライゼーションです。パーソナライゼーションとは個々の顧客のニーズや購買行動を分析し、自社のサービスを最適化していくマーケティング手法です。これは多種多様な顧客に対して、サービスを最適化するのではなくて、個々のユーザーに向けた仕組みです。

パーソナライゼーションを活用する上で重要な3つの要素

パーソナライゼーションを活用する上で重要な要素が3つあります。「デモグラフィック(人口統計学的属性)」「コンテキスト(背景情報)」「ビヘイビアー(行動)」の3つです。以下で詳しく解説いたします。

デモグラフィック(人口統計学的属性)

ユーザーの性別や年齢、年収、職業などの人口統計学的な属性を基にユーザーにとって最も最適なコンテンツを提供する方法は効果的です。デモグラフィック情報を取得する方法としてはアプリをダウンロードした際にユーザー情報を登録してもらう方法やSNSのアカウントからプリにログインした後に情報を取得する方法が挙げられます。

コンテキスト(背景情報)

コンテキストを取得することもパーソナライゼーションにおいては重要です。コンテキストとは住んでいる地域やサービスを使っているデバイスの種類、サービスを使用している時間帯などのサービスを使っている背景情報のことを指します。コンテキストを取得することでユーザーにとってタイムリーなコンテンツを提供できるようになります。

ビヘイビアー(行動)

ユーザーの行動履歴を基にサービスを最適化する方法もあります。例えば、検索キーワードを基にユーザーの趣向に合った商品を表示する方法が挙げられます。パーソナライゼーションを行う上でビヘイビアーを活用することは大きな手助けになります。

パーソナライゼーションのマーケティング成功事例2選

Amazonなどの成功している企業は、パーソナライゼーションを適切に活用しています。そこで、今回はパーソナライゼーションの成功事例「Amazonプライムビデオ」「ふるさと納税さとふる」の2つについて解説いたします。

「Amazonプライムビデオ」

Amazonプライムビデオは個々のユーザーの視聴履歴に合わせて、おすすめの映画やアニメを掲載しています。また、リアルとネットの境界を融解する仕組みである「オムニチャネル」のパーソナライズ、AIを使った機械学習、ディープラーニングの活用も行っています。

Amazonプライムビデオはパーソナライゼーションを駆使して、顧客から愛されるサイト、メディアになることを目指しています。

「ふるさと納税さとふる」

CMでも耳にすることが多くなったふるさと納税のさとふる。さとふるはサイト来訪者を「初回来訪者」「非会員来訪者」「寄付実績のある会員」「寄付実績のない会員」の4つに分類し、WEB上で表示する画面をパーソナライズ化しました。

初めて来訪する人には人気のある商品を、何度も寄付実績のある会員には新着の返礼品を送るというパーソナライゼーション をWEB上でも導入し、コンバージョン率は2倍に跳ね上がりました。

化粧品業界におけるパーソナライゼーションとは?

化粧品業界でも、パーソナライゼーションが促進されています。2019年、IoT技術によってそれぞれの人に合ったスキンケアを提供するパーソナライズドコスメが誕生しました。これまでの化粧品は化粧品は敏感肌向け、乾燥肌向けなどの数種類の中からしか選ぶことができませんでした。しかし、パーソナライズドコスメの誕生によって肌測定の結果などを基に、個人に最適な商品を選ぶことができるようになりました。
パーソナライズドコスメは資生堂やPOLAなどの企業が取り組んでいます。

金融業界におけるパーソナライゼーションとは?

金融業界でもパーソナライゼーションは活用されています。金融商品は差別化が難しいコモディティ商品です。支店が便利な場所にあれば、それだけで、差別化要素になり得ますが、最近はモバイル化が進んでいます。そのため近年は「気持ちの良いユーザー体験」が差別化要素になってきました。

「気持ちの良いユーザー体験」を提供するために重要になるのが、パーソナライゼーションです。ユーザー全員に同様のデザインを適用するのではなくて、個々のユーザーの好みに合わせて、色や機能配置を設定すると、差別化が可能になります。また、顧客データを基に顧客を分析し、個々の顧客に関連性の高いメッセージを配信することができます。このように、金融業界にでもパーソナライゼーションは活用されています。

パーソナライゼーションとカスタマイゼーションの違い

「パーソナライゼーション」と「カスタマイゼーション」は混同されやすい用語ですが、この2つの用語には明確な違いがあります。確かに「ユーザーの興味をひく」という点では共通していますが、ユーザーの興味をひくまでの道のりが違います。

カスタマイゼーションは顧客自らが自分の希望に合うようにレイアウトやコンテンツを設定するのに対し、パーソナライゼーションは、アプリケーションやサービス側がユーザーの好みに合わせたコンテンツや機能を提供します。「パーソナライゼーション」と「カスタマイゼーション」にはこのような違いがあります。

まとめ

今回はパーソナライゼーションについて解説いたしました。
パーソナライゼーションを活用することで、個々のユーザーに向けて自社のサービスを最適化することができます。
過去の成功事例を基にパーソナライゼーションを適切に活用することが重要です。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

ECパッケージとは?各種ECパッケージの比較も含めて解説いたします。

ECパッケージは一度導入すると、長期的に運用していく必要があるため、企業は容易に導入を決められません。そこで、今回は各種ECパッケージを徹底比較します。ぜひ、当記事をECパッケージを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ECパッケージとは?

ECサイトは制作の前に土台となるものが必要で、何種類かあるうちの1つが「ECパッケージ」です。ECパッケージは名の通り、ECサイト構築・運営に必要となる基本的な機能がパッケージにされたもので、必要に応じて基本機能にオリジナルのカスタマイズを加えていくことでECサイトを構築します。

多くのECパッケージはベンダーが開発しているのでオープンソースとは異なり、パッケージソフトを提供している会社のサポートを受けることが可能だったり、他のシステムとの連携が可能だったりします。

しかしソースコードを記述する技術やサーバーやソフトウェアに関する知識がある程度必要であったり、クラウドECやフルスクラッチよりは低コストにせよ、やはり導入コストが高かったりといった問題もあります。コスト面を考慮すると有料のECパッケージ利用は、サイト規模が中~大を目指す企業・個人向けと言えます。

ECパッケージ業界の市場規模

「富士通マーケティング・レポートECサイト構築パッケージソリューション市場占有率 2020年版」によると、2019年度のECサイト構築ソリューション規模は219億円、2022年には320億円に拡大すると予測されています。

ECパッケージのオープンソース「EC-CUBE」とは?

EC-CUBEは日本企業の株式会社イーシーキューブによって、「日本発オープンソース」として開発・提供されたECパッケージです。オープンソースということもあり無料で利用可能な上に、標準で装備されている機能が豊富で、詳しい知識がなくても比較的簡単に操作・設定できるのが特徴です。(商用ライセンスは有料です。)

ECサイトの基本的な管理機能とフロント機能はもちろんですが、カスタマイズやプラグイン(一部有料)の導入が可能で、様々な販売形態のECサイト構築が可能です。
また利用者が多く、コミュニティがしっかりと出来上がっているため、役に立つ記事やセキュリティ情報がたくさん手に入るのも大きな特徴です。
好みのカスタマイズしてみたい方や、初めてECサイトを制作するという方に適しています。

コスト・カスタマイズ性・アフターケアをもとにECパッケージを徹底比較

ECパッケージは導入にも運営にもかなりのコストがかかってしまいます。損をしないためにも、自身がイメージしているECサイトを最大限実現できるECパッケージを選ぶ必要があります。しかし多くの会社でECパッケージの金額は要件をもとに見積もるので情報が少ないです。そこでカスタマイズ性・提供している会社のアフターケアを基準に3社を徹底比較します。

EC-ORANGE

●提供元 株式会社エスキュービズム
●初期費用・料金プラン 共に要問合せ
●導入社数 960社以上
●導入社例 H.I.S.、パリミキ、りらくる
●備考 完全オリジナルソフトウェア
従業員の働き方改革促進のためのBtoEにも対応
基幹システムや多数の外部サービスとのリアルタイム連携

ecbeing

●提供元 株式会社ecbeing
●初期費用・料金プラン 共に要問合せ
●導入社数 1300社以上
●導入社例 BEAMS、ABC-MART、JAL
●備考 ECパッケージ実績 国内シェアNo.1
BtoB、BtoCなど業務形態に合わせたパッケージを複数展開
売上UPのためのマーケティングサポートも提供

コマース21

●提供元 株式会社コマース21
●初期費用・料金プラン 共に要問合せ
●導入社数 300社以上
●導入社例 講談社、トイザらス、dinos
●備考 手厚いサポート体制
数百億円規模のECサイト、数百万点規模の商品数でも対応可能
ECサイト運営のノウハウも提供

ECパッケージとASPどちらを使うべきか

かつて、ECシステムの構築はとても難しいものでしたが、近年はECサイト構築用プラットフォームが豊富になり、個人から大企業まで各々がイメージする規模感に合わせて最適なサービスを選ぶことが可能になりました。そんな中でよく比較されているのがECパッケージとASPです。ここではASPの解説と想定されるサイトの規模感をもとにどちらを使うべきかについて解説いたします。

ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)とは?

ASPはインターネット上でアプリケーションを利用するサービスとそのサービスの提供元のであり、EC構築プラットフォームをインターネット経由でレンタルすることが出来るサービスのことを指します。インターネット経由でレンタル出来るというのは、従来のようにアプリケーションやサービスをPCに直接インストールする必要がない、つまりインターネット環境さえあればPCでもスマホでもタブレットでも利用が可能ということです。

ASPを利用するメリットとしては、ECパッケージに比べてコストが低いこと、運営による自動アップデートがあることなどが挙げられます。デメリットとしては、カスタマイズの自由度などの独自性が低いこと、規模が一定値を超えてしまうと拡張が難しいことなどが挙げられます。

デザインやサービスのにこだわる場合はECパッケージ

近年、リリースされているパッケージはフルスクラッチに匹敵するほどの拡張性を持っているため、オリジナル性の高いECサイトを構築できます。そのため、事業の拡大を前提に、デザインやサービスのカスタマイズにこだわる場合はECパッケージを選ぶのをおすすめします。

導入・ランニングコストを抑える場合はASP

ASPは月数千円から数万円という費用でECサイトを構築できます。
そのため、導入・ランニングコストを抑え、中規模の範囲でECサイトを運営する場合はASPをおすすめします。

世界的に有名な海外向けECパッケージ2選

日本だけではなく、海外でもECパッケージは開発されています。
そこで今回は、世界的に有名な海外ECパッケージ「Magent(マジェント)」「G1 Commerce」の2つを紹介いたします。

「Magent」

「Magent」は2008年以来のリリース以来、すでに25万以上のサイトで利用されています。他のパッケージ同様、「Magent」は多数の言語に対応しており、日本語で管理画面を操作しながら、顧客側は中国語や英語などで閲覧することができます。オープンソースECパッケージであるMagentoの各種拡張機能は40以上あり、多くの外部サービスや拡張機能を簡単に組み合わせて、利用できるのが最大の特徴です。

「G1 Commerce」

「G1 Commerce」は株式会社UZENが展開した、中国、韓国、東南アジアをはじめとするアジア圏へのEC展開に強いECパッケージです。「G1 Commerce」はオムニチャネル対応も基本的な部分はカバーされておりWebサイト、店舗における店舗業務管理や顧客管理の一元化も可能です。

ECパッケージを扱う企業が一目で分かるカオスマップ2020

eコマース業界の今をわかりやすく、網羅的にマップ化したものをカオスマップと言います。ECサイト構築サービスは、ここ数年、細かいニーズに特化したサービスが盛り上がっています。BtoB向け、リピート特化型だけでなく、実店舗向けやレンタル向けのなどニーズが多様化しています。

まとめ

今回はECパッケージについて解説いたしました。
ECパッケージにはたくさんの種類があります。それぞれのサービスのメリットやデメリットを把握して、企業に適切なECパッケージを選択することが重要です。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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SaaSとは?PaaS・IaaSとの比較、SaaSサービス・企業も含めてわかりやすく解説いたします。

最近耳にすることが多いSaaS。
しかし、SaaSの意味をしっかりと理解している方は少ないと思います。
そこで今回はSaaSについて、代表的なサービスとその機能、SaaSを導入することのメリット、デメリットも含めて解説いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

SaaSとは?わかりやすく解説します。

SaaSとは「Software as a Service」の頭文字を取った略語で「サース」と読みます。SaaSを導入することで、ユーザー側でソフトウェアをインストールする必要はなくなり、アプリケーションの機能をネットワーク経由で利用できるようになりました。

具体的には、メールやコミュニケーションツール、資産管理などのソフトウェアを自身のサーバーリソースに導入するのではなくて、ネットワーク経由で利用するものを指します。

SaaSを導入するメリット

SaaSを導入するメリットには「どこからでもアクセスができる」「手軽に導入できる」「導入コストが安い」「ユーザーのシステム運用の負担を減らすことができる」の4つが挙げられます。以下で詳しく解説いたします。

「どこからでもアクセスできる」

SaaSの多くのサービスがクラウド上に展開されており、インターネットに接続されていれば、どんな時間でもどこからでもアプリケーション機能を利用することができます。これはSaaSを導入することの大きなメリットです。

「手軽に導入できる」

SaaSはソフトウェアをインストール必要がなく、ユーザーのアカウントを取得すれば、すぐに利用を開始できるため、手軽に導入できます。ユーザーIDとパスワードを用いて、サービスにログインすれば、利用することができます。

「導入コストが安い」

SaaSは利用するための環境構築が必要ないので、導入費用を抑えることができます。また、多くのSaaSサービスは使用した分の料金を払うシステムなので、無駄なコストを削減することができます。

「ユーザーのシステム運用の負担を減らすことができる」

SaaSはソフトウェア提供しているサーバー側がセキュリティレベルを確保するためのバージョンアップなどをソフトウェアベンダーが対応してくれます。そのため、ユーザー側の運用の負担を減らすことができます。

SaaSを導入するデメリット

SaaSを導入するデメリットもあります。主に「カスタマイズできる範囲が小さい」「不正アクセスの可能性が高まる」の2つです。
以下で詳しく解説いたします。

「カスタマイズできる範囲が小さい」

SaaSのサービスは自社で構築したサイトと比べて企業ごとに大幅なカスタマイズができない場合が多いです。そのため、ある程度は業務をアプリケーションに合わせていく必要があります。

「不正アクセスの可能性が高まる」

データが物理的に存在する限り、不正アクセスのリスクに晒される可能性は少なからずあります。しかし、SaaSはブラウザから簡単にアクセスできる分、不正アクセスも容易にできてしまいます。そのため、不正アクセスの可能性が他のサービスよりも高いです。

代表的なSaaSのサービス一覧とその機能

近年、SaaSのサービスにはMicroSoftシリーズをはじめとするオフィスソフトウェアだけでなく、会計ソフトやビジネスチャットなど様々なものがあります。
ここでは、「代表的なSaaSのサービス一覧とその機能」について解説いたします。

「Office365」

「Microsoft」が提供するOffice365は個人から法人まで様々なユーザーをカバーする代表的なSaaSサービスの1つです。Office365はWordやExcelのイメージが強いですが、「Share Point Online」を用いたグループウェアとしての機能も充実しています。そのほかにも、メールやカレンダーといった基本ツールやコミュニケーションツール、プロジェクト管理ツールの「Microsoft Teams」など、様々なサービスが用意されています。

「Slack」

「Slack」はエンジニアを中心に世界中で愛されているビジネスチャットです。「Slack」には充実の機能と拡張性があります。ビジネスチャットとしての基本機能はもちろんのことチームの用途に合わせて、細かい設定が可能です。これがSlackが人気を得ている理由です。

「freee」

「freee」は代表的な会計ソフトの一つです。「freee」の一番の特徴は徹底的な使いやすさです。会計処理に対して専門的な知識がない方でもある程度、仕訳作業が行えたり、クレジットカードやECショッピングの取引明細を取り込めたりと、様々な業務が行えることが魅力です。

SaaS企業の代表例

日本国内では、現在、SaaSサービスの提供を主軸に企業が多数登場しています。世界のSaaS市場は毎年、右肩上がりで成長を続けています。そこで、今回は日本国内に拠点を置く、現在注目のSaaS企業を2つ紹介いたします。

ウォンテッドリー株式会社

ウォンテッドリーの主要事業はビジネスSNSである「Wantedly」の運用で、2020年の時点で220万人を超えており、利用企業数も35000を超えています。このほかにも「Wantedly People」などの新アプリもリリースしております。ウォンテッドリーは2010年に創業したまだまだ新しい企業ですが、2020年の営業収益は30億円を超えています。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社の主要商品としては、ビジネスアプリ作成クラウドである「kintone」やグループウェアの「サイボウズoffice」などが挙げられます。
売上高は2013年以降10%以上伸ばしており、2019年の営業利益は17億円と勢いがあります。

SaaSのビジネスモデルの特徴

これまでの売り切り型の商品であれば、ユーザーとの接点は商品を売った時点でなくなってしまいます。しかし、SaaS型のビジネスモデルは顧客に商品を売った後の満足度が重要です。それは顧客がそのサービスに満足しなければ、すぐに解約されてしまうからです。

また、SaaS型のビジネスモデルはユーザーが増えれば増えるほど、雪だるま式に売り上げが増加していきます。しかし、逆にユーザーの満足度が低くなり、解約率が高くなると一気に経営が悪化してしまいます。SaaSにはこのようなビジネスモデルの特徴があります。

SaaSとサブスクリプションの違いが不明確な理由

SaaSとサブスクリプションは意味が混同されやすい用語です。SaaSとサブスクリプションの意味が混同されやすい一番の原因はほとんどのSaaSが課金形態にサブスクリプションモデルを採用しているからです。これにより、SaaSとサブスクリプションの違いが不明確になっています。

PaaSとは?

PaaSは「Platform as a service」の頭文字をとった略語で「パース」と読みます。
PaaSとはアプリケーション開発に必要な実行環境などが提供されるサービスです。PaaSはプログラムだけを用意すれば良いというメリットがある一方で、データベースの設計や実行環境に制限があるため、カスタマイズ性は高くないというデメリットもあります。開発環境を迅速に構築し、運用負荷を軽減したい場合に利用することをおすすめします。

IaaSとは?

IaaSは「Infrastructure as a Service」の頭文字をとった略語で「イァース」と読みます。IaaSはCPUやメモリ、ストレージやネットワークといったコンピュートリソースを提供するモデルのことを指します。IaaSは非常にカスタマイズ性が高く、柔軟に構成を組み立てることが可能です。その分、IaaSはユーザーの管理範囲が広く、システム運用の負荷がPaaSやSaaSに比べて高くなります。

まとめ

この記事ではSaaSについて解説いたしました。
SaaSを導入することで、これまでのソフトウェアを購入、インストールする時間やセキュリティの問題が大きく改善され、ユーザーのサービス利用がしやすくなりました。
SaaSのメリットやデメリットの両方を把握して、メリットを最大限に生かすことが重要です。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

ドロップシッピングとは?サイト構築時の注意点からアフィリエイトとの違いまで徹底解説!

一切商品を持たずに販売店を運営することが出来るドロップシッピングをご存知でしょうか。この記事ではインターネットが発展する中で新たに登場したドロップショッピングについてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ドロップシッピングサイトとは?

ドロップシッピング(Drop shopping)サイトとは、一切在庫を持たず、契約したメーカーや問屋の商品を販売することにより利益を得るECサイトのことを指します。サイト運営者は、基本的に商品の発送業務を行うことはなく、商品は契約しているメーカーや問屋から直接発送されます。

そのため、サイト運営者の利益は、売上高から仕入れ額と必要経費を引いた金額になります。また、ドロップシッピングサイトは、主に二つのタイプに分けることができます。

一つ目のタイプは、メーカーや問屋と直接契約をするパターンになります。このタイプのドロップシッピングサイトの特徴としては、商品の仕入れ先を比較的自由に出来ることが挙げられます。
自分達でメーカーや問屋と交渉しなければいけないので、作業コストは掛かってしまいますが、自由な商品選択を行いたい方や販売したい商品がに決まっている方におすすめです。

二つ目のタイプは、DSPと契約するパターンです。DSP(ドロップシッピング・サービス・プロバインダー)とは、インターネットで販売可能な商品を豊富に取り扱っている代理店(プロバイダ)のことを指します。サイト運営者はDSPが取り扱う豊富な商品を販売することができます。
加えて、DSPはECサイトプラットフォームも提供している場合があります。そのため、DSPを使用すれば、誰でも簡単にドロップシッピングサイトを構築することができます。

ドロップシッピングサイトを構築するメリット

ドロップシッピングサイトを運営するにあたり、最大の特徴は在庫を保有しないことです。そのため、パソコンやスマートフォンなどのインターネットにアクセスするデバイスさえあれば、簡単にドロップシッピングサイトを構築することができます。

低コストで始められる

繰り返しになりますが、ドロップシッピングサイトは自社で在庫を保有することがないため、サイト構築に掛かる費用はサイト構築費用のみです。また、DSPを利用した場合は、何千とある商品を取り扱うこともできます。

在庫の管理が不要になる

ドロップシッピングサイト運営において、在庫を保有しないことから挙げられる主なメリットは次の3点です。

・在庫管理などのスペースが不要になる
・在庫過剰を心配する必要がない
・仕入れに掛かるコストや手間がなくなる

また、この3点をに加えて、DSPを利用する場合、基本的に問い合わせや返品などの購入者対応はDSPが行うため、サイト運営者の工数はさらに抑えることができます。

多くの成功例がある

ドロップシッピングは既に多くの成功例があり、そのノウハウを参考にサイトを運営することもできます。ドロップシッピングサイトには低コストで簡単に始められる分、競争が激しいというデメリットも存在します。

そのため、成功事例を参考にし、顧客のニーズに対応したサイト運営が必要が求められます。

ドロップシッピングサイトを構築するデメリット

ドロップシッピングサイトを運営するにあたり挙げられる主なデメリットは次の通りです。

・競合相手が多く存在する
・価格競争が激しい
・利益が出にくい
・在庫同期が難しい
・見たことの商品を販売しなくてはならない

インターネット上では、誰でも簡単に商品を売ることができるため、同じ商品を販売する競合相手も数多く存在します。特にDSP契約している場合、同じ価格で仕入れをしている競合相手と競争しなくてはなりません。

また、ドロップシッピングサイトを運営する場合は商品を製造しないため、商品の仕入れ価格を下げることは難しいです。特に、DSPを利用する場合はほとんどの場合で商品の仕入れ価格を下げれません。そのため、ドロップシッピングサイトを運営は、利益が出にくい場合があります。

加えて、在庫管理を行わないことから、在庫数の把握が難しく、注文を受けたのにかかわらず、商品を提供できないというデメリットもあります。

ドロップシッピングとアフィリエイトの違い

ドロップシッピングと似た用語でアフィリエイトという概念があります。そもそもアフィリエイトとは、企業の商品やサービスを紹介し、商品の購入やサービスの申し込み、リンク先へのクリックをした場合に報酬にもらえる仕組みのことを指します。

ドロップシッピングとアフィリエイトは、契約したメーカーなどの商品をサイト内で紹介するという点は類似してます。しかし、ドロップシッピングサイトを運営する場合は、オーナーがショップを持ち、商品を販売します。

ドロップシッピングを始められるECサイトプラットフォーム

上述した通り、ドロップシッピングサイトは開設する場合は、主に2つのタイプに分けられます。もし、あまりコストや手間を掛けずにドロップショッピングサイトを開設したい場合は、DSP(ドロップシッピング・サービス・プロバインダー)を利用したサイト構築をおすすめします。

「Shopify」ドロップシッピングを行えるASP型ECサイト

「Shopify」とは、2004年にカナダで創業されたECサイトの開設・運営を手がけるECプラットフォームで、世界No.1のシェアを誇ります。オンラインストを作成する際に重要となるデザインについて、「Shopify」では無料のものを含む100種類以上のテンプレートから選択することができ、手軽に高機能なデザインを行えます。

また、「Shopify」では「Oberlo」と呼ばれるドロッピングシッピングサイトを構築・運営できるアプリを提供しているため、「Oberlo」を利用すれば簡単にドロップシッピングを行うことができます。

加えて、「Oberlo」では「Shopify」の最大の特徴でもある越境ECも容易に行えます。「Oberlo」では発送先の住所が日本の場合、アプリの機能が最大限に活用できない場合があります。そのため、「Oberlo」を利用する際は、越境ECを積極的に利用してもいいでしょう。

「BASE」ドロップシッピングを無料で始められるECサイト

「BASE」は無料からネットショップを開けるECプラットフォームを提供しています。また、「BASE」は月額500円からドロップシッピングを始めらえる「タオパオ新幹線」というサービスアカウントと連携しており、安価でドロップシッピングを始めたい方にはおすすめのサービスになります。

ドロップシッピングを失敗しないための注意点

上述した通り、ドロップシッピングは競合相手が多く、価格競争が激しく、利益が出にくい場合がございます。中には運営に失敗し、閉鎖されるサイトも存在します。では、ドロップシッピングを行う上で、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

ドロップシッピングなどのECサイトを運営する場合、重要となってくるのがWebマーケティンなど広報活動です。数多あるECサイトの中から自分の運営するサイトにアクセスをしてもらうことは容易ではありません。

ドロップシッピングサイトを運営する上でも、SEO対策やSNSの運用を行い、積極的にマーケティング活動を行う必要があります。加えて、顧客のロイヤルティを高めリピーターを獲得する必要もあるでしょう。

また、DSPを利用する場合はそのサービスの選定を慎重に行う必要があるでしょう。利用登録者は多いけど、取り扱い商品が少ないサービスなどは要注意です。「もしもドロップシッピング」は2018年6月に「もしもアフィリエイト」の会員を含め、50万人の登録者を誇るサービスでした。

しかし、その他のサービスの参入やECサイトの変化についていくことができず、2020年4月末でサービスを終了してしましました。ECプラットフォーム事業者が積極的にDSPに参入しています。DSPの選定がサイトの売り上げを大きく左右するため、DSPの選定も慎重に行う必要があるでしょう。

ドロップシッピング2020年の動向

2020年は新型コロナウィルスの流行により、私たちの生活は一変しました。不要不急の外出は制限されたり、テレワークの推奨がされ、私たちの生活から対面コミュニケーションは減りました。この潮流は今後の続くことが予想されます。

withコロナ時代において、EC市場の拡大はさらに加速することが予想されています。パソコンやスマホ1台で運営ができるドロップシッピングサイトもEC市場のニーズに合わせ増加するのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事ではドロップシッピングについてご紹介致しました。

ドロップシッピングを行えば、一切在庫を持たず、契約したメーカーや問屋の商品を販売することにより利益を得ることができます。また、在庫を持たないため、パソコン一台から運営できることに加えて、初期費用をかけることなく、低コストで運営することもできます。

この記事がドロップシッピングを行う上でお役に立てば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

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フラッシュマーケティングとは?メリットや注意点、ファッション業界での成功事例をご紹介します。

短時間で集客を行うフラッシュマーケティングやフラッシュセールは、現在多くのECサイトで行われています。今回はそんなフラッシュマーケティングについて、メリット・デメリットやファッション業界でのECサイト成功事例を踏まえてご紹介していきます。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

フラッシュマーケティングとは

近年、多くのECサイトやECモールが立ち上がり、インターネットショッピングへの需要も増加する中で、様々なクーポンやキャンペーンが企画されてきました。期間限定や時間限定での割引や、ポイント・特典の付与などもそれらのうちの一つです。

そして、こういった比較的短い期間限定のクーポンやキャンペーンを提示するマーケティング手法を、フラッシュマーケティングと呼びます。「Flash」には「瞬間」や「短い期間」という意味があり、24時間限定クーポンや3日間限定キャンペーンなどがこれにあたります。

フラッシュマーケティングの火付け役Groupon(グルーポン)

フラッシュマーケティングアメリカでは、フラッシュマーケティングの確立以前から、「One deal a Day (Deal of the day)」という24時間限定で販売を行う手法が存在していました。そんなアメリカからフラッシュマーケティングが誕生し、確立していく火付け役となったのが「Groupon(グルーポン)」です。

フラッシュマーケティングの代表格Groupon(グルーポン)とは

Groupon(グルーポン)は、シカゴで設立された「共同購入型クーポン」の販売サイトを運営する企業です。日本でもグループ会社の「グルーポン・ジャパン」が設立されています。

Groupon(グルーポン)が提供する「共同型購入型クーポン」とは、特定の期間と購入数を定め、期間内にその購入数が達成された場合のみ割引クーポンが発行されるというものです。

発行されるクーポンの割引率が高いため、クーポンを利用したいユーザーが、期間内に購入数を達成するため自発的に宣伝を行ってくれるという特徴があります。期間限定とユーザーにとってお得な条件という強みを十分に生かした「共同型購入型クーポン」は、フラッシュマーケティング手法として広まっていきました。

大きな波紋を呼んだ”おせち事件”。Groupon(グルーポン)は2020年に日本市場を撤退

フラッシュマーケティングで成功したGroupon(グルーポン)ですが、2010年の年末から2011年の年明けにかけて起きた問題により、世間を騒がすことになりました。2010年12月、Groupon(グルーポン)サイトを利用したある店舗が、規定購入数を達成しおせちの50%offクーポンの発行に成功しました。しかし、販売元店舗ではクーポン発行数の調理と納品に時間がかかり、配送遅延や提示されていた商品内容との相違が起きてしまいました。

この事件は販売元店舗への措置命令と、サービスへの信頼度低下に繋がりました。そこで、Groupon(グルーポン)はクーポン発行店舗の審査基準改訂や店舗のサポート・審査専門部署を設置するなどの業務改善を行いました。2020年までサービスは続きましたが、同年9月Groupon(グルーポン)は日本市場撤退を表明し、サービスを終了することとなりました。

フラッシュマーケティングのメリット

フラッシュマーケティングを取り入れることで見込まれるメリットをご紹介します。

集客効果がすぐに表れる

24時間や48時間など短い期間を規定しているため、お客様の意志決定も早く、集客効果を比較的短時間で実感することができます。また、期間が短いためキャンペーン開始から次回キャンペーン開始までのサイクルを縮めることができます。

潜在顧客の後押しになる

自社サイトでの購買を迷っている潜在顧客層に対して、期間限定の低価格という付加価値を提示することで、期間内の購買を促すことができます。また、定期的なキャンペーンを企画することで、他社よりも安価で購入ができるという差別化も可能です。

余剰在庫の販売

期間限定で安くショッピングができるとなると、「損をしたくない、できるだけ安く買いたい」と思う心理から、普段であれば買わない商品も今なら安く買えるからという理由で購入することがあります。比較的人気のない商品や、仕入れすぎてしまった商品など、余剰在庫のある商品を対象に含めることで、抱えていた在庫を売上に変えることができます。

フラッシュマーケティングのデメリットや注意点

フラッシュマーケティングにより考えられるデメリットや、トラブルにならないよう気をつけなければならない注意点をご説明します。

ブランディングの妨げになることも

キープしていた価格帯を崩すことで、ブランディングの妨げになることがあります。定期的なセールなどとは違い、フラッシュマーケティングは一時的なものなので、比較的その可能性は低いと言えますが、市場のブランドイメージを調整できるよう注意しなければなりません。

手数料がかかることも

自社サイトで集客からクーポンの発行まで行うことができれば問題はありませんが、認知度の低い場合はフラッシュマーケティングのプラットフォームを利用することで強い集客効果が見込めます。しかし、それらのサービスを利用するには手数料がかかるため、自社に適した方法を選びましょう。

景品表示法を守って信頼度低下やトラブルを防ぐ

前述のGroupon(グルーポン)のおせち事件のように、キャンペーンや商品の内容と実際にお客様に提供されるものに相違があると、信頼を失ってしまいます。また、定価を割引後価格として表示したり、間を開けずに期間限定のセールをすることは景品表示法に違反してしまう可能性があります。トラブルを防ぐため、利用者数の予測や誇張表現に気をつけるなどの計画を立てておきましょう。

景品表示法に関しては、こちらの記事も参考にしていただけると幸いです。

フラッシュマーケティングのファッション業界成功事例

フラッシュマーケティングは需要も大きく商品の幅も広いファッション業界で多く使われています。そんなファッション業界でのフラッシュマーケティング成功事例をご紹介します。

GILT

フラッシュマーケティング「GILT」は、ハイブランドも多数出店しているモール型ネットショップです。閲覧数も多く、商品も数多く取りそろえられています。毎日21時から行われるセールでは最大70%OFFでの商品購入が可能です。

LOCONDO

フラッシュマーケティング「LOCONDO」は、約3万アイテムと豊富な品揃えを展開している、靴&ファッションのショッピングサイトです。季節限定や週末限定といったいくつかのセールが、常に企画されています。また、購入品のサイズ交換や返品などが無料で行える「自宅で試着サービス」など、ネットショッピングの満足度向上のための工夫も多いことが特徴です。

ベルコスメ

フラッシュマーケティングファッション業界に近しいコスメのECサイトについてもご紹介します。ベルコスメでは有名コスメブランドの商品1万点以上が取りそろえられ、アウトレット特価や多様なクーポンが用意されており、最大89%OFFでの購入が可能です。また、ベルコスメは国内最安値を目指しているところも魅力です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在多くのECサイトで行われているフラッシュマーケティングは、メリットや期待できる効果も多いですが、注意するべき点も多数存在します。ブランディングや商品の価値をコントロールしながら、計画的に取り組んでいくことが重要です。

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レスポンシブデザインとは?CSSを用いた導入・設定の方法からすぐに実装可能なテンプレートまで徹底解説

スマホの本格的普及により重要度が激増したレスポンシブデザイン。
役に立つらしいけれど実態が分からない、専門知識がないと触れにくいなどの理由で実装に至らないというのが実情です。そこで今回はレスポンシブデザインとは何なのかについて、メリットやデメリット、実装方法も含めて解説いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

レスポンシブデザインとは?

横幅を広くとれるPCに対して、縦幅を広くとれるスマホ。スマホ画面にPCに表示されるWebサイトがそのまま表示されたらユーザーにとっては見づらく、操作がしづらくなることが考えられます。ユーザーにとって望ましいのは、PC用とスマホ用に別々のデザインがあることです。

しかしPC用とスマホ用の2つのデザインを作成すると、Webサイトの運営側は制作、更新、運用に2倍の費用を割くことになってしまいます。

そこで役に立つのが「レスポンシブ」という考え方です。
レスポンシブ(responsive)は「敏感に反応する」という意味の用語です。
レスポンシブデザインとはPCやスマホなどの画面やウィンドウのサイズが異なる端末において、Webコンテンツがそのサイズに応じて適切な表示をするものです。

レスポンシブデザインを利用するメリット

レスポンシブデザインの利用は、視点によってメリットが異なります。
サイト運営者視点では、1つのWebサイトに対するHTMLファイルやURLがPC表示用とスマホ表示用を兼ねることができるため、作成や更新の手間が大幅に省けること。URLの転送が不要なためクロールされやすくなり、SEO対策の一環としても有効であることなどが挙げられます。

ユーザー視点では、モバイル端末とタブレット端末の画面表示が最適化され、見やすさと操作性が向上すること。URLが単一であるためリンク・共有がしやすいことなどが挙げられます。

レスポンシブデザインを利用するデメリット

レスポンシブデザインを利用するデメリットは、技術面と利用による制限にあります。技術面のデメリットは、すべてのデバイスに対応させることを想定するとかなりの時間がかかってしまうことや、相応の技術や専門知識がないと画面表示が上手くいかないこと。

利用による制限のデメリットは、デザインが限られてくることです。具体的には、PCでは適度と思われる文章量でもスマホでは文章だらけに見えてしまうことや、スマホの画面表示とPCの画面表示だと表示速度にラグがあるため、どちらかで綺麗に表示出来なくなることなどがあげられます。

レスポンシブデザインはなぜ重要なのか

レスポンシブデザインが重要な理由は、単一の端末向けのデザインでは不十分だからです。以前、Webサイトはデスクトップ端末での利用が全体の利用量の大半を占めていました。しかしスマホの本格的普及と共にモバイル端末での利用量が増え、それに伴いデスクトップ端末での利用量が減少しました。

またソーシャルメディアや動画配信系サービスのプラットフォームにおける昨今のマーケティング効果を考慮すると、トラフィックは圧倒的にモバイル端末ユーザーが占めていて、ランディングページがモバイル端末に最適化されていないことが致命傷になりかねません。

しかしBtoBの取引をする企業に多いのですが、Webサイトの利用者がビジネスを目的とした他の企業であることが多く、デスクトップ端末での閲覧が重要になるためモバイル端末向けのデザインのみでも不十分です。そのため利用者はデスクトップ・モバイル・タブレット全ての端末に対応することが求められています。

Widthを使用したレスポンシブデザインの実装方法

レスポンシブデザインの実装にあたって主に必要なことは2つです。
⑴HTMLファイルのヘッダーはmeta viewportで始める。
(既存のWebサイトであればmeta viewportを追記する。)
⑵CSSファイルでサイズを指定する。

⑴meta viewportタグから書き始める

viewportタグはHTMLファイルにおいて描写領域を指定するためのメタタグです。もとからPC用のWebサイトがある場合はファイルのヘッダーに追記します。
PC用に作られたサイトをスマホやタブレット画面で表示するのに必要になります。
以下のように指定します。

ソースコード例<meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1″ >

●widthプロパティ
表示領域の幅を指定するプロパティで、上記では表示しているデバイスの画面サイズが表示領域になります。

⑵CSSファイルでサイズを指定する

デバイスの画面サイズに合わせてCSSをそれぞれ指定し、メディアクエリを用いて判別してCSSを切り替えさせます。またメディアクエリではデバイスの分岐点である「ブレイクポイント」を設定することで、分岐点を境としたCSSの記述を変化させます。ブレイクポイントはそのWebサイトをPC基準にするかスマホ基準にするかなどによって変化します。

PC向けの場合 (表示画面が600px以上の場合)@media screen and (min-width: 600px)
スマホ向けの場合 (表示画面が599xp以下の場合)@media screen and (max-width: 599px)

デバイスサイズごとのブレイクポイントとは?

ブレイクポイントは、画面幅や解像度の異なる様々なデバイスに適したサイトデザインを実現するためになくてはならないものです。簡単に言うと、画面のサイズに合わせてCSSを切り替える際に、その基準となるポイントです。

レスポンシブデザインでは、メディアクエリと併用して、画面サイズに合わせてデザインが切り替わるブレイクポイントが設定されているからこそ、各デバイスに適したデザインのWebサイトが表示されています。

また利用するデバイスによって画面サイズが異なるように、ブレイクポイントもデバイスによって異なります。またスマホやタブレットは縦に見るか、横に見るかによってもブレイクポイントが変わってきます。

【HTML・CSS】レスポンシブに対応するおすすめテンプレート3選

自身でのレスポンシブデザイン制作からの実装も可能ですが、専門知識がなければ難しく、かなりの時間がかかります。そこでレスポンシブに対応した3つのテンプレートを紹介します。

aishipR

●特徴
モバイルファーストのプラットフォーム(モバイル型媒体向き)
複雑な登録などが必要なく、管理画面にログイン後すぐに利用が可能。
細部までSEO調整が可能

best store

●特徴
全てのWebブラウザ、スマホ、タブレットと互換性がある。
ユーザーの要件に合わせてカスタマイズが可能。

Hello Cube

●特徴
大きな画像を使ったデザイン。
新着商品や売れ筋商品などのプラグインが含まれている。
特徴的なスライドショーは管理画面から変更が可能。

まとめ

今回はレスポンシブデザインについて解説いたしました。
モバイル型端末が本格的に浸透した世の中で、レスポンシブデザインの重要性は高まっています。しかし業種により導入すべきか否かは異なります。

もとからあるWebサイトの改良として導入、1からこだわった制作、時間の削減でテンプレートの利用など色々な選択肢があります。したがって、それぞれに合った導入方法をしっかりと吟味することが重要です。

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マーケティングオートメーションとは?わかりやすく事例やおすすめの本を交えご紹介致します!

営業などの業務を行う際、営業リストの質が悪く余計な工数が掛かってしまったり、定期的にメールマガジンを配信しているのにもかかわらず、なかなか商談につながらないということはありませんか。そのような課題に直面した場合、解決をしてくれるのがマーケティングオートメーションというツールです。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
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マーケティングオートメーションの意味とは?

マーケティングオートメーションとは、見込み客の情報を一元管理し、デジタルチャネルにおいて自動化、可視化するソフトウェアのことを指します。また、英語でMAと呼ばれる場合もあります。全ての業務を自動化する訳ではありませんが、マーケティングオートメーションを導入することで、マーケティング業務は間違いなく効率化されます。

マーケティングオートメーション導入のメリット

マーケティングオートメーションは膨大な情報を一元管理し、分析することにより、今までとは違う観点から、マーケティングや営業を行うことを可能にします。例えば、これまでは購買意欲があるのにもかかわらず、商談や購入まで至らなかった顧客を顕在化し、商談や商品の購入に繋げることを可能です。

効率化

マーケティングオートメーションは一つのソフトウェアにより、情報を一元管理しますので、今まで、別々のツールにより顧客情報を管理していた場合は、マーケティング業務を簡単に行うことができ、無駄な工数を減らすことができます。

特に、マーケティングオートメーションをより効果的に機能させるにはマーケティングファネルが重要になっていきます。

例えば、マーケティングオートメーションを利用すれば、Webサイトの閲覧回数やセミナーなどのイベントの参加是非を分析し、見込み客の購買意欲などをスコア化することが可能になります。また、その分析したデータを基に、各見込み客のニーズに合わせたメールを送信することができます。

そのため、マーケティングオートメーションを利用すれば、より効率的に見込み客の購買意欲を高め、商談や商品の購入に結びつけることが可能になります。

また、営業業務に関しても、顧客の情報を一元管理し、分析したデータから、より質の高い営業を可能にします。マーケティングオートメーションを利用すれば、営業担当者にやみくもに電話をかけ購買意欲を調査する必要などもなくなるでしょう。

商談の質の向上

マーケティングオートメーションは見込み客の購買意欲をより効率的に高めるため、商談の質を向上してくれます。The Annuitas Groupが示すデータによれば、マーケティングオートメーションを活用し、リードチャネリングを行った見込み客は、通常の見込み客に比べ、購入金額が47%アップしました。

マーケティングオートメーション導入の問題点

マーケティングオートメーションを導入する上での一番の問題点は導入コストです。マーケティングオートメーションといってもそのサービスには多くの種類があります。安価で始められるものから多額の導入コストが掛かってしまうものもあります。

また、社内全体の情報を一括管理するため、運営体制を見直す必要があります。加えて、マーケティングオートメーションを扱うための高度な知識やスキルを持っているものが社内にいなければ、新たな人員を確保する必要があります。

そのため、マーケティングオートメーションを容易に導入、運用することは難しいといえます。

マーケティングオートメーションの最先端の導入事例

ここで最先端のマーケティングオートメーションを導入し、マーケティング業務及び、営業業務の効率化に成功した事例をご紹介致します。この二つの事例はどちらも日本の企業が展開するサービスであり、より身近に導入しやすいものになります。

Kairos3

KAIROS MARKETINGはマーケティングはテクノロジーとマーケティングの力によって、日本販売プロセスの非効率さを改善することを目標に、Kairos3などのマーケティングオートメーションサービスを展開する企業です。

AIを使用した自社製品開発やWebアプリを開発するある企業はKairos3を導入し次のような成果を挙げました。

この企業は顧客への定期的な情報提供と商談の機会づくりのためにメール配信を行っていました。エラーなどのトラブルの削減や商談履歴とメール開封履歴を紐づけるためにKairos3を導入しました。

Kairos3を導入したことにより操作性が向上し、メール配信の開封率やクリック率を把握や、開封した顧客のリスト化、Webサイトの閲覧履歴を分析を基により購買意欲の高い顧客に対しての営業を行い、業務の効率化に成功しました。

SATORI

株式会社SATORIはマーケティングオートメーションを提供し、導入実績1,000社を誇る企業です。株式会社エム・マーケティングはマーケティング業務をより効率的に行うために、株式会社SATORIが提供するマーケティングオートメーションを導入しました。

結果的にマーケティングオートメーションの導入により、導入前の課題であった同一メールアドレス宛の重複配信について、ユニークキーで表示させ、管理画面を改善することにより、メールマガジンの工数を最大で1/6程度に減らすなど、さまざま業務の効率化に成功しました。

マーケティングオートメーションの入門本

マーケティングオートメーションを導入するにあたり、そのソフトウェアを使いこなすためには高度な知識やスキルが必要となってきます。そのような知識やスキルを身に着けるため、わかりやすいマーケティングオートメーションについての入門本をご紹介致します。

マーケティングオートメーション入門

「マーケティングオートメーション入門」は電通グループの中核会社、電通イーマーケティングワンが近年マーケティングオートメーションツールへの期待が高まっていることにより出版したものになります。

マーケティング入門
著者:電通イーマーケティングワン
出版社:日経BP

この本でマーケティングオートメーションを正しく理解し、自社でも導入、活用して成果を挙げたいマーケターに向け、基礎知識を提供しています。

BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方 日本企業のマーケティングと営業を考える

この本はシンフォニーマーケティング株式会社の代表取締役の庭山一郎氏のよって書かれました。庭山氏はBtoB企業のマーケティング支援を行う中で、マーケティングオートメーションを早くから取り入れ、日本のBtoBマーケティングのプロフェッショナルとされる人物です。

BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方 日本企業のマーケティングと営業を考える
著者:庭山一郎
出版社:翔泳社

この本ではマーケティングオートメーションの基礎知識や実践に向けた内容、営業マンの声、海外のマーケティングオートメーションツールまでを紹介してるおすすめの一冊です。

マーケティングオートメーションにおける2020年の動向

2020年に流行した新型コロナウィルスが我々の生活に大きな変革をもたらしました。もちろん、その影響はマーケティング界にも及びました。

従来BtoB企業がリード獲得の主流としてきた、大規模なセミナーなどのイベントが行えなくなったり、積極的なテレワークの導入により、以前に比べてテレアポも効果的なリード獲得の手段ではなりました。

また、株式会社才流が行った調査によれば、BtoB企業の50%が、コロナの影響でリード獲得数が減少したというデータも出ています。

加えて、このコロナ禍を期に今までの運営体制を見直し、マーケティングオートメーションの導入を行った企業も多数存在します。今後もあらゆる業務が機械化や自動化をされていく中で、マーケティングオートメーションがより普及していくことは間違いないと思われます。

まとめ

いかがだったでしたでしょうか。この記事ではマーケティングオートメーションについてご紹介致しました。

マーケティングオートメーションは見込み客の情報を一元管理し、デジタルチャネルにおいて、可視化してくれます。そのため、今までとは違った観点から業務を行うことにより、マーケティング業務や営業業務を効率的行うことを可能にします。

また、マーケティングオートメーションを運用していくには高度な知識やスキルが必要になってくるので注意が必要です。

この記事がマーケティングオートメーションを導入する上でお役に立てば幸いです。

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ユニークユーザー(UU)数とは?目安の立て方や増やしていく方法、PV数やアクティブユーザーとの違いについてわかりやすくご説明します。

ユニークユーザー(UU)数とは?目安の立て方や増やしていく方法、PV数との違いについてわかりやすくご説明します。

ECサイトの運営において、分析についても売り上げUPについても重要なのがユニークユーザー(UU)数です。そんなユニークユーザー(UU)について、目安や増やし方、関連ワードとの違いやGoogleアナリティクス(Analytics)で調べる方法など、わかりやすくご説明いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ユニークユーザー(UU)とは

ユニークユーザーとは、計測期間内に当該WEBサイトにアクセスしたユーザーの数のことを表します。「Unique User」を略して「UU」とも言います。

WEBページを分析する際に用いる指標は数多くありますが、その中でもユニークユーザーの特徴は、同じ計測期間内ならば1つのWEBページに同一のユーザーが複数回訪れてもカウントとしては「1」となるところです。

ユニークユーザー数とは

ユニークユーザー数について、計測方法や示す意味についてご説明します。

ユニークユーザー数の計測方法

WEBサイトに対応しているアクセスログ解析ツールを使って計測します。WEBページにアクセスがあると、それをログとしてWEBサーバーが保存します。そのログをGoogleアナリティクスのようなアクセスログ解析ツールが計測します。

アクセスログ解析ツールがログとして用いているのは、主にCookie、IPアドレス、ホスト名です。これらの情報もとにして、同一人物のアクセスによる計測の重複を防いでいます。

しかし、重複カウントを防ぐことができない場合もあります。例えば、Googleアナリティクスでも利用される、Cookieの追跡によるユニークユーザーの特定も、Cookieの追跡拒否設定をしているユーザーに対しては正確に計測することができません。また、IPアドレスもホスト名も異なる端末から同一の人物がアクセスした場合も、同様に重複カウントを防ぐことはできません。

ユニークユーザー数の示す意味と目安

ユニークユーザーはWEBサイトの人気度をはかる指標の一つです。ユニークユーザー数を見ることでわかることはいくつかあります。まずユニークユーザー数自体が、WEBサイトにどれだけの人が訪問してくれているかを示しています。

また、ページビュー(PV)数をユニークユーザー数で割ることで、ユーザー一人当たりの平均ページビュー数も知ることができるため、WEBページ訪問者がサイト内遊泳をしてくれているのかがわかります。

そんなユニークユーザー数の目安を立てるためには、目標とするコンバージョン(CV)数を定めておく必要があります。

例えば、3か月で30件の成果をあげたいと目標を定めます。コンバージョンレート(CVR)は業種や規模など各事業によって異なりますが、ECサイトの平均CVRは2~3%と言われています。CVR2%を目標にするならば、50ユーザーで1件の成果をあげることになります。すると、3か月全体では【30件×50ユーザー】の1500ユーザーの訪問が必要になります。また、1か月では500ユーザー、1週間は125ユーザー…という風にユニークユーザーの目安を設定することができます。

ユニークユーザーの対義語は?

「ユニークユーザー」は、重複を除くことでWEBページへの訪問者数を表しています。よって、ユニークユーザーの対義語は、「重複を含めた」WEBページへの訪問数となり、ユニークユーザーの対義語は「セッション数」や「ページビュー(PV)数」になります。

ユニークユーザー数とセッション数・ページビュー(PV)数の違い

ユニークユーザー数がユーザーの数を表す指標であるのに対して、セッション数・PV数はユーザーのとった行動の回数を数える指標です。

WEBサイトに訪れたユーザーは、サイト内でいくつかのページへ遷移してから離脱や問い合わせ、購入などを行います。ユニークユーザー数はサイトに訪れたユーザー数を、セッション数はサイト自体にアクセスがあった回数を、ページビュー(PV)数はサイト内でページが開かれた回数をそれぞれ示しています。

そのため、新規ユーザーやリピーターの区別なく、サイト自体の訪問回数を知りたいときにはセッション数を見ます。また、サイト内でどれくらいページを見られているか、どのページが多く回遊されているかを知るためにはページビュー(PV)数を見ます。

ユニークユーザー数を調べる方法

実際にサイト分析をする際にユニークユーザー数を調べる方法をご紹介します。

ユニークユーザー数を分析するならGoogleアナリティクス(Analytics)

ユニークユーザー数を含めた様々な指標を閲覧することができるのが、Googleアナリティクス(Analytics)です。Googleアナリティクス(Analytics)は、機能は制限されますが十分に使える無料版があります。また、導入方法も簡単です。

Googleアカウントを用意し、Googleアナリティクスアカウントを作成します。そして、トラッキングコードというタグを入手して、分析したい全てのページにトラッキングコードを設置すれば完了です。

Googleアナリティクス(Analytics)では、[オーディエンス]>[概要]と移動すると、特定期間内のユーザー数のグラフや、セッション数・ページビュー数などの指標を1ページでまとめてみることができます。[ユーザー]と表示されているのがユニークユーザーです。

ユニークユーザーと新規ユーザーとの違い

Googleアナリティクス(Analytics)には[ユーザー]以外にも、[新規ユーザー]という指標があると思います。この場合の新規ユーザーは、当該期間内にサイトを訪れたユーザーの中で、過去2年間サイトを訪問していないユーザーの数を示します。初訪問の数を知りたいときに見てみましょう。

ユニークユーザーとアクティブユーザー

[オーディエンス]メニューには、[概要]タブ以外にも[アクティブユーザー]というタブがあると思います。アクティブユーザーとは、ユニークユーザー(UU)と同じ意味で、特定期間内に1度以上訪問したユーザー数を指します。アクティブユーザー数のページでは、「1日」「7日」「14日」「28日」ごとのユニークユーザー数のレポートをみることができます。

ページ別ユニークユーザー数の違いを調べる

各 ページ別のユニークユーザー数を調べることで、ページごとに何人のユーザーの訪問があるかを調べることができます。

ページ別のユニークユーザー数を表示させるためには、[カスタム]>[カスタムレポート]>[新しいカスタムレポート]と移動します。「指標グループ」には「ユーザー」、「ディメンションの詳細」には「ページ」といれて保存すると、新しくユニークユーザー数ベースのレポートが作成されます。

インスタグラムのユニークユーザーを分析する機能

インスタグラムでは、ビジネス利用者のためのインサイト機能が利用可能です。
インスタグラムのインサイト機能では、ユニークユーザー数は「ユニークアカウント」数とされ、投稿や広告をクリックしたユーザー数を表します。また、広告が表示された回数自体を示す指標は「インプレッション」と言います。

他にも、投稿や広告を閲覧したユーザーを示す「リーチ」数や、投稿や広告からプロフィール画面が閲覧された数を示す「プロフィールビュー」などの指標があります。

インスタグラムでの広告宣伝や情報発信アカウントの運営を行う際には、これらの指標も参考にしてみてください。

ユニークユーザーを増やすために

ユニークユーザーを増やして、自社サイトへの訪問数を増やすためには、サイトの認知を広げることが重要です。

例えば、SNSでの情報拡散→サイトへの誘導に力を入れたり、配信しているリスティング広告やブログコンテンツなどで注力していなかったワードを獲得したり、とユーザーの目に留まる機会を増やしましょう。また、一度は興味を持ってくれたがアクセスが遠のいてしまった既存ユーザーにも、メルマガやクーポンの配信などで働きかけることで、ユニークユーザー数増加に繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ユニークユーザーについて、ECサイトの分析の際に参考にしていただければ幸いです。ユニークユーザー数を増やすことに成功すれば、サイト内導線の最適化やコンバージョン数の増加など、次のステップに進むことができます。

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ECサイト運営におけるセキュリティ管理の必要要件とは?情報漏洩のリスクからガイドラインまで徹底紹介!

近年、インターネット技術の発展により、実際に実店舗を持たなくてもECサイトを運営することにより店舗を所有することが可能になりました。また、ECサイトはインターネット空間にあることから自由度が高く、越境ECなども可能なことから、商品販売の分野において多くの変化をもたらしました。

しかし、販路の拡大や自由なブランディングが可能になった反面、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクも増えました。誰が、いつ、どこから、どうやってECサイトにサイバー攻撃を仕掛けてくるかは分かりません。

この記事ではECサイト運営におけるセキュリティについてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
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ECサイト運営において情報漏洩等のセキュリティ事故を起こしてしまったら

賠償を支払わなければならない

もしも、サイバー攻撃を受け、個人情報を流出してしまったら、流出してしまった個人に対し賠償を行わなけらばなりません。ケースによりその賠償額は様々です。一般的にECサイトにおける情報漏洩の賠償額は一人あたり、5000円~1万5000円が相場とされています。

一つの情報漏洩に対する賠償により、企業の存続を揺るがす事案もあります。そのため、クレジットカード番号等の個人情報管理については厳重に管理する必要があります。

社会的信用を失ってしまう

また、情報漏洩等のセキュリティ事故を起こしてしまうと、顧客からの信頼は失墜してしまいます。新規顧客の確保が困難になってしまうのはもちろん、長い時間をかけ確保してきたリピーターを手放すきっかけにもなってしまいます。そのため、ECサイト運営に関して、セキュリティマネジメントを徹底する必要があります。

ECサイト向け セキュリティガイドラインで紹介された必要要件

電子商取引推進協議会(セキュリティWG)は平成14年3月に104ページにも及ぶECサイト向けのガイドラインを公開してます。平成14年と少し古いものにはなりますが、ECサイトを運営してく上での基礎知識が多く掲載されています。

注意すべき脅威

サイバー攻撃と一口にいってもその種類は多様です。このガイドラインが作成されたのは平成14年ですが、紹介されている脅威は現在でも一般的なサイバー攻撃として存在します。

・なりすましによる個別取引に対する攻撃
・通信上のデータに対する攻撃否認
・システムへの不正アクセス(侵入)による攻撃
・セキュリティホールをついた攻撃
・ウィルスによる攻撃
・Dos攻撃

これらの脅威に対しての対処法は次の通りです。

なりすましによる個別取引に対する攻撃への対策

なりすましによる個別取引に対する攻撃は利用ユーザーの認証を徹底管理することで防ぐことが可能です。現在では2段階認証などの認証システムなどを使い、このような脅威に対処するサイトも多く存在します。ユーザーのニーズに寄り添い、適切な認証システムを採用する必要があるでしょう。

システムへの不正アクセス(侵入)による攻撃への対策

システムへの不正アクセス(侵入)による攻撃に関しては、なるべく不正アクセスを許さないシステムを構築するか、不正アクセスが発生したことを即座に発見し、対応する必要があります。

セキュリティホールをついた攻撃への対策

セキュリティホールをついた攻撃は、セキュリティホールの存在が前提になります。そのため、基本はシステムにセキュリティホールを残さないことが必要となります。しかし、セキュリティホールを完全になくすことは不可能です。

そのため、システムが使用しているソフトウェアについて報告されているセキュリティホールを除去してくことが必要になります。

また、既に報告されているセキュリティホールの除去の徹底に努めても、報告されていないセキュリティホールがあれば、攻撃を受けてしまいます。そのため、被害を極小化するために攻撃を受けたことを前提に対策を講じる必要があるます。

ウィルスによる攻撃への対策

ウィルスによる攻撃は不正アクセスによる攻撃と同じように、なるべくシステムに侵入させないことが重要になります。また、この時にサイトや使用しているPCは常に最新のバージョンにアップデートするように注意してください。

ウィルスは常に新しいものが作られ変化します。バージョンをアップデートをすることは最新のウィルスに対応する最も有効な手段といえます。

また、ウィルスに一切感染させないことは不正アクセス同様、困難なため、ウィルスに対しても感染することを前提に、対策を取る必要があるでしょう。

不正アクセスの対策と大きく違う点は、ウィルスはPCを外部に持ち出すことにより感染する場合があることです。企業内でPCの管理に関するルールなどを徹底する必要があるでしょう。

セキュリティ対策の体系

このガイドラインではセキュリティ対策の体系として次のような項目を挙げています。

・不正アクセス対策
・セキュリティホール対策
・ウィルス対策
・セキュリティ管理情報の保護管理
・ユーザーデータの保護管理
・通信にかかるリスク対策
・ユーザー認証の適切な適用
・セキュリティシステムの構築
・セキュリティシステム運用の実現
・セキュリティ事故の備え
・サイト運営におけるセキュリティマネジメントの確立

ECサイトなどのネットショップを運営するにあたりセキュリティ対策をする場合、これらの項目を全て網羅する必要があります。自社のみで行うことも可能ですが、セキュリティ業務をアウトソーシングすることも可能です。自社でセキュリティ管理を行える人材がいない場合は使用してもよいでしょう。

参照:電子商取引推進協議会(セキュリティWG)ECサイト向け セキュリティガイドライン

ECサイト運営のセキュリティマネジメントのためにIPAが作成してるチェックリスト

IPA(情報処理推進機構)はECサイト運営者に向けたチェックリストを2015年に公開しました。チェックリストは全47項目から作られています。また、チェック項目は根本的解決と保険的対策に分かれており、一つのリスク項目に関して、複数のチェック項目に提示してます。

ECサイト運営におけるセキュリティ面の脆弱性について知りたい場合は、一度チェックを行ってみるといいでしょう。

参照:安全なウェブサイトの作り方:IPA 独立法人情報処理推進機構

ECサイト運営においてオープンソースがセキュリティ面において脆弱な理由

ECサイト構築といっても様々な方法があります。例えば、オープンソース型のECサイトを構築しようとした場合、インターネット上に公開されているソースコードからサイトを構築します。

オープンソース型のECサイトはコストを掛けることなく、比較的自由なサイトを構築することができますが、ベンターからのサポートが一切ないので、セキュリティ対策においては極めて脆弱です。加えて、サイトを構築しているコードは公開されているものになります。

そのため、オープンソース型のECサイトは他のECサイトよりもセキュリティマネジメントに力を入れる必要があるでしょう。

また、オープンソース型でなく、Shopifyなどのサービスを利用し、ショッピングカートASP型のECサイトを構築する場合は、セキュリティ面においてあまり心配する必要はないでしょう。

ショッピングカートASP型のECサイトは企業が管理、用意したECプラットホームを利用するため、サイバー攻撃や不正アクセスを受ける確率が極めて低いです。また、プランによっては保証を付けることが可能で、リスクを分散することもできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではECサイトにセキュリティについてご紹介致しました。

ECサイト運営において情報漏洩等のセキュリティ事故は企業に対して致命的なダメージを与えてしまうことがあります。そのため、ECサイト運営者は日ごろから対策を徹底する必要があります。

セキュリティ面に対するリスクを認識した上で、会社内でコミュニケーションを取り、サイバー攻撃が起こった際の対応手順を事前に決めておく必要があるでしょう。

この記事がECサイト運営おけるセキュリティを強化する上でお役に立てば幸いです。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

自社ECサイトのメディア化(メディアコマース)で得られるメリットは?コンテンツ例や面白い成功事例もご紹介します。

近年大きな成長を遂げているEC業界では、ECサイトのメディア化(メディアコマース)でのユーザー顧客獲得が注目されています。今回は、ECサイトのメディア化(メディアコマース)について、メリットやコンテンツの具体例と面白い成功事例などをご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

EC(イーコマース)とEC業界とは?

EC(イーコマース)とは、英語の「Electronic Commerce」の略称であり、日本語に直すと「電子商取引」となります。インターネット上での売買取引の全般を指します。取引の対象は、日用品や衣服、食品などのモノに限らず、コンテンツや「得意なこと」などの無形のサービスについても含まれます。

場所や時間にとらわれずに買い物を楽しめるEC(イーコマース)は、その利便性からもコロナウィルスの感染対策の観点からも需要が高まっています。

そんなEC(イーコマース)需要に対応し売上増加を目指すため、多くの企業がネットショッピングやECサイト事業に力を入れています。また、オンライン上でのショッピングが充実するよう、ECモールや新しい配送方法、モバイルオーダーなどのオンライン特有の購買形態が生まれています。このような、EC(イーコマース)に関わるビジネスはEC業界と呼ばれ、注目を集めています。

コンテンツコマースでEC業界の中で差別化をはかる

EC(イーコマース)サイトは場所の制約がない分、競合他社は非常に多いと言えます。多くのECサイトや大手ECモールの中で、自社サイトを見つけてもらいまた継続的な顧客を増やしていくためには、他社との差別化やブランディングが重要です。

コンテンツコマースは、そんなECサイトの差別化に効果的な手法の1つです。コンテンツコマースとは、EC(イーコマース)と、ターゲット層に向けたコンテンツを作成・公開して集客をはかるコンテンツマーケティングを組み合わせたものです。

ECサイトにただ商品一覧が掲載されている状態に、商品紹介動画やブログ記事なども盛り込むことで、サイト自体の利便性や信頼性が向上します。定期的に閲覧したくなるサイトを作ることができれば、リピート顧客の獲得に繋がります。

ECサイトをメディア化、メディアコマースとは

自社サイトの差別化のため、多くのECサイトがコンテンツコマースを行っています。その中でもECサイト内のコンテンツを大きく充実させたものが「メディアコマース」です。

コンテンツを充実させ「ECサイト自体をメディア化」することで、ユーザーがサイトを訪れる理由に「サイトを利用するため」が増えることになります。
ECサイト自体のメディア化で、ECサイトとしても、情報発信メディアとしても機能することで、購買機会やリピーターをふやすことができます。

ECサイトをメディア化(メディアコマース)することのメリット

ECサイトをメディア化(メディアコマース)することで期待できるメリットをご紹介します。

ECサイトのSEO効果が期待できる

ECサイトのコンテンツを充実させていくことで、サイトの情報量が増えていくためSEO効果が期待できます。インターネット上での露出も増加するため、ECサイト単体としてよりもアクセス数増加が見込まれます。

購買機会が増える

ショッピングのためだけでなく、サイト内コンテンツの利用のためにもユーザーが訪問してくれるため、見込み客を獲得することができます。

また、購買目的での訪問ではないユーザーに対しても、サイト内コンテンツで商品をアピールすることができます。コンテンツ内で商品への理解を深めることで、購買意欲をかき立てることも可能です。

信頼性や満足度が高まる

サイト内コンテンツは、ショップ運営者と顧客の接点にもなります。ショップ運営者とのコミュニケーションがとれ、ブランドや商品への理解も深めることができるため、ショップへの信頼度を高めることができます。

ネットショッピング時には商品を比較検討してから購入に至りますが、コンテンツ内で商品やショップへの紹介をしていれば、それらも検討材料となるので満足のいく購買へ繋がります。ECサイト利用への満足度を向上させることで、他社との差別化やリピート購入増加が可能です。

ECサイトをメディア化(メディアコマース)するためのコンテンツとは

実際にECサイトをメディア化(メディアコマース)するために、作成されているコンテンツをご紹介します。

知識発信のための記事・ブログ

取り扱っている商品に関する知識や、流行などを紹介するためのサイト内記事やブログです。その知識自体に興味があったユーザーをECサイトへ誘導することができ、記事やブログ自体でもSEO対策が可能なので、集客効果が高いです。

商品の開発秘話やおすすめの使い方など、商品をアピールする内容ならば、比較検討段階のユーザーの購買意欲をかき立てることができます。ショップの歴史やこだわりなどを発信することで、ショップやブランドのファン育成にも繋がります。

コーディネート例の一覧

衣服やインテリアなどのECサイトで公開されているのが、コーディネート例です。
コーディネート例を検索していたユーザーに、実際にレイアウトした自社商品の魅力を、視覚的にアピールすることができます。

また、自社商品の購入者がコーディネート例を参考にすることもでき、コーディネートを完成するための追加購入も見込めます。ユーザーに購入後のイメージを持ってもらうことができるため、比較検討が十分にでき、購入への満足度も高まります。

わかりやすく伝える動画

商品紹介や使い方の説明に動画を使うことで、ユーザーにとってわかりやすく使いやすいECサイトとして認識してもらうことができ、他社との差別化にもなります。
また、商品についてだけでなく、ショップの歴史や生産方法、携わる社員などの動画も公開することで、ショップ運営側と顧客とのコミュニケーションの場を増やすことができます。

企画型オウンドメディア

自社ECサイトでイベントを企画したり、サイトのデザインに凝るなど、ECサイト自体に何度もアクセスしてもらうための工夫です。

通年でいくつかのイベントやキャンペーンを走らせることで、常に注目していてもらうことができます。また、ユーザーにも有益なものであればそれを利用するファンユーザーの獲得も可能です。

面白いコンテンツで成功した自社ECサイトメディアコマース事例

実際に面白いコンテンツを充実させて、自社ECサイトのメディア化に成功したサイトをご紹介します。

無印良品

メディアコマース参考:無印良品「くらしの良品研究所

雑貨や衣類、食料品まで幅広く取り扱う「無印良品」のECサイトでは、ネットショップの機能以外にも「くらしの良品研究所」というサイトを構え、商品や暮らしについての情報発信を行っています。

「くらしの良品研究所」内では、「IDEAPARK」というプロジェクトを行っています。これは、お客様が実際にこのページから商品の改良に関するリクエストを送り、その意見を元に見直した商品を紹介していくというものです。このようにお客様と商品を作っていくという企画により、商品の利便性も信頼度も高めていっています。

北欧、暮らしの道具店

mediacommerce参考:北欧、暮らしの道具店

暮らしの中の北欧雑貨を販売している「北欧、暮らしの道具店」では、ECサイトとしてではなく、雑誌やカタログのようにサイト閲覧を楽しんでもらうというコンセプトでECサイトを運営しています。スタッフが実際に愛用している商品を紹介することで、使用感や購入後のイメージもしやすくなっています。

ヴィレッジヴァンガード

メディアコマース参考:ヴィレッジヴァンガード

店舗の独特な雰囲気が人気の「ヴィレッジヴァンガード」ですが、ECサイトでも他社では出せないあの魅力は健在です。手書きPOP風のレイアウト、人気商品ランキングや関連商品記事など、実店舗とWEBサイトの良いところを融合したECサイトとなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ECサイトのメディア化(メディアコマース)は、メリットや期待できる効果も多いです。コンテンツ作成には労力も時間もかかりますので、アクセス数が徐々に増えていくまで、中長期的な計画をたてて取り組みましょう。

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2021年度のIT導入補助金を徹底解説。IT導入補助金の申請の方法、申請スケジュールなども含めてご紹介します。

ITツール導入を支援してくれるIT導入補助金。
ITツールを導入する際に、IT導入補助金が支給されるのは企業にとって大変ありがたいことです。
そこで今回は2021年度のIT導入補助金について補助金額や申請の方法、申請スケジュールを含めてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
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売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

IT導入補助金とは

IT導入補助金とは中小企業、小規模事業者等の生産性向上を支援するという目的で支給されます。具体的には、クラウドシステムや業務プロセスの改善と効率化のための汎用的なITツール導入にかかる経費の一部を補助するものです。
補助金の申請には審査があるため、要件を満たせば必ず支給されるわけではないので注意が必要です。

IT導入補助金の申請・手続きの流れ

IT導入補助金を申請するにはいくつかの段階を踏む必要があります。今回は新型コロナウイルス対応のための特別枠の申請の流れについて詳しく解説させていただきます。
特別枠に関する解説はこの記事の後半部分の「テレワークが中心の方向けのIT導入補助金コロナ特別枠(C類型)の内容」をご覧ください。
①申請に必要なgBbizIDを取得する
IT導入補助金の申請は全てオンラインで行う必要があります。そこで、申請の手続きを行うためには行政サービスに利用可能な「gBbizIDプライムアカウント」の利用が必須になりました。
「gBbizIDプライムアカウント」はgBbizIDのホームページから取得することができます。このID一つで様々な行政サービスにログインできるようになるため、補助金に関わらず取得することをおすすめします。
gBizIDプライムアカウントID発行までは2週間ほどかかるため、早めのアカウントの取得が望ましいです。

②導入するITツールを選定する
自社の課題を解決するようなITツールの導入をします。この際に、IT導入支援事業者のITツールかどうかを確認する必要があります。認定されていない事業者のITツールを導入しても補助の対象とならないため、よく確認しなければなりません。
また、必要なITツールが分からない場合は、IT支援事業者や専門家のサポートを受けて選定することもおすすめします。なお、補助の対象となるIT導入支援事業者の一覧は以下のページから見ることができます。
参照:令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業

③申請マイページ開設
ここからは商談を進めているIT導入支援事業者と連携しながら申請を行っていきます。申請者は導入支援事業者から受け取った招待メールに記載のURLから申請マイページの開設を行います。この際、gBizIDを使ってログインすることになります。

④交付申請の作成開始
申請マイページに基本情報、財務情報、経営情報、必要書類の添付、申請類型の情報を入力していきます。この時に添付する必要書類は「法人による申請か」「個人事業主による申請か」によって変わってきますが、今回は法人による申請の場合の紹介をさせていただきます。
法人が交付申請するにあたって、必要な書類は以下の二点です。
・履歴事項全部証明書(交付申請日から遡って、3か月以内)
・法人税の納税証明書(直近分のもので、税務署の窓口にて発行されているもの)

⑤交付申請情報の入力
まず、IT導入支援事業者が申請者が入力した情報を確認し、導入するITツールの情報を入力します。その後、申請者側が申請要件の確認や賃金情報、申請内容の確認をします。

⑥事務局への提出
SMS認証により本人確認を行い、交付申請を事務局へ提出します。事務局へ提出した後に申請内容の訂正や、書類の差し替え等はできません。そのため、提出前に十分に確認する必要があります。

⑦交付決定
事務局による審査を受け、採否結果が通知されます。交付の決定を受ける前に、契約・発注、支払い等を行った申請は補助金の交付を受けることができないため、必ず採否結果が通知され、交付の決定を受けた後に事業を開始しなければなりません。

⑧事業の実施と実績報告
契約・発注を行い、事業を開始させます。支払いの証明をするために、振込明細書やネットバンキングの取引画面を提出します。この際に口座から口座へ支払っていることが確認できる必要があり、現金で支払うことは認められていません。

⑨補助金交付
確定検査の結果、事業が適切に実施されたことが認められると、補助金の交付をします。補助金は事務局から申請事業者へ直接支払われます。IT導入支援事業者は導入後もサポートを行います。
なお、補助金の受給後は申請区分に応じて3年または5年間、生産性向上率の情報の報告を一年に一度行う義務があります。

中小企業・個人事業主がIT導入補助金申請を行う際の注意点

中小企業・個人事業主がIT導入補助金申請を行う際の注意点として「交付決定通知受領後に補助業務を行う」ということが挙げられます。
交付決定前に契約・導入した経費は補助対象になりません。そのため、必ず交付決定を受けた後に補助事業を行ってください。

テレワークが中心の方向けのIT導入補助金「コロナ特別枠(C類型)」の内容

従来、IT導入補助金には通常枠(A類型とB類型)が設置されていました。しかしコロナ渦の2020年、IT導入補助金に「コロナ特別枠(C類型)」が新設されました。このIT導入補助金「コロナ特別枠(C類型)」の通常枠と異なる点はコロナ渦への企業の社会的対応に関わるという点です。これにはテレワークやソーシャルディスタンス必要なITツールの設置などがあたります。
しかし、2021年にはこのコロナ特別枠を改編した新特別枠の「低感染リスク型ビジネス枠」が新設されました。「低感染リスク型ビジネス枠」の詳しい補助金額や補助率に関しては下記の「IT導入補助金の支給金額・補助率」において説明いたします。

2021年度のIT導入補助金「コロナ特別枠(C類型)」の国の予算額

2021年度のコロナ特別枠の国の予算額は2300億円です。低感染リスク型ビジネス枠おける各補助事業として、各補助金では「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT導入補助金」が通常枠とは別で拡充されます。

2020年度のIT導入補助金と2021年度のIT導入補助金の相違点

2020年度のIT導入補助金と2021年度のIT導入補助金の相違点をここでは2つ挙げます。
1つ目は低感染リスク型ビジネス枠の新設です。通常枠は2020年度と内容は同じですが、先ほど「テレワークが中心の方向けのIT導入補助金「コロナ特別枠(C類型)」の内容」で記載したように、2021年にコロナ特別枠が改編され、低感染リスク型ビジネス枠が新設しました。低感染リスク型ビジネス枠にはC類型(低感染リスク型ビジネス類型)とD類型(テレワーク対応類型)があります。
2つ目は、2021年度のIT導入補助金の条件の追加です。
2021年度のIT導入補助金には以下の2つの条件が追記されています。
1.労働生産性の向上を図れるITツールであること
2.複数のプロセス間で情報連携し、複数プロセス非対面化や業務のさらなる効率化を可能とするITツールであること

2021年度のIT導入補助金の補助対象事業者・支給金額・補助率

IT導入補助金を受け取るためには、いくつかの条件があります。
また、IT導入補助金の種類によって支給金額や補助率が異なります。
ここでは、2021年度のIT導入補助金の補助対象事業者・支給金額・補助率についてご紹介いたします。

IT導入補助金の補助対象事業者

IT導入補助金の補助対象事業者には製造業や建設業、運輸業、卸売業、小売業、サービス業などが含まれます。これらの中から、資本金や従業員数に関する条件に該当した業種がIT導入補助金の補助対象事業者となります。
その他のIT導入補助金の補助対象事業者や条件については「IT導入補助金2021」をご覧ください。

IT導入補助金の支給金額・補助率

IT導入補助金には30万~150万円のITツールを導入するA類型、150万~450万円のITツールを導入するB類型、新型コロナ対応の特別枠のC類型、D類型があります。それぞれの補助上限金額や補助率は以下の図の通りです。

補助上限金額 補助率
A類型 150万 2分の1
B類型 450万 2分の1
C類型 450万 3分の2
D類型 150万 3分の2

2021年度のIT導入補助金の申請スケジュール

3月12日時点での2021年度のIT補助導入金の申請スケジュールは以下の通りです。
3月下旬ごろ IT導入事業者及びツール登録申請開始
4月上旬ごろ 交付申請受付開始

2020年度のIT導入補助金の採択率

2020年は補助率が上昇したことと新型コロナウイルス、大型システムが適応される条件が整っていたため、申請者が大変多い年でした。そのため、申請率が大きく下がったようです。第一公募を除外すると、2020年度のIT導入補助金の採択率は非常に低く20%前後でした。

2020年に採択されたIT導入支援事業者と対象ソフト一覧

2021年3月時点では2021年度のIT導入支援事業者と対象ソフト一覧はまだ発表されていません。そのため、現状でははっきりとしたIT導入支援事業者と対象ソフトは不明です。
2020年に登録されたIT導入支援事事業者としては株式会社マネーフォワードや株式会社デジジャパンなどが挙げられます。
2020年に登録された対象ソフト一覧については以下の図に記載しております。

システム説明 ソフト名
マンション管理業WEB型システム Smaw
高齢者介護システム 絆Core
RPAソフト 名人シリーズ
業務改善プラットフォーム Kintone

ホームページ作成だけではIT導入補助金申請の対象にならない?

これまでIT導入補助金の対象ツールとして申請可能だった「ホームページ作成費用」が2020年度からITツールとして認められなくなりました。
2021年度のIT導入補助金では売り上げや業務改善に直接的に役に立つものでなければ、ITツールとして認められません。しかし、単なるホームページ作成とは異なるECサイト制作費は補助対象として認められています。

まとめ

この記事では2021年度のIT導入補助金の補助金額や申請方法、申請スケジュールについて解説いたしました。
IT導入補助金を活用するためには事前の情報収集が大変重要です。
この記事がIT導入補助金の情報収集をする際のお役に立てれば幸いです。

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バイラルマーケティングとは?ビジネスのやり方やポイント、成功・失敗事例など、まとめてご紹介します。

インターネットやSNSで他人の意見が身近になった現代で、人々が購買を決定する際に重要な指標となってくるのが口コミです。今回は、そんな口コミによるマーケティング手法である「バイラルマーケティング」について、バズマーケティングとの違いやビジネスのポイント、成功・失敗事例についてまとめてご紹介します。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
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話題の口コミマーケティング、バイラルマーケティングとは?

様々なマーケティング手法がある中で、SNSや口コミサイトなどでの人々の「口コミ」を使って商材の認知を広めていくのが「バイラルマーケティング」です。
バイラルマーケティングの「バイラル」とは、「感染的な」という意味を持つ「viral」が元になっています。「virus(ウィルス)」が感染・増殖するように、人から人へ不特定多数に情報が広がっていくのがバイラルマーケティングです。
思わず誰かへ教えたくなるような魅力的なコンテンツを用意することで、良いものを見つけると身近な人へ共有したくなるという人の心理を利用し、自動的に拡散されていくというのがバイラルマーケティングの特徴です。

バイラルマーケティングとバズマーケティングの違い

バイラルマーケティングと同じく、インターネットやSNSを用いて行われるバズマーケティングについて、違いをご紹介します。

バズマーケティングとは?

現在、SNSなどへの投稿が多くシェアされることを「バズる」と言います。「Buzz(バズ)」とは、「ざわつき」という意味です。バズマーケティングも、バイラルマーケティングと同じく口コミを利用したマーケティング手法です。
宣伝したい商材について、人為的に注目される流れをつくっていくのがバズマーケティングです。例えば、強い影響力を持つインフルエンサーに宣伝を依頼する「インフルエンサーマーケティング」もバズマーケティングの一種です。

バイラルマーケティングとバズマーケティングの違いは、企業の介入度

バイラルマーケティングでは、良い商品の所感を他人へ伝えたいという心理を利用し、人為的ではなく自然発生的に注目を集めていきます。一部の有名人だけでなく全ての人が情報元となりうるため、誰もが共有したくなるようなコンテンツを作成することに重点が置かれます。
一方で、バズマーケティングは人為的に人々の注目を集めていくものです。そこには、ターゲット層に影響力のある人物に商材を取り上げてもらうための依頼関係が存在します。また、継続的に注目されるよう、企業は施策を行っていきます。バイラルマーケティングとバズマーケティングには、このように注目の集め方において企業の介入度が低いのか、高いのかという違いがあります。

バイラルマーケティングによる効果

バイラルマーケティングを行うことにより得られる効果やメリットをご紹介します。

顧客からターゲット層へのアプローチが可能

自社コンテンツに興味を持ってくれた顧客が、近しい人へ情報を拡散してくれることで、自然とターゲット層へのアプローチができます。また、インターネット上の知らない人からの共有ではなく、知り合いから届く情報のため、信頼も得られやすくステルスマーケティングなどとは差別化することができます。

低コスト

バズマーケティングでは、情報拡散の起点となる人物に商材を宣伝してもらうために依頼料がかかります。しかし、バイラルマーケティングであれば、顧客それぞれが起点として機能してくれるため低コストで効果を上げることができます。

バイラルマーケティングのやり方

バイラルマーケティングの手法をご紹介します。

1次的バイラルマーケティング

ユーザー自らがコンテンツを紹介したいと考え、知人に向けてシェアしてもらう手法です。共有という行動へ移してもらうためには、ユーザーの心に響くインパクトが必要です。感情に訴えかけるために、画像や動画などのクリエイティブも活用しましょう。

2次的バイラルマーケティング

シェアという行動に魅力的な報酬をつける手法です。例えば、ソーシャルゲームのSNSシェアキャンペーンや、飲食店のクーポンプレゼントなど、顧客にも企業にも利益があることが特徴です。シェア後の報酬がユーザーにとって魅力的でない場合は、あまり効果はみられないので注意が必要です。

バイラルマーケティングビジネス成功へのポイント

バイラルマーケティングを行っていく際には、ユーザーがコンテンツに共感し、拡散していく「仕組み」をつくっていくことが重要です。

注目されるコンテンツを作る

顧客に自発的に共有したいと思ってもらえるようなコンテンツを作成することが、バイラルマーケティングでは最も重要になります。
例えば、感動するほど手が込んだモノや、独創的で今まで観たことがないようなモノ、また自分でもやってみたいと思えるようなモノなどは宣伝効果を生みやすいです。
ターゲットとなるユーザーが興味を持つものをつくるために、流行やニーズも積極的に取り入れましょう。

ターゲット層とマッチするメディア

せっかくユーザーの胸を打つコンテンツを作成できたとしても、拡散先にターゲット層が少なければ効果は低くなります。年齢や性別、生活背景など、ターゲットの属性を考慮し、それぞれに見合ったメディアでの拡散を目指します。

シェアしやすい状況をつくる

コンテンツを簡単に共有する事ができれば、ハードルが下がり多くのユーザーによる拡散が見込めます。ページ下部に「友達に教える」「メールで共有する」などのボタンをつけることで、より簡単かつ気軽に拡散へアクションを起こしてもらえるようになります。

バイラルマーケティングは違法とされることも。注意点をご説明します。

バイラルマーケティングは、基本的に一般消費者から一般消費者へ情報が拡散されていく手法です。企業がPRとして存在感を示さない分、ステルスマーケティングを疑われてしまう可能性もあります。
ステルスマーケティングとは、実際には報酬を受け取って宣伝を行っているのにも関わらず、中立的な一般消費者として立場を偽って行われる広告活動です。
信頼度やイメージダウンに繋がると同時に、景品表示法に違反する可能性もあります。海外ではステルスマーケティングは違法とされている場合があるので、越境して広告活動を行う際には注意が必要です。
バイラルマーケティングのために作成したコンテンツがうまく拡散できていなくても、PRであることが消費者から一目でわかるバズマーケティングにシフトするなど、ステルスマーケティングではない方法を探しましょう。また、自社の情報が間違って拡散されていないかの軌道修正や、ネガティブな口コミへの対応をする準備をしておきましょう。

バイラルマーケティングを実際に行っている会社の事例をご紹介!

JR東日本

バイラルマーケティング参照:JR SKISKI
JR東日本は、毎冬行われる「SKISKIキャンペーン」のために、話題の女優・俳優を起用して広告を打ちます。「ぜんぶ雪のせいだ」や「この雪には熱がある」など、雪や冬に関するキャッチコピーがおなじみです。美男美女と白い雪のコントラストは、まさに皆が拡散したくなるようなコンテンツです。毎年継続して打ち出しているということもあり、その年の広告が公開されると、瞬く間に広まっていきます。

キリン

バイラルマーケティング参照:キリンビバレッジ
キリンの「プラズマ乳酸菌SPECIAL STUDENT」のCMです。小学生時代のあるあるといったユニークなCMで、ターゲット層の共感とこのCMを誰かに見せたいという気持ちの刺激に成功しています。

江崎グリコ

バイラルマーケティング参照:ポッキー&プリッツの日
11月11日といえば、「ポッキー&プリッツの日」として有名です。
やってみたくなるダンスや、誰でも参加できるSNSでのキャンペーンなどの手法を用い、バイラルマーケティングを成功させています。

バイラルマーケティングの失敗事例

バイラルマーケティングは、人々の口コミが広告媒体です。そのため、出稿量を予測しコントロールすることが困難です。
実際に、拡散の想定ができておらずトラブルになってしまった例があります。米国のある企業では新店舗開店の際に、「Eメールを10人に出したら割引を行う」といったバイラルマーケティングを行いました。新店舗の認知という面では成功しましたが、一部のユーザーが割引目当てに知人以外にもメールを送り、この紹介メールがスパムメールであると捉えられてしまったというケースがあります。

バイラルマーケティングを学ぶためにおすすめの本をご紹介

『バイラルマーケティング』

バイラルマーケティング参照:翔泳社「バイラルマーケティング
口コミによるマーケティングをバイラルマーケティングと名付けたセス・ゴーディン著の日本語訳本です。近年多く出版されているマーケティング関連本の中でも、インターネット領域での「売れる仕組み」についてまとめられています。原題は『Unleashing the Ideavirus』です。
現在人々に認知されている話題のWebサイトの成功例や失敗例から、注意すべきポイントを教えてくれています。また、情報の起点となり得るユーザーをタイプ別に分類し、それぞれの特徴から情報拡散成功への方法論を提示しています。

まとめ

低コストかつ宣伝効果やイメージアップが期待できるバイラルマーケティングは、今後もインターネットが強い影響力を持つ世界で存在感を持つマーケティング手法です。何もせずとも情報が広がっていく反面、管理が難しくステルスマーケティングに見えてしまうという課題もあります。社会の情報リテラシーのレベルを踏まえて、広告拡散方針を決めていくことが重要かと思います。

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動的リマーケティングとは?標準リマーケティングとの違いや、タグ・フィードについてもご説明します。

WEB広告の宣伝効果が高いとされる大きな要因として、動的リマーケティングでより購買力の高い層にアプローチできるという点があります。そんな動的リマーケティングについて、動的プロスペクティングや標準リマーケティング、静的リマーケティングとの細かい違いなどをご説明しながら、メリットや設定方法をご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
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動的リマーケティングとは

動的リマーケティングとは、ユーザーがサイト上で閲覧した商品情報を元に、閲覧商品やそれと関連する商品を広告として後追い配信する広告形態のことです。
興味をもって訪問してくれたユーザーへ、続けて広告露出を行うことで、次回訪問や購買を促すことができます。

動的リマーケティングと標準リマーケティングや静的リマーケティング、動的プロスペクティングとの違い

標準リマーケティングとは

そもそもリマーケティングとは、一度WEBサイトを訪れたユーザーに対して、広告を配信するというものです。
一般的なWebサイトでは、CVR(コンバージョンレート)の平均は「1~2%」と言われていま。ユーザーはECサイトを一度訪れても、たいていが商品を購入せずに離脱してしまいます。
標準リマーケティングは、そんな「興味はあり、一度訪問したが買ってはいない」というお客様に、自社ECサイトの広告を配信することで、もう一度訪問してもらえるように促すことができる広告です。
この標準リマーケティングのさらに進んだ形が動的リマーケティングです。標準リマーケティングとは違い、ユーザーの閲覧履歴や、サイト内の行動情報をもとに、よりユーザーの購買タイミングとマッチした商品広告を配信することができます。

静的リマーケティングとは

静的リマーケティング(Googleアナリティクス リマーケティング)では、Googleアナリティクスのディメンションや指標等の計測データから、最適なユーザー属性のユーザーリストを作成し、そのユーザーリストにのっとって広告を配信します。
動的リマーケティングとの違いとしては、動的リマーケティングは静的リマーケティングよりもさらに細かく、分野別のユーザー属性でタグの変更をすることができるのでより多くの情報を収集し、ユーザー層をさらに絞り込むことができます。

動的プロスペクティングとは

動的プロスペクティングとは、動的リマーケティング広告を、機械学習を用いて、見込み顧客へ配信するものです。そのため、動的リマーケティングの広告配信先とは違う、潜在的な見込み顧客へアプローチが可能です。見込み顧客が求めている情報を予測し、自社商品とマッチングするため、新規顧客を獲得することができます。

動的リマーケティングを使用することで広告主は何ができるようになるのか

・興味関心に合わせた広告で、成果につながりやすい

動的リマーケティングで、ユーザーが過去に関心を持ったサイトや商品の情報を広告に含めることが可能です。サイト訪問者ごとにカスタマイズした広告を自動的に配信することで、よりサイトに呼び戻しやすく、購入へ繋げやすくすることができます。

・成果につながりやすいレイアウトを使用できる

過去のユーザー情報を元に、ユーザーへアピールする商品の広告を最適なサイズに自動調整してくれます。また、 広告が表示される各プラットフォームごとに、最も効果が見込めるレイアウトで配信されます。

・比較的少額から広告配信を行える

動的リマーケティングには最低出稿金額がなく、配信の一時停止も行えるため、費用対効果を測りながら、低予算で広告を打つことができます。
また、入札単価もリアルタイムで最適化されるため、手動での単価設定も必要ありません。

動的リマーケティング広告に向いている業種

動的リマーケティングでは、人が主導で管理するのが困難な、品数が多い業種で特に効果が期待されます。
以下は、Google AdWordsに専用のフォーマットが用意されている業種です。

業種一覧・小売(ECサイト)
・教育
・求人
・フライト
・旅行
・不動産
・地域限定の商品やサービス
・ホテルや賃貸物件

商材の種類が豊富だと、ユーザーにとっても選択肢が多くなります。条件ごとに商品を比較したいユーザーへ、自動でマッチした自社商品をアピールすることができるという点で、効果を発揮しやすいです。

動的リマーケティングのフィードとは

動的リマーケティングで広告を配信するお客様の、情報の抽出元がフィードです。フィードは、商品やサイトなど、コンテンツの詳細を規則にのっとって構造化したテキストデータです。
フィードの作成方法は業種によって異なります。こちらに各業種ごとのフィード作成テンプレートが掲載されていますので、参考にしてみてください。

動的リマーケティングのタグとカスタムパラメータとは

サイトの全ページに「トップページ」や「検索結果ページ」などの種類や役割を設定することで、サイト訪問者の行動情報を集められるようにします。

動的リマーケティングタブに、これらのカスタムパラメータを設定することで、フィードとユーザーを結びつける際や、配信する動的広告を最適なものにする際の情報を入手することができます。

Google広告で動的リマーケティングキャンペーンを作成する方法

Google広告で動的リマーケティング広告を設定するために、Google広告へのログインが必要です。まずはアカウントを用意します。
Google広告のメニューページにログインし、[キャンペーン]をクリックします。
+アイコンの中から[新しいキャンペーンを作成]>[ディスプレイ ネットワーク]を選択し、[販売]をクリックします。[標準のディスプレイキャンペーン]>[続行]と続けてください。
「キャンペーン名」と「入札戦略」、「予算」を設定します。

 

レスポンシブディスプレイ広告を作成するには、まず[キャンペーンを作成] をクリックします。メニューから[キャンペーン]に移動し、[設定]>[その他の設定]をクリックします。
[動的広告]の下矢印をクリックし、[パーソナライズド広告向けの動的広告のフィードを使用する]のチェックボックスをオンにして[保存]をクリックします。キャンペーンの準備が終わり、フィードやタグの設定をすると、キャンペーン作成は完了です。

まとめ

WEB広告には様々な種類があり、業種や事業規模によっても最適な広告配信方式は異なります。今回は動的リマーケティングを中心に、標準リマーケティングや静的リマーケティング、動的プロスペクティングについてもご紹介いたしました。皆様のECサイト運営にお役立ていただけると幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

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Shopifyにおけるチェックアウト機能とは? チェックアウトページの構築、カスタマイズ方法も含めて詳しく解説します。

Shopifyから有料のShopify plusに切り替えるメリットの一つとしてチェックアウト(カートの次ページから注文完了ページまで)をカスタマイズできるようになります。

今回はこのチェックアウトページを構築、カスタマイズする方法について詳しく解説します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyにおけるチェックアウト機能とは

一言で表すと、チェックアウトとはカートの次のページから注文完了ページまでのことです。

オンライン販売ではShopifyチェックアウトを使用して、どこにいたとしても、注文、支払いをすることができます。オンライン販売で、お客様は毎回チェックアウト画面を通過するので、チェックアウトページの構築、カスタマイズは重要です。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点

ここではShopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点について5つに分けて解説いたします。

チェックアウトページで離脱されてしまうのは非常にもったいないのでチェックアウトページの構築は大切です。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点①「スタイルをカスタマイズする」

会社ロゴを追加したり、色やフォントを追加したりしてチェックアウトページとビジネスを一致させます。

お客様はチェックアウトページを利用して注文の配送情報や支払い情報を入力します。お客様がこの画面で気が散ったり、文章が読みにくかったりするのを避けなければいけません。そのため、このページはデザインをシンプルに保つ必要があります。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点②「会員登録の有効化と無効化を行う」

チェックアウトの際の会員登録の有無を設定します。

お客様アカウントを有効化すると、お客様のIDや注文履歴、現在の注文状況の関するパスワードで保護された情報がShopifyに保存されます。

お客様の住所情報などの詳細はチェックアウト時に保存済みの情報から事前入力されるため、お客様はより素早く商品を購入できます。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点③「多言語対応に変更する」

オンラインストアを使用して商品を販売している場合、テーマを編集してチェックアウトを翻訳することができます。

一部のテーマには複数の言語の翻訳が含まれる場合があるので、テーマエディタでチェックアウト用に別の言語を使用することができます。テーマに含まれていない言語を使用する場合、チェックアウトを手動で翻訳することも可能です。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点④「ストアポリシーを追加する」

Shopifyストアでは「返金ポリシー」「プライバシーポリシー」「利用規約」「配送ポリシー」「特定商取引法に基づく表記」をストアポリシーのコンテンツでHTMLを使用できます。

どの会社が、どんな人が販売しているかを明記することで、お客様に信用していただく必要があります。そのためストアポリシーは大変重要です。

Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点⑤テストを注文する

テスト注文を行うことで注文処理、在庫、配送、メール通知等に関するチェックアウトプロセスと設定が全て正しいことを確認します。
また、テスト注文には料金がかかりません。ストアの設定、支払い設定を変更するには、少なくとも1つのテスト注文を行う必要があります。

Shopifyにおけるチェックアウト画面のカスタマイズ方法

先ほどの「Shopifyでチェックアウトページを構築する際の注意点」の1つ目の注意点の「スタイルをカスタマイズする」でも説明したように、チェックアウト画面をカスタマイズすることは重要です。

ここでは、「Shopifyにおけるチェックアウト画面のカスタマイズ方法」として、「チェックアウトページのボタン及びアクセントの色を変更する方法」「チェックアウトページにロゴを追加する方法」の2つをご紹介いたします。

Shopifyにおけるチェックアウト画面のカスタマイズ方法①「チェックアウトページのボタン及びアクセントの色を変更する」

チェックアウトページのボタンやエラーメッセージなどの色を変更することができます。
テキストがはっきりと読めるようにシンプルなデザインになることを心がけます。

チェックアウトページのボタン及びアクセントの色を変更する方法1.管理画面から設定に移動します。
2.次に、設定からチェックアウトに移動した後に「スタイル」セクションで「チェックアウトのカスタマイズ」をクリックしてテーマエディタを開きます。
3.「色」セクションで「カラーボックス」をクリックしてカラーピッカーを開き、色を変更した後、「保存」をクリックしたら完了です。

 Shopifyにおけるチェックアウト画面のカスタマイズ方法②「チェックアウトページにロゴを追加する」

チェックアウトページにストアロゴを追加できます。

 

チェックアウトページにロゴを追加する方法1.管理画面から設定に移動します。
2.次に、設定からチェックアウトに移動した後に「スタイル」セクションで「チェックアウトのカスタマイズ」をクリックしてテーマエディタを開きます。
3.「ロゴ」セクションで「画像をアップロード」をクリックするか、ライブラリでアップロードした画像を選択します。
4.この後、ロゴの位置とサイズを変更して、「保存」をクリックして完了です。

Shopifyのカートに備考欄を表示する方法

楽天などのいろいろなネットショッピングでは購入時にお店から自由にメッセージが書ける備考欄があります。しかし、Shopifyの初期状態では備考欄がありません。

そこで、Shopifyのカートに備考欄を表示する方法を説明いたします。

Shopifyのカートに備考欄を表示する方法1.管理画面の「テーマ」をクリックします。
2.次にテーマ画面の中の「カスタマイズ」をクリックした後に、右上「のカートボタン」をクリックします。
3.画面左側の「セクション」の「カートページ」を選択します。
4.最後に「カートメモを有効にする」にチェックを入れて変更内容を保存したら完了です。

Shopifyにおいて電話番号を必須項目に設定する方法

Shopifyでは購入者が情報入力する際に、電話番号を必須項目にする設定があります。この設定をすることで、電話番号未記入によるエラーが発生する心配がなくなります。そのためShopifyにおいて電話番号を必須項目にすることは重要です。

そこで、電話番号を必須項目に設定する方法をご紹介します。

 Shopifyにおいて電話番号を必須項目に設定する方法1.まず、Shopifyの「設定」の中の「チェックアウト」をクリックします。
2.次に、「フォームオプション」の「配送先住所の電話番号」にて「必須」を選択します。3.最後に、「保存する」をクリックして完了です。

Shopifyにおいてチェックアウト機能が利用できない事例

Shopifyにおいてチェックアウト機能が利用できない場合があります。
それは、サブスクリプション商品を販売している場合です。お客様はサブスクリプション商品の支払いに対して、簡単なチェックアウトを使用することができません。

簡単なチェックアウトを利用すると、お客様の支払い情報や配送情報が保存されます。簡単なチェックアウト方法の種類によっては商品ページで動的チェックアウトボタンを利用できるものもあります。動的チェックアウトボタンを使うことで、お客様がカートをスキップして、商品ページから直接チェックアウトに進むことができます。

簡単なチェックアウトボタンをShopifyのチェックアウト画面で有効化できるのは、「Shop pay」「Apple Pay」「Google Pay」「Amazon Pay」「PayPal」など対応オプションを提供している各種決済サービスのみです。
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まとめ

Shopify plusにしかできないチェックアウトのカスタマイズは非常に重要な作業です。
適切にチェックアウトのカスタマイズを行うことができれば、チェックアウトページでの離脱を防ぐことができるので、売り上げにも貢献できるでしょう。

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Shopifyでお問い合わせフォームをカスタマイズする方法とは?アプリでカスタマイズする方法 も含めてご紹介します。

Shopifyには標準状態として利用できるお問い合わせフォームが用意されています。Shopifyの標準状態のお問い合わせフォームでも十分に機能しますが、カスタマイズをすることでさらに便利になります。

そこで今回は、お問い合わせフォームをカスタマイズする際に役立つアプリを含めて、お問い合わせフォームをカスタマイズする方法をご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyでお問い合わせフォームを制作する方法

Shopifyの標準状態のお問い合わせフォームには「名前」「メールアドレス」「電話番号」「メッセージ」が入力項目として備わっています。
ここでは、Shopifyの標準機能として利用できるお問い合わせフォームの制作方法を解説致します。

Shopifyでお問い合わせフォームを制作する方法①「ページを作成する」

最初にページを作成します。
まず、Shopifyの管理画面の「オンラインストア」に移動します。
次に右側の「テンプレート」からコンタクトフォーム用のテンプレートを選択します。

Shopifyでお問い合わせフォームを制作する方法②「アドレスを確認して、導線を設定する」

次にアドレスを確認します。
Shopifyの管理画面の「設定」の中の「一般設定」の一番上にある「送信元のメールアドレス」が実際にお問い合わせを受信するメールアドレスになります。
ここで、お問い合わせを受信するアドレスが正しいかどうか確認します。

最後に「オンラインストア」→「メニュー」で導線を設定して完了です。

Shopifyでお問い合わせフォームをLiquidでカスタマイズする方法

これまで紹介してきたように、Shopifyの標準状態の問い合わせフォームには必要最低限の項目しかありません。より良いお問い合わせフォームにするためにはカスタマイズをする必要があります。

お問い合わせフォームのカスタマイズ方法にはLiquidを編集することによるカスタマイズとアプリの追加によるカスタマイズの2種類があります。

ここでは、まずLiquidでカスタマイズする方法を解説いたします。
コーディングの知識がある方はこのLiquidの編集によって、お問い合わせフォームをカスタマイズすることをおすすめ致します。

まず、Shopifyの管理画面の「オンラインストア→テーマ→アクション→コードを編集する」を選択します。
そして、Templateの「page.contact.liquid」を選択してコードを編集します。

Shopifyのお問い合わせフォームをLiquidでカスタマイズする際の注意点

先ほど、Liquidを編集してお問い合わせフォームをカスタマイズする方法を解説いたしました。
Shopifyのお問い合わせフォームをLiquidで編集する際には注意すべき点があります。ここではその注意点を2つ紹介します。

Shopifyのお問い合わせフォームをLiquidでカスタマイズする際の注意点①「お問い合わせ完了画面の設定が別途必要」

1つ目は「お問い合わせ完了画面の設定が別途必要である」という点です。
初期状態では完了画面が用意されていないので、完了画面が必要な場合は別途用意する必要があります。

完了画面には、お礼だけでなく次の購買意欲を掻き立てる要素を入れることで、売り上げにもつなげることができるでしょう。

Shopifyのお問い合わせフォームをLiquidでカスタマイズする際の注意点②「自動返信機能が実装されていない」

2つ目は「自動返信機能が実装されていない」という点です。
Shopifyの標準状態のお問い合わせフォームは自動返信機能が実装されていません。

記事後半部で「Shopifyのお問い合わせフォームで自動返信メールを実装する方法」を解説いたしますので、自動返信機能が必要な場合はそちらをご参考にしてください。

Shopifyのお問い合わせフォームをアプリでカスタマイズする方法

お問い合わせフォームはアプリによってカスタマイズすることも可能です。Shopifyアプリストアに様々なお問い合わせフォームに関するアプリがあります。ここでは、Shopifyのお問い合わせフォームを作成する際に便利なアプリを3つ紹介致します。

Powerful Contact Form Builder

様々なフォームを活用しながら、出費をおさえたい方におすすめです。30日間のお試し期間があり、料金体系は無料から月額24.9ドルまで4つあります。

無料だと1つだけフォームが作成でき、月に100件までのお問い合わせを受け付けることが可能で、項目数は無制限です。件数が増えてきたり複数のフォームを実装したい場合は有料プランがおすすめです。

Powerful Contact Form Builderには会員登録フォーム、アンケートフォームなど様々な機能があります。

Contact Form

3日間のお試し期間があり、料金体系は無料から月額12.99ドルまで4つあります。
無料プランでは月に30件まで問い合わせを受け付けることが可能で、7つまで項目が設定できます。

有料プランを使うことで、問い合わせ件数や問い合わせ項目が無制限に利用できるようになります。Contact Formは問い合わせ、フィードバック、予約フォームなど様々なフォームを実装することができます。

Wholesale + Ambassador Form

Wholesale + Ambassador Formはの料金体系は無料から月額79ドルまでの4つあります。
無料のプランはお問い合わせを25件までしか受け付けることができないため、問い合わせ件数が多い場合は有料のプランをおすすめいたします。

Wholesale + Ambassador Formはレイアウトやアニメーションのカスタマイズがしやすいです。また、お問い合わせフォームだけでなく、アンケートフォームやキャンペーンフォームなどを作成することも可能です。

Shopifyのお問い合わせフォームで自動返信メールを実装する方法

「Shopifyのお問い合わせフォームをLiquidでカスタマイズする際の注意点」で解説したように、アプリを使うことで自動送信メールを実装することができます。
「Shopifyでお問い合わせフォームをアプリで制作する方法」でご紹介した「Powerful Contact Form Builder」の無料プラン「Contact Form」の有料プランを使用すると、自動返信メールを利用することができます。

まとめ

サイト運営者にとってお問い合わせフォームは、お客様の疑問点を解消することにより、売り上げ向上が期待できるというメリットがあります。また、サイト利用者には疑問が解消されて安心してサイトで買い物ができるというメリットがあります。

このように、お問い合わせフォームはサイト運営者とサイト利用者双方にとって有益です。
ニーズにあったお問い合わせフォームを作成することで、集客や売り上げに繋げることができるでしょう。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

FBA(フルフィルメントby Amazon)とは?利用する際の手数料・保管料から解約するときの注意点までご紹介!

ECサイト運営に関して、その業務内容は多岐に渡ります。そのため、一部の業務を外部委託をする企業も少なくありません。この記事ではAmazonが展開する、注文から発送業務までを代行するフルフィルメントサービスについてご紹介致します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

FBA(フルフィルメントby Amazon)とは?

FBA(フルフィルメントby Amazon)とは、大手ECモールのAmazonが展開するフルフィルメントサービスです。Amazonの出品サービスに登録することにより、利用が可能になります。

FBA(フルフィルメントby Amazon)はAmazonに出店した際に、自社倉庫で商品を保管して注文処理、配送、配送後のカスタマイズサービスまでを代行します。その知名度と実績から豊富なカスタマイズサービスのノウハウを蓄積し、イレギュラーなトラブルにも対応します。

FBA(フルフィルメントby Amazon)を導入するメリット

Amazonが2018年7月に行ったFBA(フルフィルメントby Amazon)を利用する販売事業者を対象とした調査では、無回答を除く75.5%の販売業者から「FBAを利用開始後、利用前と比較して売り上げが向上した」との結果が出ました。では、何故FBA(フルフィルメントby Amazon)を導入した多くの企業が売り上げを伸ばすことができたのでしょうか。

FBA(フルフィルメントby Amazon)のメリット①業務を大幅に軽減する

FBA(フルフィルメントby Amazon)は商品の保管から注文処理、配送、カスタマーサービスまでの業務を代行します。その分、空いた時間や人手をマーケティングや商品開発といった重要度の高い業務に割くことが可能になります。

購入者からの問い合わせや返品にもAmazonが対応するため、自社で行わなければならなかった業務を大幅に軽減できます。

FBA(フルフィルメントby Amazon)のメリット②簡単に始めることができる

FBA(フルフィルメントby Amazon)は少ない資金でも簡単に始めることができます。また、料金体系は月額基本料4,900円+手数料・保管料となっているため、サービスを利用した分のみを支払います。運営コストがあまり掛からないのもFBA(フルフィルメントby Amazon)の大きな特徴です。

FBA(フルフィルメントby Amazon)のメリット③Amazonプライム対象商品になる

FBA(フルフィルメントby Amazon)を利用すれば、自社商品がAmazonプライム対象商品になります。そのため、購入者はお急ぎ便やお届け日時指定便などのサービスを無料で利用できるようになります。

また、商品が表示される際に、プライムマークが表示されるようになり、顧客の購買意欲を向上させます。そのため、ショッピングカートボックスを獲得しやすくなり、売り上げ向上にも繋がります。

FBA(フルフィルメントby Amazon)のメリット④24時間365日いつでも対応してる

FBA(フルフィルメントby Amazon)は24時間365日稼働しているため、年中無休で商品の対応を可能にします。そのため、GWやお盆に加え、年末年始も休まずに注文販売を行うことができます。

FBA(フルフィルメントby Amazon)に納品する際の手数料や保管料

FBA(フルフィルメントby Amazon)の料金体系は月額基本料4,900円+手数料・保管料です。手数料と保管料は細かい区分に分けられています。例えば、商品やプランに関係せず、確実に負担しなければならない「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」は次のように区分されています。

FBA(フルフィルメントby Amazon)に納品する際の手数料や保管料①配送代行手数料

「配送代行手数料」は商品のサイズや重量により17の区分に分けられています。例えば、一番安くて小さい「小型」の料金は個数あたり「282円」で、一番大きく高い「特大サイズ区分4」は個数あたり「6,250円」と商品サイズによっても料金は大きく異なります。

FBA(フルフィルメントby Amazon)に納品する際の手数料や保管料②在庫保管手数料

「在庫保管手数料」はサイズと商品を保管する期間により料金が違います。サイズは「小型・標準サイズ(小口)」「大型・特大型サイズ(大口)」により区分されており、「小型・標準サイズ」で1月から9月まで期間では「5,160円×商品サイズ(cm3)/ 10cm×10cm×10cm ×保管日時/当日の日数」になります。

また、10月から12月は在庫保管手数料は倍近くになるので注意が必要です。「小型・標準サイズ」で比較すると「9,170円×商品サイズ(cm3)/ 10cm×10cm×10cm ×保管日時/当日の日数」となり、「大型・特大サイズ」でも同様のことが起こる可能性があります。

また、在庫保管手数料は「大型、特大サイズ」の方が安いので注意が必要です。「大型、特大サイズ」の1月から9月の保管料は「4,370円×商品サイズ(cm3)/ 10cm×10cm×10cm ×保管日時/当日の日数」です。一方、10月から12月までは「7,760円×商品サイズ(cm3)/ 10cm×10cm×10cm ×保管日時/当日の日数」となります。

その時々の状況に応じて、サイズ登録を変更することも可能なため、状況に応じて使い分ける必要があるでしょう。

FBA(フルフィルメントby Amazon)に納品する際の手数料や保管料③その他の手数料

必須となる「配送代行手数料」や「在庫保管手数料」以外の手数料には「FBA梱包準備サービス」、「長期在庫保管手数料」、「返送・所有権の放棄手数料」などがあります。

「長期在庫保管手数料」は保管期間が1年を超える場合に生じてくる手数料になります。一方「返送・所有権の放棄手数料」は基本的に顧客との間に問題が発生した場合に生じてくる手数料です。

その他の手数料FBA梱包準備サービス、長期在庫保管手数料、返送・所有権の放棄手数料など

FBA(フルフィルメントby Amazon)のサービスを受けるにあたり、多くの手数料が発生してきます。そのため、あまり儲からないのではないかと心配される事業者様も多いかもしれません。

しかし、上述した通り多くの企業が売り上げ向上に繋げているのも事実です。FBA(フルフィルメントby Amazon)の利用を検討する際は、自社の商品の特性を考慮し、見積を立て検討することが重要になってきます。

そこで見積を立てるのに役に立つがFBA(フルフィルメントby Amazon)の料金シュミレーターです。

参照:フルフィルメントby Amazon(FBA)‐料金プラン

FBA(フルフィルメントby Amazon)は料金シュミレーターで見積を立てることが可能

FBA(フルフィルメントby Amazon)は利用を検討している商品について、掛かるコストを簡単に試算するシュミレーションサービスを無料で行っています。

誰でも簡単に梱包、出荷、配送などの費用を入力することでFBA(フルフィルメントby Amazon)を利用した場合とそうでない場合を比較することが可能です。

参照:Amazon  services 料金シュミレーター

FBA(フルフィルメントby Amazon)の購入者情報追跡機能を利用する際の注意点

FBA(フルフィルメントby Amazon)を利用する際は、個人情報保護の観点から購入者情報の追跡はできません。
そのため、顧客との間にトラブルが生じた場合、直接対応することはできないため、カスタマーセンターに対応を完全に任せる必要があります。

FBA(フルフィルメントby Amazon)を解約する際の注意点

FBA(フルフィルメントby Amazon)を解約する場合、まずは倉庫内の商品を返送もしくは廃棄する必要があります。もし、倉庫に商品を残してしまえば、保管料を払い続けなければなりません。

倉庫内の商品の一掃が終了したら、アカウントを解約すれば作業は完了です。その際に、振込先の銀行口座の管理についても注意が必要です。

特にAmazonアカウントの名義人が死亡している場合は注意が必要です。もし、登録をしている銀行口座がその死亡者名義の場合、預金を引き出すことができなくなります。解約後も未入金の売り上げが振り込まれることもあるので、解約前にもう一度銀行口座の名義人に関して確認し、必要に応じて対応する必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではFBA(フルフィルメントby Amazon)についてご紹介致しました。

大手ECサイトAmazonが展開するフルフィルメントサービスFBA(フルフィルメントby Amazon)を利用すれば、多岐にわたるECサイトの業務を大幅に削減でき、売り上げ向上も期待できるでしょう。

また、細かな手数料や保管料が発生する点や解約をする際は余計な経費やトラブルが発生してしまわないように注意が必要です。

この記事がFBA(フルフィルメントby Amazon)の利用を検討する際にお役に立てば幸いです。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopifyのコレクションページ機能とは?コレクションの表示、非表示のさせ方からおすすめの画像サイズまでご紹介します!

Shopifyを使いECサイト運営をしていく上でコレクションページ機能はうまく活用できていますか??コレクションページ機能をうまく使いこなせることができれば、顧客がより買い物をしやすいサイトを作成することができ、売り上げアップにも繋がります。この記事では、コレクションページ機能の表示のさせ方やその活用方法についてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
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Shopifyのコレクションページ機能とは?

Shopifyのコレクションページ機能とは、商品をコレクションにグループ化して、カテゴリー別に見やすいようにする機能のことを指します。また、サイト管理者はコレクションを作ると、そのコレクションに含まれる商品のギャラリー付きのウェブページとして、オンラインストアにコレクションに表示することが可能になります。

一方、サイト閲覧者は、コレクションページの商品画像をクリックし、特定の商品のページにアクセスすることが可能です。他のECサービスではコレクションページ機能に似た機能でカテゴリー機能という物があります。しかし、Shopifyのコレクションページ機能では「商品タイプ」「メーカー、ブランド」などの同じ性質を持ったタグの他にも「価格」「在庫数」といった細かい条件まで設定できます。

Shopifyのコレクションの種類

Shopifyのコレクションには、大きく分けて「手動コレクション」と「自動コレクション」の2種類があります。

手動コレクション

手動コレクションとは、自身が作成したコレクションに対して商品を自身の手で振り分けるタイプのコレクションのことを指します。自身でコレクション内にある商品を管理できるため確実な商品の振り分けを行うことができます。

しかし、難点を1つ挙げるとすれば、商品の登録から削除までを手動で行わなければならないため、商品の登録に時間が掛かることが挙げられます。そのため、商品数が多いストアには適しません。商品数が多い場合は自動コレクションを利用する必要があります。

自動コレクション

自動コレクションとは、選択条件を追加することにより自動で商品を振り分けるコレクションのことを指します。選択条件は60個まで設定することが可能で細かく設定することができます。たとえば、商品をコレクションに組み込む際に一部の条件に一致する必要があるのか、すべての条件に一致する必要があるのかを設定できます。これらの条件を設定することで新しく追加された商品に関しても自動で作成したコレクションに組み込まれます。

そのため、管理する商品の多い場合や回転在庫ある場合、季節的在庫がある場合は自動コレクションを使うといいでしょう。たとえば、衣料品関係のストアを運営している場合、季節ごとに商品をコレクションに追加する必要があります。それらの作業を自動コレクションでは選択条件を設定することで時間をかけずに終わらせることができます。

もちろん、自動コレクションにも難点があります。それは条件設定が難しいことです。条件選択を正しく行うことができない場合、正確に商品を振り分けることができません。そのため、自動コレクションを使用した場合、特定の商品が思い通りにコレクションに追加できないことがあります。

Shopifyの手動コレクションを作成・表示する方法

Shopifyのコレクションページ機能には「自動コレクション」と「手動コレクション」2つの種類があります。それぞれ得られる効果や設定方法が違いますので設定時には注意が必要です。また、商品の特性や在庫数に応じて使い分ける必要があります。手動コレクションとは商品をコレクションに追加する際に全て手動で管理する機能のことを指します。

コレクションは商品管理を全て手動で行うため手間が掛かってしまいますが、自分の選択した商品が必ずコレクションに追加されます。そのため、コレクションのアイテム数が少ない時や商品がうまくコレクションに追加されない場合はおすすめです。

コレクションを表示させるため設定手順は次の通りです。

作成の手順①「管理画面」から「商品」>「コレクション」に移動します。

 

②「コレクションの作成」をクリックし、コレクションのタイトルと説明を書きます。

 

③ コレクションタイプセクションで「手動」を選択し、「保存」クリックします。

 

④商品セクションで商品を選択するか「閲覧する」をクリックし、コレクションに入れたい商品を追加していきます。

 

⑤ ここでストアの商品を並び並び変える場合、管理画面に戻り「商品」>「コレクション」にクリックをします。(並び替えをしない場合、8から参照)

 

⑥ 商品セクションで「並び替え」の横にあるドロップダウンリストをクリックし、並び替え順序を選択します。

 

⑦並び替えの順序規則を「ソートオプション」から選択するか、「手動で」を選択するかを選びます。「手動で」を選択した場合、商品をドラッグして順番を入れ替えることが可能です。並び替えが完了したら、必ず保存をクリックしましょう。

 

⑧「検索結果のプレビュー」セクションではSEOの対策を行います。「ウェブサイトのSEOを編集する」をクリックし、編集を行います。ここでURLの設定を行うとき日本語を使っていれば、URLも日本語になってしまうので、半角英数字に変更しておくといいでしょう。

 

⑨ 販売チャネルセクションでは「管理」をクリックし、コレクションを利用可能にする販売チャネルを選びます。

 

⑩「コレクションの画像」セクションでは「画像を追加する」クリックし、コレクション画像のアップロードを行います。この作業が終わったら保存をクリックします。

 

⑪ 最後はサイト閲覧者がコレクションを見つけてアクセス出来るようにコレクションへのリンクをオンラインストアの追加して、設定は完了です。

手動コレクションへ商品を追加する手順

追加手順①ストアの管理画面から「商品」をクリックし「コレクション」を選択します。

②商品を追加したコレクションの名前を選択します。

③商品セクションで、商品を「閲覧する」か検索するをクリックします。次にコレクションに追加したい商品を追加していきます。

ここで商品バリエーションはコレクションに追加することができないので注意が必要です。また、手動コレクションを自動コレクションにそのまま変更することはできませんが、新しい自動コレクションを作成し、手動コレクションに置き換えることは可能です。用途により使い分けるといいでしょう。

Shopifyの自動コレクションを作成・表示する方法

自動コレクションは、あらかじめカテゴリーを細かく設定しておいて、商品を自動的にコレクションに追加するコレクションページ機能です。上述した通り、カテゴリーを細かく設定することができ他のECサイトより細かなグループ化を自動で行うことができます。

自動コレクションの設定手順は次の通りです。手動コレクションと6番以降は同じ手順になります。

 

作成する手順①「管理画面」から「商品」>「コレクション」に移動します。

 

②「コレクションの作成」をクリックし、コレクションのタイトルと説明を書きます。

 

③コレクションタイプセクションで「自動」を選択し、「保存」クリックします。

 

④ドロップダウンリストで「コレクションの条件」を設定し、保存をクリックします。

 

⑤ ここでストアの商品を並び並び変える場合、管理画面に戻り「商品」>「コレクション」にクリックをします。(並び替えをしない場合、8から参照)

 

⑥ 商品セクションで「並び替え」の横にあるドロップダウンリストをクリックし、並び替え順序を選択します。

 

⑦ 並び替えの順序規則を「ソートオプション」から選択するか、「手動で」を選択するかを選びます。「手動で」を選択した場合、商品をドラッグして順番を入れ替えることが可能です。並び替えが完了したら、必ず保存をクリックしましょう。

 

⑧「検索結果のプレビュー」ではSEOの対策を行います。「ウェブサイトのSEOを編集する」をクリックし、編集を行います。ここでURLの設定を行うとき日本語を使っていれば、URLも日本語になってしまうので、半角英数字に変更しておくといいでしょう。

 

⑨ 販売チャネルセクションでは「管理」をクリックし、コレクションを利用可能にする販売チャネルを選びます。

 

⑩「コレクションの画像」セクションでは「画像を追加する」クリックし、コレクション画像のアップロードを行います。この作業が終わったら保存をクリックします。

 

⑪最後はサイト閲覧者がコレクションを見つけてアクセス出来るようにコレクションへのリンクをオンラインストアの追加して、設定は完了です。

 

また、自動コレクションでは特定の商品のみをコレクションから削除し、非表示にすることは出来ません。しかし、在庫追跡を有効にして、なおかつ、在庫が切れてた場合は可能になります。

自動コレクションへ商品を追加する手順

追加手順①1つ目のドロップダウンリストで、条件タイプを決定します。
②2つ目のドロップダウンリストで、コレクションに追加する前の商品がどのような条件に一致する必要があるのかを選択します。
③3つ目のフィールドに設定した条件値を入力します。
④また、複数の条件を選択する際は、「別の条件を追加する」を選択し上記の手順を繰り返します。
⑤これらの作業が完了したら「保存」クリックし商品は追加されます。

また、自動コレクションのコンテンツの変更に関しては、条件や商品の編集を行うことにより簡単に行うことができます。サイト訪問者がいるにも関わらす、商品購入者が増えない場合は試してみるといいでしょう。

Shopifyのコレクションを削除・非表示する方法

また、商品をコレクションから削除し非表示にした場合の手順、次の通りです

非表示にする手順・ 管理画面から、「商品」>「コレクション」に移動します。

・ 非表示にしたい商品のあるコレクションをクリックします。

・ 商品セクションで「コレクションから削除する」の横の「×」をクリックすれば完了です。

Shopifyのコレクションページをカスタマイズする方法

コレクションの説明や名前を変更することはコレクションページをの編集することで簡単にお香ことができます。しかし、コレクションの外観やレイアウトを大きく変更したい場合は、テーマ自体をカスタマイズするといった方法もあります。また、この2つの方法以外にもコレクションページのカスタムテンプレートを使用しコレクションを作成している場合は別のテンプレートを使用することでコレクションのデザインを変更することも可能です。

Shopifyのコレクションを並び替える方法

設定されてある項目であれば、コレクションの並び替えはコレクションページの編集を操作することで簡単に行うことができます。デフォルトで用意されてある並び替え項目は「ベストセラー」「商品名 A-Z」「商品名 Z-A」「価格の高い順」「価格の安い順」「新着順」「古い順」「手動」の7つになります。

Shopifyのコレクションが表示されない場合の対処法

コレクションを設定したのにも関わず、表示されない場合は設定がうまく行われていない場合があります。特に以下の3つの事項が行われていないとコレクションが表示されません。
・表示したいページを作成されていること
・作成したページをメニューに追加されていること
・テーマのカスタマイズで表示したい場所へメニューが設定されていること
また、この3つの事項や設定をしっかりと行っているのにも関わらず、コレクションが表示されない場合はヘルプセンターにメールでお問い合わせください。

Shopifyのコレクションリストの整理と商品のタグ付け

複数のコレクションを作成してしまうとコレクションリストに全てのコレクションが表示されてしまい、逆に商品が探し辛くなってしまいます。

そのため、特定のコレクションを表示させ、商品を探しやすいレイアウトを作る必要があるので注意が必要です。

また、自動コレクションを選択した場合、商品のタグの選択が重要になってきます。タグの選択を適切に行わなければ、せっかくコレクションを設定したのに逆効果になってしまします。

特に取り扱う商品が多い場合「全商品に季節に関するタグを付ける」などを行い、商品が適切にグループ化されるようにする必要があります。

Shopifyのコレクション画像サイズの設定の際の注意点

Shopifyのコレクション画像サイズはピクセルの上限が決まっているので注意が必要です。最大ピクセルは4,472×4.472または、20メガピクセルになります。

また、ファイルサイズが20MB未満でない場合、Shopifyには追加が出来ないので注意が必要になります。おすすめのサイズは通常2048×2048ピクセルサイズです。解像度も高められ、見やすい設定になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではShopifyのコレクションページ機能についてご紹介致しました。Shopifyのコレクションページ機能を活用すれば商品をグルーピングし、表示をすることができます。

そのため、Shopifyにおいてサイトを運営していく上では効果的に活用していく必要があります。仕事が多岐に渡るECサイト構築において、必要な業務を自動化し、質の高いサイトを構築していくことは大切です。

この記事がShopifyのコレクションページ機能を活用する上で参考になれば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

ECサイトの競合の調査・分析とは?調査・分析の目的や方法、項目などを含めて解説いたします。

ECサイト運営に関するタスクの一つとして良く言われるのが、「競合調査・分析」です。

しかし、ECサイトの競合調査・分析の方法、項目などに関してお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はネットショップ・ECサイトの競合調査・分析の目的、方法、ポイント、項目などに関して解説していきます。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ネットショップ・ECサイトの競合を調査・分析する目的

実店舗に来店されるお客様は、いくつかの店舗を回って実際の商品を見て、比較していきます。

その一方で、ECサイトの場合は目的のキーワードを検索した後、商品の比較をしていきます。そのため、ECサイトでの集客や売り上げを上げるためには、商品の魅力だけでなく、サイトの使い勝手も重要になってきます。この使い勝手を良くしていくために競合を調査・分析する必要があります。

また、競合調査を行うことには、それまで気付かなかった自社サイトの様々な強み、弱みを見出すという目的もあります。自社サイトや競合サイトを改めて見て自社サイトの強みや弱みを把握することで、自社サイトの改善に対して重要な点を見つけることができます。

ネットショップ・ECサイトの競合を調査・分析する際のポイント

ECサイトの調査・分析にはポイントがあります。
ネットショップ・ECサイトの調査・分析を行う方法を解説する前に、ここではそのポイントをご紹介していきます。

顧客のニーズを知る

ネットショップ・ECサイトの調査・分析を行う際には、顧客のニーズを把握することが重要になってきます。顧客のニーズが明らかになれば、扱っている商品の強みや弱みに基づいて、販売戦略を立てることができます。

この顧客ニーズを知るのに最も有効なのが後ほどご紹介する「レビュー調査」です。

競合の商品品質を知る

競合の商品品質を知ることも重要です。実際の商品を買ってみることで購入者の気持ちになり、実際に買ってみないと分からない競合の強みや弱みを把握していきます。

このように競合の商品品質を知るのに最も有効なのが後ほどご紹介する「購入調査」です。

競合のECサイト情報を把握する

単に上から下までサイト見ていても、大切な情報は入ってきません。このため、競合のECサイト情報を把握するには「商品」「サービス」「変化」に注目することが重要です。

競合のECサイト情報を把握する方法の詳細は以下の「サイト全体の調査」で解説しています。

ネットショップ・ECサイトの競合を調査・分析する方法

ここからは先ほどの「ネットショップ・ECサイトの競合を調査・分析する際のポイント」を踏まえて、「ネットショップ・ECサイトの競合を調査。分析する」方法についてご紹介します。

レビュー調査

まずは競合店のレビューを分析して、「利用者がなぜ、何に対して喜んで、満足しているか」を読み解きます。

このような視点からレビューを行うと、競合サービスの様々な強みや弱みが見えてきます。

このように、競合店のレビューを分析したら、自社のレビューも分析して、自社に足りないものを見つけていきます。

購入調査

先ほど述べたように、実際の顧客への対応やカートの使いやすさなど購入者の立場になって初めてわかることが多々あります。

購入調査によって得ることができる情報には「カート、決算システムの使いやすさ」「パッケージ」「カスタマーサポート」「同封物」「商品を購入した後のメール配信」などが挙げられます。

このように、競合の商品について知りたい場合は実際に購入することをおすすめします。

サイト全体の調査

「配送スピード」「送料」「保証」などのサービスの軸での調査と「商品のカテゴリー」や「価格」「内容量」「ラインナップ」などの商品軸での調査が重要です。

ECサイトの競合を比較する際に重要な項目の選び方

競合調査を行う上で重要なのが比較項目の選定です。ここではECサイトの競合を比較する際に重要な項目の選び方をご紹介します。

比較項目の選定の際に重要なのが「ジツザイ化」と呼ばれる作業です。

「ジツザイ化」とはお客様の生活や考え方、生活をイメージしてお客様の気持ちを把握する作業のことを指します。

このジツザイ化をすることで「どうすれば、お客様は製品を購入してくれるか」「どこでお客様は心が動かされるのか」が明らかになります。

このようにして、ECサイトの競合を比較する際の項目を選びます。

ECサイトの競合を調査・分析する際に役立つツール

ここまでECサイトの競合の調査・分析の目的や方法、ポイントなどを解説してきましたが、ここでは「ECサイトの競合を調査・分析するときに役立つツール」をご紹介していきます。

SimilarWeb

URLを入力するだけでWebサイト分析や業界分析を簡単に行うことができるツールです。

SimilarWebはGoogleアナリティクスでは調査することができない「not provided」を含むキーワード検索分析や300カテゴリーの中からから業界分析、サイトランキングを表示する機能も提供されています。

これを利用すれば、より効率のよくECサイトの競合を調査、分析できます。

ユーザーテストExpress

ユーザーテストExpressは手軽さを売りにした、URLの入力だけでWebサイトのユーザーテストを行うことができるツールです。

ユーザーテストExpressの最大の特徴は不特定多数のユーザーの中から、かなり具体的に対象となるモニタの条件を絞り込むことができるという点です。また、場所や日程の調整が必要なく安価かつ迅速に調査を行うことができます。

これらの特徴により、アクセス解析等の定量データではわからない具体的な課題を狙ったターゲット層の視点から発見することが可能です。

Amazonで競合ECサイトを分析する方法

近年、Amazonでの販売競争が激化しており、精巧なマーケティングが必要不可欠となっています。そんな中、ワンクリックでAmazonでの売れ筋商品のリサーチや競合分析などができるツールがあります。それが「イーリサPRO」です。

「イーリサPRO」は過去のデータに基づいて調査すべき競合の商品が提示されます。特定の商品や競合先などを登録しておけば、商品のランキングや価格の推移など細かいデータも管理することができます。また、リサーチ作業も大幅に効率化します。

Amazonでの販売には、このようなAmazon分析ツールを用いて、売り上げ向上を図るのが効果的です。

まとめ

競合調査はECサイトの運営に置いておいて大変重要な作業です。

適切にECサイトの競合を分析、調査することができれば売り上げや集客に繋げることができるでしょう。

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ECサイト運営において 「YouTube(ユーチューブ)」に参入するメリットから注目のショッピング機能までご紹介致します!

近年、「YouTube(ユーチューブ)」は大きな影響力を持つようになりました。多くの芸能人やタレントが「YouTube(ユーチューブ)」に参入する中、ECサイト事業者も数多く参入しています。

また、2021年には商品購入に関する新しい機能が追加される可能性があり、今後も「YouTube(ユーチューブ)」を利用したECサイト運営から目が離せません。この記事ではEC運営に関する「YouTube(ユーチューブ)」の運用について分かりやすくご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

サイト運営において「YouTube(ユーチューブ)」へ参入するメリットとは?

ECサイト運営の仕事内容は多岐に渡ります。ECサイトを運営していくだけでも多くのコストが掛かるのにも関わらず、「YouTube(ユーチューブ)」へ参入する企業が後を立ちません。では何故「YouTube(ユーチューブ)」へ参入する企業が多いのでしょうか?

サイト運営において「YouTube(ユーチューブ)」へ参入するメリットとは?①新規顧客の獲得

ECサイトを運営するにあたり顧客の獲得は困難を極めます。EC事業者は新規顧客を確保するために通常Webマーケティングを行います。Webマーケティングではより多くの人の目に触れてもらうため、SEO施策をしたうえでSNSを利用し新規顧客の確保を目指します。

加えて、「YouTube(ユーチューブ)」で動画を投稿することでさらに、顧客の目に触れる機会を増やせます。また、動画というメディアを使用することで普段SNSでなど触れない層にアプローチできることなどの期待できます。

サイト運営において「YouTube(ユーチューブ)」へ参入するメリットとは?②顧客のロイヤルティ向上に繋がる

TwitterやInstagramなどのSNSを使い商品を紹介する場合、短い文章や画像、短めの動画のみでしか商品を紹介できません。一方「YouTube(ユーチューブ)」を活用すれば、SNSでは表現できない動画制作が可能になります。

そのため、SNSに比べ、より商品の魅力や世界観を自由に表現でき、顧客との距離感が縮め顧客のロイヤルティ向上に繋げることが出来ます。結果、サイト運営において「YouTube(ユーチューブ)」へ参入することは、新規顧客の獲得に加え、顧客に対してのロイヤリティもより高められます。

ただし、動画制作にコストや手間が掛かってしまうという問題点もあります。そのため、「YouTube(ユーチューブ)」の運用をアウトソーシングする企業もあります。

「YouTube(ユーチューブ)」に広告を出すメリット

「YouTube(ユーチューブ)」を活用したECサイト運用には自社でチャンネルを開設する以外に動画広告を出すという方法もあります。では「YouTube(ユーチューブ)」広告は他のデジタル広告と何が違うのでしょうか?

「YouTube(ユーチューブ)」広告の最大の特徴は他のデジタル広告とは違い、自社が想定する顧客にピンポイントにターゲティングが行えることにあります。

従来の広告では性別や年齢、地域などの統計情報を基にターゲティングを行います。しかし、「YouTube(ユーチューブ)」広告では「スポーツ観戦に興味がある人」や「料理に興味がある人」などより具体的な興味関心までターゲティングを行うことが可能です。

加えて、大量のユーザーがいることや10代、20代の利用率は95%を超えているため、若い世代向け商品やサービスを売り込みたい企業などにはよりおすすめです。

ただし、適切に設定を行わなければ、逆効果になってしまったり、認知が広がっても購買に繋がらないことなどの問題点のあります。

中小企業における「YouTube(ユーチューブ)」を利用したECサイト運用事例

「YouTube(ユーチューブ)」に参入するといってもその形は様々です。商品やサービスの違いによりその動画の発信の仕方は異なります。そのため、参考までにECサイトを運用する中小企業の中で商品の特徴を活かし、「YouTube(ユーチューブ)」チャンネルをいち早く開設した企業事例を3つご紹介します。

中小企業における「YouTube(ユーチューブ)」を利用したECサイト運用事例①「ozie」

「ozie」はシャツの通販ショップです。リピーターの獲得に課題を感じており、会社の認知度を高めるために「YouTube(ユーチューブ)」にチャンネルを作り、動画配信を始めました。

動画内容は動きのあるノウハウ意識をし、ネクタイの結び方など顧客のニーズに合わせた物を投稿しました。結果、動画は好評を博し、会社の認知度は改善され、業績のアップに成功しました。

中小企業における「YouTube(ユーチューブ)」を利用したECサイト運用事例②「株式会社ユニオン」

「株式会社ユニオン」ではポストを販売してます。ポスト内部の特徴は文章や写真では伝わりにくく、適宜アニメーションを用いた動画を投稿し、「YouTube(ユーチューブ)」を利用し、商品魅力を分かりやすく伝えることに成功しました。

中小企業における「YouTube(ユーチューブ)」を利用したECサイト運用事例③「祭すみたや」

「祭すみたや」はお祭りグッズを専門に取り扱う企業です。商品の着用方法や使用方法に関する問い合わせが多いことをきっかけに商品紹介の動画をはじめました。

結果的に、「YouTube(ユーチューブ)」の動画をきっかけに自社の認知度をあげ、新規顧客の獲得に成功しました。

「YouTube(ユーチューブ)運用」も行っているEC運営代行

ECサイト運営だけでも多くの手間やコストが掛かるのにも関わらず、「YouTube(ユーチューブ)」チャンネルの運用まで行うには自社に相当の負担が掛かります。そのため、ECサイトを運用している企業向けの「YouTube(ユーチューブ)」の代行運用サービスなどが数多く存在します。

例えば、オリナス株式会社は「YouTube(ユーチューブ)」の運用代行を行っていますが、その他のもTiktokなどのSNS運用代行も行っており、そのサービスは運用代行会社により様々です。

また、サヴァリ株式会社では「YouTube(ユーチューブ)」のみの運用代行サービスに加え、EC運営代行サービスも行っています。

仕事内容が多岐に渡るECサイトを運営は行っていく上で、無駄な工数を削減し、作業の効率化を図ることは必ず必要になってきます。そのため、自社に適した委託サービスを探し、依頼しなくてはなりません。

EC活用支援パートナーとは?

ECサイトを運営して上で、運営代行のみが業務を減らす訳ではありません。特に中小企業向けに作られたEC・IT活用支援パートナー制度という制度をご存知でしょうか。この制度は独立行政法人中小企業基盤整備機構が定めたもので、中小企業のEC・ITの活用による販路開拓や生産性向上が目的とされています。

パートナー登録を行えば、ECやITの導入支援事業を実施するパートナー事業者と提携し、支援活動を受けることが可能です。

中小企業でECサイトに関して代用運用でなく、安価でサポートを受けたい中小企業におすすめの制度になります。

YouTube(ユーチューブ)のショッピング機能とは?

2021年「YouTube(ユーチューブ)」では動画内に添付されているタグから直接商品を購入できるショッピング機能が追加される可能性が浮上してます。別名買い物機能との呼ばれInstagramなどでは使われています。

詳細は明らかになっていませんが、一部クリエーター達が買い物を可能にするため動画のアイテムにタグ付けするように促され試験導入されていると言われています。

まだ、ショッピング機能の導入が決定しているわけではありませんが、もし、この機能が導入されれば、ECサイトの販売方法に大きな変化を与えるかもしれません。

また、2021年に「YouTube(ユーチューブ)」大きな機能変更があることは発表されているので、2021年はECの未来に大きな影響が与える年になるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではECサイト運営に関する「YouTube(ユーチューブ)」の運用についてご紹介しました。ECサイトを運営する上で「YouTube(ユーチューブ)」を運用することは新規顧客の獲得と顧客との距離感が縮めロイヤルティを高めることに繋がります。そのため多くの企業が導入してきましたが、場合によっては動画制作にコストが掛かってしまします。

自社内ですべての運営出来れば良いのですが、仕事内容が多岐に渡るECサイト運営では難し場合があります。その時は運営代行サービスを利用し、適切に業務を管理する必要があります。この記事がECサイト運営をする上で「YouTube(ユーチューブ)」の運用を考えている方にお役に立てば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopifyで配送地域別に送料を設定するには?利用できる配送業者や配送方法、便利なアプリもご紹介!

お客様がECサイトでの購入をする際には、商品以外にも配送料金や配送方法も重要な検討要素です。また、利益率の低い商品を販売する際には、配送料金を細かく設定し、利益を確保する必要があります。今回は、Shopifyで配送料金を地域別に設定する方法や、利用可能な配送方法、便利なアプリについてご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyでは地域別の送料設定・配送方法の選択が可能

現在、世界規模で利用者が拡大していっているShopifyでは、商品の配送処理も含めて手厚いサービス提供が行われています。Shopifyの基本機能として、簡単に条件別の送料設定や配送方法の追加が行えるのはもちろん、マーチャントの細かいニーズに応えてくれるShopifyアプリのインストールも可能です。

Shopifyの配送プロファイルで配送先地域ごとに送料を設定する方法

Shopifyでストアを開設した当初は、送料が全国一律1,000円に設定されています。

送料は、顧客が他ECサイトと自社ECサイトを比較検討する際に見る情報の一部ですので、適正な料金にそろえておきたい項目です。

Shopifyの管理画面から、送料の詳細を設定する方法

Shopify 地域配送Shopifyの基本機能を使って送料や配送について設定を行う場合には、Shopifyの管理画面から、[設定]>[配送と配達]にアクセスしてください。

 

Shopify 地域配送[配送プロファイル]>[送料を管理する]から、配送先を地域ごとに分けて送料を設定することができます。

 

デフォルトでは、日本の47都道府県が、一律1,000円に設定されています。地域ごとに配送料金を変更したい場合は、まず[国内配送]>[ゾーンを編集する]から送料を変更したい地域のチェックを外します。

Shopify 地域配送

チェックを外し、[新しい配送エリアを作成する]で設定したい地域にチェックを入れ、[送料を追加する]から送料を入力します。

 

Shopify 地域配送[送料を追加する]>[条件を追加する]から、商品の重量や購入価格ごとに送料を変更する設定も可能です。

Shopifyの送料設定で、海外への配送・送料を設定する方法

海外配送も同様に、送料を設定したい地域をチェックし、配送料金を選択することができます。

国単位だけでなく、州ごとなどの細かい設定も可能です。Shopify 地域配送

配送料無料の設定もできるShopify

他ECサイトとの差別化など、集客戦略として送料無料を行うことも可能です。

Shopify 地域配送無料配送を行いたい発送先の[送料を追加する]を選択します。

価格を0円に設定することで送料無料の設定ができます。

[条件を追加する]から、重量や注文価格の条件詳細を設定することもできるので、[〇〇円以上ご購入で送料無料」などの条件付き設定も可能です。

Shopifyのアプリで、離島地域への配送・送料を設定する方法

Shopifyでは、基本機能を使うことで都道府県別や価格別の配送料金設定は可能です。

しかし、商品展開が増え、購入方法も多様化していくと基本機能だけでは設定できない部分がでてきます。

例えば、同じ都道府県内であっても、離島などで送料負担が増える場合や、別途送料がかかる設定の商品を販売する場合などです。

このような、さらに細かい配送料金の設定をするために、Shopifyアプリストアでインストールできるアプリをご紹介します。

Shopifyアプリ「Parcelify」

https://apps.shopify.com/parcelifyParcelifyを利用することで、商品タグや商品名などの商品情報に基づいて、配送料金をカスタム設定することが可能です。また、郵便番号に基づいて配送地域の設定が可能なため、都道府県単位よりも詳細な設定が可能です。

Parcelifyアプリでできること・郵便番号ベースで、離島地域への送料設定も可能。

・自宅配送以外にも、忙しいお客様に便利な店舗受け取り設定ができる。

・1つ1つの商品情報に基づいた送料表示・設定。アイテムごとの価格設定や、特定の商品の組み合わせによる定額発送など、より細かい設定も可能。

参考:Shipping Rates by ParcelifyーShopify App Store-

配送料金を細かく設定することができると、キャンペーンやセールなどの集客施策として使うこともできます。

時代のニーズに合わせて配送方法の選択肢も豊富なShopify

ECサイトでのショッピング需要が増加する中で、配送方法にも人々のニーズが反映され、選択肢が増えています。Shopifyは、そんなEC需要にマーチャントが対応できるよう、配送料金だけでなく配送方法についても細かく設定できるようになっています。

Shopifyのローカルデリバリー(地域配送)で飲食店のデリバリー業が可能に

ローカルデリバリー(地域配送)とは、設定した配送エリア内であれば、商品の用意ができ次第お届け可能なというサービスです。

配送出発時や到着時にはお客様へメールを送ることができるので、飲食店のデリバリーにも活用可能です。配送料は有料・無料を選ぶことができます。デリバリーサービスと提携する際の手数料がかからないところが強みです。

 

そんな、ローカルデリバリーの設定方法をご紹介します。

まず、[設定]>[ロケーション]>[ロケーションを追加する]から、配送元として設定したいロケーションの詳細を登録します。

 

Shopify 地域配送

 

ロケーションの登録と保存ができたら、[配送と配達]>[ローカルデリバリー]から、ローカルデリバリーを行いたいロケーションの[管理する]をクリックし、[このロケーションではローカルデリバリーを提供しています]にチェックを入れます。

Shopify 地域配送

チェックを入れると、最大配達範囲やローカルデリバリーを利用可能な最低価格、配達料金などの詳細が設定できるようになります。

ShopifyのBOPIS(店頭受け取り)設定で飲食店のテイクアウトなど、コロナ禍に対応可能

ローカルデリバリーと同じく、現在注目されている配送方法であるBOPIS(店頭受け取り)も、Shopifyの基本機能で設定可能です。

BOPISとは、オンライン上で購入した商品を店頭で受け取れる配送方法です。コロナウイルスへの感染対策でお店へ行くのを控えているお客様にも、商品を受け取りにお店を訪れてもらうことで、店舗滞在時間を伸ばし、ついで買いを促すことができるため、コロナ禍の小売業界では注目されています。

店頭で商品を受け取る設定が可能になると、飲食店のテイクアウトのような販売形式が可能です。

 

BOPISの設定方法もご紹介します。

まず、ローカルデリバリー同様、店頭受け取りが可能なロケーションを登録します。

[設定]>[配送と配達]>[店頭受取]の[管理する]をクリックし、店頭受け取り設定をしたいロケーションの[このロケーションでは店舗受取を提供しています]をクリックします。

すると、受取可能な時間や受取手順などの詳細が設定可能になります。受取手順欄は、お客様にとっても重要な情報なので、丁寧に入力しましょう。

ローカルデリバリーやBOPISについては、こちらの記事もどうぞ

Shopifyは日本の配送業者とも提携しています。

Shopifyは、配送業者と提携することでマーチャントが販売を行いやすいように、また配送において割引を受けられるようにしています。

日本でも、配送業者と連携し、デフォルトのままでの配送が行えるようにしています。

日本のShopify連携配送業者は、以下の通りです。

日本で連携している配送会社日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便

さらに、これら以外の配送業者を設定することももちろん可能です。

Shopifyと連携可能な物流サービス

mylogi

Shopify 地域配送mylogiは、10年以上のECサイト運営代行の実績があるART-TRADING株式会社が提供する、EC事業者のための物流サービスです。ARTーTRADING株式会社は、Shopify運営のノウハウやスキルに長けており、Shopifyの公式エキスパートパートナーにも認定されています。Shopifyとの連携に加えて、ECモール等との連携も可能です。

参考:mylogi

まとめ

いかがでしたでしょうか。Shopifyでは配送料金を地域別に自由に設定することができるので、離島地域など送料負担の大きい地域の送料も個別に設定することができます。また、自宅配送以外にも、ローカルデリバリーや店頭受け取りなどの配送方法が可能なので、事業の幅も広げることができます。自社の運営形態に適した配送料金や配送方法を設定して、利益を増加させていきましょう。

関連記事

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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単品リピート通販とは?導入に掛かる費用や売上ランキング上位に入るために注目するKPIについて解説いたします。

通販には様々な形態の販売方法があります。例えば、amazonや楽天市場のような多くの種類の商品を販売する総合通販や消耗品を定期的に販売するリピート通販です。今回は通販業界で注目されている「単品リピート通販」についてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

単品リピート通販とは

単品リピート通販とは1つの種類または少数の商品を定期的に販売する通販手法です。単品リピート通販は健康食品や化粧品のような繰り返し、継続的に購入されやすい消耗品が取扱されています。自社のオリジナル商品を販売するために用いられることが多い手法です。

単品リピート通販のメリットとデメリット

単品リピート通販が注目されている理由は3つのメリットにあります。次でメリットについて解説いたします。

単品リピート通販のメリット・価格競争に巻き込まれにくい
・定期購入が前提のため売上の予測が立てやすい
・1種類または少数の商品を取り扱うのため保管し易い

人気の商品を取り扱うと他の販売サイトや総合通販サイトと顧客を取り合うことになり、購入してもらうためには価格を下げるか、他のサイトにはない特典をつけるといったコストをかける必要があります。
しかし、オリジナル商品を販売する単品リピート通販では、他の企業との価格競争や余分なコストを掛ける必要がないため売上の確保に繋がります。

リピート販売ということで定期購入の契約をするため売上の予測が立てやすいため、販売目標や運営方針を計画しやすい事もメリットとなっています。

そして、在庫管理の面でも単品リピート通販は利点があります。取扱う商品の種類が多くなるほど顧客の幅は広がりますが、その分、倉庫での管理や商品の特徴によって保管方法を変えなくてはなりません。
そのため、管理コストが高くなりますが、商品を一つに絞ることでコストの削減や、単一の保存方法で管理ができます。

単品リピート通販の導入に成功することで上記のメリットが得られるため導入する事例が増加しています。
しかし、単品リピート通販にもデメリットが存在します。
単品リピート通販のデメリット・新規顧客の獲得が難しい
デメリットは非常に少ないため優れた販売手法のように感じますが、顧客を獲得できなければ赤字が増える一方となります。商品の品質はもちろんのこと、ECサイトの集客方法も考えていかなくてはなりません。

拡大する単品リピート通販業界の市場規模

通販業界の市場規模は拡大しています。その中でも単品リピート通販の市場規模は2015年に医薬品・化粧品業界で4,699億円、EC化率が4.48%でしたが、翌2016年は市場規模が5,268億円、EC化率が5.02%と、市場規模が12.1%も拡大しました。
リピート通販全体の市場規模は2011年に63億円から2016年には2,900億円と、46倍となりました。
これからも通販業界ではEC化が進み、市場規模は大きくなっていくことが予想されます。

単品リピート通販にかかる費用を解説
単品リピート通販は総合通販に比べて倉庫などの余計なコストが掛かりませんが、実際に必要な初期費用がどのくらいになるか解説いたします。

単品リピート通販に掛かる初期費用・広告費用
・商品原価
・諸製作費
・カートシステム費用
・各種手数料
・人件費

商品の認知度を高めるためには広告を用いて宣伝をすることが重要です。宣伝費は費用を掛ける場合と掛けない場合があり、早く収益を得たいと考えるなら宣伝費は多めに見積もっておくと良いでしょう。

商品の種類にも依存しますが、ロット1000~3000個で設定し、売れ残りが出ないように製造することになります。製造個数を増やすことで1個辺りの原価が下がりますが、トータルコストは上がってしまいます。「原価を優先する」か「トータルコストを優先する」かを選択し費用を設定しましょう。相場は150万円程度です。

宣伝とは別に製作費用も必要です。LP製作や、お礼状や販促チラシ、商品パンフレットのような同梱物の作成も必要です。LPはスマートフォン用のページを作成したり、商品パンフレットのデザインを外注したりなどで総額100万円程度掛かります。

通販において最も重要なシステムがカートシステムです。様々な特徴を持ったカートシステムがあります。関連記事を参考に自社にぴったりのカートシステムをご選択ください。

カートシステムを導入する際に、クレジット決済を導入することになると思いますが、それぞれの決済方法を導入するための手数料が必要になります。初期費用以降には実際の購入の1件につき3%前後の決済手数料や情報処理料が発生します。
配送コストも手数料に含まれます。配送代行会社は初期費用は無料な場合が多いです。配送手数料として費用が発生するタイミングは商品の保管代やシステム費用として月額1~3万円程度発生します。
各種手数料として約20万円発生します。

商品を販売するにあたり、忘れてはならない費用が人件費です。人件費を削減するだけでなく、システムへの理解を深めるための勉強やセミナー、コンサルなどを利用するために投入することで成功の可能性を引き上げることができます。
上記すべての費用を合わせて、初期費用はおおよそ300万円程度必要になります。ここに様々なオプションを追加すると費用はこの数字以上になりますが、切り詰めることで金額を減らすことができるため、予算を考えて導入を行いましょう。

単品リピート通販業界でランキングを上げるためのKPI
KPI(Key Performance Indicator)は組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標です。目標に向けた企業の動向を確認することができます。数ある指標の中で単品リピート通販において重要視されるKPIは3つです。

単品リピート通販で重要視されるKPI・CPA
・CPO
・CPR

それぞれの意味と算出方法を図にまとめます。

名称 正式名称 算出方法 意味
CPA Cost Per Acquisition 広告費÷顧客数 1人の顧客獲得に、掛かった広告費
CPO Cost Per Order 広告費÷受注件数 1件の受注件数に対し、掛かった広告費
CPR Cost Per Responce 広告費÷申込件数 見込み顧客獲得に対し、掛かった広告費

業界の中でランキングを上げるということは売上を上げる必要があります。ランキングを上げるためには新規顧客の獲得や既存顧客に購入をしてもらいつつ、広告費を減らす必要があるためこれらの指標を考えながらコストの見直しを行いましょう。

単品通販会社の企業事例をご紹介

単品リピート通販を導入している企業は、実際にどのような戦略を取っているのか、参考までにご紹介いたします。

単品通販会社の企業事例①サントリーウエルネス


11年連続で売り上げトップを独占しているサントリーウエルネスはサプリメントの「セサミン」を主力商品として販売しています。
セサミンのTVCMや無料お試しのキャンペーンを行い商品の販促を行いました。売上高は818億円に上ります。

単品通販会社の企業事例②DHC


DHCは化粧品メーカーですが、売上構成比は健康食品が45.6%と約半数を占めています。DHCの主力としてコンビニなどで販売しているサプリメントを通販でも販売しています。
売上高は493億円です。

まとめ

いかがだったでしょうか。ECサイト構築後には様々な販売手法がありますが、今回はその中でも注目されている単品リピート通販についてご紹介いたしました。新たなECサイト構築の際の参考になれば幸いです。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

無料で始められるネットショップから楽天市場までを徹底的に比較しご紹介致します!

ネットショップといってもその種類は様々です。ネットショップを始める場合には、多くのサービスの中から自社にあったものを選ばなければなりません。無料で始められる物から多額の費用が掛かるものまで様々なサービスがあります。この記事では多くあるサービスを比較し、ご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ネットショップサイト売上ランキング

近年、スマートフォンの普及やインターネットの普及に伴い、オンラインで商品を購入する人が増加しています。また、新型コロナウィルスによる巣ごもり消費により今後も増加することが予想されています。

野村総合研究所は日本のBtoC市場におけるEC市場は2017年度が約18兆円で2023年度までに年率6%~7%程度成長すると推測しています。

では、現状、どのような企業が売上を伸ばしているのでしょうか。

順位 企業名 ジャンル 売上高(億円)
1 アマゾンジャパン 総合 1,744,300
2 ヨドバシカメラ 家電 138,559
3 ZOZO 衣料品 125,517
4 ビッグカメラ 家電 108,100
5 ユニクロ 衣料品 83,200

(参照:月刊ネット販売「ネット販売白書」

ランキングは日本国内における2019年度のECサイト売上高に関するものです。

マーケットプレイス型ECモールであることから、自社単体ECサイトに分類されるアマゾンジャパンが圧倒的な売上高を誇っています。

2位と4位には家電製品を取り扱う企業が、3位と5位には衣料品を取り扱う企業がランクインしています。家電製品や衣料品はネットショップと相性が良く、商品の特性によっても売上は左右されます。

ネットショップの種類

ネットショップを開業すると言ってもその種類は様々です。この記事ではネットショップを開業する際によく使われる「モール型ECサイト」と「ショッピングカートASP型」を中心にご紹介致します。

①ショッピングモール型

ショッピングモール型のネットショップとは、多数の企業のECサイトが集まったインターネット上の仮想的な商店街のことを指します。「Amazon」や「楽天」がその代表例です。

ショッピングモール型のネットショップを開設するメリットとしては「集客力が強いこと」「消費者の購買意欲が高いこと」「ユーザーからの信頼が高く、購入に繋がりやすいこと」が挙げられます。

一方デメリットは「出店費用や販売手数料が高いこと」「価格競争が厳しいこと」「店舗の名前を覚えてもらい辛いこと」「規約による制限が厳しく、ブランディングを行うのが難しい」などが挙げられます。

②ショッピングカートASP型

ショッピングカートASP型とはショッピングモール型とは違い、自社独自のECサイトを構築することを指します。ECモール型が商店街の加盟店であるとするならば、ショッピングカートASP型は路面店に該当します。

ショッピングカートASP型でネットショップを開設するメリットとしては、「初期費用や月額費用が低コストで抑えられること」「自由度が高く、自由にブランディングが出来ること」「サイトの構築が簡単なこと」が挙げられます。

一方デメリットは「集客を自社で行う必要があること」「専門知識やサービスの外注が必要になる可能性があること」が挙げられます。

無料でECサイトを開設できるネットショップの比較!

ネットショップを始めるにあたり様々なサービスがあります。中には初期費用や月額費用が無料のサービスから多額の費用が掛かるものまであります。まずは初期費用と月額費用が無料で運営できるサービスからご紹介します。

①アプリからも操作可能な無料のネットショップ「BASE」

「BASE」誰でも簡単に無料でネットショップを作成できるサービスです。運営会社である株式会社BASEによれば、2020年12月8日には130万ショップを突破し、多くの人が利用しています。

初期費用や月額費用は無料ですが、商品が売れた際は手数料が発生します。手数料は決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%になります。

加えて「Appify」というスマートフォンアプリから操作も可能で使いやすいサービスになっています。

しかし、集客力は弱く、本格的なECには不向きという問題点もあります。加えて、有形の商品の販売に特化しており、売ってはいけない商品もあるので注意が必要です。

また、運営に掛かる費用が安価なため、ハンドメイドのネットショッピングを開設する方には比較的おすすめのサービスになります。

②STORE

「STORE」も初期費用と月額費用を無料で提供しています。アイテム登録数は無制限で、無料で利用できるデザインプレートも豊富です。また、初期費用と月額費用が無料のフリープランとは別に月額1980円にスタンダードプランも存在しています。

加えて、「BASE」と同様に商品が売れた際には決済手数料が発生します。手数料はフリープランの場合は5%で、スタンダードプランの場合は3.6%になります。

プランにより手数料も違うので注意が必要です。

ネットショップ開設の際の手数料などの費用を比較!

続いては初期費用や月額費用が有料なサービスを中心に手数料などの費用を比較しながら代表的な6つのサービスをご紹介します。また、1つのサービスの中にも複数のプランが存在します。様々なプランがありますが、自社にあったプランを見つけることが重要になってきます。

①Shopify

「Shopify」は2004年にカナダで創業されたECサイトの開発・運営を手がけるサービスを展開しています。シンプルかつ高機能なデザインが評価されており、現在175ヵ国100万店舗以上で導入されています。世界ではNo.1シェアを誇り、越境ECを考えている企業には特におすすめです。

料金プランは5つに分かれており、「Shopifyライト」「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」「Shopify plus」です。

 

    プラン

 

 月額料金

日本のオンラインクレジットカード手数料 海外のオンラインクレジットカード手数料 サービス利用料(Shopifyペイメントを利用しない場合)
Shopifyライト $9
ベーシック $29 3.4% 3.9% 2%
スタンダード $79 3.3% 3.85% 1%
プレミアム $299 3.25% 3.8% 0.5%
Shopify plus $2,000 別途お問い合わせ 別途お問い合わせ 別途お問い合わせ

「Shopify」を導入するメリットは「低コストで導入が可能なこと」「簡単にECサイト構築・運営できること」「質の高く、豊富なデザインを使用できること」「多言語・通貨、海外発送に対応していること」が挙げられます。

また、「Shopify」が日本に本格参入したのが2017年と最近のため、一部日本語に対応していない点に注意する必要があるでしょう。

また、「Shopify」はネットショップを開設した際にブログも開設できるサービスを展開しています。ネットショップの集客において重要となるSEO対策にも活用できるため大変便利です。

②Make shop

「Make shop」はGMOメイクショップ株式会社の運営するASPショッピングカートサービスです。2004年のサービス開始後、2013年以後6年連続でショッピングカートの流通額国内No.1の実績を持ちます。

プランは2つの内から選ぶことが可能で「プレミアムショッププラン」「Make shopエンタープライズ」に分かれています。売上手数料は0%です。

プラン 初期費用 月額費用
プレミアムショッププラン ¥10,000 ¥10,000
Make shopエンタープライズ ¥100,000 ¥50,000

「Make shop」は初期費用や月額費用が多少かかってしまうことに加えて、豊富な機能を使いこなすための知識やノウハウが必要となってきます。本気でネットショップを事業化したい方などにおすすめのサービスになります。

③カラーミーショップ

「カラーミーショップ」は株式会社GMOペパボが提供するサービスです。特徴としては「販売手数料が無料で低コストな決済手数料であること」「手厚いサポートが受けられること」「豊富なデザインプレートやカスタマイズで自由にサイトデザインが可能なこと」が挙げられます。

プランとしては「エコノミー」「レギュラー」「ラージ」の3つに分かれています。

プラン 初期費用 月額費用 機能制限
エコノミー ¥3,000 ¥834~ あり
レギュラー ¥3,000 ¥3,000 なし
ラージ ¥3,000 ¥7,223 なし

※上記全プラン共通で、決済手数料が別途発生

④楽天市場

「楽天市場」は日本を代表するインターネットショッピングモールです。もちろん、モール型のインターネットショップのため高い集客力と高い信頼性があります。しかし、その分多額の初期費用や月額費用が掛かります。例えば、スタンダードプランで契約すると初回出店料は36万円です。プラスして月額出店料がかかります。月額出店料は5万円です。半年で一括して払います。

また、システム利用料が月間売上高の2.0%~4.5%掛かります。加えてSNS運用、メルマガ配信にも多少の料金が掛かります。

多額の売上高が見込める企業におすすめのインターネットショップになります。

⑤Yahoo!ショッピング

「Yahoo!ショッピング」も「楽天市場」と同じショッピングモール型のネットショップです。楽天市場同様高い集客力と信頼性はありますが、ASP型のネットショップと比較すると多額の費用が掛かります。

初期費用と月額システム利用料こそ無料ですが、アフィリエイト手数料などの多くの手数料が掛かります。

「Yahoo!ショッピング」は「楽天市場」よりは比較的安価で始められるショッピングモール型のサービスです。

ネットショップ開設の際の集客力を比較!

ネットショップの集客力を比較するとやはり、ショッピングモール型の方が圧倒的にあります。その中でも「楽天市場」や「Amazon」は特に集客力があります。この二つのサイトは欲しい商品を検索したときによく上位に表示されることからもその集客力がよく分かると思います。

一方、ASP型の集客力はショッピングモール型には劣ります。また、ASP型の中で比較すると有料サービスの方が集客力があります。有料サービスには集客をサポートするサービスがあり、「Shopify」では集客をサポートするために自社ブログを開設するサービスがあります。そのため無料サービスよりも集客力を伸ばしやすい傾向があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事では様々なネットショップを比較し、ご紹介致しますた。

一口にネットショップといっても様々な種類に分かれています。例えば、ショッピングモール型のネットショップは集客力も非常に高く、信頼性も厚いです。しかし、参入している企業も多いため価格競争は厳しく、規約により制限があるためサイト構築の自由度は下がってしまいます。加えて、多額の費用が掛かります。

一方、ショッピングカートASP型は集客力こそショッピングモール型に劣りますが、費用は安価に抑えられ、自由なサイト構築が可能になります。また、ショッピングカートASP型のサイトを構築する場合、多くのサービスから選ぶことが可能になります。

もし、ショッピングカートASP型でサイトを構築する場合は様々なサービスを比較し、自社にあったサービスを選ぶ必要があるでしょう。

この記事がネットショップをはじめるにあたり参考になれば幸いです。

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Google Shopping(ショッピング)広告も連携可能なShopify|無料掲載方法を知って商品を世界に売り込む!

自社ECサイトの認知拡大の手段として多くの方が利用しているWEB広告ですが、Google Shopping(ショッピング)広告では商品情報を無料で掲載可能なサービスが利用できます。そして、ShopifyならそんなGoogle Shopping(ショッピング)広告とも簡単に連携可能です。今回は、Google Shopping(ショッピング)広告とShopifyを連携するための「Googleチャネル」・「Google Merchant Center(マーチャントセンター)」や、広告の無料掲載方法についてご説明します。

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藤井 玲

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Google Shopping(ショッピング)とは?

Googleショッピング広告世界最大規模の検索エンジンであるGoogleでは、WEBサイトの表示だけでなく、検索ワードと関連の高い商品も広告としてページ上部に表示されます。画像や値段などの情報が大きく表示されるため、テキストのみのリスティング広告よりも商品のアピールに効果があります。

また、これらの商品を一覧で表示する「Googleショッピングタブ」もあり、EC事業者の重要な集客施策の1つとなっています。
そんなGoogleショッピングが、拡大するEC需要に対応する形で、2020年10月に「無料リスティング広告」をリリースしました。

実は、今までGoogleショッピングに掲載されていた商品は、全て有料リスティング広告であり、EC事業者はGoogleショッピングに商品を表示するために、「Googleショッピング広告」として有料リスティング広告を打つ必要がありました。
Googleショッピングの無料利用が可能になったことで、誰でもGoogle ショッピングタブに商品を掲載できるようになりました。

ShopifyはGoogleShopping(ショッピング)との連携サービスを提供しています!

誰でも無料でGoogleショッピングに自社商品を掲載できるようになったタイミングで、ShopifyはGoogleショッピングとの連携をより簡単にするアプリの公開を開始しました。

「Googleチャネルアプリ」(旧Googleショッピングアプリ)をインストールすることで、掲載したい商品を、簡単に同期・送信することができ、Googleショッピング広告欄や関連する検索結果のショッピングタブに表示されるようになります。

Google Shopping(ショッピング)でShopifyストアの海外向け広告配信も可能に!

Shopifyは、世界中で利用されているECサイトプラットフォームであり、海外配送や他種通過決済への対応も進んでいます。そのため、越境ECサイトを構築・展開していきたいという場合には、最適なプラットフォームです。

そして、Googleも世界最大の検索エンジンであり、Googleショッピング広告の表示範囲は非常に広いです。Googleショッピング広告で世界への広告露出を行うことで、自社サイトへの海外からの訪問者を増やすことができます。

Google Shopping(ショッピング)の利用でShopifyストアができること

ShopifyストアとGoogleショッピングを連携し、広告を打つことでGoogleショッピング広告独自のメリットを得ることができます。

Google Shopping(ショッピング)広告で、より顧客の興味を惹ける

Googleショッピング広告は、表示方法に特徴があります。写真や商品詳細が並んで掲載されるため、伝わる情報量が多くなります。また、必ず検索結果の1番上に表示され、画面の占有面積も広いため、広告を見てもらう機会も増えます。

Google Shopping(ショッピング)で、Shopifyストア商品を世界に向けて露出できる

Googleショッピング広告は、世界40カ国以上の検索結果に表示されます。Shopifyの強みである海外配送や複数通貨決済対応サービスと利用することで、顧客範囲を拡げることができます。

ShopifyストアのGoogleスマートショッピングキャンペーンや、無料リスティング広告が作成できる

ターゲティングや広告配信場所・入札が、機械学習により更に自動最適化されたGoogleスマートショッピングキャンペーンでは、Googleショッピングタブのみならず、Google 画像検索タブや、YouTubeやGmail 画面などへの広告表示も可能です。
無料リスティングであれば、掲載場所はGoogleショッピングタブに限られますが、クリック回数への広告費を支払うこともないので、集客施策としては非常にコストパフォーマンスも良いと言えます。

ShopifyストアのGoogle Shopping(ショッピング)無料掲載設定方法

ShopifyとGoogleショッピングを連携し、簡単に無料リスティング広告を掲載する方法をご紹介します。
Shopifyのストアと、Googleアカウントに紐付いたGoogle広告アカウントをお持ちでない方は、こちらの準備もお願いいたします。

①Shopify「Googleチャネルアプリ」(旧Googleショッピングアプリ)とGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)アカウントを用意する

・Googleチャネルアプリ(旧Googleショッピングアプリ)

GoogleチャネルShopifyストアとGoogleショッピングを連携するため、ShopifyアプリストアからGoogleチャネルアプリをインストールします。

・Google Merchant Center(マーチャントセンター)アカウント

GoogleマーチャントセンターGoogle Merchant Centerとは、広告を配信したい商品のデータを、アップロードするためのサービスです。Google Merchant Centerのページから、お持ちのGoogleアカウントを使いGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)アカウントを登録します。
お店やサービスについての情報を入力するだけで、簡単に作成することができます。

②Shopify「Googleチャネルアプリ」(旧Googleショッピングアプリ)でGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)アカウントを連携する

Shopify GoogleGoogleチャネルとGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)アカウントを準備したら、[販売チャネル]からGoogleの[販売チャネルを追加する」をクリックしてください。

Googleをチャネルとして追加して、[Googleアカウントを連携する]から連携したいアカウントを登録してください。
概要からストア要件を満たすと、[Google/設定]ページでGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)アカウントとGoogle広告アカウントの連携ができるようになります。
また、こちらのページで[商品フィードの設定][商品の設定]が可能です。これらの設定はGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)の情報と同期されます。

③Google Merchant Center(マーチャントセンター)で、Shopifyストアを保存する

無料リスティング GoogleGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)にログインし、[無料商品リスティング]の[続行]をクリックします。

[ウェブサイト]欄にストアのURLを貼り、[保存]から次に進んでください。
当該WEBサイトの所有権確認画面に移動するので、承認を完了し、Google広告との連携を行います。

右上の歯車ボタンから[リンク アカウント]をクリックし、[リンクアカウント]の[Google広告]ページに移動します。[リンク]をクリックすると、Google広告アカウントにリンクリクエストが送られるので、Google広告の[設定]>[リンクアカウント]から[Google Merchant Center]の[詳細]を表示し、承認をしてください。

Google Shopping(ショッピング)でShopifyストアの広告を配信する

商品フィード設定した商品フィードをGoogle Merchant Center(マーチャントセンター)と同期して商品が承認されると、無料リスティングとして関連する検索結果に商品が表示されるようになります。
スマートショッピングキャンペーンまた、優良広告のGoogleスマートショッピングキャンペーンも、商品フィードと同じく[Google/概要]から開始することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Googleショッピングを利用することで、日本市場のみならず海外市場にむけても自社商品の認知を拡げることができます。Shopifyは無料リスティング広告をリリースしたGoogleショッピングと、商品情報を同期することができるので効率よく広告配信が行えます。また、無料リスティングサービスを使って、ターゲットの反応が良い商品を分析したり、有料広告を打つ商品を絞ったり、などの広告戦略も立てることができます。Shopifyでストアを拡大していきたい方や、集客方法でお悩みの方の、ご検討の一助となれれば幸いです。

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アカウントベースドマーケティング(ABM)とは?ABMのツール比較、参考になる本を徹底解説

近年、「アカウントベースドマーケティング」というマーケティング手法が話題になってきています。
「アカウントベースドマーケティング」という言葉を聞いたことがあるという方は増えてきたかもしれませんが、その言葉の意味を完全に理解しているという方は少ないという現状です。
今回は近年注目されている、「アカウントベースドマーケティング」について解説していきます。

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藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
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一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
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アカウントベースドマーケティング(account based marketing )とは

アカウントベースドマーケティングは、略してABM(account based marketing )と呼ばれます。
「アカウントベースドマーケティング」では、まず企業が営業をするターゲットとして、ポテンシャルのある企業かどうかを見極めます。そのターゲティングされた企業に関連した見込み客に対して、集中的に営業をします。このマーケティング手法のことを「アカウントベースドマーケティング」(ABM)といいます。
(以下より、「アカウントベースドマーケティング」をABMと記述させていただきます。)
これまでの営業やマーケティングはより広い範囲で業種や市場などのターゲティングを行い、営業を行っていましたが、ABMでは、より具体的に狭い範囲で対象をターゲティングしています。このターゲティングの範囲がほかのマーケティングとの大きな違いです。

ABM(アカウントベースドマーケティング)のメリット

ここまで、「アカウントベースドマーケティングとは」について解説しました。
次に、そのメリットについて解説していきます。

ABMのメリット
・ROI(投資対効果)が向上する。
・リソースの無駄が減る。
・営業とマーケティングの連携が容易になる。
・分析、検証、改善が高速で行える。

正しいABMを行うことができれば、ROIの向上が期待できます。よりポテンシャルのある企業にターゲティングすることができれば、必要なところだけにコストをかけることができることで、これまで以上に効率的に成果をあげることができます。

ABMはターゲティングがはっきりしています。
リソースを効果的に特定の企業に集中させることができるので、無駄を減らすことができます。

ABMは営業やマーケティング、開発が同じ発想で業務を行うことが必要です。つまり、顧客志向を基にそのターゲティングの方法を考えます。その顧客を交渉に巻き込み、顧客から収益を発生させるという業務を行っていきます。このように、社内で一貫した業務を行うことで、営業とマーケティングの連携が容易になります。

少数の顧客をターゲットにしているため、莫大な量の数の指標やアナリティクスを検証する必要がなくなります。このため、分析、検証、改善が高速で行えるようになります。

ABM(アカウントベースドマーケティング)の手法・手順

ABMの手法・手段を5つの段階に分けて解説します。

ABMの手法・手順・アカウントの選出
・重要人物調査、コンタクト取得
・営業の切り口を考える
・キャンペーンの実施
・効果の測定、改善

顧客リストを分析、整理したりすることで、顧客の優先順位をつけます。その後、長期的な利益につながる企業をターゲティングします。

ターゲティングした企業意思決定を左右する重要人物を確認します。その重要人物とどうコンタクトを取るか考えます。

その企業のニーズを探り、資料や営業トークに持っていき、課題解決の提案をします。

キャンペーンをWEB、紙、などどの媒体で行うか選定します。

効果を測定して、改善して効果のあった手法だけを残します。
そこからPDCAを高速で回していきます。

ABM(アカウントベースドマーケティング)のツール比較

現在はたくさんのABMツールが存在します。
その中で、最も企業に適したABMツールを選定することが重要です。
以下で、主要なABMツールを比較しています。

FORCAS

独自の企業データと分析アルゴリズムの力で、顧客分析を行い、ABMの実現を強力にサポートするツールです。企業のデータだけでなくFORCASが所有する144万社以上の企業データベースを保有しているので、より成約確度の高い顧客データを見出すことが可能です。

「料金」
問い合わせが必要
「特徴」
・144万社以上の企業データベースを保有
・独自のアルゴリズムによる既存の顧客分析で、相性のいい企業を選定

Marketo

全世界で5000社以上の導入実績があるABMツールです。パーソナライズ機能を活用した顧客との強い結びつきやターゲティング精度向上による広告コストの削減などの機能があります。
「料金」
お問い合わせが必要
「特徴」
・アカウントアナリティクス、リード管理機能などを一括管理
・SEO対策による検索順位の向上
・複数のチャンネルに対応

uSonar

uSonarは顧客のいろいろな情報を集めて、顧客のデータを統合するツールです。
高精度なデータクレンジング、名寄せを自動的におこなうので、少ない手間で優先度の高い企業をターゲティングすることができます。
「料金」
お問い合わせが必要
「特徴」
・日本最大の企業データ「LBC」を搭載
・社内に散在するリード情報を統合
・Google検索結果の活用

ABM(アカウントベースドマーケティング)を導入している企業事例

実際にABMを導入している企業をご紹介いたします。

VAIO株式会社

2014年7月、元々ブランドであった「VAIO」はソニーを離れ、VAIO株式会社として新たなスタートを切りました。新生VAIOの行く末に注目が集まる中、新たな取り組みとしてBtoCを主軸とするビジネスモデルに加え、BtoB強化への転換を図っています。
そこで、マーケティングツールとして、2017年3月より、ABMツールのMarketoを導入しました。「営業+マーケティング」のワンチームでコンテンツマーケティングに取り組んでいます。

株式会社ユーザーベース

株式会社ユーザーベースはイベントやセミナーを実施しておりましたが、メール配信ツールやリード審査も含め、集客にかなりの工数がかかっていました。そこで、ABMツールの「FORCAS×Marketo」で量から質へ転換しています。
精度の高いABMで重点顧客のLTVの最大実現化を目指しています。

ABM(アカウントベースドマーケティング)を学べるおすすめの本

新しい物事を勉強する際には様々な方法があります。例えば、ネットで調べる、その道のプロに聞く、様々な方法が存在します。
その中でも、マーケティング(ここではABM)を学習するには、実際の成功例や失敗例、経験者のアドバイスを踏まえることが重要です。しかし、ABMは法人取引となるため、取引金額や失敗のリスクが大きいため、実践で学ぶことが難しいです。そのため、ABMを学ぶためには本で学ぶことが重要になります。

ABMの基礎を書籍で学びたい場合、日本語で学ぶことができる本が少ないのが現状です。
そんななかでもおすすめなのが、ABMに関する基礎知識から全体像を書籍一冊で解説した日本で最初の一冊です。

究極のBtoBマーケティング ABM(アカウントベースドマーケティング)
著者:庭山一郎
出版社:日経BP

 

まとめ

このようにABMを取り入れることは、「分析、検証、改善が高速で行える。」「営業とマーケティングの連携が容易になる」などのメリットから高いROIを得ることができます。営業部門、マーケティング部門のメンバーと結束していきながら、正しいABMを行うことでより高い効果が期待できるでしょう。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopifyでセール行う理由とは?販売期間やクーポンの設定方法についてご紹介いたします。

Shopifyでネットショップを運営する際には顧客の新規獲得や、満足度を向上させるためにセールや割引をすることがあります。今回はShopifyを利用してセールや割引を行うメリット・デメリットや効果的なセールや割引の方法についてをご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyでセールや割引をするメリット・デメリット

小売店では季節の需要の変化に合わせてセールや割引を行います。企業にとって利益率が下がるセールをなぜわざわざ行うのでしょうか。セールや割引のメリット、デメリットと行いたいセールの内容をご紹介いたします。

Shopifyでセールや割引をするメリット・新規顧客の獲得
・既存顧客のロイヤリティの向上
・在庫処分が行える
・Shopifyのデフォルト機能で実装ができる
・Shopifyの販売レポートから顧客の追跡ができる

実店舗と異なり、ネットショップでは商品を実際に手にすることができないため、購入に二の足を踏んでしまうケースが存在します。そのためオンラインでは新規顧客の獲得をすることは難しいです。
そこでセールや割引を行うことで購入の後押しを行うことができます。初回購入限定のセールや新規会員登録の特典として割引クーポンを発行するなどして新規顧客を獲得を目指しましょう。

新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のロイヤリティの向上の効果も見込めます。繰り返し商品の購入を考えている段階でセールや割引を行うことでリピート率が高まります。商品を愛用し、他社の商品を選ばない既存顧客である「ロイヤルカスタマー」を創出することができる可能性が生まれます。
1度購入した顧客に絞ったクーポンの配布や初回購入の際に次回の会計で利用することができるクーポンを発行することが望ましいです。また、回数を指定することで回数分は購入をしようという消費者意識が働くため複数回の購入を促すことができます。

アパレル関係のような季節の商品を取扱をするショップでは在庫を抱え続けることでコストが掛かってしまいます。そこで在庫処分セールを実施することで在庫を売り切ることができます。また、カゴ落ちをしてしまった顧客に対しても販促を行うことができるため売上の向上に繋がります。在庫処分セールを行うお知らせを配布しセールを周知させることが大切です。

上記のセールや割引はShopifyのデフォルト機能で設定をすることができます。Shopifyで設定できるクーポンの設定をご紹介いたします。

Shopifyでできるクーポン設定・割引率の設定
・定額値引きの設定
・無料配送の設定
・購入商品に対するキャンペーン商品の設定

Shopifyは設定が簡単にできるだけではなく、販売レポートから購入者の分析にも役立てることができます。Shopifyを利用しているなら確実に利用しましょう。またスタンダードプラン以上を利用していればより詳細な販売レポートを確認することができます。詳細な販売レポートで確認できる情報をご紹介いたします。

スタンダードプランから追加される販売レポート・時間の経過による売上
・商品別売上
・商品バリエーションSKU別売上
・商品販売元別売上
・ディスカウント別売上
・トラフィックの参照元別売上
・請求先ロケーション別の売上
・チェックアウト通貨別売上
・チャネル別売上
・お客様名別売上
・時間の経過による平均注文金額

スタンダードプラン以上ではこれらの機能が追加されるため、より正確な情報から顧客の分析ができます。

セールや割引を行うことで新規顧客やロイヤルカスタマーの獲得に繋がるメリットをご紹介いたしましたが、デメリットも存在しています。次はShopifyでセールや割引を行うデメリットについてご紹介いたします

Shopifyでセールや割引をするデメリット・利益率の低下
・顧客がディスカウント価格に慣れてしまう
・セール価格を狙った顧客が増えてしまう。

セールや割引を頻繁に行うことで上記のような不利益を被る場合があります。特に顧客がディスカウント価格に慣れてしまうと、セールや割引が行われていない正規の価格を高いと感じてしまうことが考えられます。

回数やターゲットをしっかりと絞ったセールや割引は利益を向上する戦略になります。しかし、頻繁に行うと企業に取ってマイナスの影響を与えてしまうので、時期やターゲットをしっかりと見極めた開催が必要です。

Shopifyでセールを表示をするアプリについて

Shopifyでセールを告知する方法はブログ等で告知をする方法がありますが、ページ上に表示をしたい場合におすすめのアプリをご紹介いたします。

おすすめのShopifyアプリ「Ultimate Sales Boost」

Shopify app storeからUltimate Sales Boostをインストールするだけで導入することができます。

Ultimate Sales Boostで導入できる機能・カウントダウン
・在庫の表示
・「カートに追加」ボタンにアニメーションを設定できる。

このカウントダウンを設定することで顧客の目を引き、セールがいつから開催されるかがわかりやすく表示することができます。
Shopifyアプリをうまく導入して効果的なマーケティングを行いましょう。

Shopifyでセール価格での販売期間を設定するアプリ

Shopifyでセール価格で販売期間のみ販売するアプリをご紹介いたします。

セールの管理をするShopifyアプリ「Bold Discounts」

Bold Discountsを導入すれば、割引クーポンを発行せずにセールや割引を行うことができます。また、期間限定セールであれば販売期間を表示することもできます。
指定した販売期間のみサイトに商品を表示する設定ができます。

Shopifyで会員限定価格を非表示にするアプリ

会員限定価格で販売することで、新規会員になるインセンティブと、既存会員の満足度向上が見込めます。Shopifyアプリを使えば会員限定価格を非表示にすることができます。

会員限定商品を非表示にするアプリ「Wholesale Lock Manager」

Wholesale Lock Managerを導入することで特定の顧客のみがアクセスできるようにアクセス制限を設定することができます。
会員や顧客限定の価格を非表示にすることで、会員になるインセンティブを生み出すことで、ディスカウントの効果を最大限に生かすことができます。

Shopifyでまとめ買いをした際に自動ディスカウントをする設定

ある商品を購入した際に別の商品を同時に購入する場合、別の商品の価格を割り引いてまとめ買いできる設定をShopifyの管理画面から作成することができます。
ディスカウント名や最低購入個数や最低購入金額、割引率、有効期間を設定することができるので効果的なセールや割引を設定することができます。

クーポンで会員価格を設定する時の注意点

会員価格でクーポンを発行することで集客をすることはできたとしても、割引率の設定を失敗してしまうと会員や注文数が増えているにも関わらず売上が伸びないということになってしまいます。
取扱っている商品や価格帯にも影響はされますが、購買意欲を生み出す割引率をShopifyで利用できる販売レポートを基に設定しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。セールや割引のようなディスカウントを行うことで売上の向上や在庫の一掃など顧客だけでなく企業にとっても良い効果をもたらしますが、その半面でネガティブな影響を与える場合もあります。
Shopifyの設定やアプリをうまく活用して的確な販売計画を立てることに役立てましょう。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

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ShopifyでBtoB向け卸売販売サイト構築の注意点、利用したい機能についてご紹介。

ShopifyでECサイトを作成する時はBtoCやDtoCといったtoCの取引形態が現在流行しています。しかし、新規顧客を開拓する手間や売上の心配をしなくてはなりません。そこでBtoB向け卸売販売を選択することでその不安を無くすことができます。今回はそんなBtoB向けの卸売販売をShopifyで選択する理由や、サイト構築の方法についてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopify(ショッピファイ)でBtoB向け卸売販売を選択する理由

ECサイトにはBtoCやDtoCといった取引形態がありますが、BtoBを選択する選択肢も存在しています。流行の取引形態ではなくBtoBを選択する理由をご紹介いたします。

BtoCやDtoCには無いBtoBの利点

BtoCやDtoCのtoCビジネスには顧客と近いという大きなメリットがありますが、BtoBビジネスにしかないメリットがあります。

BtoBビジネスのメリット・市場規模が大きい
・収入が安定する
・顧客のニーズが明確なため傾向の把握が容易

BtoBビジネスは企業を顧客とするため消費者を顧客とするtoCビジネスと比べて市場の規模が大きいです。市場規模が大きいおかげで買い手の数が多く、新規顧客の開拓が比較的容易です。また企業を顧客にするということは取引先が固定されるため安定した長期的な取引契約を結べるため収入が安定しやすいです。
顧客のニーズが明確であり、取引先企業の必要としている商品やサービスの分析を行うことも容易です。

BtoBビジネスはメリットを活かすことで、BtoBビジネスは自社のために使える時間を増やすことができます。ブランドマネジメントや商品・サービスの提案・開発に使う時間を作りやすくなることがtoCビジネスとの大きな違いであり、BtoBビジネスが選択される理由です。
ShopifyであればブランドマネジメントをShopifyの機能を用いて行えるので割く時間が増えることでより効果的なマーケティングが行えるようになります。

また、企業間でのやり取りになるため情報を保護するセキュリティ面の心配も大きくなります。Shopifyではクレジットカード情報を扱うため非常に高い水準のセキュリティであるPCIDSSレベル1を取得しています。そして、ログインの方法に2段階認証を他のアプリ無しで導入することができるためセキュリティに対して非常に高い信頼感があります。
ブランドマネジメント力と高水準のセキュリティがBtoB向けの卸売販売をShopifyで出店する理由の一つです。

BtoB向けサイト構築を行うための注意点

toCビジネスを行う場合でも注意点はありますが、BtoBビジネスを選択する場合には特有の注意点があります。

BtoBビジネスの注意点・明確なターゲットの設定
・デザインはシンプルかつ的確な情報のみにする
・サイトの運営に力を入れる

BtoBビジネスの場合取引を行う相手は企業になることを注意しましょう。toCビジネスより明確なターゲットの設定が必要になります。企業が取引を行う際には消費者より合理的な理由を持って取引を行います。そのためターゲットを曖昧にしたままでは取引を行う企業が現れずに時間が過ぎてしまいます。

BtoBのサイト構築を行う際に力を入れる必要があるのはデザインではなく運営です。toCの場合は一人でも多くの消費者に好まれるようにこだわりを持ったデザインでブランドマネジメントを行う必要がありました。しかし、BtoBビジネスの場合、数多くの競合他社の中から選ばれる必要があります。そのため華美なデザインのサイトではなく、情報を一目でわかるようなデザインが好まれます。

企業に好まれるデザインを作成し、情報を的確に伝えられたとしても、サイトの運営に力をいれてなければ契約に繋がりません。エラーでページが見にくくなってしまったり、サーバーダウンが起きてECサイトに接続ができなければ購買意欲が下がり、購入してもらえません。
BtoB向けECサイトだけではなくtoCビジネスのECサイトにも共通する内容ですが、作成後の運営をしっかりと行い、定期的なサーバ強化やエラーのチェックのようなメンテナンスをしっかりと行いましょう。

BtoB向けShopifyの利用プラン「Shopify plus」

toCビジネスでは、Shopifyのベーシックプランで機能は足りますが、BtoBとなると機能が足りず、運営が難しい場合があります。機能不足を感じたらベーシックプランから数段ランクアップした「Shopify plus」がおすすめです。詳しい料金や追加される機能についてはこちらの記事をご覧ください。

 

ShopifyでBtoBを行うための卸売専用機能「Wholesale」をご紹介

卸売販売を行う際には「特定の業者には割引をする」といったような機能が必要となります。そこでShopify plus専用の機能である「Wholesale」をご紹介いたします。
WholesaleはBtoBビジネスでの利用を主にしており、企業の購入ページ毎に価格設定や、割合・数量ベースでの割引率設定、最低注文個数設定などBtoBビジネスに欲しい機能を追加することができます。
顧客設定をすることで「A社には10%OFFで最小購入個数は100個、B社には20%OFFで最小購入個数は300個」「300個購入でさらに10%割引」といったような細かな設定をすることができるため大量購入のインセンティブを作ることが可能になります。

toCだけでなくBtoB向けの卸売販売のショップを展開する場合にも必要な機能を追加することができるため、Shopifyが選択されています。

まとめ

今回はBtoB向けの卸売販売を選択する理由や選択した際の注意点、導入に役立つShopify plusの機能「Wholesale」を紹介いたしました。現在BtoB向けの卸売販売を考えている場合参考になれば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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シングルサインオンとは?仕組みや実装のメリット、デメリットなどをご紹介いたします。

様々な業務をオンラインで行うことが増え、多くのユーザー名とパスワードの組み合わせを管理することが必要になりました。ECサイトを運営するためには欠かせないアカウント管理ですが、同じ組み合わせやメモを残してしまっては漏洩のリスクがあり、セキュリティに脆弱性を生み出してしまいます。

そこで誕生したサービスが「シングルサインオン」です。今回はシングルサインオンの仕組みやメリット、デメリットをご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
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シングルサインオン(SSO)とは、わかりそうでわからない仕組みを解説

「シングルサインオン(Single Sign-On)」とは、1度の認証で複数のサービスを利用することができる仕組みの事です。SSOに似ているシステムに「パスワードマネージャー」があります。パスワードマネージャーは「複数のパスワードを管理するシステム」であり、SSOは「1度のログインで複数のサービスにログインすることができる」ということ、パスワードをログインするPCで管理をするのか、別の場所で管理をするということが違いです。

SSOには数多くの種類の認証がありますが、仕組みを単純にすると、「あるサービスAにログインしたら、別のサービスBのログインが不要になる」といったものです。ものすごく単純化しているので仕組みには種類があるので詳しくは次で紹介いたしますが、ログインするたびにログイン作業をするストレスが少なくなることがわかります。

シングルサインオン(SSO)の方式

実際のシングルサインオン(SSO)の方式は単純ではなく、4つの仕組みSSOの方式をご紹介いたします。

シングルサインオン(SSO)の方式①代行認証方式

PCにインストールしたエージェントが常駐し、SSO対象のサービスのログイン画面を監視し、対象のログインページが起動したときに代行をしてユーザー名とパスワードを代行で入力するSSOの方式です。対象ページの制約が少ないため、比較的容易に導入することができます。

シングルサインオンの方式(SSO)②リバースプロキシ方式

リバースプロキシと呼ばれるサーバーを通じてサービスにアクセスする方式をリバースプロキシ方式と呼びます。この方式はリバースプロキシ内で認証を行うことでSSOを実現しています。リバースプロキシサーバーからページへアクセスをするため、リバースプロキシがボトルネックになることがありますが、SSO対象のサービスに対しエージェントを導入する必要がないため、他の既存システムに影響が少なく事前に検証ができるというメリットがあります。

シングルサインオンの方式(SSO)③エージェント方式

エージェント方式は代行認証方式と同じようにエージェントが代行でログイン認証を行ってくれる方式です。しかし、代行認証方式と違いPCではなくアプリケーションサーバに管理を行います。ログイン情報をエージェントが管理をするため、自身でアプリケーションに管理をする必要がなくなります。

シングルサインオンの方式(SSO)④SAML方式

SAMLは異なるインターネットドメインの間でSSOを可能にした方式です。SAMLではIdP(Identity Provider)とSP(Service Provider)の2つから成り立つ方式です。ユーザーがSPにアクセスし、ログインが要求された時にIdPが専用のログイン画面を出し、SPがログインを認証応答(SAML)を行う方式です。1度認証することでSAMLに対応する別のサービスにおいてログインの手間がありません。また、SSO方式は唯一他のドメインでも適用することができます。

シングルサインオン(SSO)で起こるエラーと対処法

SSO方式の中でも代行承認方式でない限り、オンラインでログインの管理を行います。そのため、ログインが自動で行われないというエラーが発生する可能性があります。そこでエラーへの対処法をご紹介いたします。

SSOを利用する媒体によって変わりますが、共通するエラーが起きる原因は

エラーの原因・証明書の更新を行っていない
・サーバーがアップデートをしたときに公開鍵が変更された
・サーバーのURLが変更された

この3点が主な原因となります。

それぞれの対処方法は、

対処方法・証明書の更新をする
・変更された情報を設定しなおす

この2つが対処方法になります。しかし、これは媒体に共通するエラーであるため、SSOを実際に行う際の利用する媒体によっては上記の対処方法だけでは修正できない場合があります。その際には利用しているSSOの媒体のトラブルへのマニュアルを読んで適切な対処を行いましょう。

シングルサインオン(SSO)実装のメリットとデメリット

シングルサインオン(SSO)を実装することでログイン情報の入力を頻繁に行わなくても良くなり、ストレスが軽減できるというメリットをご紹介しましたが、実装することで得られるメリットは1つだけではありません。

シングルサインオン(SSO)実装のメリット・ログインを頻繁に行わなくてよいためストレスが軽減される
・パスワードの管理が楽になる
・パスワードの紛失に対し、再発行などを行う手間が省ける

上記3点がSSO実装のメリットとなります。ログインに掛かる手間や、パスワードの管理に掛かる手間が無くなることで精神的な恩恵が大きいようです。パスワードの管理を一元管理ができるようになるため、把握することができセキュリティ対策にも繋がります。

シングルサインオン(SSO)実装のデメリット
・パスワードが流出した際の被害が大きくなる

・SSOシステムが停止することでログインができなくなる

上記2点が実装のデメリットとなります。精神的な負担が減るメリットに対し、実害を被る場合があるデメリットとなっています。パスワードが流出した際には、パスワードを知った悪意ある人間でも簡単にシステムに侵入することが可能になってしまいます。そのため、SSO一つだけの利用ではなく、ワンタイムパスワードや生体認証と併せて利用しましょう。
また、システムが停止した際にもログインできるように、全てのアカウントをSSOで管理するのではなく、必要なアカウントは自分で管理をするようにしましょう。

シングルサインオン(SSO)導入例

実際のシングルサインオン(SSO)の導入例をご紹介いたします。

シングルサインオン(SSO)導入例①Google

シングルサインオン(SSO)を導入することで、1度ログインすることでGoogleサービスへの2度目のログインを省略することができます。2段階認証の設定ができるためセキュリティを強化することもでき、SAML方式であるため柔軟性も高く、安全に利用することを可能にしています。

シングルサインオン(SSO)導入例②AmazonWebService

AmazonWebService(AWS)はAmazonが提供するクラウドコンピューティングを利用するサービスの事です。AWSが提供するSSOサービスを導入することで、複数のAWSアカウントを一元で管理ができます。また、アクセスの管理を簡素化し、一元で管理ができるためアクセス許可の変更や取り消しなどの変更ができます。

シングルサインオン(SSO)導入例③Office365

Office365とActive Directryを接続することでWeb、Outlook、Lync、モバイルメールでのSSOを可能にしています。

Office365ではパスワード入力のセキュリティやフィッシング詐欺の危険性を下げるためにSAML方式を使用しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。シングルサインオン(SSO)を利用することでストレス無く、効率よく業務を行うことができます。セキュリティ対策やパスワード管理の方法としてSSOは有効なのでぜひご活用ください。

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Shopifyを利用した海外発送について、設定の仕方から配送業者の選び方、おすすめのアプリまでご紹介致します!

今やインターネットの発展により誰でもネット環境さえあれば物やサービスを売り買い出来るようになりました。そのため、ECサイトを利用して国内から海外へ商品を販売をする企業が増えています。

では、Shopifyを利用して海外発送を行う場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。この記事ではShopifyを利用した海外発送についてご紹介致します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyの海外発送における対応は?

Shopify利用して海外発送を行う場合、ECサイト運営者はどのような対応をすればよいのでしょうか。

まず、海外発送をする前に海外で商品売り出したい場合は、 Shopifyの配送エリア設定を行わなければなりません。設定が完了して、注文を受けたら商品を顧客のもとに発送します。この時に商品を梱包や発送手続きは自社で行う必要があります。

また、商品を海外発送する場合、国内発送とは違い複雑な手続きが必要となります。
海外発送に際してShopifyを利用する場合には様々な手段がありますので自社にあった対応が求められます。

Shopifyの海外発送の設定

Shopifyの商品を海外に発送するには配送エリアを設定すれば可能になります。

Shopifyでは初期設定で世界中に配送できるようになっているため、変更する必要はありません。
配送エリアを日本限定や地域指定している方は配送エリア設定から、配送したい地域を指定します。

Shopifyの海外発送の送料

海外発送を始める際に重要となってくるのが配送料金です。当然のことながら、国内発送と比較すると多額の配送料が発生してきます。配送料をなるべく抑え、より安価で商品を海外の顧客に届けるためはリードタイム、重量、サイズを考慮し、自社商品に合った配送業者を選ぶ必要があります。

配送業者の選定で配送料は大きく変わってしまうので慎重に選択する必要があるでしょう。Shopifyを利用する際の配送業者の選び方については後で詳しくご紹介いたします。

また、海外発送を行う場合は為替レートにも注意しなければなりません。他国の為替を随時チェックし計算する必要があります。

加えて、海外発送は関税が発生します。発送に際し、それぞれ金額が違うので注意が必要です。
また、顧客が関税を負担するのを避けたい場合には「関税元払い」を行うことも可能ですが、配送業者によってはできない場合もあるので注意が必要です。

Shopifyを利用する際の配送業者の選び方

上述しましたが、配送業者の選定は配送料金を大きく左右します。加えて、その商品が届く日時など、サービスにも大きな違いがあります。今回は越境ECで代表的な「日本郵便」と「クーリエ便」を取り上げ配送業者の選び方についてご紹介致します。

Shopifyを利用する際の配送業者の選び方①「日本郵便」

まず、1つ目は日本郵便が行っている国際郵便です。特徴としては比較的安価で安定的に商品を発送できることが挙げられます。また、配送可能な国も120ヵ国以上と広範囲に渡りサービスを展開しています。問題点としては配送スピードがやや遅いことや荷物サイズや重量、形状の制限が厳しいことです。

日本郵便はもっともメジャーな配送業者の1つです。時間は多少かかりますが、安心感を持って商品を発送したい方におすすめです。

Shopifyを利用する際の配送業者の選び方②「クーリエ便」

2つ目はクーリエ便です。FedEx(フェデックス)、DHL(ディーエイチエル)、UPS(ユーピーエス)などが行っている配送サービスになります。

クーリエ便の最大の特徴はその早さです。大体の目安として、アジア圏で1~3日、アメリカやヨーロッパで3~5日で商品が到着します。配送方法によってはアメリカにわずか1日で商品を送ることが出来ます。

また、独自の通関システムを持っていることから、時間帯指定や関税対応などの細かなサービスも充実しています。発送方法も種類が多く便利ですが、問題点として料金が高いことが挙げられます。

加えて、液体などの特殊貨物を受け入れてもらいにくい点やサービス対象地域が限定的という問題点もあります。クーリエ便を行っている業者は複数ありますので、その用途に応じて使い分ける必要があります。

料金は高くなってしまいますが、早く正確に商品を届けたい方はクーリエ便の使用を使用するといいでしょう。

海外発送に際してShopifyを利用するにあたり、どの配送業者を選定するかは自由です。商品サイズや重量、発送先、サービス内容を考慮してより自社商品に合った配送業者を選ぶ必要があります。

海外発送をサポートするShopifyアプリ

Shopifyに利用し海外発送を行ったとしても一部の複雑な手続きは自社で行う必要があります。しかし、Shopify対応のアプリを利用すれば複雑な手続きを簡略化することが出来ます。この記事では海外発送をサポートするShopify対応のアプリを3つご紹介致します。

海外発送をサポートするShopifyアプリ①「Easy Rates Japan Post」 

Easy Rates Japan Postは日本郵便の発送に特化したアプリです。Easy Rates Japan Postは海外発送において手間のかかる配送料など計算を全て代わりに行ってくれます。

また、日本郵便の発送方法と料金は自動で計算されチェックアウト画面に表示されます。加えて、全ての料金は日本郵便にサーバーと自動で同期されています。

そのため、顧客は常に最新の料金体系を知ることができます。Easy Rates Japan Postを利用すれば、いちいち料金発送料金を更新したり、適用されているのかを心配する必要はなくなります。

海外発送をサポートするShopifyアプリ②「Easy Label Japan Post」

Easy Label Japan Postも日本郵便の発送に特化したアプリです。Shopifyの管理画面から日本郵便の発送ラベルを直接印刷することができ、面倒なラべル作成を簡略化できます。

また、Shopifyの管理画面にある注文ページからすぐにラベルイメージにアクセス出来るので操作も簡単です。加えて、カスタマイズも簡単で発送方法に選定から配送中に紛失に備えた保険の追加などその他のオプションも簡単に追加できます。

海外発送をサポートするShopifyアプリ③ 「Ship&co」

Ship&coはShopifyを利用した海外発送において人気の高いアプリになります。配送業者も日本郵便(国際郵便)FedEx(フェデックス)、DHL(ディーエイチエル)、UPS(ユーピーエス)、SF Express(セスエフエクスプレス)と5つの中から選ぶことが出来ます。

また、送料比較やラベルなどの関係書類は1つのインターフェイスで行うことが可能で、操作も簡単です。アプリも無料でインストール出来るため、「1度お試しで使ってみたい」という方にもおすすめです。

Shopifyを活用して海外販売を行う際の注意点

Shopifyを活用して海外発送を行う場合、梱包から配送までは自社で行わなければなりません。海外発送では商品など荷物が手荒に扱われる場合があるため、梱包は丁寧に行った方がいいでしょう。

また、関税やその発送する国の法律もチェックする必要があります。関税はどの程度かかるのか、発送可能な商品かどうかも必ず確認する必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではShopifyを利用した海外発送についてご紹介致しました。

Shopifyを利用した海外発送はエリア設定を行ってしまえば、簡単に始めることが出来ます。しかし、国内発送とは違い複雑な手続きが必要になります。加えて、高い配送料や関税、為替レートも考慮しなければなりません。
そのため、アプリなどを活用し対応していく必要があるでしょう。

この記事がShopifyを利用した海外発送の際に参考になれば幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

今話題の店舗受取サービス「BOPIS」も、Shopifyなら簡単に対応可能!設定方法やローカルデリバリーについてもご紹介します。

最近注目の店舗受取サービス・BOPISは、Shopifyでも対応可能です。売上が減少している小売店の新たなソリューションとして、実店舗を持つネットショップであれば是非とも導入したいサービスです。今回は、そんなShopifyの店舗受取について、導入のメリットや注意点・設定方法、ローカルデリバリーについてもご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

店舗受け取りも可能なShopify!

店舗受取サービス、別名BOPIS!

店舗受取サービスとは、お客様がオンラインで注文した商品を、自宅でなく実店舗などに配送し、店舗にて受取れるというサービスです。

店舗受取サービスは「BOPIS」という言葉に言い換えることもできます。BOPISとは、「Buy Online Pick-up In Store」の略です。近年、このBOPISや店舗受取サービスが、コロナ禍の小売店に対してメリットが多いと注目されています。

Shopifyなら店舗受取・BOPISの設定が可能!

世界中のECサイトプラットホームの中でもトップシェアを誇るShopifyは、ショップ運営に必要な機能から、最新の配送方法まで、様々なサービスを提供しており、自由度も高いです。Shopifyでは、日々変化するEC市場にShopifyショップ運営者が対応できるよう、常に追加機能を更新しています。

そんなShopifyでは、EC需要の高まりや、コロナウィルスに影響を受けた経済への1つのソリューションとして注目されている店舗受け取りサービスにも、もちろん対応しています。店舗受取は、飲食店のテイクアウトなどにも応用可能です。店舗受取サービスに対応して、新しいビジネススタイルを検討してみましょう。

Shopifyで店舗受取が設定できるメリットは?

店舗受取サービスには、お客様側にも事業者側にもメリットが多いです。また、コロナウィルス感染対策で重要視されている非対面・非接触・外出自粛という観点からも、導入へのメリットが多く挙げられます。

お客様にとってのメリット①送料が0円!

店舗受取サービスを利用すると、自宅への配送とは違い送料が無料になります。

お客様にとってのメリット②時間の融通が利く

自宅に商品が配送されるのを待つ時間から解放され、通勤の空き時間などに店舗に立ち寄るだけでも受取可能なので、忙しいお客様にとっては非常に便利なサービスです。

お客様にとってのメリット③商品探し・お会計の手間が減る!

オンラインで商品一覧を閲覧し、希望の条件を検索することができるので、商品を探す手間や店舗に赴いて人と接触する時間を減らすことができます。また、オンライン決済で商品を注文することで、店舗での対人決済を避けることもできます。

お客様にとってのメリット④在庫不足や返送を避けられる

オンラインで注文することで、店舗へ買いに行ったのに在庫がなかった……ということを避けることができます。また、実店舗で届いた商品を確認し、何か不具合があればそのまま返品することができます。

 

事業者にとってのメリット①顧客満足度が向上し、リピートや差別化が狙える

お客様にとって使い勝手のいい店舗受取サービスを導入すれば、利用したお客様の満足度が向上し、次回の利用にも繋がりやすくなります。また、利便性の高さという要素から、競合他社との差別化も狙えます。

事業者にとってのメリット②店舗に訪れてもらうきっかけに!

コロナ禍で、小売店の実店舗への来客数や滞在時間は減少してしまいました。そんなお客様にとって店舗受取サービスは、商品を受け取りに行く、という店舗来訪のきっかけになります。また、店舗へ来訪されたお客様に他の商品にも興味を持って頂ければ、追加で何か買うついで買いや、店舗滞在時間の増加にも繋げることができます。

事業者にとってのメリット③運送コストの削減

各店舗に配送するだけで済むので、お客様の各自宅に配送するコストが省けます。

Shopifyで店舗受取を設定する方法

Shopifyで店舗受取を設定する方法をご説明します。

Shopifyで店舗受取を可能にする方法は大きく分けて2つあります。ここでは、Shopifyの管理画面から設定する方法を順にご紹介します。

①ロケーションの登録

まずは、店舗受取サービス導入にあたっての準備として、複数のロケーションの登録と、在庫補充を行いましょう。ロケーションとして登録できる数は、プランによって異なります。

プラン ロケーション数
Basicプラン 4箇所
Standardプラン 5箇所
Advancedプラン 8箇所
Shopify Plus 20 箇所

ロケーションの登録は管理画面の[設定]>[ロケーション]から行えます。

デフォルトの配送元以外でも受け取り可能にしたい場合は、左上の[ロケーションを追加する]から追加登録ができます。そして、ロケーションを登録したら必ず[このロケーションからのオンライン注文を発送する]チェックを入れてください。

②配送設定から配達方法を追加する

登録したロケーションで店舗受取を可能にする設定を行います。

[設定]の[配送と配達]画面に[店舗受取設定]があります。[店舗受取設定]の各店舗の[管理]ボタンから、[このロケーションでは店頭受け取りを提供しています]にチェックを入れてください。また、お客様が受取店舗を選択する際に表示される店舗受取予定時間もここから編集することができます。

③商品とロケーションの設定

また、商品と受取サービスを行うロケーションを紐付けます。[商品管理]タブの[すべての商品]ページに移動し、各商品の[在庫]欄で[ロケーションを編集]をクリックします。受取サービスを行う予定のロケーションにチェックを入れてください。

次に、[在庫]ページに移動し、各ロケーションにおける商品の在庫数を入力していきます。設定はこれで完了です。

④集荷通知を送る

最後に注文後の配送についてです。店舗受取の注文が入ったら、まず[注文管理]ページで配送先を確認します。

受け渡しの準備が済んだら、お客様に集荷通知を送ります。[通知]の設定画面でメール文言を準備しておきましょう。注文管理の詳細ページの[サマリー]から[集荷通知を送信する]をクリックし、お客様にメールを送りましょう。

受け渡しが完了したら、[注文管理]ページで[受け取り済み・支払い済みとしてマークする]をクリックし、完了です。

注意点

・お客様が支払い画面で配達方法を選ぶ際に、登録したロケーションが[集荷する]欄に表示されるようになります。

・店舗受取サービスを適用しない商品がある場合、店舗受取商品と配送商品とを同時に注文することができないので、二回に分けて注文する必要があります。

・一部の決済方法は店舗受取サービスに対応していません。

対応していない決済方法Apple Pay

Google Pay

Amazon Pay

PayPal

 

BOPISはShopifyアプリでも!

Store Pickup + Delivery

店舗受取サービスアプリ管理画面からの設定のみならず、Shopifyアプリの追加によっても店舗受取サービスは同宇入可能です。Shopifyで店舗受取・BOPISを可能にするアプリの中でも、多くの事業者に利用されているのが、この「Store Pickup + Delivery」です。基本的な機能がそろっており、店舗受取に加えて、地域配送も追加できるアプリです。

Store Pickup + Delivery」ーShopifyアプリストアー

Shopifyではその他便利な配送方法が利用可能です!

店舗受取サービス意外にも、Shopifyが対応可能な配達方法をご紹介します。

Shopifyローカルデリバリーなら飲食店向けにデリバリーも!

配送地域を設定し、スピーディーかつ非接触で安全に配送が可能なシステムです。オンラインで決済を済ませ、配達に向かう際には連絡をいれるので、お客様は配達員と接触する必要がありません。また、同じような食品デリバリーサービスと利用すると、割高の手数料がかかってきます。Shopifyであれば、決済手数料のみで済むので、おすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実店舗とネットショップの良いところが詰まった店舗受取サービスは、お客様からみても非常にユーザビリティーが高いと言えます。実店舗も含めてショップ運営に新たな要素を取り入れたいと考えていた方や、手数料のかからないデリバリー形態を探していた飲食店の方など、是非この記事を参考にして頂けたら幸いです。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

EC事業とは?その意味から導入のメリット・デメリットやその将来性までご紹介いたします。

新型コロナウィルスの影響により様々なものがオンラインによって行われるようになりました。今、実際に実店舗に足を運び商品を購入する人が減っていく中で、契約や決済が全てインターネット上で行えるECサイトが注目されています。この記事では近年、注目を集めるEC事業についてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

EC事業とは

ECとは「Electronic commerce」の略で日本語で「電子商取引」のことを指します。また、「Eコマース」と呼ばれることもあります。インターネットを通じて契約や決済を行い、物やサービスを提供する事業の総称です。

今では数多くの企業がEC事業を導入し、販路を拡大してきました。楽天市場やAmazonなどのオンラインショッピングがその代表例にあたります。

会社内でEC事業を立ち上げるメリット

近年、スマートフォンの普及により、EC市場は拡大傾向にあります。では何故、EC事業はこれほどまでに注目されるのでしょうか。EC事業を導入するメリットをご紹介し、説明したいと思います。

会社内でEC事業を立ち上げるメリット①販路の拡大

EC事業を導入する最大のメリットは販路を拡大できることにあります。EC事業はインターネット空間のみで契約や決済を行います。そのため、販売エリアが国内全土だけでなく、海外まで大きく広げることが出来ます。

会社内でEC事業を立ち上げるメリット②時間と場所の制約がない

また、ECサイトはインターネット上にありますので時間や場所の制約がありません。やり方によっては在庫の保管場所や実店舗を持たずに運営することが出来ます。もちろん、実店舗と併用してECサイトの運営も行えます。加えて、ECサイトでは24時間年中無休での販売も可能になります。

会社内でEC事業を立ち上げるメリット③少ない資金で始められる

実はEC事業を始めるのあたり、必要な資金はECサイトを開設する資金のみです。場所に制約のないEC事業ならではの特徴です。ECサイト運営はノウハウこそ必要ですが、資金面においては安価で始めることが可能です。

会社内でEC事業を立ち上げるメリット④自社ブランドの構築

ECサイトを自社で立ち上げた場合、外部からの制約を最低限に抑えることが出来ます。そのため、自由に自社ブランディングを行うことができ、他社との差別化を図ることができます。

商品以外を用いて、サイト全体の雰囲気からページにレイアウトまでを自由に作成でき、ブランド構築を行えます。

会社内でEC事業を立ち上げるデメリット

インターネットを通じて契約や決済を行うEC事業はメリットも多く存在しますが、もちろん、デメリットも存在します。自由度の高いEC事業ならではのデメリットを3つ紹介いたします。

会社内でEC事業を立ち上げるデメリット①集客が困難

EC事業を行う上で、もっとも困難になるのが顧客の集客です。広大なインターネット空間の中から自社サイトをアクセスしてもらうことは簡単なことではありません。中長期的にWebマーケティングを行うことが必要になり、なかなか成果がでないサイトも多くあります。

そのため、自社でWebマーケティングに強い人材を確保し、粘り強く運営してく必要があります。

会社内でEC事業を立ち上げるデメリット②顧客とのコミュニケーションが難しい

EC事業では店員と顧客が対面してコミュニケーションを行う機会がないため、顧客の自然な反応を見ることが出来ません。そのため、オンラインを通じて顧客とのコミュニケーションを取らなてはなりません。相手の表情やしぐさが分からないため、メールなどのやりとりに創意工夫が必要になってきます。中にはメールマガジンを用いてコミュニケーションを取る企業もあります。

EC事業者の売上ランキング一覧

近年、拡大し続けるEC市場ですが、実際にどのような企業が売上を伸ばしているのでしょうか。「月刊ネット販売」で2019年度に実施された売上高調査の中からネット販売実施企業上位30社をご紹介致します。

 

順位 社名 EC売上高(百万円) 商材
1 アマゾンジャパン 1,744,300 総合
2 ヨドバシカメラ 138,559 家電
3 ZOZO 126,517 衣料品
4 ビックカメラ 108,100 家電
5 ユニクロ 83,200 衣料品

(参照:月刊ネット販売「ネット販売白書」

前年と同様にトップは「アマゾンジャパン」でした。売上は1兆円を超える規模になり、EC市場がいかに大きいかが見て取れます。

2位以下には「ヨドバシカメラ」や「ZOZO」がランクインしていて、早くからECサイトを導入し、積極的に運営してきた企業がランクインしています。

「ヨドバシカメラ」は1990年代後半からショッピングサイトを立ち上げ、「ZOZO」は2000年代初頭から通信販売事業に目を付け、ECサイトの先駆けになる事業を始めていました。両社ともサイトのリニューアルを繰り返し現在に至っています。

アパレル業界におけるEC事業の導入事例

近年、多くの企業がEC事業に参入しています。その業界は様々です。この記事ではアパレル業界におけるEC事業の導入事例をご紹介いたします。

アパレル業界におけるEC事業の導入事例①「ZOZOTOWN」

2019年度におけるネット通販における売上高ランキングでは3位にランクインする日本最大のECサイトを運営しています。

創業者である前澤元社長は早くからインターネット通販に目を付け、ZOZOTOWNの先駆けとなるインターネット通販事業を2000年に始めました。2004年にはインターネット上の17のセレクトショップを集積したファッションショッピングサイトの運営を開始し、アパレル業界におけるEC事業の先駆者となりました。

現在でも有名セレクトショップから数多くの商品を購入できることや、その使いやすさから日本最大のECサイトを運営し売上を伸ばしています。

アパレル業界におけるEC事業の導入事例②「FREAKS’STORE」

「FREAKS’STORE」は2006年に実店舗に加えECサイトを本格的にオープンしました。導入と当初はなかなか結果出ませんでしたが、繰り返しサイトのリニューアルを行い、FREAKS’STORE独自の世界観を落とし込むことに成功しました。

現在ではECサイトにおける売上は多く、EC化率(全ての商取引規模に対するECの売上の割合)は40%まで成長し、引き続き伸ばし売上上昇を狙っています。

ECの市場規模とその将来性とは

近年、スマートフォンの普及によりEC市場は拡大をしています。2019年度の日本国内におけるBtoC市場内のEC市場規模は19兆3609億円と巨大で、EC化率(全ての商取引市場規模に対するEC市場の割合)は6.76%で対前年比は7.65%と増加しています。

加えて2017年度から3年連続の増加傾向にあり、今、コロナ禍にの巣ごもり需要もあり更なる成長が予想されています

野村総合研究所が2019年12月に発表した市場調査レポート「ITナビゲータ2020年版」では日本国内におけるBtoC市場内のEC市場の規模は26兆3000億円にまで成長すると予想されています。

市場拡大に際して注目されるEC関連銘柄

更なる市場拡大が期待され、様々な企業が急成長をしていく中でEC事業者の関連銘柄も大きな注目を集めています。

例えば、通信販売会社の「北の達人コーポレーション」はEC事業を活用し急成長を成し遂げた会社の一つです。

同社の株価は2017年3月末では435円と低位株でした。しかし、EC事業を活用し業績を伸ばした結果、2018年1月には3000円を超える高値を付けました。

なお、同社は2017年の1年間で約11倍の株式上昇を記録し、この年の東証1部上昇ランキングで1位を取りました。

まとめ

いかがだったでしょうか。本記事ではEC事業についてご紹介致しました。

EC事業の導入は販路を拡大し、自社の売上を大きく伸ばすことを可能にします。しかし、その反面、集客が難しく、顧客とのコミュニケーションを取る場合には創意工夫が求められます。また、EC事業は更なる発展が期待されている事業でもあります。

この記事がEC事業を導入する際に参考になれば幸いです。

 

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

 

Shopify Partner(パートナー)になるには?プログラムやパートナー企業一覧も含めてご紹介!

Shopifyでネットショップを構築した方なら、「Shopify partners」のロゴを見たことがあるかと思います。Shopifyパートナーは、Shopifyの運営に関する知識に長けているので、Shopifyのマーチャントにとっては、実は頼れる存在です。今回は、そんなShopifyパートナーについて、パートナープログラムの概要などと一緒にご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopify Partners(パートナー)とは?

Shopifyとは?

Shopifyとは、世界175カ国、100万件以上のネットショップで利用されてECサイト構築プラットフォームです。また、Shopifyの特徴といたしましては誰でも簡単にネットショップを開設でき、ショップ運営に必要な機能がそろっていることが挙げられます。

そんなShopifyはECサイトプラットフォームの世界シェア1位を誇り、近年ではAmazonキラーなどと評されることもあり、Shopifyは世界中で注目を集め続けています。

Shopifyパートナーとは?法人でも個人でも!

このようなShopifyの成長を裏で支えているのが、「Shopify Partners(パートナー)」です。Shopifyパートナーとは、Shopifyとパートナーシップを結び、Shopifyのサイト構築・紹介・アプリ開発などを行う会社や個人のことです。Shopifyの運営に関するスキルを持っていれば、法人・個人問わずShopifyパートナーとして活躍することができます。

Shopifyは「エコシステム」という縦と横のつながりを重視していて、このShopifyパートナーの制度もその内の一つです。Shopifyと契約を結んだShopifyパートナーは、新しくネットショップを作成したい人にShopifyを紹介したり、ショップサイトの構築をしたりすることで報酬が支払われます。

こうして、ShopifyとShopifyパートナーが提携することで、Shopifyショップ利用者をどんどん拡大することが可能となっています。また、Shopifyパートナーは紹介・構築以外にも、テーマデザインやアプリの開発なども行っているので、Shopifyの機能の充実にも貢献しています。

ShopifyパートナーがサポートしてくれるShopifyパートナープログラムとは?

Shopifyパートナーの会社や個人は様々なスキルを持っています。例えば、ストアを他プラットフォームから移行したり、コード編集でサイトデザインを編集したりなど、他にも様々知識に長けています。

そして、そんなShopifyパートナーが各々の持つスキルでマーチャントをサポートしてくれるのが「Shopifyパートナープログラム」です。Shopifyパートナープログラムでは、多くのオンラインショップが、課題の解決のサポートを受けています。

Shopifyはネットショップ初心者にとっても、非常に簡単にサイトを開設できることが強みの一つですので、HTMLやCSSなどの言語に対する知識やオンラインショップの運営スキルが無くても商品の販売を行うことができます。それ故、運営が拡大したときや、複雑な集客施策を打ちたいといったときに、1から情報収集を行うのは骨が折れます。そんなShopifyのマーチャントに自身のスキルを提供してくれるのがShopifyパートナーなのです。

Shopifyパートナーができること!

・Shopifyパートナー専用の管理画面の利用

この管理画面からは、クライアントのストア管理やアフィリエイトリンクの作成、開発したアプリの管理など、他にも様々な機能を使うことができます。

・クライアントのサイト構築時、お試し期間が14日から無期限に

・APIを使った開発

 アプリやテーマの開発のためのAPIが利用可能

・Shopifyロゴの使用

・Shopify アカデミーの受講

これらの機能とShopifyパートナーのスキルを用いて、クライアントのサポートを行っています。

Shopifyパートナーになるには?無料でなれる?

Shopifyパートナーの登録は、無料で誰でも可能です。だからこそ、様々なスキルを持つ人が集まります。Shopifyパートナーになると、Shopifyパートナー専用の管理画面を利用できるようになり、マーチャントのサポートのために様々な機能が使えます。

クライアントとしてShopifyでのECサイト開設代行を依頼する際は、普通のEC代行サービスよりも、Shopifyに特化したサービスを提供してくれるShopifyパートナーに依頼するのがおすすめです。

Shopifyパートナーの主な分類・構築パートナー

・紹介パートナー

・テーマ開発パートナー

・アプリ開発パートナー

Shopifyパートナーの種類とレベニュー
Shopifyパートナーは主に4種類です。

構築パートナー

Shopify構築パートナーとは、Shopifyストアを構築する際にサポートをしてくれるShopifyパートナーのことを指します。料金体系としましては毎月クライアントが支払うサブスクリプション手数料の20%を継続的に支払います。加えて、Shopifyパートナー自身が継続的に仕事を受けている限り報酬が発生し続けます。

紹介パートナー

Shopify紹介パートナーとは、クライアントShopifyを紹介し、新規アカウントを作成することで報酬を得るパートナーことを指します。また、紹介パートナーは新規アカウント作成者が支払うサブスクリプション手数料の2か月分の報酬を得ることができます。例えば、Shopify plus(月額2,000USD)でクライアントした場合、紹介パートナーは4,000USDを報酬として受け取ることができます。

テーマ開発パートナー

Shopifyテーマ開発パートナーとは、Shopifyのページデザインであるテーマを開発することにより報酬を得るパートナーのことを指します。基本的にShopifyにおけるテーマ開発は「Liquid」を始め「HTML」「JavaScript」「CSS」といったテンプレート言語を使い行います。そのため、Shopifyのテーマ開発を行うには専門的な知識や技術が必要となっていきます。

テーマ開発パートナーを利用した場合、クライアントはテーマ開発から全てのバグの修正までを代行することが可能で、テーマに関する質問をパートナーに行うことができます。

アプリ開発パートナー

Shopifyアプリ開発パートナーは、Shopify App Storeで販売されるアプリを開発するパートナーのことを指します。アプリ開発パートナーはAPIを活用することでアプリの開発を行います。また、アプリ開発パートナーは独自にカスタムしたアプリを販売することも可能です。アプリ開発パートナーの報酬に関しては、アプリの販売価格、またはアプリのサブスクリプション手数料の80%がパートナーの手に渡るような仕組みになっております。

Shopifyパートナーになる方法と手順

上記でも説明した通り、Shopifyパートナーは登録するだけで簡単になることができます。また、パートナーへの登録は「Shopifyパートナープログラム」の公式ページから行うことが可能です。パートナ―になる手順と方法は以下の通りです。

メールアドレスの登録


まず、始めにShopifyパートナーになるためにはメール登録が必要になります。

個人情報の入力

次は、アカウント作成のために個人情報を入力です。

アカウント情報の入力


最後はアカウント情報の入力です。入力項目は以下の通りです。
・ビジネス名
・プライマリビジネスのメールアドレス
・ウェブサイト(オプション)
・住所
・住所2(オプション)
・市区町村
・国/地域
・都道府県
・郵便番号
・職業
・電話番号
・Linkedlnのプロフィール(オプション)
・FacebookのURL(オプション)

パートナー登録の完了

上記の写真の画面が表示されたら、登録は完了です。
Shopifyパートナーアカデミーの活用!
Shopifyパートナーに登録すると、Shopify パートナーアカデミーというオンライントレーニングおよび認定プログラムが利用可能になります。Shopifyの詳細を学ぶことや、スキルの証明にも役立つ認定書の取得ができます。

Shopifyパートナーアカデミーの活用!

Shopifyパートナーに登録すると、Shopify パートナーアカデミーというオンライントレーニングおよび認定プログラムが利用可能になります。Shopifyの詳細を学ぶことや、スキルの証明にも役立つ認定書の取得ができます。

Shopify Expertsパートナーとは?

「Shopify Expertsパートナー」は、Shopifyから公式に認められた上位のパートナーシップです。豊富なノウハウや実績を持ち、Shopify Expertsパートナーのみが利用可能な機能やロゴもあるので、より安心してShopifyのサポートを任せられます。

Shopify Expertsパートナーに登録されている企業7選

アートトレーディング株式会社


アートトレーディング株式会社は10年以上、100社以上のECサイト構築運営を行ってきたいわばEC構築運営の老舗企業です。EC制作や運営、コンサルのプロが勢ぞろいしていることから販売強化はもちろん、運営代行まで行います。また、アートトレーディング株式会社ではEC事業に特化した物流管理システム「mylogi」と連携し、フルフィルメントサービスまでをカバーした徹底したサポートを受けることができます。

加えて、アートトレーディング株式会社は、Shopify 公認パートナーとして主にアパレル・ファッション雑貨で実績を重ねています。また、小規模の販売店からShopify plusを利用した大規模の販売店まで幅広く対応しており、Shopify構築をはじめ物流関係でお悩みの方におすすめの企業です。

株式会社アーキタイプ

株式会社アーキタイプはサイト構築から映像制作、グラフィックデザイン、ECマーケティングまでを手がける企業です。Shopifyについては、アカウント取得から基本設定、商品登録代行、メール設定、管理画面マニュアルまで幅広い分野をスピーディに対応します。特に株式会社アーキタイプではデザインテーマや機能のカスタマイズを強みとしており、他のサイトがやっていないようなブランディングを行いたいような企業にはおすすめです。

株式会社WebLife

株式会社WebLifeはインフラ関係やサーバー構築を得意としてる企業です。もちろん、EC構築も行っており、Shopify以外のECプラットフォームでも運営、構築を行っています。Shopify以外にはEC-CUBEでのECサイト構築を得意としています。

世界へボカン株式会社

世界へボカン株式会社は越境ECを得意とするShopify Expert パートナーです。海外での勤務経験があるスタッフが多いことからネイティブ視点でのECサイト構築することができます。特に世界へボカン株式会社では、英語圏での越境ECやWebマーケティングを得意としており、多くの企業が利用しているShopifyパートナーの1つです。

コマースメディア株式会社

コマースメディア株式会社はECサイト制作から運用、物流までサポートしているEC関連企業です。特に同社はECモールとの連携を強みにしており、複数の販売チャネルを使用している事業者にはおすすめです。「Shopify・ECブログ」という初心者向けの分かりやすいメディアも運営しているます。

株式会社フラクタ

株式会社フラクタはECサイト制作を中心にデザイン、マーケティング、コンサルティング、ブランディングを幅広く行っている企業です。Shopify関連の事案でも多数実績があり、Shopify Plusパートナーとしても活躍しています。

ブラックシップ合同会社

ブラックシップ合同会社は日本初のShopify Expertパートナーです。2020年にはShopify Plusパートナーにも認定されました。ブラックシップ行動会社はShopifyの支援・構築を中心に多くの企業を支援しており、同社が展開するShopify関連アプリも多く存在します。

Shopify Expertsパートナーになるには?

Shopify Expertsパートナーになるためには、2つの条件が必要になります。1つの条件がShopifyパートナーとしてクライアントの新規ストアを5つ以上構築させることです。2つ目の条件はShopify側に申請をし、審査を通過することになります。前者の条件は比較的簡単位クリアできるでしょう。しかし、後者の条件は誰しもがクリアできるわけではありません。質の高いサービスをクライアント提唱し、Shopify側から信頼を勝ち取る必要があります。

権威や信頼性という面において、Shopify Expertsパートナーになることは大きな意味を持ちます。Shopifyストアの知見を深めるためにも是非Shopify Expertsパートナーを目指すのも1つの選択肢にもなるでしょう。。

Shopify Plusパートナーとは?

Shopify Expertsパートナーの登録には条件や審査がありますが、その更に上位のパートナーシップが「Shopify Plusパートナー」です。こちらは、更に数が少なく日本には数社しかありません。より大規模なサポートやサイト構築が可能となっています。

Shopify Plusパートナーになるには?

Shopify PlusパートナーもShopify Expertパートナーと同様、誰しもがなれるものではありません。特にShopify Plusパートナーになるためには、以下の厳しい条件をクリアする必要があります。

・急成長するエンタープライズマーチャントと取引していきた実績があること
・コマースにおいてソートリーダーとしてみなされており、公の市場でも同様に認識されていること
・Shopify Plusで世界レベルのソリューションを構築するために必要な商業知識と技術的専門知識があること
・エンドツーエンドのサービスを提供し、いくつもの複雑なソリューションに対応する能力があること
・成功実績のあるエンタープライズマーチャントの既存のポートフィリオを持っていること

これらの条件をクリアした企業がShopify Plusパートナーにされることができます。

参照:Shopifyヘルプセンター「Shopify plusパートナープログラムの資格を得る方法」

注意しなければならない規約違反例とは?

Shopify パートナーは登録さえ行なえば、簡単になることができます。しかし、Shopifyパートナーになったのはいいけど、利用規約を違反を起こし、Shopifyパートナーの資格を剥奪される者が後を立ちません。では、Shopifyパートナーになった人はどのような点注意すればいいのでしょうか。

勝手に「Shopify」に関連するコンテンツやメールをリリースしないようにする

Shopifyパートナーは許可なく、Shopifyに関連するコンテンツやメールをリリースできません。加えて、許可を取りShopifyに関するコンテンツを行う場合は、虚偽や誤解を招く表現は規約違反になりますので注意が必要です。

サイトドメインに「Shopify」という文字を使用しないようにする

Shopifyパートナーは許可なく、サイトドメインに「Shopify」という文字を使用することはできません。加えて、自身で独自に製作した商品やサービス名に「Shopify」の文字を使用することも規約違反になるので注意が必要です。

Shopifyに関係のキーワードに広告は出せない

ShopifyパートナーはShopifyに関連するキーワードに広告を出稿することを認めていません。広告を出稿する場合は、利用規約と照らし合わせ慎重に行う必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Shopifyは、ショップ運営初心者の方が安心してショップを運営していけるように、またショップ運営者が様々な機能を利用可能にするために、このようなプログラムやパートナーシップ制度を用意しています。今後Shopifyでのショップストア拡大など、専門的なスキルや知識が必要になった際には、是非ShopifyパートナーやShopify Expertsパートナーの企業を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

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当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

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EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

ロイヤルカスタマーとは?日本語での意味や、分析・創出方法、事例についてご紹介。

ECサイトを運営するにあたり顧客のリピート率は非常に重要です。既存顧客の中でも特に「ロイヤルカスタマー」を大切にする必要があります。今回はロイヤルカスタマーとは何か、どのように分析、創出する方法をご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ロイヤルカスタマーについてわかりやすく解説

ロイヤルカスタマーとは企業の商品やサービスを愛し、他社の利用を行わず企業への忠誠心の高い顧客を指します。ロイヤルカスタマーが増加することで、顧客の離反率が下がり、リピート率が高くなるため企業価値向上に繋がります。
新規顧客獲得のために掛かるコストは既存顧客の維持にかかる費用の5倍と言われています。新規顧客は獲得のためのコストが高いにも関わらず利益率は低いですが、既存顧客は1/5のコストで維持することができるため、既存顧客の満足度を向上させロイヤルカスタマー化させることが重要になります。

ロイヤルカスタマーを英語での表記や日本語での表現方法、類語の紹介

ロイヤルカスタマーを英語で表すと「Loyal Customer」となります。Loyalは日本語で「忠誠な」、Cutomerは「顧客」であるため、直訳すると「忠誠な顧客」ということになります。しばしば「Royal」と混同されることがありますが、これは誤用なので注意をしてください。Royalは日本語で「王立」と訳されます。正しい表記に気を付けましょう。ロイヤルカスタマーとカタカナで表されることが多いですが、日本語では「常連客」という言葉の意味が最も近いです。

ロイヤルカスタマーの類語に「アンバサダー」が挙げられます。アンバサダーは「大使、使節」という意味です。大使とは他国に派遣される外交官のトップの役職であるため、ビジネスにおいては企業の商品やサービスを愛し、他者に良さを伝える役割を持つ人のことを指します。
ビジネスのシーンではアンバサダーを利用し、広告塔として商品やサービスの良さを広める「アンバサダーマーケティング」が注目されています。

ロイヤルカスタマーの分析方法

ロイヤルカスタマーと優良顧客が混同され評価されることがあります。優良顧客とは企業の商品やサービスを利用を始めてから繰り返し、継続的に企業の利益を生み出す顧客のことを指します。ロイヤルカスタマーとの違いは、企業のブランドに愛着を持っていない可能性があり、競合他社の魅力的な商品やサービスが現れた場合は離反する可能性が存在しています。

「忠誠心が高い顧客」を判断する指標として「NPS」というものがあります。
NPS(Net Promoter Score)とは顧客がどれだけ企業に対しどれだけ信頼や愛着があるかを表す指標で、友人や同僚に薦めるかどうかに重きを置いています。この指標は現在多くの企業で採用されています。
以前は「顧客満足度調査(CS調査)」を指標として用いていましたが、顧客本人の満足度だけでなく、友人や同僚に薦めるかどうか、といったシビアな判断を下すと考えられるNPSがより正確なロイヤリティを測ることが可能と評価され利用されるようになりました。

ロイヤルカスタマーの創出方法

ロイヤルカスタマーの重要性や評価方法を解説いたしましたが、実際にはどのようにして既存顧客をロイヤルカスタマーへと成長させるのか、その方法をご紹介いたします。

ロイヤルカスタマーの創出方法①顧客との接触頻度の上昇

ロイヤルカスタマーを創出するために最も重要なことは企業へ愛着を持ってもらうことです。顧客に対し、コミュニケーションを一切取らない企業に愛着を持つ可能性は低いです。
そこで日頃から顧客とコミュニケーションを取ることができるサービスを行うことが必要です。

メールマガジンやDMを送ることで顧客との距離を近づけることが飽きさせずに関係を保つ方法になります。しかし、顧客に対し興味のない情報を送り続けてしまっては、顧客は企業と自分の間の距離を感じてしまいます。
しっかりと顧客の興味に合わせ、顧客を欲しい情報を的確に発信することがロイヤルカスタマーを創出するための方法の一つです。

ロイヤルカスタマーの創出方法②ロイヤルカスタマーと一般顧客との差別化

企業に対し愛着があったとしても、一般顧客とロイヤルカスタマーの間に明確なメリットの差がない場合一般顧客がロイヤルカスタマーになることはありません。
顧客のロイヤルカスタマーになることで得られるメリットを明らかにし、ロイヤルカスタマーだけでなく一般の顧客もロイヤルカスタマーへの興味を持つ内容にしましょう。
例として、ロイヤルカスタマー限定のSNSサービスやメールマガジン、ロイヤルカスタマー限定のクーポン等ロイヤルカスタマーになることのメリットを明らかにしましょう。

ロイヤルカスタマーの創出方法③アンバサダーマーケティング

一般顧客は、利用はしていても愛着を持てないためにロイヤルカスタマーにならないことが考えられます。そこで愛着を持ってもらうためにアンバサダーマーケティングを行いましょう。

企業を利用し、愛着を持っているアンバサダーに企業の紹介をしてもらうことで、愛用者の声を直接届けることができます。顧客の声により近く、熱が伝わりやすいアンバサダーマーケティングであればロイヤルカスタマーに興味を持つ一般顧客が現れやすいです。
ただし、それだけ熱量を持ったアンバサダーを見つけることが課題となっています。

ロイヤルカスタマー制度の事例

実際に企業にはロイヤルカスタマー制度を導入している事例があります。2つの事例をご紹介いたします。

ロイヤルカスタマー制度の事例①アパレルメーカー「株式会社ユニクロ」

アパレル業界では、洋服を繰り返し購入してくれる顧客の獲得が必要です。愛着を持って定期的な購入をしてくれるロイヤルカスタマーを創出する必要がありました。
そこでユニクロは他のアパレル業界より早く「ユニクロアプリ」を2011年にリリースしました。ユニクロアプリではデジタルでのチラシの配布を行いました。今までチラシをわざわざ見ることがなかった購買層に向けて反則が行えるようになりました。また、デジタルであることを活かしてクーポンの即時配布を行いました。タイムセールなどの情報がすぐにわかることがユニクロアプリの浸透に拍車をかけました。

またAI機能を使いユーザーに最適化された商品を表示するなどアパレル業界のほかの企業に大きく差をつけることができました。株式会社ユニクロも先ほど挙げたロイヤルカスタマーを創出する方法を元に施策を行っていることがわかります。

ロイヤルカスタマー制度の事例②コーヒーチェーン「スターバックスコーヒージャパン」

コーヒーチェーン「スターバックス」では、ロイヤルカスタマーになると不定期でサプライズ商品や限定ドリンクチケットが贈られますロイヤルカスタマーの条件などは公開されていませんが、スターバックスカードとWebサービス「My Starbucks」をリンクをさせる必要があり、利用した金額によってロイヤルカスタマーの認定が行われます。しかし、ロイヤルカスタマーの条件を満たしたとしてもスターバックスから通知などはなく、「サプライズプレゼント」というロイヤルカスタマーのメリットを大切にしていることがうかがえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ロイヤルカスタマーの意味と分析方法や創出方法などをご紹介いたしました。既存顧客をロイヤルカスタマーへと成長させるために、顧客へのターゲティング広告やロイヤルカスタマーだけのメリットを施策し、顧客の心を掴みブランド力を向上させましょう。

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ECサイト運営とは?業務内容や必要なスキルも含めて徹底解説!

近年市場規模が拡大し続けるEC事業ですが、ECサイトを運営するうえで様々な業務が発生します。ECサイトに求められる「正確さ」や「スピード」を追求するためには、発生する業務全般の効率化を図る必要があります。

今回は、ECサイトの運営業務について、具体的な業務内容や業務効率を向上させるための施策、必要なスキルなどECサイト運営者がおさえておきたい点についてご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

ECサイト運営とは?

ECサイトの運営業務は大きく「フロントエンド業務」「バックエンド業務」の2つに分けることができます。

「フロントエンド業務」には商品企画業務、仕入れ業務、ECサイト制作・管理業務、商品撮影業務、マーケティング業務の5つがあり、集客を目的としています。ECサイトを立ち上げたばかりは満足に集客することができません。どんなに素晴らしいバックエンド業務を構築しても、このフロントエンド業務で失敗してしまうと集客ができないため売り上げを伸ばしていくことはできません。

これに対して「バックエンド業務」には、商品情報登録や、受注管理業務、在庫管理業務、梱包や発送などの出荷業務、アフターサービスの5つがあり、ECサイトの運営や成長を支えることを目的としています。

注文数が少ないECサイト立ち上げ当初はバックエンド業務を手作業で行っても会社は回ります。しかし、取引量が増えてくると、手作業ではミスが増えて顧客満足度が下がってしまいます。そこでシステムを導入したバックエンド業務のアウトソーシングが視野に入ってきます。バックエンド業務はいかにミスを減らして顧客満足度をあげていけるかがカギになります。

ECサイト運営の10つの仕事内容

上述したようにフロントエンド業務は「商品企画業務」「仕入れ業務」「ECサイト制作・管理」「商品撮影」「マーケティング業務」の5つに分けることができます。以下で詳しくご紹介します。

①商品企画業務

商品企画はECサイトの運営業務の中で、最も重要な業務です。商品企画を怠り、顧客に刺さらない商品を作ってしまうとどんなにマーケティング力があっても売り上げは一向に伸びません。

市場ニーズや顧客の意見、トレンド、季節を考慮して、顧客に刺さる商品を開発します。単に商品を開発するだけでなく利益率や原価率も考慮しながら、半年〜1年間の売り上げや利益などを考えてビジネスプランを立てます。

②仕入れ業務

販売予測や在庫回転率に基づいた仕入れ・製造を行うこともEC運営において重要な業務です。人気商品やSNSでバズった商品は生産が間に合わずに、機会損失を生んでしまう可能性があります。このような機会損失を防ぐために、複数の仕入れ先を確保する、迅速な発注ができる体制を整えておくことは非常に重要です。

③ECサイト制作・管理

ECサイト制作において重要なのは、ECサイトをよりユーザーにとって使いやすく、自社の商品にあったデザインにすることです。ECサイトを制作する上で、重要なのはデザインに凝りすぎないことです。ユーザーはおしゃれなECサイトではなく、使いやすいECサイトを求めています。

ごちゃごちゃとした動きのするアニメーションや複雑なサイト構造はユーザービリティを悪化させ、ユーザーが離脱してしまう原因にもなってしまうため、注意が必要です。

また、ECサイトの更新管理も重要な業務です。更新管理業務には新商品の追加や新しい便利な機能の追加、クリスマスなどの季節ごとのページの追加などが含まれます。定期的にECサイトを更新して、より良い購入体験を提供しましょう。

④商品撮影

ECサイトにおいて見やすく鮮明な商品写真を用意することは、ユーザーの満足度が高いECサイトを運営していくうえで必要不可欠な要素です。

ECサイトは実店舗と違って実際に商品を見ることができません。そのため、商品画像はECサイトの売り上げを直接左右する重要な情報です。商品画像の良し悪しによってECサイトの売り上げを大きく変わります。

商品撮影の5つのコツ

  • ・光を調整して、印象を正確に伝える
  • ・様々なコーディネートと合わせて、実際にその商品を使っている場面を連想させる
  • ・背景や小物を工夫して演出する
  • ・三脚を使って写真の平行感を整え、手ブレを防ぐ
  • ・サイズ感、素材感が伝わるように撮影する

上記を実践しても商品の魅力が十分に伝わらないのであれば動画の活用をおすすめします。動画を活用することでより明確に商品の素材間や使用感を伝えることができます。

ECサイトの商品撮影は、多くの機材や技術が必要になります。そのため、より良い商品画像を撮るために代行業者に依頼することも有効な手段です。

⑤マーケティング業務

ここから様々なWEBマーケティング手法を用いながら集客していきます。WEBマーケティングには下記の5つの手法があります。

☑︎リスティング広告
リスティング広告はGoogleやYahooの検索結果で上位に表示される広告枠のことを指します。リスティング広告は掲載コストが発生するため、自社で構築、運営を行う単店舗型ECの場合、ECサイトで創出できる利益と見合うか見極める必要があります。

☑︎アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とはアフィリエイターが広告を掲載し、該当の広告を経由して商品を購入された際に報酬が発生する成果報酬型の広告です。ASPへの仲介料やアフィリエイターへの成果報酬などが発生しますが、費用対効果が高い手段です。

☑︎SEO対策
SEO対策とは、Googleの検索エンジンに対応させ、検索結果において上位表示させるための、SEO対策は成果が出るまでに時間と労力がかかってしまいますが、広告掲載費などのコストは一切かからないというメリットもあります。

☑︎SNS
InstagramやTwitter、Facebookなどのソーシャルメディアを用いて、商品のプロモーションやイベント告知を行います。

☑︎メールマガジン
メールマガジンは、会員ランクやリピート回数に基づきそれぞれに合ったメールを作成、送信することで顧客の囲い込みを図ることができます。

これでフロントエンド業務の解説は以上です。次にバックエンド業務をご紹介します。バックエンド業務は、「商品情報登録業務」「受注管理業務」「在庫管理業務」「梱包・発送などの出荷業務」「アフターサービス」の5つに分けることができます。それぞれ詳しくご紹介します。

①商品情報登録

商品情報の登録では、商品名や価格、JANコードなどの「基本情報」、商品のスペックなどの詳細に関する「詳細情報」の登録を行います。

②受注管理

受注管理では、注文の受付〜出荷管理で発生する業務を行います。具体的には以下の作業を行います。

受注管理の作業内容

  • ・注文書の確認や入力
  • ・在庫の確認
  • ・お客様へ商品の注文状況を知らせるメールの送信
  • ・受注伝票、注文請書の作成
  • ・出荷指示

上記の受注管理業務でミスを起こすとお客様に迷惑がかかるため、正確性が求められます。ECサイト運営では、「的確さとスピード」が売り上げを左右されるといっても過言ではありません。そのため、速く効率よく受注管理を行うことが、ECサイト全体のクオリティ向上に繋がります。

しかし、どれだけ注意してもヒューマンエラーは起こるものです。そのため、受注管理の工程ではシステムを導入することも有効です。受注管理システムとは注文受付・受注管理・出荷管理における一連の受注管理業務を一元管理、自動化するシステムです。

受注管理ステムを導入し作業工数とミスを削減することで販路拡大と販売機会の創出を図ることができます。デメリットとしては「コストがかかること」と「顧客との直接のコミュニケーションが減ること」の2点が挙げられています。

③在庫管理

在庫管理とは商品を「適切な量」「適切な場所へ」「必要な時に」供給できるように在庫を管理することを指します。ECサイトを見てユーザーがその商品を購入したいと思っても、「在庫ゼロ」だとせっかくの購入機会を逃してしまいます。

このように在庫管理は売り上げに直結するため、非常に重要な業務と言えます。在庫管理は重要な業務だからこそ複数のモールを展開している企業は在庫管理システムを利用することも視野に入れておく必要があります。他店舗運営をしている企業は在庫管理は煩雑でミスが多発しやすく、顧客満足度を低下させる恐れがあるためです。

在庫管理システムを利用するメリットは「過剰在庫が少なくなる」「欠品を防げるようになる」「作業が効率化される」「在庫状況をリアルタイムで監視できるようになる」の4つです。デメリットとしては「システムを使いこなすまでに時間がかかること」や「導入コストがかかること」が挙げられます。

④梱包・発送などの出荷業務

ECサイトで商品が購入された後、出荷指示に基づきピッキング→梱包→出荷の順番で出荷業務を行います。ピッキングとは、注文にしたがって倉庫から商品を取り出して集める作業のことです。ピッキングミスが起こると、返送してもらう費用や顧客満足度の低下など様々な問題が発生してしまいます。この業務をアウトソーシングをするなど、出荷段階でのミスを減らして、企業信頼度を低下させない工夫が重要になってきます。

また、ピッキング後の梱包業務はライバル企業と差がつくポイントです。安全に配送できる梱包資材の選定や商品に一言添えるなどの工夫があれば、企業のイメージアップやリピーター獲得につながります。

リピータを増やす梱包のポイント5選

  • ・手書きのメッセージを添えてショップに対して親近感を抱かせる
  • ・試供品をつけて別の商品を購入するきっかけを作る
  • ・クーポンやカタログを同封する
  • ・剥がしやすいようなテープの貼り方をする
  • ・商品サイズに適した梱包箱を選ぶ

⑤アフターサービス

ユーザーとの取引完了後に行うアフターサービスは、リピーターの獲得につながる大切な業務です。アフターサービスにはクレーム対応や問い合わせ対応、ユーザーの手元に商品が届いた後にレビュー投稿をお願いするなど様々な業務があります。

この中でも特に重要なのがクレーム対応です。ECサイトを運営していると、お客様からクレームが来ることも少なくありません。そのクレームに対してお互いにとって気持ちの良い対応をとることができれば、逆にファンになってくれる可能性もあります。お客様の声に真摯に向き合いながら迅速で丁寧な対応を心がけましょう。

ECサイトを立ち上げたばかりの時期は集客ばかりに目がとられてしまいがちです。もちろん最初に取り掛かるべきは集客ですが、商品が売れ始めたら新規顧客を獲得するのと同時に既存の顧客を大切にすることも重要になります。アフターサービスの強化で既存顧客の満足度を向上させて、さらに売り上げをあげていきましょう。

ECサイト運営にかかる費用

まず、ECサイト構築費用がかかります。ECサイトの構築方法は「無料ASP」「有料ASP」「ECモール」「クラウドEC」「フルスクラッチ」の大きく5つに分かれます。5つの構築方法に関する費用は以下の表をご覧ください。

初期費用 月額費用 事業規模
無料ASP 0円 0円 個人
有料ASP 数千円〜10万円 数千円〜10万円 〜年商1億円
ECモール 〜10万円 〜10万円
クラウドEC 数百万〜 数万円〜10万円 年商1億円〜
フルスクラッチ 数千万〜 数十万円〜 年商10億円〜

 

ECサイトで費用がかかるのは構築の際だけではありません。ECサイトを運営する際にも費用を負担しなければいけません。具体的には以下の費用が発生します。

ECサイトを運営する際にかかる費用

  • ・ECシステム利用料
  • ・サーバー費用
  • ・ドメイン費用
  • ・ECサイトの機能追加に伴うオプション利用料
  • ・広告・マーケティング費用
  • ・ECシステムを保守・管理する費用
  • ・配送費用
  • ・商品撮影・画像編集費用
  • ・梱包資材費用
  • ・ECサイト運営者の人件費・コールセンター費用

このようにECサイトを運営する際にも費用はかかります。この運営費用はECサイトの制作方法や運営方法、販売する商品によって、金額や内訳が大きく異なります。自社にあった制作、運営方法を選定しなければ無駄な費用がかかってしまいます。

また常々、現在の運営費用を見直し余分な費用がかかっていないか確認することも重要です。無駄な維持費がかかってしまうと自社の予算を圧迫しかねません。費用にはシビアに付き合っていきましょう。

ECサイト運営に必要な人員

ECサイトを運営していくには想像以上に多くの人手が必要です。梱包、アフターサービス、在庫管理など様々な場面で人員を配置しなければいけません。よって人件費は思っている以上に膨らみます。人件費が気になる場合は業務をアウトソーシングすることをおすすめします。

アウトソーシングするとシステム利用料はかかってしまいますが、その分人件費が節約できます。またそれと同時に業務の品質が高くなります。特に受注管理や在庫管理、配送、アフターサービスはアウトソーシングをすることをおすすめします。これらの業務はプロと素人の業務レベルの差が大きいからです。

また、ECサイト運営にかかる人員はどこにどのくらいの人員を配置するのかで大きく異なります。ECサイトの運営はフロントエンド業務とバックエンド業務の2つに分かれています。必要な業務を細かく洗い出し、どこにそれくらいのリソースが必要なのかを計算して人員の配置を行う必要があります。

ECサイトを運営する際におすすめのプラットフォームとは?

規模によっておすすめのECプラットフォームは異なります。個人でECサイトを制作する場合は BASE、ストアーズなどの無料ASPを利用することをおすすめします。この無料ASPには他の制作方法に比べて初期費用を抑えながら初期段階で必要な機能は従分備わっているためです。

年商1億円未満の法人はShopifyなどの有料ASPでECサイトを制作することをおすすめします。有料ASPはブログやSNS連携、越境ECにチャレンジする際に役立つ機能など売り上げをアップを後押しするようなアプリが多く搭載されています。

これに対して、受注件数が100件を超えるような大規模なサイトを持っている年商1億円以上の法人は、バックエンド業務でのミスを減らすために、ECパッケージやカスタマイズ可能なクラウドECを導入することをおすすめします。

また、年商10億円以上でECサイトが大きな稼ぎ頭になっている企業はフルスクラッチの利用をおすすめします。他の制作方法とは比べ物にならないほど自由にカスタマイズできます。

[ECサイト運営の2つの要諦] 売り上げをアップさせるには?

ECサイトの運営では、訪問者数と購入率の2点を向上させていくことで売り上げを上げます。

 

訪問者数を増加させる

自社ECサイトの訪問者数は、ECサイトの売り上げアップに直結する大切な数値です。

訪問者数を上げるための施策として「ECサイトにSEO対策を施す」「広告を利用して集客を行う」の2点が挙げられます。
自社のECサイトにSEO施策を施すことで、Googleなどの検索エンジンの結果ページに自社ECサイトを上位表示させることができます。

またECサイトを運営する際に利用できる広告形態は、リスティング広告やWEB広告、SNS広告など複数存在します。それぞれ持っている特性が異なり、費用や特徴によって向いているECサイトも違うため自社のECサイトに合っている広告形態を選定する必要があります。

購入率(CVR)を上げる

購入率を上げるための鍵は、ユーザーのサイト内での購買体験(UX)を向上させることです。自社ECサイトで取り扱っている商品が魅力的でも、ページの表示に時間がかかったり商品写真や商品説明が分かりにくかったりすると商品の購入完了までユーザーを誘導することはできません。

具体的にはサイト内の検索機能の向上、ユーザーのニーズに合わせた決済方法の導入、ユーザーが見やすいようなコンテンツの作成を行います。

ECサイト運営の成功事例2選

BAUWAW様

パートナー(犬・猫)用のフードを取り扱っているBAUWAW様では、アートトレーディングの提供しているECサイト制作サービスを利用し、ユーザーのより見やすいようにホームページをリニューアルすることで、顧客の購入体験の向上を達成しました。
リニューアルのなかではホームページに定期購入アプリも搭載し、固定ユーザーの獲得もできるようにしました。

LILA&CITTA様

下北沢からスタートしたアパレルショップのLILA&CITTA様は、アートトレーディングの提供しているECサイト制作サービスを利用し、再入荷アプリを搭載することで消費者が商品購入のタイミングを逃さないような公式ECサイトを構築しました。
商品ページには関連のコンテンツを配置することで情報を最適化し、訴求アップへつなげる取り組みも行っています。

ECサイト運営に必要な4つのスキル

ECサイト運営の際に必要なスキルは「Webマーケティングスキル」「商品企画スキル」「クリエイティブスキル」「カスタマーサポートスキル」の4つです。

Webマーケティングスキル

上記の4つのスキルの中で一番重要とされているのが、Webマーケティングスキルです。ECサイトは広大なインターネット空間の中にあります。そのため、地理的制約にとらわれず、インターネットへアクセスできるツールさえあれば、誰でもそのサイトへアクセスできます。しかし、出店している販売店も多く、競争が激しいのも事実です。

そのため、EC事業者にとって、広大なインターネット空間の中からいかに自社サイトにアクセスしてもらうかが重要です。そのため、EC事業者に最も求められるスキルとしてWebマーケティングスキルが挙げられます。

EC事業者がWebマーケティングを行う際は、主にSEO施策を行います。SEOとは、日本語で検索エンジン最適化と呼ばれ、ユーザーに価値のあるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにサイト内容を評価、理解させる技術のことを指します。

例えば、自社サイトで子ども向けのオシャレな洋服を販売してたとすれば、「子ども 洋服 オシャレ」と検索されたときに、上位に自社サイトを表示させることをSEO施策といいます。そのため、ECサイト運営をする上で、SEO施策は欠かせないスキルの一つです。

また、SEO施策以外にもSNSを利用し、Webマーケティングを行う事業者も多く存在します。特に、若年層は商品を検索するときにGoogleなどの検索エンジンではなく、SNSを利用する場合があります。

そのため、若年層向けの商品を販売しているやコンテンツマーケティングを際はSNSを積極的に利用してみてもいいかもしれません。
また、SEO施策やSNS運用以外にもリスティング広告などを利用してマーケティングを行うこともできます。Webマーケティングを行う際は必要に応じてこれらのツールを使用する必要があるでしょう。

商品企画スキル

商品企画のスキルもECサイト運営において必要なスキルです。どれだけ、WEBマーケティングスキルがあっても、良い商品を開発できなければ、売り上げを伸ばすことはできません。

市場のトレンド調査を行いながら、選定したターゲットに向けた商品の開発や予算管理まで行います。商品企画を行う方は企業の売り上げを左右する重要なポジションであるため、十分なスキルが必要です。

クリエイティブスキル

HTMLやCSSを活用したコーディングスキル、商品撮影スキル、画像加工やバナー制作といったクリエイティブスキルはECサイト制作・運営をする際に非常に重要なスキルです。適切な商品撮影を行えば、商品の魅力が伝わり、使いやすいECサイトを制作すれば、売り上げに直結します。

カスタマーサポートスキル

カスタマーサポートスキルとはお客様対応に関するスキルです。商品を販売する際、お客様との関わりは必要不可欠です。クレーム対応や問い合わせの対応などの際に顧客の気持ちになることが非常に重要です。

ECサイト運営の勉強に役立つ3冊の本

EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかり分かる教科書


EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかり分かる教科書
著者:株式会社これから
出版社:技術評論社

ECサイトの運営には多くの業務をこなす必要が生じます。
本書では、ECサイトを運営するうえで必ず知っておかなければならないECサイト運営の業務内容の説明を、分かりやすい文章と図を用いて解説しています。

別業界からEC業界を目指している方、社内の急な配置転換でネットショップ担当になった方におすすめの一冊です。

ECを始めるなら別会社をつくりなさい  小さな会社のDXはネットショップから始めよう!

ECを始めるなら別会社を作りなさい 小さな会社のDXはネットショップから始めよう!
著者:岩井淳行

本書では、ECサイトを運営し実績をあげた著者が、ECサイトで実際に利益を上げるノウハウや経営戦略を教えます。EC事業を別会社化するメリットなど、経営者視点からのアドバイスが豊富です。

化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則

化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則
著者:山口尚大

本書は著者がこれまで実践してきた化粧品、健康食品業界特化型のマーケティング施策が教えます。そのため、本書は化粧品、健康食品のECサイトに携わる方におすすめの一冊となっています。具体的には「顧客管理と維持における成功法則」や「商品設計における成功法則」などが紹介されています。

ECサイト運営が辛い3つの理由

ECサイト運営の業務は辛いという声をよく耳にします。このような声がよく聞かれる理由は以下の3つです。

必要とされるスキルが幅広い

ECサイト運営が辛いとされる要因の1つとして、幅広いスキルを必要とされるという点があげられます。
ECサイトを運営する場合、UI・UXに配慮したサイトデザインや商品登録や在庫管理などEC運営のベースとなる業務に関する知識はもちろん、そのうえでECサイトの売上を伸ばすためのマーケティング施策に関する知識も必要となってきます。

一口にマーケティングの知識といっても、マーケティングには非常に多くの種類があり、ECサイトの運営状況に合わせて最適なマーケティング方法を打ち出していく必要があります。

そのためどのようなマーケティング方法についても、ある程度の知識と経験を保有していないと市場に対して偏ったアプローチしかできなくなりECサイトの売上を伸ばせないという結果に陥ってしまいます。

数字を追いかける必要がある

ECサイト運営では、常に結果を追い求める必要があるのも辛いといわれる原因の1つです。ECサイト運営の最大の目的は「商品を売って結果を出すこと」です。そのため常に数位を意識し、少しでも数字が落ちていたら原因究明のために行動を起こさなければなりません。

結果を出すために、ECサイトの運営者はサイトを頻繁に分析し、世の中のトレンドはもちろんGoogleのアルゴリズムアップデートなどの情報収取のために常にアンテナを張り巡らせておく必要もあります。

業務内容そのものが重労働

ECサイト運営の辛さは、頭を使うことのみに留まりません。実際に手を使う側にも大変さがあります。タイムセールなどで注文数が爆発的に増える時期には、発注手続きや在庫管理、商品の梱包もかなりの重労働になります。取り扱う商品が重かったりデリケートだったりした場合はなおさらです。

加えて商品を発送した後にもお客様のアフターケアや返品処理に対応しなければならないので、EC運営の業務は終わりません。
例えば「商品が壊れていた」「思っていた商品と違った」という場合には、はじめの問い合わせの時点からかなり温度が高いお客さんもいます。そのようなときにも丁寧に謝罪をし対応しなければならないので、精神的にもかなり消費する可能性があります。

ECサイト運営者の2つの心構え

ECはすぐに結果が出ない

飛行機が離陸するまで時間をかけて、飛び始めてからは楽に飛び続けるようにECも軌道に乗るまでは時間がかかります。しかし、軌道に乗ってしまえば、売り上げを伸ばし続けることができます。最初のなかなか結果が出ない時期に心を折られないように、「ECはすぐに結果が出ない」ことを留意しておく必要があるでしょう。

常に勉強・進化し続けなければならない

ECは変化が激しい業界です。昨日通用した技が明日には使えなくなってしまうことも大いに考えられます。そのため、EC運営をする際は常に最新の情報にキャッチアップしながら進化し続ける必要があります。

しかし、「顧客ニーズはどこにあるのか?」「競合他社と比較した自社の強みは何か?」を考え続けることはどんなにECが変化しても重要です。この2点は常に考えながらECを運営していきましょう。

ECの将来性とは?

近年、スマートフォンの普及によりEC業界の市場規模が急激に拡大し、ますますECサイトの将来性に関する注目度が高まっています。しかし、日本ではECという言葉さえあまり認識されておらず、専門知識を持った人手も不足しています。また、このような背景からECサイトの関する求人も増加しています。

では何故、市場規模が拡大しているのにも関わらず人手不足が起こってしまうのでしょうか。それはECサイト運営に必要なスキルの習得が難しい、というイメージがあるからです。

確かにECサイト運営は仕事内容が多岐にわたり複雑な点も多いかもしれません。しかし、運営に必要な仕事内容やスキルさえ分かっていれば運営は可能です。ECサイトが普及し始めている今この時がECサイトのはじめ時なのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、ECサイトの運営について紹介いたしました。
ECサイト運営において、多岐にわたる仕事の管理やWEBマーケティングスキルが重要になってきます。ECサイト運営は業務内容が多様なうえに専門的なスキルが必要となりますが、競合他社に先んじて新たな販路を得ることが可能です。この記事がECサイト運営をする際の参考になれば幸いです。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

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現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

PCIDSSとは?取得のための費用、要件についてわかりやすくご紹介いたします。

ECサイトを利用する際に利用者は自身のカード情報の扱いについて不安を覚えていらっしゃいます。利用者を安心させるために必要な情報はPCIDSS準拠であるか、カード情報の不保持化の導入は済んでいるのかということです。今回はPCIDSSと不保持化についてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

PCIDSSとは?わかりやすくご紹介

PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)とはクレジットカードのセキュリティ基準です。以前はクレジットカード会社各社に独自のセキュリティ基準があり、各社それぞれの要件を満たさなくては複数のクレジットカードを取り扱うことができませんでした。そのため加盟店にとってコストが大きくなっていました。
そこで、国際カードブランド5社(American Express、Discover、JCB、MasterCard、VISA)が加盟店のリスクとコストに対応するために作成した世界共通のセキュリティ基準がPCIDSSです。
PCIDSSの取得はクレジットカード情報を保持、処理、伝送をする全ての企業に必要とされています。これはECサイトを運営している企業も対象となっています。
しかし、予算や専任者がおらず、PCIDSSに準拠することが難しい場合は「カード情報の非保持化」をする必要があります。カード情報の非保持化については後述いたします。

PCIDSSの取得に掛かる費用・要件一覧

PCIDSSの取得にかかる費用は規模によって変化します。しかし、小規模な加盟店の場合でも初期費用は1000万円以上かかり、PCIDSS準拠で運営を行うためには月額100万円以上必要で、2年に1度更新を行う必要があります

PCDSSの費用初期費用:1000万円以上
運用費用:月額100万円以上


なぜ莫大な費用が掛かるかというと、PCIDSS準拠には厳しい評価項目が定められているためです。PCIDSS準拠の基準には大きく6の目標と12の要件が定められていますが評価項目は約400になります。ここでは6の目標と12の要件についてご紹介いたします。

6の目標 12の要件
安全なネットワークとシステムの構築と維持 1.カード会員データを保護するために、ファイアウォールをインストールして構成を維持する
2.システムパスワードおよびその他のセキュリティパラメータにベンダ提供のデフォルト値を使用しない
カード会員データの保護 3.保存されるカード会員データを保護する
4.オープンな公共ネットワーク経由でカード会員データを伝送する場合、暗号化する
脆弱性管理プログラムの維持 5.すべてのシステムをマルウェアから保護し、ウイルス対策ソフトウェアまたはプログラムを定期的に更新する
6.安全性の高いシステムとアプリケーションを開発し、保守する
強力なアクセス制御手法の導入 7.カード会員データへのアクセスを、業務上必要な範囲内に制限する
8.システムコンポーネントへのアクセスを識別・認証する
9.カード会員データへの物理アクセスを制限する
ネットワークの定期的な監視
およびテスト
10.ネットワークリソースおよびカード会員データへのすべてのアクセスを追跡および監視する
11.セキュリティシステムおよびプロセスを定期的にテストする
情報セキュリティポリシーの維持 12.すべての担当者の情報セキュリティに対応するポリシーを維持する

(参照:pciSecurityStandardsCouncil Payment Card Industry(PCI)データセキュリティ基準要件とセキュリティ評価手順
上記の6の目標と12の要件を満たすことでPCIDSS準拠であることが認められますが、完全に準拠するには非常にハードルが高い内容となります。

PCIDSS認定の取得方法

PCIDSS認定の取得方法は以下の3つに分けられます。カード情報の取扱い形態や規模によって適切な方法でPCIDSS認定を取得しましょう。

PCIDSS認定の取得方法①訪問審査

PCI国際協議会によって認定された審査機関に訪問してもらい審査を受けることで認定を所得する方法です。
クレジットカード会社のような情報の取扱い規模が大きい事業者に要請されている方法です。

PCIDSS認定の取得方法②サイトスキャン

WEBサイトに侵入された際に、クレジットカード情報が盗まれることがないかを調査し、認証を取得する方法です。
PCI国際協議会に認定されたベンダーのスキャンツールによって1年間に4回以上点検を受けサイトの脆弱性がないことを調査します。認定されたベンターはPCI国際協議会のサイトに掲示されています。
カード情報の取扱いが中規模、かつインターネットに接続している企業に要請されている方法です。

PCIDSS認定の取得方法③自己問診

PCIDSSが要求する評価項目に基づいて作成されたアンケート形式の自己問診表に回答を行う取得方法です。全ての回答に「Yes」が付くことでPCIDSS準拠であることが認定されます。
カード情報取扱いの少ない一般的な加盟店の事業者向けの認定取得方法です。

1つでPCIDSS準拠が認定されるカード情報の取扱い規模や事業形態によって複数実施する必要があります。また、カードブランド5社各社それぞれがレベルを設定しており、カードブランドによって異なる要求事項が設定されています。

PCIDSSとカード情報の非保持化について

PCIDSS準拠には非常に厳格な要求事項が設定されており、また、莫大な費用が掛かります。そのため、「予算が足りない」や「専任者がいない」といった理由でPCIDSS準拠が難しい場合があります。そこで必要な考え方が「カード情報の非保持化」です。
PCIDSSの取得はクレジットカード情報を保持、処理、伝送をする全ての企業に必要とされていますが、カード情報を企業内で保持をしなければ悪意のある第三者によって狙われるリスクが削減できるという考え方に基づいた対策方法だからです。
注意すべき点はPCIDSSと非保持化が同等であると見なせるのはクレジットカード加盟店のみということです。カード発行会社や加盟店契約会社、サービスプロバイダーといった加盟店ではなく、カード情報の保持を前提とした事業者に対してはPCIDSS準拠が求められています。
一般的にECサイト運営でクレジットカードを導入する場合には、予算がある場合や専任者がいる場合を除き「カード情報の非保持化」を選択することが推奨されます。
ShopifyではShopifyペイメントというサービスを決済サービスを導入することができます。

詳しいShopifyペイメントについてはこちらをご参考下さい。Shopify paymentとは?メリットや決済手数料、導入・設定の方法を紹介します!

PCIDSSの準拠証明書とPADSSの検証証明書の違い

PCIDSSについて調べていると、PADSSや、準拠証明書と検証証明書のような非常によく似た名前を目にします。それぞれの違いについてご紹介いたします。

PADSS(Payment Application Data Security Standard)

PADSSとは決済アプリケーション向けのセキュリティ基準のことで、POSといったような決済アプリケーションが守るべき基準となっています。PCIDSSはクレジットカード情報を取扱う企業が守るべき基準なので似ていますが全くの別物です。PCIDSS準拠の企業の場合にはPADSS準拠の物を採用するようにしましょう。

PCIDSSの準拠証明書とPADSSの検証証明書

準拠証明書とは加盟店及びサービスプロバイダーがPCIDSS準拠である証明するための書類で、検証証明書とはPADSSの評価の結果を証明するための書類です。名前が非常に似通っていますが、証明する内容は別物なので注意しましょう。

PCIDSSとPCISSCの関係、準拠企業の一覧化について

PCISSC(Payment Card Industry Security Standards Council)とは国際カードブランド5社(American Express、Discover、JCB、MasterCard、VISA)が共同で設立した独立組織の名称です。この組織が作成したセキュリティ基準がPCIDSSとなっています。
PCIDSSは世界基準のセキュリティであるため、PCIDSS準拠していることが利用客に知られれば安心感を与えられ企業価値の上昇に繋がることが考えられます。しかし、5社のうち準拠企業の一覧化をしているのはMasterCardとVISAの2社のみになります。
これはPCIDSS 準拠企業のセキュリティが高いため、PCIDSS に準拠していない企業がクラッカー(悪質なハッカー)に狙われるリスクや、高いセキュリティに挑戦しようとするハッカーが現れる可能性が考えられるため一覧化し公開することが得策ではないと考えられるからです。

まとめ

PCIDSSとは世界的に高いセキュリティ基準ですが、導入にかかる費用やハードルは比例して非常に高くなっています。ECサイトの場合には自社の予算や、規模を分析し、PCIDSSと不保持化のどちらか適切な方法を選択し、導入してください。

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この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
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Shopifyはモバイルコマースに対応しています!

お客様も手軽にアクセス可能

ECショップへの訪問の多くはモバイル経由です。多様なユーザー行動の中で訪問機会を逃さないように、必ずモバイル購入への対応をしておきたいところです。Shopifyでは、お客様が安全に購入できるモバイルコマースのショッピングカートが組み込まれています。

Shopifyショップ運営もモバイルアプリから!

スマートフォンを使うのは、お客様だけではありません。ショップ運営者様にとっても便利なのが、「Shopify:ネットショップの作成」アプリです。

「Shopify:ネットショップの作成」アプリ

このアプリはIOSとAndroidに対応しているので、ほとんどのスマートフォンユーザーが利用できます。Shopifyショップの管理画面と同じような機能を使うことができます。外出先やPCが使えない場合でも、いつでもショップ管理が可能になるので、多忙な方や在庫管理をまめにしたい方などにはさらにおすすめです。

アプリでできること一部抜粋・注文のフルフィルメントや払い戻し処理

・ 明細書と配送ラベルの印刷

・下書き注文の新規作成とお客様への連絡

・タグやメモの管理、 コメントの追加

・商品の追加と編集、商品タグの管理

・コレクションの作成および更新、コレクションの表示 / 非表示

・広告やブログコンテンツ作成、サイト分析などのマーケティング施策

・ディスカウンコードを作成・管理する

・ショップの販売レポート

・販売チャネルの拡大と管理

・Shopifyアプリとテーマの利用

App Store「Shopify:ネットショップの作成

Google Play「Shopify:ネットショップの作成

あなたのShopifyショップもネイティブアプリ化

ネイティブアプリとは?

ネイティブアプリとは、アプリケーションストア経由でOSにインストールすることができるアプリのことです。皆さんも、アプリをスマートフォンのアプリストアからインストールしていると思いますが、それらもネイティブアプリです。

Shopifyでは、開設したショップをネイティブアプリ化することもできます。

Shopifyショップのモバイルアプリ化におけるメリット

メリット①販売チャネルが増える

ショップのWEBページだけでなく、アプリとしてもお客様との接点を持つことができます。

メリット②サクサク使える

そのOS専用のアプリなので、起動も速く動作も軽いです。また、ホーム画面からアクセスしやすいので、空いた時間にショップを訪問してくれる機会も増え、継続して利用してもらいやすくなります。

メリット③スマートフォン機能を活用できる

例えば、プッシュ通知を利用してキャンペーン情報を配信したり、位置情報を取得してユーザー分析に利用するなど、マーケティング戦略の一部としても有効です。

注意点も……

ネイティブアプリは、WEBページにログインして購入等を行うWEBアプリとは違い、リリースやアップデート時に審査があります。また、SEO対策で上位表示を狙うという集客戦略も行えないので、WEBアプリとネイティブアプリ両方にバランス良く力を入れましょう。

PlobalでのShopifyショップモバイルアプリ構築方法

Plobal ‑Mobile App Builder」というShopifyアプリを利用して、あなたのShopifyショップのOSアプリをつくることができます。このアプリの魅力は、コーディングなどの難しい作業は必要なく、ドラッグアンドドロップで簡単にショップアプリを構築することができるところです。

まずは、Plobalアプリをインストールし、右上の[試行を開始して通知を有効にする]をクリックし、情報入力をしてアプリを起動してみましょう。

アプリの表示画面を作成します。

[Home Screen Design]

[Create Your App]ので、[Home Screen Design]ドラッグのみで編集可能です。バナーなどの挿入コンテンツが用意されているので、必要なコンテンツをドラッグして、画面を構築することができます。また、バナーには「コレクション」「登録商品」「URL」を選択し、画像を挿入することができます。

[Category]

[Category]では、お客様がカテゴリーを選択する際のレイアウトを変更することができます。

[Customize Your Menu]

[Customize Your Menu]では、メニュー画面の編集ができます。

メニュー画面の編集できる項目・ヘッダーメニューの色

・メニューの表示位置(IOSとAndroid)

・メニューのアイコン

・カート利用時のアイコンカラーとテキストカラー

・メニューアイコンのカラー

・メニュー項目の編集

[Add Your Logo]

ショップ名やショップロゴ、ロゴ表示位置が設定できます。

[Pages]

会社概要や利用規約、プライバシーポリシーなどのページを設定できます。

[Advanced Settings]

その他通貨の設定などが行えます。

完了したら設定を保存して、最後に[Preview]で構築したアプリ画面を確認してみましょう。

Plobalでは、このほかにも商品レビューの表示や、WEBサイトにアプリインストールへの誘導バナーを追加することも可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか。Shopifyではモバイルユーザーの訪問機会を逃さないように、またショップ運営の手軽さも追求するために、モバイルアプリへの対応を万全にしています。スマートフォン利用者の重要性は高まっていますので、是非モバイルアプリの構築を検討してみてください。

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Shopifyで集客するには?集客アプリや方法、クラウドファンディング後に選ばれる理由も含めご紹介!

たとえ魅力的な商品を開発したとしても自社のECサイトに集客できなければ、売り上げを伸ばすことはできません。そこで本記事ではshopifyでおすすめの集客アプリや集客方法、クラウドファンディング後に選ばれている理由なども含めてご紹介いたします。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyは集客力が強み?Shopifyが選ばれている理由

クラウドファンディング後のビジネスモデルとしてあげられる自社ECサイト・モール型ECサイトにはそれぞれにメリットとデメリットの両方が存在することがわかりました。

Shopifyは自社ECサイトであるため自社ECサイトのメリットはそのままに、自社ECサイトのデメリットである集客が難しいというデメリットを解消することができます。その方法がShopifyでネットショップを開店をし、Shopifyのブログ機能を併せて用いることです。

Shopifyはシンプルで必要最低限な機能のみの搭載ですが、高いデザイン性があります。これにより専門的な知識がなくとも、簡単に自社のブランドマネジメントを行うことができます。そして、Shopifyのブログ機能では併せて用いることでサイトの規模拡大ができ、SEO対策により露出を増やすことができるようになるため集客力の向上も見込めます。

自社のブランディングに専門的な知識が必要ないこと、連携したアプリを利用することで集客力の向上が見込めることがShopifyが選択される理由です。

Shopifyにおける集客で「得意なこと」「不得意なこと」とは?

Shopifyを利用すると、自社ECサイト・モール型ECサイトのメリットの両方を備えたECサイトの構築が可能になります。Shopifyを利用する大きな魅力の1つに「集客力」というものがありますが、集客のなかでもShopifyにとって得意なことと不得意なことが存在します。
Shopifyが集客において「得意なこと」「不得意なこと」をしっかりと把握しておくことでより効果的なECサイトの運用が可能になります。
そこで以下ではShopifyの集客面での得意不得意をそれぞれご紹介していきます。

集客においてShopifyが不得意なこと

集客においてShopifyが不得意としていることは以下の2点です。
・日本に特化した集客方法
・タグ・リンクの埋め込みが面倒

日本に特化した集客方法

Shopifyは世界最大のECプラットフォームなので、こちらを利用することによって海外でも十分にECサイトを運用していくことができます。

しかし日本という固有の市場に着目すると、Shopifyで利用することのできる機能は日本に特化しているとは言い難い内容となっています。なぜならShopifyでは日本特有の「LINE活用」や日本のASP(アフェリエイトプロバイダー)を活用したアフィリエイト施策などと連携できる機能は存在しないからです。
そのため日本の市場に適した販売施策を打ち出すことはShopify が不得意としている集客方法の1つです。

タグの埋め込みが難しい

ECサイトの集客において欠かせないのがタグの設置です。タグページを設置することによって、顧客による自然検索経路での集客が可能になります。
もちろんShopifyでもこのタグページは重要な役割を担っているため、ECサイト構築の際には必ず設置する必要があります。
しかし自社ECサイトの場合、タグページは自身で設置するか外注する必要があります。タグページの設置にはプログラミングの専門的な知識が必要となりますが、外注をすると費用が掛かってしまいます。
タグの埋め込みは自社のECサイトならば自社で解決しなければならない問題ですが、Shopifyも例外ではないので集客方法を考える際には予めタグの設置をどうするか費用面も含めて計画を立てておく必要があります。

集客においてShopifyが得意なこと

集客においてShopifyが得意としていることは以下の2点です。
・海外でも一般的な集客方法
・既存顧客のECサイトへの囲い込み

海外でも一般的な集客方法

Shopifyは日本に特化したSNSと連携しての集客を不得意としている代わりに、Google広告、Facebook広告、Instagram連携などの海外でもメジャーな方法での集客は得意としています。
専用のアプリをインストールするだけで簡単にこれらの集客方法を導入することができます。FacebookやInstagramと連携するための専用のアプリについては後ほど詳しくご紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください。

既存顧客のECサイトへの囲い込み

Shopifyは、既にSNSで抱えているファンや実店舗での既存顧客のECサイトへの囲い込みを得意としています。
Shopifyは自社ECサイトのため、すでに作り上げられている企業のブランドイメージを崩すことなく絹雄政と実用性を備えたECサイトを構築することが可能です。
特に企業で使用していた方法がインスタグラムやFacebookなど、海外発のメジャーなSNSの場合Shopifyの強みを大いに活かし集客を行うことができます。

Shopifyを利用する際のおすすめのクラウドファンディングサイト

Shopifyで自社ECサイトの構成を考えている方におすすめのクラウドファンディングサイトを2点ご紹介いたします。

おすすめのクラウドファンディングサイト①Crowdfunder(Shopifyアプリ)

CrowdfunderはShopify app storeでインストールすることができるShopifyアプリです。このアプリではShopifyの自社サイト上でクラウドファンディングを行うことができます。サイト利用者が直接支援者になることができるためShopifyを利用して自社ECサイトを構築する場合には手間がかからないためおすすめです。

おすすめのクラウドファンディングサイト②Kickstarter

Kickstarterは2017年から日本語に対応し、正式なサービスが開始されました。Kickstarterはクラウドファンディングに特化したサイトで、そのサイト規模は大きく他のサイトに比べて支援者が多く資金が集まりやすいことが特徴です。
Shopifyと連携したサービスを提供しているためKickstarterからShopifyへの移行もスムーズに行うことができます。

Shopifyで売れない理由とは?

Shopifyでネットショップを開店したからと言ってすぐに商品が売れるわけではありません。そして、時間が経てば売れるだろうと何も行動を起こさなければ商品は売れないままです。
Shopifyで売れない場合は「ネットショップに購入者が来ていない」ということが考えられます。作成したばかりのネットショップでは知名度は低く、集客力は小さいです。継続顧客もいないため新規顧客を獲得しなくてはなりません。まずはShopifyのネットショップにアクセスをしてもらえるように集客方法を考える必要があります。

Shopifyを分析して集客につなげましょう

自社に最適な集客方法を打ち出すためにはまず、自社のECサイトの現状を把握する必要があります。
そのために欠かせないのが顧客が購入に至るまでのデータを集めて分析することです。
そこで以下では、Shopifyで構築したECサイトを含めネットショップで利用することのできる分析方法をご紹介いたします。

Googleアナリティクス

GoogleアナリティクスとはGoogleから提供されている高機能なアクセス解析ツールで、無料で利用することができます。

Googleアナリティクスを利用することによって、ネットショップへの訪問者の数や訪問者の年齢・性別、サイトにたどり着くまでの流入経路などの情報を調べ、分析をすることができます。
これによって広告の効果を調べ、どの流入経路からの顧客が多いのかを把握することでより効果的な集客方法を導き出すことができます。

Googleサーチコンソール

GoogleサーチコンソールはGoogleから提供されている解析ツールで、Googleアナリティクスと併用することでより詳細な分析が可能になります。

Googleサーチコンソールでは、Googleで検索されたキーワード、表示回数やクリック回数、平均順位などを調べて「「売れない理由」を分析することができます。
このことによって集客の問題点と改善策を明確にすることができます。

Shopifyのストア分析

Shopifyを利用してECサイトの運用を行う場合、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを導入しなくてもShopify独自のアクセス解析ツールを利用することができます。
管理画面にある「ストアの分析」の画面を開くと、広告を打った前後のパフォーマンスの比較やチャネルごとの売り上げの分析などを行うことができます。

【Shopifyの集客方法】予算を使って宣伝する

予算を使って宣伝をする方法として有料広告を利用する方法があります。有料広告を利用する方法は集客効果に即効性があるため短期間で成果を出したい場合に利用しましょう。

予算使う宣伝・リスティング広告
・アフィリエイト広告
・SNS広告

予算を使う集客①Google広告などのリスティング広告

検索エンジンでユーザーの検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告の形式です。検索キーワードに関連した広告を表示するため購買意欲が高い購入者に直接広告を表示することができるため購入につながりやすいことや、比較的安価で広告の掲載ができることがメリットとしてあります。
しかし、リスティング広告はテキストのみの広告になるため視覚での訴求ができないことや検索キーワードに対して関連した広告を掲載するため競合他社との競争が激しくなることがデメリットになります。

予算を使う集客②アフィリエイト広告

アフィリエイターと呼ばれる媒体主が自身のメディアで広告主の商品やサービスを紹介する広告形式です。アフィリエイト広告は媒体主から商品やサービスが購入された際に広告報酬を支払うため費用対効果が高いことや、アフィリエイターに紹介してもらうため認知拡大、さらに初期費用が少額です。
しかし、広告主はASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれる仲介業者を利用してアフィリエイターに依頼をするため購買数が0だった場合にもASPの利用料を支払わなくてはなりません。また、意図せずブランドイメージを損なうサイトに掲載されてしまうことがあるため注意が必要です。

Shopify app storeからインストールできる「Shopifyアフィリエイト連携」を使えばそのような心配が必要ありません。元々Shopifyではアフィリエイトプログラムを導入するハードルが高く、高い専門的な知識が必要でした。しかし、Shopifyアフィリエイト連携はアプリの中で設定から審査までが完結しているため専門的な知識が必要なく気軽に導入することができます。
また、Shopifyアフィリエイト連携ではASPを一括で管理しているため高いトラッキング精度があります。そのためブランドイメージを損なうサイトに掲載される心配なくアフィリエイト広告を利用することができます。

予算を使う集客方法③ネットショップのSNS広告

TwitterやFacebookのようなSNS(SocialNetworkingService)に広告を掲載し商品やサービスの紹介をする広告の形式です。SNS広告の場合ユーザーの登録情報によって表示する広告の決定を行います。そのためターゲティングを詳細に行うことができます。また、SNSを利用しているユーザーに広告を掲載するため潜在顧客に広告を表示できるといったメリットがあります。

しかし、SNSである以上炎上の恐れや、より多くのユーザーに目にしてもらうことを気にするあまり商品やサービスとは関係のない内容を発信してしまい、商品や製品の紹介が疎かになってしまうといったデメリットがあります。

 

予算を使う集客方法④ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はネットユーザーの興味関心に合わせて、そのユーザーが特定のブログやニュースサイトを見ているときにそのサイトに関連する広告を表示する仕組みです。
ユーザーにとってはその時にちょうど興味を持っていた項目に関する広告が目の前に表示されるので、ユーザーがその広告をクリックする確率が高まります。
加えてディスプレイ広告には、テキストだけでなく画像や動画を表示させながら商品のイメージを的確に伝えることができるという特徴があります。自社のECサイトのターゲットを的確に把握し、ディスプレイ広告を表示するWEBサイトを的確に選定することで集客を成功させることができます。

予算を使う集客方法⑤リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、「顧客になりそうな人」を対象に広告を配信する仕組みの広告のことです。この「顧客になそうな人」とは、過去にも自社のECサイトを訪れたことがある人たちのことを指します。
広告の掲載場所はWEBサイトやアプリ、動画サイトなど多岐にわたります。
リマーケティング広告を導入することで、過去の自社ECサイトの訪問では何も購入せずに去ってしまった人たちが過去に閲覧した商品を再度表示したり、閲覧履歴からおすすめ商品を表示したりすることが可能になります。
見込み顧客の1人1人に合わせた広告をタイミングよく表示し、見込み顧客が他者へと流れるのを防ぐことができます。

予算を使う集客方法④集客に役立つアプリを利用する

Shopifyアプリの中の売上分析アプリなどを利用することでより効果的な集客に関する施策を打ち出すことができます。
このような機能を実装することによって、マーケティングの促進や商品ページのSEO対策などを簡単に行うことができるようになります。

集客におすすめのShopifyアプリ6選をご紹介!

Shopifyでの集客におすすめのShopifyアプリは以下の6つです。ここではそれぞれのアプリの特徴について詳しくご説明いたします。

おすすめのShopify集客アプリ・Yotpo
・SEO manager
・Point of Sale
・google channel
・Facebook channel
・アフィリエイト連携

Yotpo

Yoptoは、商品レビューやInstagramなどに投稿された商品に関する写真を収集し、UGCマーケティングを促進するアプリです。UGCとは、一般消費者によってつくられたコンテンツのことを指します。具体的には、SNSやブログで発信される商品の口コミやレビューなどが該当します。
適切なUGCマーケティングを行いユーザーの口コミや商品に関する投稿の促進ができれば、新規顧客が商品の購入を検討する機会を増やすことができます。
Yoptoの導入によって、ECサイト内商品購入ページでのカスタマーレビューの依頼から、オンラインショップでの商品レビューの表示までを行うことができます。

SEO manager

SEO managerは数あるSEO対策向けのShopifyアプリの中でも、トップクラスのインストール数を誇る人気の集客アプリです。
SEO managerの主な機能は以下の6つです。
・キーワード選定
・ページスピード最適化
・構造化データマークアップ
・モバイルフレンドリーチェック
・メタ・ディスクリプションの最適化
・エラーページの抽出

Point of Sale

Point of SaleはECサイトの他にも実店舗がある企業向けのShopifyアプリで、ECサイトと実店舗のレジを連携することができます。
商品が購入されると自動でオンラインショップから飼われた分の商品在庫が差し引きされ、利益高が計上されます。

google channel

google channelでは、Googleショッピングへの商品掲載を可能にするShopifyアプリです。
リマーケティング機能も搭載されているため、見込み顧客に的確にリーチして効率的に集客を行うことが可能です。

また無料のリスティング広告機能を使用すれば、更に多くの人へ商品のプロモーションを行うことができます。
さらに有料広告枠のスマートショッピングキャンペーン機能を利用すれば、Googleディスプレイネットワークを介して買い物客にリーチ氏、さらなる集客効果を狙うことが可能になります。

Facebook channel

Facebook channelは、Instagramのショッピング機能との連携や、Facebookへの商品掲載の機能を備えたShopifyの集客アプリです。
シンプルな操作のみで簡単にInstagram・Facebookと自社ECサイトとの連携が可能になります。
InstagramとFacebookは日本でもユーザー数の多い人気のアプリです。これらのアプリと連携することでアプリを利用する多くの人へリーチし、ECサイトの認知をかくだいすることができます。

アフィリエイト連携

アフィリエイト連携は、その名の通りアフィリエイト広告との連携を可能にするShopifyアプリです。
アフィリエイト広告とは成功報酬型広告のことを指しますが、この広告の導入はECサイト構築後、売り上げをあげていく上で必ず必要となる集客施策の1つです。
新規顧客の効率的な獲得が可能になり、成功報酬型なので売り上げが赤字になることを心配せずに安心して導入することができます。

予算を使わずに宣伝する集客方法

予算を使わずに宣伝する方法をご紹介いたします。予算を使わない場合には時間をかけて集客をする必要があります。そのため長期的に集客をすることができるのであれば低予算での集客が見込めます。

予算を使わない宣伝・ブログ
・SEO対策
・SNS運営

予算を使わない集客①ブログ

予算を使わない宣伝の中で最もメジャー集客方法がブログを書くことです。商品やサービスの紹介だけでなく、関連したキーワードの役立つ知識や情報を解説していくコラムを長期的かつ定期的に掲載することで認知拡大につながり集客効果が得られます。
ブログの開設などの費用は最少額では0円から行うことができるため予算を使わない宣伝方法として有効です。Shopifyのブログ機能を利用し作成することが効果的です。
しかし、長期的かつ定期的に更新をしてなくてはならない手間や結果が出るまでのタイムラグがあります。

予算を使わない集客②SEO対策

SEO対策とは検索結果の上位に表示させるために行う事で、「SearchEngineOptimization」の略です。検索エンジン最適化と訳される通り、検索結果で上位に表示されるための方法であり、ブログを集客方法として利用する際に併用することでより大きな集客効果が見込めます。SEO対策は「いかにユーザーのことを考えられたページか」ということが重要視されます。コンテンツの質を上げること、質の高いコンテンツからリンクが設定されていることが大きく上げられます。また、自社の商品やサービスを紹介していくことでブランドマネジメントを行うことができます。
しかし、こちらもブログと同様に結果が得られるまでにタイムラグが生じてしまいます。

予算を使わない集客③SNS運営

自社のアカウントを作成し、商品やサービスの情報を紹介やShopifyで作成した自社サイトへのリンクを設定することで認知拡大が見込めます。また顧客となるユーザーと接点を作ることができるため直接顧客の声を取り入れることができます。
しかし、SNSは炎上する恐れがあるため発信する内容には注意をしましょう。

Shopifyの場合にはFacebookとInstagramと簡単にSNS連携を行うことができます。またShopifyは新たにTikTokとの連携を発表したため自社の商品とマッチしたSNSを利用することでより高い集客効果を得ることができます。

【Shopifyの集客方法】クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで拡散し、宣伝する

Shopifyで開店したネットショップを運営するにあたって集客方法は考えなくてはなりません。そこで商品を拡散させて宣伝する方法を予算を使う場合と使わない場合の2つのご紹介いたします。予算に合わせて方法を選択して効果的な集客を行いましょう。

クラウドファンディング後にShopifyを利用するビジネスモデル

クラウドファンディングを行い、資金調達が成功した商品を販売する方法は大きく分けて2つ存在します。それぞれのメリットやデメリットをご紹介した後に、Shopifyが選ばれている理由をご説明いたします。

クラウドファンディング後のビジネスモデル①モール型ECサイトに出店

amazonや楽天市場といったモール型ECサイト出店し販売を行う方法があります。モール型ECサイトとは現実におけるショッピングモールのように多数のブランドが小売店を出店しているECサイトのことです。

モール型ECサイトのメリット・集客力が大きい
・信頼度が高い
・出店が簡単

モール型ECサイトは利用者数が非常に多いです。2020年4月の利用者数はamazonが5253万人、楽天市場では5138万人と発表されました。そのため集客力が非常に大きく、出店をすれば商品を買ってもらえる可能性があります。
また、モール型ECサイトは「amazon」「楽天市場」といったようにサイト自体のブランド力が高く、利用者が安心して利用することができます。そのため出店しているショップに対しても信頼度が高くなります。

モール型ECサイトのデメリット・ショップのブランドマネジメントが難しい
・利用者のデータを入手できない
・出店料や手数料がかかる

モール型ECサイトでは一律の販売プラットフォームが存在しているため、規約の中でショップのブランドマネジメントを行わなくてはなりません。また、利用者のデータが入手できないためターゲットを絞ったマーケティングも難しくなります。
ブランドマネジメントを行ったとしても利用者からは「amazon」や「楽天市場」で購入したとショップが認知をされずに売買が行われる場合があります。ブランド力を借りての販売ということで手数料や月額の出店料のように商品とは関係のない出費が必要になります。

クラウドファンディング後のビジネスモデル②自社ECサイトで販売

Shopifyなどの自社ECサイトを作成しての出店を行う方法です。自社ECサイトは一昔前ではサイトの構築を0から行わなくてはなりませんでしたが、現在では「Shopify構築サービス」のようなECサイトを構築するサービスがありますので専門的な知識が必要なく自社ECサイトを作成することができるようになりました。

自社ECサイトのメリット・ショップのブランドマネジメントがしやすい
・利用者に的を絞ったマーケティングがしやすい
・利益率が高い

自社ECサイトの最も大きなメリットはブランドマネジメントがしやすい点です。サイトの個性だけでなく、独自のドメインを用いる事で利用者にブランドを覚えてもらうことができます。利用者のデータを入手できるため利用者層の把握も可能で、購入者層を把握することでリピート率の上昇が見込めます。そして、自社ECサイトであれば手数料や出店料がかからないため利益率が高くなります。

自社ECサイトのデメリット・集客が難しい
・自由度が高いため運営センスが問われる
・成果が出るまでにタイムラグがある

モール型ECサイトとの一番の違いであり、自社ECサイトの最大のデメリットは集客が難しいことです。どんなに利益率が高くとも利用者がいなければ利益は得られません。そのため、集客を行うための専門家の知識が必要になります。また、ブランドマネジメントを行うためにはサイトの自由度を活かす必要があります。自由度をしっかり活かせるセンスが問われます。
このように自社ECサイトのハードルは高いですが、ブランドマネジメントやサイトの改善は欠かせません。また、その成果が出るまでには時間がかかります。戦略と目標をしっかりと立て主体的に運営することが必要になります。

クラウドファンディングが成功した商品をShopifyで販売した事例

株式会社Growでは2017年4月から2018年11月までに69件のクラウドファンディングを成功させ、支援総額は約4億195万円となっています。株式会社Growは輸入専門商社で、クラウドファンディングを用いて資金調達や予約販売でテストマーケティングを行っています。アメリカ発のフィットネス器具「BODYBOSS」を販売する際にクラウドファンディングを利用し、資金調達を行った後にShopifyを利用して販売を行っています。Shopifyは細かなデザイン変更やデータ分析を行えるため利用しているそうです。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとはインターネット上で自身の夢や行っている活動をプロジェクト化し、支援者から活動資金を提供してもらう新しいタイプの資金調達方法です。従来の資金調達方法は「少ない出資者から多額を調達する」という形式でしたが、クラウドファンディングでは「多数の出資者から少額ずつ調達する」という形式となっているため柔軟な資金調達が可能となりました。

クラウドファンディングの種類とは?

一口にクラウドファンディングといっても、その目的によってその種類は異なります。
クラウドファンディングの代表的なものは以下の3種類です。

クラウドファンディングの種類・株式型
・寄付型
・購入型

クラウドファンディングのメリット

購入型クラウドファンディングを行う最大のメリットとして、Shopifyへの出店前に市場調査を行うことができるという点があげられます。

クラウドファンディングへの出資のリターンをShopifyで発売予定の商品に設定しクラウドファンディングを行うことで、その商品の実際の市場価値を見極めることができます。
クラウドファンディングでは出資者は自ら対価を支払って支援をするため、ある商品がリターンとして設定されているクラウドファンディングへの支援額がそのままその商品の市場性を表す1つの指標になります。
加えてこのように発売前の商品の「先行販売」という形でクラウドファンディングを行うことによって、「どのような人たちがこの商品を購入してくれるのか」という問いに対しての明確な答えを得ることもできます。

クラウドファンディングのデメリット

購入型に限らずクラウドファンディング全般のデメリットとしてあげることができるのが、目標金額を達成することができない可能性があるという点です。
クラウドファンディングを始めるまでには、プロジェクトページを作成するための自己紹介文や、動画などの用意も必要不可欠です。
万が一目標が達成できなかった場合には、クラウドファンディングを行うまでにかかった費用や時間も無駄になってしまいます。
そのためこのような事態に陥らないように、事前に入念な計画を立てて確実に目標金額を達成できるように見通しを立てることが必要です。

Shopifyのクラウドファンディングアプリとは?

購入型クラウドファンディングを実施する1つの手段として、Shopifyで構築した自社ECサイトを行うというものがあります。
Shopifyアプリのクラウドファンディング機能のあるものを使用することでECサイトに簡単に実装することができます。

Shopifyアプリを活用してクラウドファンディングを行うことによって、通常のクラウドファンディングであれば必ず必要となってくるプラットフォームへ多額の費用を支払うことなく簡単にクラウドファンディングを行うことができます。

クラウドファンディングの厳しい実態とは?

クラウドファンディングには「All or Nothing型」と「All in型」というものが存在します。
「All or Nothing型」とは、プロジェクトが掲げた目標金額に達成すれば商品を開発するが、目標金額を達成できなければ商品の開発は全くせず、加えて支援者に支援額を全額返金するという方式のクラウドファンディングのことです。
一方で「All in型」では、目標金額の達成の是非にかかわらずプロジェクトが動きます。
近年では、こちらの「All in型」が主流となってきています。
「All or Nothing型」の厳格な手法でのクラウドファンディングに比べ、「All in型」のクラウドファンディングは最初の目標金額も低く設定されます。加えて購入型クラウドファンディングで実施されることが多いため、従来のクラウドファンディングの「寄付」という要素よりは新商品などの「応援購入」という側面が強くなってきています。
このような変化はクラウドファンディングへの垣根を低くし、誰でも簡単にクラウドファンディングを実施できるようになるというメリットをもたらします。
しかし様々な商品がクラウドファンディングとして出店される分、商品に求められる独自性が高くなります。
依然としてクラウドファンディングの成功までの道のりは厳しいものであると言われています。
そこで以下では、購入型クラウドファンディングで成功するためのおすすめの商品をご紹介していきます。

特定の商品

クラウドファンディングと相性の良い商品の一例として、何か特定の商品を絞ってクラウドファンディングを実施するということがあげられます。
なぜなら支援者は出店者の幅広いアイデアという無形のものではなく、ある特定の商品という有形のアイテムをサポートしたいという思いが強いためです。

差別化を図る

クラウドファンディングと相性のいい商品の一例として、他社とは異なる独自性のある商品というものがあげられます。
差別化が図られた個性の感じられる商品は、支援者を惹きつけるだけでなくその商品自体に話題性を付与することもできます。

クラウドファンディングに大手メーカーも参入する理由

近年では「All in型」の購入型クラウドファンディングを活用する大手メーカーが続々と増えています。このような傾向の背景には、「発売前の商品の市場調査えおおこなうことができる」という購入型クラウドファンディングのメリットが存在します。
加えて発売前の商品を「クラウドファンディング」という話題性のある方法で、一般販売時の想定価格よりも10%ほど割安な価格で手に入れられることから、新製品情報に敏感な消費者の層に向けて一般販売前にアピールして話題の拡散を狙うこともできます。

海外の製品はクラウドファンディングに向いている?

海外からの輸入品はクラウドファンディングに比較的向いている商品としてあげることができます。
なぜなら「通常ならばわざわざ海外まで行かないと手に入らない」という独自性を持った商品をぜひ手に入れてみたい、支援してみたいと感じる支援者は多いためです。

まとめ

クラウドファンディングを利用することで事業の幅は大きく広がります。ネットショップを出店する際にはShopifyを用いて、ブログ機能でモール型ECサイトでは難しいブランドマネジメントを行い、個人ECサイトだけではできない集客方法を利用するなど、効果的な拡散や宣伝方法を用いてしっかり商品やサービスを販売しましょう。

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Shopifyのショップドメインについて、わかりやすくまとめました!独自ドメインへの変更方法についてもご紹介!

Shopifyでは、ストアを開設時に無料で使えるドメインが割り当てられます。自分でレンタルサーバーなどの契約をしなくて済むので非常に便利ですが、本格的なショップ運営には「独自ドメイン」の使用が必要になってきます。今回は、Shopifyのショップドメインについて、独自ドメインの設定方法やメリット、料金なども紹介しながらまとめてみました。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyとは?ネットショップの始め方

Shopifyとは、世界175カ国、100万件以上のショップで導入されている世界最大のECサイトプラットフォームです。ここでは、シンプルで高機能なサービスを、初期費用無料・安価な決済手数料で利用することができます。国内大手ECモールの楽天との連携や、海外配送なども可能なので国内市場でも海外市場でも販売が行えます。

そんなShopifyは、ショップ開設も簡単です。必要な情報は「メールアドレス」、「パスワード」、「ストアの名前とURL」のみです。

Shopifyのショップドメイン

これらShopify開設時に入力する情報の中で、ショップ運営に大きく関わってくるのは「ストアの名前とURL」です。ストアの名前はショップ開設にあたってショップオーナーが決めるものですが、ショップドメインはどのように設定すればよいでしょうか。

そもそもドメインとは?

ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。無数のWEBサイトの位置は、ドメインに紐づく「IPアドレス」により判別されますが、IPアドレスでは「000.00.00.00」のように数字のみで構成され非常にわかりづらいです。

ドメイン名に変換することで、Webサイトの場所をわかりやすく現すことができます。ドメイン名は、ホームページのURLやメールアドレスに使われます。

https://○○○.comのようなホームページのURLであれば、「○○○.com」の部分がドメインになります。

×××@○○○.comのようなメールアドレスの場合も同様に、「○○○.com」の部分がドメインです。

Shopifyでは、ショップ開設設定時に、自動的に○○○.myshopify.comというドメイン名が使用可能になります。また、デフォルトのドメインを避けたければ、独自ドメインの設定も可能です。

Shopifyで独自ドメインに変更する方法は?

独自ドメインとは?

独自ドメインとは、自分で自由に設定したドメインのことです。Shopifyで独自ドメインを設定するには

①Shopify管理画面からドメインを購入する

②他サービスで購入したドメインを連携する

の二つの方法があります。

①Shopify管理画面からドメインを購入する方法

Shopifyの管理画面の販売チャネルメニューの中にある[オンラインストア]から、[ドメイン]を選択します。ドメイン管理ページから、[新しいドメインを購入する]ページに移動したら、ドメイン名を検索し欲しいものがあれば購入します。

②他サービスで購入したドメインをShopifyに連携する方法

①と同じように販売チャネル>オンラインストア>ドメインと選択し、ドメイン管理ページで[既存のドメインを接続する]をクリックします。ページを移動したら、接続したいドメインを入力し次へ進みます。[接続を確認する]を選択した後、CNAMEとIPアドレスをコピーして、ドメインを購入したサイトでDNSの設定に反映します。

 

サブドメインもShopifyストアに設定可能

サブドメインとは、独自ドメインを複数の利用者に分割するために、任意の文字列を設定したものです。「△△△.○○○.com」といったように、独自ドメインの先頭を「.」で区切り、任意の文字列を付与してドメインを割り振ります。

サブドメインをShopifyで利用すれば、元のドメインでは記事サイト等を指し、サブドメインでShopifyストアサイトを指すなどの使い分けができます。

Shopifyで独自ドメインを使うメリットは?

メリット①文字配列が自由!

独自ドメインなら、デフォルトのドメインと違いブランド名を組み込んだり、ショップイメージに合ったドメイン名を設定したりすることができます。名前を覚えてもらいやすくなり、競合との差別化やブランディングにも繋がります。また、URLやメールアドレスにショップ名等が含まれることで、ビジネスの場面における信頼度が高まります。

メリット②ドメイン自体はずっと使うことができる

ECショップを運営していくにあたり、チャネルを増やしたりサイトプラットフォームを変更したりすることがあるかも知れません。ドメインを購入しておくとチャネルが増えても、サーバーを変更してもブランドでドメインを統一し続けることができます。また、サーバーのサービス終了によるURLの変更も避けることができるので、既存客も逃しません。

ドメイン取得には?料金やおすすめサービス

ドメイン取得にかかる料金は?

独自ドメインの取得には、初回登録時にかかる登録費と、独自ドメインの維持にかかる更新料金が必要です。

独自ドメインにかかる各費用は、プロバイダーや取得ドメインのトップレベルドメイン(.comのように、[.]の後ろに付いた文字列)によっても様々ですが、価格帯としてはどこもあまり変わりはありません。

初回登録時にかかる費用は、だいたい1,000円程度です。競争率の高いドメインなどでは3,000円~と高値になることもあります。逆に[.work]などのあまり見ないトップレベルドメインでは1円~など、安価になることもあります。

ドメインは、基本的に1年で更新になります。更新料金は、基本的に1,000~3,000円程度です。

おすすめドメイン取得サイト

 

お名前.com

お名前.comはGMOグループが運営しているドメインサービスで、安価で有りながらも信頼感も比較的高いサイトです。

お名前.comは、ドメインの種類が豊富で、年額540円でメールサービスの利用も可能です。ドメインの国内シェアNO.1ですので、特にこだわりが無ければ選んでみても良いと思います。

 

ムームードメイン

ムームードメインもお名前.comと同じく、GMOグループが提供する大手ドメインサービスです。提供しているサービス内容もほぼ同じですが、連携しているサービスが多いという点はムームードメインのみの特徴と言えるでしょう。例えば、レンタルサーバーの「ロリポップ!」やECサイトサービスの「カラーミーショップ」など、多くのサイトで簡単にドメイン管理が行えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Shopifyなら、無料のドメインを手軽に使えるのにもかかわらず、独自ドメインの購入や設定も可能です。もしドメインの変更を検討している場合は、反映に時間がかかりURLも変わってしまいますので早めに決断するのが吉かと思います。

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Shopifyで納品書や領収書を発行するには?ネットショップ運営に必要な書類や、Shopify上での発行・編集方法をまとめました。

ネットショップの運営では、お客様に商品を届けるのはショップオーナーではありません。お客様に商品を届けるのは配送業者であり、お客様からショップオーナーの顔は見えません。そんなネットショップだからこそ、お客様に届く書類の重要性は高いと言えます。今回は、ネットショップでの取引に使われている納品書・請求書・明細書や・領収書について、Shopifyでの発行・編集方法をご紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyショップ運営に必要な書類は?

納品書

納品書とは、発注通りに納品したことを証明するために、商品納品時に取引相手に対して渡す書類ですが、実は法律的な発行義務はありません。しかし、既に慣習化された納品書は信頼感やトラブル回避の観点からも、商品と同梱して送ることが一般化されています。

ネットショップという取引相手が見えず、レビューの影響力の大きい形態ならなおさらで、ショップの信頼度に直接繋がってくると言っても過言ではありません。

一般的な記載内容は以下の通りです。

納品書の記載事項・宛名

・差出人の情報(ショップ名や会社情報等)

・納品書番号

・発行日

・合計金額と内訳

(品目名・単価・数量・価格・消費税)

・備考欄

 

請求書

請求書は、納品した商品への支払いを通知するための書類です。発行しなければ法律で罰せられる、ということはないですが、ネットショップでの取引の際で払った払っていないなどのトラブルを避けるためにも、発行の仕方を知っておいても良いでしょう。

一般的な記載内容は以下の通りです。

請求書の記載事項・宛名

・差出人の情報(ショップ名や会社情報等)

・請求書番号

・発行日

・合計金額と内訳

(品目名・単価・数量・価格・消費税)

・請求代金の振込先

・請求代金の支払い期限

・備考欄

 

明細書

明細書はお客様に購入品の内容を伝えるためのものです。注文発送時に同梱する可能性があります。購入品の内訳を、消費税や個数等正確に記載する必要があります。

領収書

領収書は、代金支払い時に支払いの証明として発行されるものです。領収書については、お客様から発行の請求があれば発行することが義務になりますので注意しましょう。また、再発行の請求については、経費の水増しや二重請求などの恐れを防ぐ観点から義務付けられていないので、拒否をすることも可能です。

一般的な記載内容は以下の通りです。

領収書の記載事項・宛名

・差出人の情報(ショップ名や会社情報等)

・発行日

・領収金額

・但し書き

Shopifyで納品書類を発行するには?

世界100万件以上のショップに導入されているShopifyなら、初期費用0円・安価な決済手数料でネットショップを運営することができます。Shopifyなら、ショップ運営に必要な機能がそろっており、すぐに販売を始めることができます。では、EC販売で必要な納品書や領収書を、Shopify上で発行するにはどうすればよいでしょうか。

Shopifyの便利なアプリ機能を使う

Shopifyでは、アプリをインストールすることで様々な機能を追加することができます。アプリはアプリストアからインストールできます。Shopifyは海外企業開発のため、標準機能での納品書発行は搭載されていません。しかし、これらの機能もアプリでインストールすることができます。以下では、書類の発行におすすめのアプリをご紹介します。

Shopifyのおすすめ帳票出力アプリ

Order Printer

Shopify公式の帳票発行アプリです。このアプリがあれば、Shopifyの注文管理画面から請求書や明細書、宛名ラベルなどだいたいの必要帳票の出力が可能です。一括印刷やレイアウト編集も自由ですが、販売に専念したい方や、ネットショップ初心者の方には少し難易度が高い可能性があります。

Quick Order Printer かんたん帳票出力

そんな時におすすめなのが、このquickorderprinterです。インストール後、すぐに二法誤表記の帳票出力が可能で、納品書や請求書、領収書まで簡単に作成することができます。一括操作やバーコード出力にも対応しています。

納品書や領収書のテンプレートと編集ならこのアプリ

Order Printerでは15のテンプレートが保存可能ですが、アプリ自体にデフォルトで入っているテンプレートは請求書と明細書の2つです。Order Printerのテンプレートを新しく作成するには、コードを使って作成する必要があります。また、テンプレートを編集する際も、同じような手順で編集が可能です。

Order Printerの[テンプレートを管理する]から、新規作成の場合は[テンプレートを追加する]、編集の場合は編集したいテンプレートをクリックします。HTML等で編集し、完了したら保存してください。

Order Printer Template

order printerで使えるテンプレートを購入できるアプリです。購入後は、月額制でなくずっと使い続けることができます。また、ここで購入したテンプレートはコードを使わずに編集することができます。

Shopifyのおすすめ納品書発行アプリ

納品書発行アプリ

日本の会社が開発した日本語表記の納品書アプリです。発行される納品書は日本語表記かつ円表示です。

納品書のみでなく、請求書の作成などにも使用でき、個別印刷も一括印刷も可能です。また、Excelでテンプレートの編集も可能です。

Shopifyのおすすめ明細書発行機能

Shopifyでは、標準機能として明細書出力機能が搭載されています。注文管理画面から印刷したい内容や印刷数を選択し、[印刷]から明細表を印刷することができます。

明細書のテンプレート編集は?

Shopifyの明細書のテンプレートは、[配送設定]の[明細表]のある[編集]から行えます。テンプレートの編集にはHTML、CSS、Liquidなどを使いますので注意しましょう。

Shopifyで送り状も連携!配送準備の手間を省くならこのアプリ

Ship and co

Ship and coは、面倒な配送手続きを20秒で終わらせてしまおうというアプリです。このアプリでは、国内外の運送業者と連携しており、配送業務を一元管理することができます。例えば、複数のネットショップの注文をリアルタイムで同期したり、サイズや重量を入力するだけで料金比較や送り状を発行したりできます。また、国外発送も簡単なので越境ECに最適です。

そんなShip and coですが、ワンクリックで各運送会社の送り状や納品書を作成し、そのまま発送することが可能です。配送準備や運送会社選びに手間をかけたくない方におすすめのアプリです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。簡単に使えるものからコード編集の知識が必要になるものまで様々な機能がインストール可能なようです。本格的な大口販売から、気軽な小口販売までShopifyなら対応可能です。納品書や領収書の発行準備を整えて、Shopifyでのショップ運営を拡げていきましょう。

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ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopifyと楽天が連携可能に!連携方法や楽天ペイ、メリットについてまとめました。

ショップオーナー様の中には、Shopifyと楽天の両方での出店を考えている方や、どちらに出店しようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、最近連携が可能になったShopifyと楽天について、連携方法や連携によるメリット、楽天ペイについてなどをまとめてみましたので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyと楽天の連携が可能に!

世界175か国で利用されているShopifyと、日本国内最大のECプラットフォームである楽天が提携し、Shopifyと楽天市場のショップ管理を連携することが可能になりました。これは、Shopify内で楽天市場の商品管理や発注処理を可能にするもので、楽天市場の在庫や発注状況の情報がShopifyのショップ管理ページと同期され、Shopifyから離れずに複数のチャネルの運営が可能になります。Shopifyと楽天の両方にショップをお持ちの方にはもちろん、今後出店予定の方にとっても検討要素として魅力的なサービスです。

Shopifyと楽天の連携でできること!

Shopify内で「楽天販売チャネルアプリ」を利用することで、楽天市場の商品登録や在庫管理、注文処理を行えます。

従来、別々の場所で運用していた二つのチャネルを、楽天の管理システムに移動することなく、Shopifyの管理画面上で全て行えるようになります。これにより、Shopifyから楽天への進出がとても簡単になりますし、一つの管理画面で複数のチャネル管理を行うことができるので、それぞれの仕様に左右されることなく商品の販売が可能です。

Shopifyと楽天の違いを比較

自社型ECとモール型EC

まずこの2つのプラットフォームの相違点は、自社型ECとモール型ECというところです。

 

Shopifyのメリット・デメリット

Shopifyは、そのシンプルで高機能なサービスから自社ECサイトを構築するのに適しています。自社型ECサイトのメリットは、ずばり「ブランディングがしやすい」という点です。そのショップのファンをつくるためのブランディングですが、ブランディングがうまくできていれば比較的高価な商品も販売しやすくなります。

一方で、デメリットは「集客しづらい」ことです。自社ECサイトは作っただけではお客様は訪れてくれません。SNSやWEB広告などを用いて、集客施策を打ち出す必要はありますし、継続的な取り組みや工夫ももちろん重要になります。

楽天のメリット・デメリット

Amazonや楽天などのモール型ECサイトでは、一般的にロイヤリティが発生します。ロイヤリティを払ってでもECモールに出店する人が多い理由は、その「集客力」にあります。大手ECモールにはもちろん多くのユーザーが付いています。出店者は集客施策を打ち出さなくても、出店するだけでショップは多くのユーザーの目に留まります。

しかし、もちろんデメリットもあります。多くのショップが同じプラットフォームに出店しますので、「競合は多い」です。そこで他社との差別化のためブランディングを行う必要が出てきますが、ECモールでは「このショップで買った」という意識がわきにくく「ブランディングがしづらい」というデメリットもあるので、ページ作成にはブランドメッセージの統一など工夫が必要になってきます。

海外に広がる市場と世界第四位の日本市場

Shopifyは世界175か国、100万件以上のショップが出店されている最大規模のECプラットフォームです。当然、日本以外の利用者は多く、海外発送や通貨対応などのサービスも万全ですので、Shopifyで出店すれば越境ECが可能です。

一方で、楽天市場は、国内でも5万件のショップが出店されており、登録されたID数も一億に上ります。楽天は日本国内では最大のECモールであると言えますが、実は日本のEC市場規模は、中国、アメリカ、イギリスに次ぐ世界第4位です。日本国内でのECも力を入れる価値は大いにあると言えます。

Shopifyと楽天を連携するメリット

メリット①別々で管理していた情報が一元化されることでとても便利に!

従来、両方のショップを運営している場合、どちらも別々で在庫管理や注文処理を行う必要がありました。しかし、情報の一元化によりShopifyから楽天のショップの管理や処理が行えることにより、ミスや手間を省くことができます。

メリット②お互いの弱点を補いあえる!

上記の通り、自社型ECとモール型ECの「集客がしづらい」・「ブランディングがしづらい」という短所は、お互いの長所で補完が可能です。Shopifyのショップでブランディングを行いながら、楽天モールでお客様の目に留まることができます。

メリット③より多くの顧客にアプローチ

Shopifyと楽天では活躍している地域が異なります。しかし、どちらも利用すればそれは抜け目なく多くの地域で対応可能であるということになります。二つのプラットフォームの顧客層が異なっているからこそ、アプローチできるようになる顧客が多くなります。

Shopifyと楽天の連携の注意点

アカウント連動は1アカウントにつき1アカウントまで!

Shopifyアカウント1つにつき、連携できる楽天アカウントは1つですので、複数のショップを開設している方はご注意ください。
加えて商品登録以外のページを構築する場合やR-Mail、R-Karteなどは別途楽天の管理画面上で行う必要があります。

受注管理・在庫管理・商品登録ができない場合もある

すでに楽天のショップにて登録されている商品は、Shopifyと連動することはできません。連動することができる商品は、Shopify経由で登録した商品のみになります。
受注管理や在庫連動についても同様で、Shopifyを経由して手続きを行った商品のみその商品の在庫管理・受注管理をShopify上で行うことができます。

費用はオプションサービス分を払う必要がある

Shopifyと楽天を連携させる際に連携のために使用するアプリ自体の費用は掛かりません。しかし楽天市場の利用料金に加えて、別途楽天市場側が提供している「RMS商品一括編集機能」というオプションサービスの契約が必須となっています。
なお「RMS商品一括編集機能」の利用料金は月額1万円です。楽天とShopifyを連携させる前にはこちらのコストも考慮して費用についての計画を立てる必要があります。

Shopifyと楽天の連携方法

①楽天ショップの開設

Shopifyと楽天を連携させるには、楽天のショップが必要です。ショップ開設には審査も必要ですので気を付けましょう。

また、Shopify内でのアプリ使用は無料ですが、楽天ショップ開設には費用が掛かるので、実質『Shopifyの各プランにかかる費用+楽天の各プランにかかる費用』が必要になってきます。出展:楽天「運営スタイルに合わせて選べる出店プラン」

②アプリのインストール

Shopifyと楽天を連携させるには、楽天市場販売チャネルアプリをインストールする必要があります。

まずは、Shopifyの管理画面から[Shopify app store]へアクセスし、「rakuten」で検索します。

楽天市場販売チャネルアプリのページで、[アプリを追加する]ボタンをクリックしてください。

 

インストールの確認画面に切り替わるので、[販売チャネルを追加する]ボタンを押してください。すると、楽天市場への接続画面に移動します。

[出店情報を入力する]を押して、ショップの情報入力をする必要があるのですが、「楽天市場店舗URL」、「RMS APIライセンスキー」、「SMTP ID」、「SMTPパスワード」の4つの情報が必要になります。

これらを入力し[接続]ボタンをクリックすれば、インストールは完了です。

③方法の設定

Shopifyに楽天市場販売チャネルアプリをインストールした後は、販売チャネルの設定が必要です。

Shopifyの[商品管理]ページから[商品を追加する]をクリックし、商品追加ページから通常通り商品情報を入力します。

入力後、右上の[販売チャネル]の[管理]リンクから[販売チャネルの表示/非表示を管理する]ページへ移動し、「Rakuten Ichiba(JP)」のチェックボックスにチェックを入れてください。

一度保存したら商品ページに戻り、上部メニューの[その他の操作]タブから[Edit Product]を選択し、楽天ページで表示される商品名やキャッチコピーの設定が行えます。

商品登録が完了しましたら、楽天のページから確認してみましょう。また、配送方法や送料などはデフォルトの設定になっているので、独自の設定が必要な場合には商品編集画面で変更しましょう。

 

 

Shopifyと既存のRMSアカウントを連携する方法

①メールアドレスの設定

Shopifyと既に作成しているRMSアカウントを連携させるには、まずはShopify Dashbordに設定しているメールアドレスをRMSにも設定する必要があります。
なおこちらで設定したメールアドレスは、店舗概要ページやお客様へのメールの送信元アドレスに利用されます。
メールアドレスの設定手順は以下の通りです。

メールアドレスの設定手順1.Shopifyの管理者画面から「設定」>「一般」>「ストアの詳細」>「Costomer Email」を選択し、Shopify Dashbord上に設定しているメールアドレスを確認する
2.手順1で確認した「Customer Email」アドレスをRMS管理画面ページの「店舗連絡先メールアドレス」に登録する

②Shopifyと連携した際の配送方法の設定を行う

ShopifyとRMSを連携させたら、配送方法の設定を行います。このときに商品の出荷元が海外の場合は配送方法を「国際配送」に設定します。
配送方法の設定手順は以下の通りです。

配送方法の設定手順1.RMSのメインメニューを開き、「店舗設定」>「基本情報設定」>「配送方法・送料設定」のページを選択する
2.「国際配送」を利用したい場合には手順2でひょうじされた画面上で「国際配送」を選択し、登録および送料の設定を行う
3.登録した配送方法のチェックボックスにチェックした後「反映する」ボタンを押し、配送方法の設定を完了する

③Shopifyと連携した際の納期情報の設定を行う

配送方法の設定を完了したら、次は注文から出荷までにかかる時間の目安(リードタイム)の設定を行います。Shopify Appでは、この手順で「納期管理番号1」に設定した文言が商品ページに反映されます。
納期情報の設定方法は以下の通りです。

納期情報の設定方法1.RMSのメインメニューを開き、「店舗設定」>「4基本情報設定」>「納期情報設定」を選択する
2.「新規登録」を選択し、「お届け目安」と「お届けに数」を設定する。このとき「納期管理番号」は「1」に設定する

④CSV商品一括編集の申し込みを行う

Shopify Appと楽天の連携に必ず必要であるオプションサービスの「CSV商品一括編集(月額1万円)への申し込みを行います。
申し込みの手順は以下の通りです。

申し込み手順1.RMSのメインメニューを開き、「拡張サービス一覧」>「1オプション機能利用申し込み・解約」を選択する
2.リストの中から「CSV商品一括編集」を探し、「申し込み・解約」をクリックする

⑤あんしんメルアドの「SMTP AUTH ID」とパスワードの取得を行う

ユーザーからの商品の問い合わせや、ユーザーとのコミュニケーションを図る際に利用することのできるあんしんメルアドの送信に必要なSMTP AUTHのIDとパスワードの取得を行います。
なおこちらで取得した情報はShopify AppのCredential Informationの画面に設定を行います。
SMTP AUTH IDとパスワードの設定方法は以下の通りです。

IDとパスワードの設定方法1.RMSのメインメニューを開き、「R-Login」へ進む
2.「あんしんメルアドサービス」をクリックする
3.手順2を行ったら表示される画面の「こちら」をクリックする。このタイピングでもう一度R-Loginを求められるので、指示に従ってログインを行う
4.ログイン後に表示されるページで「メールサーバー設定情報」をクリックする
5.手順4の後に表示される画面上でIDとパスワードの確認、設定を行う
6.取得したIDとパスワードはShopifyアプリの店舗情報で設定するのでメモなどに残す

⑥APIライセンスキーの取得を行う

APIライセンスキーとは、Shopify App上でRMSの商品・注文情報を操作するために必要となる情報のことです。
APIライセンスキーの取得はRMS Service Squareから申請することで行うことができます。
APIライセンスキーの取得方法は以下の通りです。

APIライセンスキー1.RMSのメインメニューから「拡張サービス」>「3業務支援サービス」を選択肢、RMS Service Squareにアクセスする
2.RMS Service Squareの右上の検索ボックスから「Sales Cannel App」を検索し、Sales Channel Appの申し込みページにアクセスする
3.Sales Channel Appの申し込みページへアクセスしたら画面の案内に従って必要情報を入力し申し込みを完了する
4.Sales Channel Appの申し込みを完了したら、RMSに登録している店舗連ら宇崎メールアドレスに申し込み完了のメールが届く
5.申し込み完了メールの受信を確認したらRMSのメインメニューを再度開き、「拡張サービス一覧」>「2各種申請・設定変更」から取得したAPIライセンスキーを確認する
6.取得したライセンスキーはShopify AppのCredential Informationに設定するのでメモなどに残しておく

⑦Shopifyアプリの初期設定を行う

Shopifyアプリの設定画面に、取得したパスワードやライセンスキーを設定していきます。なお、本作業は手順⑥ので行ったAPIライセンスキーの取得から30分以上時間を空けてから実施してください。
Shopify Appへの設定が完了したら、既存のRMSアカウントとShopify Appとの連携は完了です。

Shopifyと楽天の連携の注意点

・1アカウントにつき1アカウント!

Shopifyアカウント1つにつき、連携できる楽天アカウントは1つですので、複数のショップを開設している方はご注意ください。

・既に楽天ショップを運営していると……

すでに楽天のショップにて登録されている商品は、Shopifyと連動することはできません。連動することができる商品は、Shopify経由で登録した商品のみになります。受注管理や在庫連動についても同様です。

Shopifyで楽天ペイを使おう

お買い物で楽天ポイントが貯まる便利な電子マネー「楽天ペイ」ですが、Shopifyと楽天を連携させれば、楽天ショップからの購入で利用可能なだけでなく、Shopifyでのショッピングでも利用可能な場合があります。

それは、SBペイメントサービス株式会社が提供する決済方法を導入することです。SBペイメントは、Shopifyで利用可能な決済方法の中で、唯一楽天ペイが導入可能なものです。SBペイメントはその他にも、クレジットカード、PayPay、キャリア決済、Webコンビニ決済、Pay-easy決済なども一括で導入できるサービスになります。

その他、Shopifyで利用可能な決済方法については関連記事をご覧ください。

まとめ

このようなプラットフォーム同士の連携は、ショップオーナー様にとってもオムニチャネル連携を容易に行える魅力的なサービスです。世界に広く拠点を持つShopifyと、日本でかたい基盤を持つ楽天の複数チャネルを気軽に一元管理できるサービスは、ぜひとも導入してみたい機能であると思います。

関連記事

ShopifyとAmazonの連携方法を徹底解説!ShopifyでAmazon payは利用できるのか?
・ShopifyとInstagram(インスタグラム)・Facebookの連携方法を徹底解説!
・Shopifyショップはモバイルアプリ化も可能!Shopifyのスマホ対応についてご紹介します!

ECサイト制作ならアートトレーディング

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NPSとは?計算方法や業界別のNPSランキングや導入企業の成功事例を紹介!

企業の成長において重要なのは、自社の課題や優れた点を見つけ、分析と改善を繰り返すことです。今回は、カスタマーサティスファクション(顧客満足度)に代わる、顧客のロイヤルティを測る方法「NPS」について計算方法から業界別のNPSランキングや成功事例まで紹介します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

NPS®とは

NPSとはNet Promoter Scoreの略であり、顧客ロイヤルティを数値化するものです。顧客が企業や商品にどのくらい愛着があるかを表すことができます。この指標は2003年にベイン・アンド・カンパニー社のフレドリック・F・ライクヘルド氏がハーバード・ビジネス・レビューで発表したことで急速に広がりました。アップル社やレゴなどの大企業がその有効性を示したことで、現在は欧米の上位500企業(フォーチュン500)の3分の1以上がNPSを採用しているそうです。

NPSは「あなたはこの企業(製品/サービス/ブランド)を友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか?」という質問を行い、その答えを基に計算し、数値を出します。回答者は0~10の11段階で評価をします。

ここで回答者は「批判者」と「中立者」と「推奨者」の3つのグループに分かれます。批判者は、アンケートに対し0~6の評価を付けたグループです。このグループは商品やサービスに対して悪い評価をし、否定的な口コミにより、新規の顧客の購買意欲を削ぐグループです。また、従業員の意欲を削ぐ可能性もあります。

中立者は、アンケートに対し7~8の評価を付けたグループです。このグループは中立的な立場を取っていて特に人に勧めることもしなければ、否定的な口コミをすることもありません。ただし、何かのきっかけにより推奨者になる可能性の高いグループでもあります。

推奨者はアンケートに対し9~10の評価を付けたグループです。このグループは会社の商品やサービスに対して良い評価を下し、いつも周りの人におすすめしてくれます。

NPSとカスタマーサティスファクションとの違い

カスタマーサティスファクションは顧客の満足度をはかるものであり、従来多くの企業に利用されてきました。ただし、顧客の満足度が高くても、リピート購入や新規購入の数が伸び悩み、業績向上につながらない場合もあります。実際に、離反客のうち80%が直前の顧客満足度調査で「満足している」と答えていたとする調査結果もあります。

そこで、業績向上のためにカスタマーサティスファクションに代わる新たな指標が求められた結果、採用された指標がNPSでした。NPSの結果と事業の成長率には高い相関関係があります。これは先行する様々な企業が証明してきました。これはカスタマーサティスファクションは顧客の満足度を聞いているのに対し、NPSは顧客がその商品を他人に勧めたいかどうかを質問するというところに差があります。顧客に次のアクションを取るかどうかを質問することによって、実際の業績の向上と連動する結果につながっています。

NPSの計算方法

NPS のスコアは「推奨者」の割合から「批判者」の割合を引いた数値です。批判者の方が範囲が広いため、基本的にはスコアがマイナスになります。例を挙げると、100人にアンケートを取った結果、推奨者が30人、中立者が10人、批判者が60人となった場合は、
30-60=-30 となり、スコアは-30ポイントです。

このアンケートにはできるだけ多くのサンプルが必要になる。統計的には、400サンプル以上を確保するのが望ましく、誤差を±2%に抑えるためには2000以上が必要です。この計測を続けていくことでロイヤルティの高い顧客の創出と維持を目指すことができます。

業界別のNPSランキング

業界別にNPSの高い日本企業を紹介していきます。NTTコム オンラインが調査した、2019年の業界別NPSランキング一位と業界の平均NPSを紹介させていただきます。

銀行

「ソニー銀行」が-24.5ポイントで一位でした。業界平均は‐46.5ポイントです。手数料やセキュリティの信頼性という点で高い評価を得ていました。

アパレルECサイト

「ZOZOTOWN」が‐13.3ポイントで一位でした。業界平均は-21.7ポイントです。ウェブサイトの分かりやすさやアプリの使いやすさといった項目で高い評価を受けています。

クレジットカード

「楽天カード」が-17.0ポイントで一位でした。業界平均は-38.6ポイントです。ポイントのたまりやすさや手続きのしやすさという点で高い評価を受けています。

動画配信サービス

「Netflix」が-4.4ポイントで一位でした。業界平均は-24.6ポイントです。様々な項目で高い評価を受けており、コロナ禍による巣ごもり消費も追い風となっています。

セキュリティソフト

「ESET」が-10.2ポイントで一位でした。業界平均は-26.1ポイントです。インターネットの脅威や攻撃を知っているユーザーを中心に高い評価を受けています。

参照:NPS業界別ランキングトップ企業2020

NPSを有効に活用する方法

NPSの最大の特徴は、結果と収益との連動性がカスタマーサティスファクションよりも高い点にあります。NPSが高いということは企業や商品に対しての信頼度や愛着度が高いという事を示します。ただし、NPSを実施するだけでは、業務が改善されるわけではありません。NPSを具体的な業績向上プランの作成に役立てる必要があります。

まず「推奨者」からどのような点が支持されているのかということを調査し、その点を強化していきます。それと同時に「批判者」からの否定的な意見を持たれている点の調査と分析を行い、改善を行います。このようなフローを繰り返し、企業を成長へと導いていくことがNPSの目的です。

NPSをとりいれた成功事例

クラブツーリズム

クラブツーリズムはリピート率の伸び悩みを課題として抱えていました。顧客満足度だけでははかりきれない部分で手をこまねいていた際に、再購買との関連性の高いNPSに目をつけました。

その結果ツアー中の「食事」という点に顧客満足度の結果との大きな乖離が見られたそうです。今まで課題だと思っていなかったところに課題が見つかり、業務改善の方針を形作ったそうです。

Symantec

Symantec(シマンテック)社はシリコンバレーに本社をおく、セキュリティソフトウェアのグローバル企業です。各部門ごとに異なる管理指標と独自目標があり、会社内での連携が上手くとれていませんでした。これらの課題を解決するためにNPSを導入しました。一つの指標を共通目標にした結果、従業員の考え方が変わり、部門間の連携が進んだそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は企業に対するロイヤルティを数値化するNPSについて紹介しました。計算方法は簡単ですが、継続しての調査や、課題分析と改善フローを繰り返さなければ、業績の向上にはつながりません。また、顧客の声に傾けることが多くなるため、従業員の目的意識をより高めることができるでしょう。本記事で紹介した内容を参考に、NPSを実施してみてはいかがでしょうか。

関連記事

・パーソナライゼーションとは?パーソナライゼーションの仕組みや成功事例も含めて解説いたします。
・直帰率とは?直帰率が高い場合の改善方法も含めてわかりやすく解説いたします。
・ユニークユーザー(UU)数とは?目安の立て方や増やしていく方法、PV数との違いについてわかりやすくご説明します。

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新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

現在の状況を分析し、ニーズに合った提案を行い、実践し、ECサイトだけでなくお客様ともども成長していただけるような支援を行います。

Shopifyの決済方法をご紹介!コンビニ決済・銀行振込・PayPayも!手数料や設定方法についてまとめました。

ネットショップ開設を考えている方やどのプラットフォームを選ぼうか悩んでいる方へ、今回はShopifyの決済手段について、Shopifyペイメントやコンビニ決済・銀行振込、手数料や設定・追加方法などをまとめて紹介していきたいと思います。申請不要ですぐに利用できる決済方法や、お客様にとっても手軽で便利な決済手段など豊富なサービスが用意されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyの使い方は簡単!

Shopifyはアカウントを作成するだけで、誰でもECサイトを開設できるECサイトサービスです。世界175か国100万ショップ以上の利用者がいる最大のプラットフォームでもあります。

サイトデザインから決済手段まで様々な機能が利用でき、対応言語も多く、海外配送のサービスも備わっているので越境ECを視野に入れている方にもおすすめです。このように、Shopifyは煩わしい準備等が必要ないのにも関わらず、ECサイトの運営に必要な機能が揃っており、利用者はそれらを簡単に利用することができます。

Shopifyの決済方法をご紹介!

そんなShopifyの中でも、特に便利なのは決済方法です。自分でショップサイトを構築する場合、クレジットカード決済などの決済手段を導入するには、クレジットカード会社への申請や審査期間が必要になり手間と時間がかかります。しかし、Shopifyでショップを開設すれば、クレジットカードブランド数や対応通貨数が豊富な決済方法をすぐに導入可能です。コンビニ決済やキャリア決済なども、もちろん設定から追加することができます。

Shopifyで利用できる決済方法と対応ブランド一覧

Shopifyで導入できる決済方法とその対応ブランド・決済手段は以下の通りです。

決済方法一覧・Shopify ペイメント
(Visa Mastercard American Express JCB)
・Shop Pay
(Visa Mastercard American Express JCB)
・Apple Pay
(Mastercard American Express JCB)
・Google Pay
(Visa Mastercard American Express)
・PayPal
(Visa Mastercard American Express JCB 銀聯など)
・Amazon Pay
(Visa Mastercard American Express JCB)
・KOMOJU
(Visa MasterCard Diners American Express JCB コンビニ決済 銀行振込 デジタルマネー)
・Paidy翌月払い
(コンビニ決済 銀行振込)
・携帯キャリア決済
(NTT DOCOMO au Softbank)
・GMOイプシロン
(Visa MasterCard American Express JCB コンビニ決済 代引き決済 キャリア決済 GMO後払い決済)
・SBペイメントサービス
(
Visa MasterCard American Express JCB Diners 楽天ペイ PayPay キャリア決済 Webコンビニ決済 Pay-easy決済)
・2Checkout
(
Visa Mastercard American Express JCBなど)
・CyberSource
(
Visa Mastercard American Express JCBなど)
・BitPay
(ビットコイン、ビットコインキャッシュ)

参照:Shopifyブログ「【保存版】Shopifyで使える決済サービスをご紹介」

これだけ多くの決済方法を導入可能なShopifyですが、それぞれの決済方法で特徴や手数料が変わってきます。以下では、それらを細かくご紹介していきます。

ShopifyではPayPayも利用することができる?

Shopifyでは2020年の9月29日から、オンライン決済で近年注目を集めている「PayPay」の導入がされています。
これにより、「Shopify」を利用してショップを開設しているオーナーは、自身のショップにおける決済方法にPayPayのオンライン決済を利用することができるようになりました。

[Shopifyの決済方法] おすすめはShopifyペイメント

Shopifyペイメントとは、外部サービスのアカウントが必要なく、取引手数料も0円で利用できるShopifyの主流な決済サービスです。Shopifyペイメントを導入すると、「Shop Pay」「Apple pay」「Google pay」も簡単に利用可能になるので、ぜひとも導入したい決済方法となります。

Shopifyペイメントの決済手数料

Shopifyペイメントの決済手数料は国内最安水準であり、同じ手数料で上記の「Shop Pay」「Apple pay」「Google pay」が利用できるところも魅力です。

対応ブランド ベーシック スタンダード プレミアム
Visa
Mastercard
3.40% 3.30% 3.25%
American Express 3.90% 3.85% 3.80%
JCB 4.15% 4.10% 4.05%

Shopifyペイメントの設定方法

Shopifyペイメントの設定は、ショップの管理画面から行えます。

管理画面の[設定]から[決済設定]をクリックします。するとShopifyペイメントの設定ページが出てくるので、[アカウントの設定を完了する]をクリックしてください。情報入力ページに飛びますので、そこで会社情報と銀行情報について入力すると完了です。

Shopifyペイメントのメリット

Shopifyペイメントを利用する大きなメリットは、まず取引手数料が0円であるという点です。決済手数料も安価ですのでとりあえず導入しておくことをおすすめします。
また、「Shop Pay」「Apple pay」「Google pay」はShopifyペイメントを導入しておくことで、ボックスにチェックをいれるだけで利用できるようになります。これらと連携できるというのは実は大きな強みです。Shop PayやApple、Google payのユーザーにとっては、アカウントが使用できたり情報入力の手間が省けるなど使い勝手がよくなり、コンバージョン率の向上にもつながります。
他にも、対応通貨が多いので世界中の顧客や越境ECにも対応できる点や、リアルタイムで支払額を確認できる点などもShopifyペイメントを導入するメリットです。
Shopifyペイメントに関しては、こちらの記事にも詳しくまとまっていますので、ぜひご覧ください。

Amazon payもおすすめ!

Amazon Payは、Amazonのアカウントを連携して利用する決済サービスです。Amazonのロゴがユーザーに安心感を与えたり、情報入力のショートカットによりカゴ落ちを防いだりなど、メリットも多いです。Amazonユーザーを新規顧客として取り込める点も魅力です。また、振込手数料が0円で、導入も決済設定のページから簡単に行えます。

対応ブランド 決済手数料 振込手数料
Visa
Mastercard
AMEX
JCB
4%(デジタルコンテンツ以外)
4.5%(デジタルコンテンツ)
0円

ショップ開設時に自動で導入されるPayPal

PayPalは日本ではなじみがないかもしれませんが、海外では多く利用されている決済サービスです。こちらも、Shopifyペイメント同様、ショップ管理画面から導入可能な決済方法になります。

PayPalの手数料

対応ブランド 決済手数料 振込手数料 対応通貨
Visa
MasterCard
AMEX
JCB
銀聯など
3.6% + 40円
(国内の標準レート:月額取引量で変動)
0円
(出金額5万円未満は250円/件)
22通貨

PayPalの設定方法

PayPalを利用するには、まずはPayPalのアカウントを作る必要があります。アカウントが作成できたら、こちらも管理画面の[設定]から[決済設定]をクリックし、PayPalの管理画面へ飛びます。PayPalの[エクスプレスチェックアウト]からアカウント情報を入力してログインしてください。本人確認や許可認証を終えれば完了となりますが、PayPalはアカウント作成が少し面倒なところがデメリットといえるかもしれません。

PayPalのメリット

PayPal導入のメリットは、やはり海外の顧客を取り込めるというところでしょう。対応通貨数も多く、海外での浸透率も高いので越境ECを考えているのであれば、導入しておいてもよいのではないでしょうか。

コンビニ決済・銀行振込ならKOMOJUとPaidy

この二つはコンビニ決済や銀行振込など、日本でまだまだ主流とされている決済手段を導入するのにおすすめです。クレジットカードを持っていなくても、手軽にショッピングを楽しめるのでユーザビリティーも上がります。しかし、未払いのリスクも考えられますので注意しましょう。

KOMOJUとPaidyの手数料

対応ブランド 決済手数料 振込手数料
KOMOJU Visa
MasterCard
3.6% 216円(入金金額が3万円未満のときの日本国内への振込手数料)海外送金は2,500円
Diners
American Express
JCB
3.85%
コンビニ決済 2.75%
銀行振込 5.0%
デジタルマネー 12.0%
Paidy コンビニ決済
銀行振込
3.5% 500円

携帯キャリア決済

携帯電話料金と一緒に集金ができるキャリア決済なら、未払いのリスクも少なく支払方法の幅も広がるので、ぜひとも導入しておきたい手段です。

携帯キャリア決済の手数料

対応ブランドは、NTT DOCOMO au Softbank の3社です。

決済手数料は6.4%、デジタルコンテンツに関しては15%になります。

携帯キャリア決済の追加方法

管理画面の[設定]から[決済設定]をクリックします。下にスクロールして[代替決済方法]の[代替決済手段を選択する]をクリックすると、代替決済サービスがたくさん表示されます。その中の [携帯電話ご利用料金と一緒にお支払い] をクリックし、こちらのページで登録・許可後に通知される「サイトコード」と「認証キー」を入力して保存してください。

一括導入ならGMOイプシロンとSBペイメントサービス

GMOイプシロンとSBペイメントサービスはクレジットカードから現金決済、キャリア決済やデジタルマネーまで一括導入してくれる決済サービスです。法人契約のみならず個人契約も可能であり、GMOイプシロンではGMO後払い、SBペイメントサービスでは楽天ペイが他にはない決済方法なので、導入を検討してみてもよいかもしれません。

越境ECなら対応通貨が多い決済方法

先述したPayPalはもちろん、2CheckoutやCyberSourceも対応通貨が87と幅広い

越境ECを目指す場合にはおすすめです。

Shopifyなら分割払いも対応可能に

Shopifyでは、最近分割払いや複数払いも対応可能になりました。Shopifyは様々なサービスを用意して、売り手側にとっても買い手側にとっても、どんどん便利になっていっています。

Shopifyの決済方法に代引き・銀行振替・郵便為替の追加は可能?

ECサイトで買い物をする利用者の中には決済の際にクレジットカードを使用したくないというユーザーも存在します。
そのような場合には「手動での支払いを承認する」という設定を行っておくとユーザーは代引き・銀行振替・郵便為替を利用できるようになります。

ただし「手動の決済方法」はShopifyが用意している支払い方法のデフォルトではないため、ECサイト構築後に「手動の決済方法」の設定を追加したとしても代引き・銀行振替・郵便為替の際に発生した手数料をチェックアウト画面に表示することができません。

もしチェックアウト画面の「合計金額」として手数料込みの値段も表示したい場合には、あらかじめそれを考慮してECサイトの開発を行う必要があります。
あるいは「手動の決済方法」で後から決済方法を追加するときには、合計金額の他に各種決済の決済手数料が発生することをユーザーにわかりやす表示するようにしましょう。

Shopifyの支払い方法に代引き・銀行振替・郵便為替を「手動の決済方法」にて追加する方法

Shopifyの支払い方法に「手動の決済方法」にて代引き・銀行振替・郵便為替を追加する手順は以下の通りです。

「手動の決済方法追加手順」1.Shopify管理画面の「設定」>「決済」>「手動の決済方法」から「Cash on Delivery (COD)」を選択する
2.選択後の画面に表示される「詳細:支払い方法選択画面で表示する文言」と「支払い手順:購入完了画面で表示する文言」を設定する
3.「Cash on Delivery (COD) を有効化する」を押し設定を完了する

手順2の「詳細」の部分では以下のポイントを意識して記載するとユーザーにとって分かりやすい説明ができます。

意識するポイント・合計金額には「代引き手数料」は含まれていないこと
・「代引き手数料」がその注文でいくらかがわかること
・日本国内外への配送で代引きはできないこと

Shopifyでの売上の入金サイクルとは?

Shopifyの入金サイクルは導入している決済サービスによって異なります。そのため、ここでは利用されていることの多い「Shopifyペイメント」、「PayPal」「Amazon Pay」、「KOMOJU」の入金サイクルについてご紹介いたします。

Shopify ペイメント

Shopifyペイメントの決済で発生した売上は、入金手続きをすることなく自動的に登録している口座に振り込まれます。
Shopifyペイメントの入金サイクルは売上が発生した翌週の金曜日とされており、最短で5日後、最長で11日後に入金されます。

PayPal

PayPalで決済された売上は好きなタイミングで入金の申請をすることができます。入金までにかかる日数は最短で3日です。
またPayPalの場合にはユーザーは銀行振込を選択することができます。銀行振込で支払われた売上は即日PayPalアカウントに送金されます。

Amazon Pay

Amazon Payは導入開始から2週間が経過すると自身で入金サイクルを変更することができます。設定のできる入金までの最短日数は1日なので、いつ様な場合には売上を翌日に受け取ることができます。
Amazon Payの初期設定時の入金サイクルは14日に設定されているので、最初の2週間の入金サイクルは14日間です。

KOMOJU(コンビニ決済/銀行振込/スマホ決済)

KOMOJUで決済された売上に設定されている入金サイクルは以下の2種類あります。

KOMOJUの入金サイクル・毎月を選択:当月の月末締め、翌月入金
・毎週を選択:前週の売上は翌週の金曜日に入金

受注伝票に反映する支払い方法(決済方法)の変更方法

Shopifyとネクストエンジンを連携させることで、ネクストエンジンの受注伝票に反映する支払い方法の追加/変更を行うことができます。
受注伝票に反映する支払い方法の追加/変更を行うには、まずShopify上で変更する決済方法の名称を確認する必要があります。
名称の確認方法は以下の通りです。

名称の確認方法1.Shopifyの管理画面で「設定」>「決済」を開き、有効にしている決済方法を確認する
2.「注文管理」にて注文データを開き、タイムライン内の「Gateway」にて新しく変更したい決済方法のShopify上での名称を確認する

次に、新たに変更する決済方法をネクストエンジン上の受注伝票の「支払い方法」に取り込むための設定を行います。
取り込み手順は以下の通りです。

取り込み手順1.ネクストエンジン管理画面の「設定」>「受注」から「支払い発送変換」をクリックする
2.「受注CSVファイル」の欄で名称を確認し、名称がない場合は空欄にShopify にて確認した決済方法の名称を完全一致させるように入力する
3.「変換する値」の欄でネクストエンジンのシステムに反映させる支払い方法を選択
4.「保存」をクリックし設定を完了する

まとめ

Shopifyの決済方法はいかがでしたでしょうか。数も多く様々なサービスや企業と連携していましたね。分割払いや複数払いなど、個人のネットショップだとは思えないほど融通が利きますよね。買い手側にとっても売り手側にとっても使いやすいプラットフォームを目指すShopifyは、今後も更なるサービスを展開していくのではないでしょうか。

関連記事

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Shopifyの手数料とは?決済手数料・取引手数料、他社との比較も含めてご紹介!
・Shopify Plus とは?通常プランとの違い、決済手数料、パートナー一覧までご紹介!

ECサイト制作ならアートトレーディング

世界170か国以上のNo.1シェアを誇るグローバルECプラットフォーム「shopify」を導入した自社ECサイト制作をご提案いたします!

当社は、10年以上の実績・100社以上のECサイト構築運用 経験でお客様のお悩みを解決してまいりました。

新規のECサイト制作、既存サイトからの移転・乗り替えだけでなく、運営代行・コンサルティング・在庫連携・物流まで幅広くサポートが可能です。

EC支援といってもお客様の状況はさまざまです。これからECサイトを展開したい、サイトはあるが販売促進のノウハウが欲しい、スタッフが足りなくて人手が欲しい等々…。

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クロスチャネルとオムニチャネルの違いとは?「〇〇チャネル」の意味や効果、クロスチャネルのマーケティング施策をご紹介!

最近よく聞く「〇〇チャネル」の中の一つ、「クロスチャネル」を皆さんご存じでしょうか。あまり聞かない言葉ですがクロスチャネルもマーケティングの基本的な用語の一つです。今回はクロスチャネルについてご説明していきます。クロスチャネルについてだけでなく、今後ますます重要になる「チャネル」の考え方についても理解を深めていきましょう。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

チャネルとは?

チャネルとは、製品を消費者のところまで届けるための流入経路(媒体)のことで、売り手が持つ買い手との接点を表します。実店舗やECサイトはもちろん、広告やキャンペーンなどもチャネルに該当します。チャネルは多ければ多いほどユーザーが集まりますが、それだけ運用にもコストがかかってきます。チャネルごとにターゲットを設定し、役割や集客力を見極め、それぞれで適切な集客施策を打ち出すことが重要になります。

マルチチャネル・クロスチャネル・オムニチャネルの意味と効果

「〇〇チャネル」は、売り手が持っているチャネルをどう管理・運用しているかを表していると言えます。売り手は、まずは開業した時点で販売窓口を1つは持っていると思いますが、この販売窓口が1つである状態を「シングルチャネル」といいます。この時のチャネルは、販売業であれば実店舗やECサイトなどになります。

マルチチャネルとは

事業を薦めていく中で、集客のためにもチャネルを増やしていくと思います。チャネルが複数あり、それらが独立している状態を「マルチチャネル」といいます。例えば、実店舗での販売が好評だったのでオンライン販売を始めた場合や、ECサイトを広げるためにSNSでの販売を始めた場合などがこれにあたります。マルチチャネルでは販売機会は広がりますが、チャネルがそれぞれ独立していますので在庫管理や効率の面で問題が発生する可能性もあります。

クロスチャネルとは

マルチチャネルの状態からトラブルの発生を防ぎユーザビリティーを高めるため、チャネル同士で在庫等のデータを連携した状態が「クロスチャネル」です。一元化された情報はリアルタイムで更新されるので在庫のあるチャネルへの案内や、全ての顧客情報の蓄積などが可能です。各チャネルの情報がクロスして横断することが可能であり、マルチチャネルで起きていた販売機会の損失をなくすこともできます。

オムニチャネルとは

クロスチャネルでできることは、情報の一元化までです。情報以外の横断はできないので、例えばECサイトで購入した商品を実店舗で受け取ることや、共通のポイント制度の利用などはできません。そこで、クロスチャネルからさらに強い連携で、よりシームレスな顧客体験を提供できるのが「オムニチャネル」です。オムニチャネルでは、全てのチャネル間での横断が可能になり、1つのブランドとして消費者に認識してもらいやすくなります。

オムニチャネルに関しては、下記関連記事に詳しくまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

「〇〇チャネル」の違い

それぞれのチャネルの大きな違いは、管理の仕方と顧客体験です。

マルチチャネルでは、各チャネルが独立して存在しているため情報の管理もバラバラです。連携等もしていないので、顧客体験としても別々のショップかのように感じてしまいます。

クロスチャネルでは、情報の連携により利便性や効率は上がります。
しかし、企業目線でのデータ統合はできていても、顧客目線ではマルチチャネルと同様に一つのブランドとして認識されづらいという点は残ります。

オムニチャネルでは、チャネルごとの連携が行われチャネルごとの顧客体験が均一になります。可能なサービスが増えることでユーザビリティーも向上し、ブランドの競争力も上がります。

「チャネル」の背景

チャネルという考え方が重要になってきた背景には、インターネットやモバイル端末の普及による消費者行動の変化が大きく関わっています。インターネットが身近になる前は、消費者が情報を掴むのは新聞やCM、チラシなどの広告等限られた媒体からでした。売り手も、それらの媒体に情報を流せばよかったのです。

しかし、インターネットとモバイル端末を誰もが使用するようになり、シンプルだった情報の流れが非常に多様になりました。実店舗がなくても販売が行えるECサイトや、影響力の強いSNSなど消費者の行動様式に合わせて、売り手もそれらの媒体や接点をうまく利用していく必要が出てきたのです。

クロスチャネルマーケティングとその効果は?

チャネルの数が複数になるだけのマルチチャネルとは違い、クロスチャネルでは情報連携等のシステム構築が必要です。しかし、複数のチャネルを活用できるクロスチャネルマーケティングは、顧客との接点を増やし、リード獲得へも働きかけることができます。マルチチャネルよりも、満足度の高い購入体験を消費者に提供することができる点がクロスチャネルを導入するメリットです。また、マルチチャネルで発生していた在庫トラブルやリピーター逃しなどの「もったいない」を解決することができます。

クロスチャネルマーケティングでできる施策

Web広告

いわゆるリスティング広告や、最近ではSNS広告など、新規顧客獲得に効果が期待できる施策です。新規顧客の中でも、設定したキーワードやユーザー行動から顧客見込みのある層に表示されるものなので効果も高いです。継続的なコミュニケーションは難しいので、最初の訪問で会員登録やSNSアカウントのフォローなどに繋げられような仕様にしておくことが重要です。

各種SNS運営

SNSの運営は初期費用がかかりませんし、情報の発信・拡散という面においてとても優れていますので、ブランドの認知向上におすすめです。また、買い手側から見てもフォロー等はハードルが低いので、新規顧客獲得も見込めます。

アプリ

今やほとんどの人が使用しているスマートフォンのアプリを利用することで、プッシュ通知で情報をユーザーに確実に届けることができたり、位置情報や会員情報などのマーケティングに生かせる顧客情報を収集することもできます。しかし、アプリをインストールするという点において他チャネルよりもハードルが高いです。既にある程度興味があるユーザーが見込まれますので、顧客を逃がさないようことやリピート率を上げることに注目した施策を行いましょう。

ブランドメッセージやデザインを統一

各チャネルでブランドメッセージやデザインを統一することで、ブランディングにも繋がります。

オムニチャネル実施よりも負荷が少なく、マルチチャネルよりもチャネルを活用できるクロスチャネルマーケティングですが、それぞれのチャネルの特性にあわせた情報の流し方などの分析は必要です。各チャネルのユーザーが求める情報を適切なタイミングで流すことができれば、複数のチャネルでより深い顧客とのコミュニケーションが可能になります。

このようなマーケティングには、ユーザー行動を想定した戦略立案が必要になります。効率よくクロスチャネルマーケティングを行うために、マーケティングオートメーション(MA)などを使用しデータ統合やオペレーション自動化などを行うという選択肢もあるでしょう。導入検討の際には、各チャネルがMAなどのツールと連携可能かどうか確認しておく必要があります。

Googleのクロスチャネルアトリビューション

クロスチャネルマーケティングをせっかく行っても、その効果がわからないと今後の戦略が立てられないですよね。クロスチャネルマーケティングの効果を確かめたいという方にぜひ使っていただきたいのがGoogleアナリティクスの「アトリビューション分析」機能です。

通常、サイトでコンバージョン(CV)が発生した際に評価するのは、その直前の接点です。しかし、実際にユーザーが購入を決定するまでには、その他のサイトやチャネルが影響を与えている可能性が大いにあります。アトリビューション分析では直接コンバージョンに繋がった接点のみでなく、このようなコンバージョンに至るまでのいくつもの接点の貢献度を、それぞれ特定の方法で視点を変えて評価するのです。間接効果とも呼ばれています。

クロスチャネルでは、チャネルやマーケティング施策が多様だからこそ、ユーザーとの接点は多いです。これらの貢献度を定期的に確認していくことで、マーケティング戦略を検証できるのがアトリビューション分析です。

まとめ

近年、チャネル間連携や顧客体験を意識している企業は多く、今後もクロスチャネルやオムニチャネルなどのマーケティング用語は多用されると考えられます。また、オムニチャネルよりも手軽で、マルチチャネルより顧客とコミュニケーションが取れるクロスチャネルについても、今後顧客理解が必須になってくる中で押さえておきたい考え方です。コストや顧客体験などのバランスを取りながら、自社のチャネルやマーケティングを最適化していきましょう。

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ECサイト運用で知っておくべき景品表示法!不当表示事例や景品金額、対象範囲をわかりやすく解説!

ECサイトを開設して、自分だけのオリジナルショップを運用したいとおもっている方は多いと思いますが、ECサイトで商品を販売する際に気を付けなければならない法律があります。それは、景品表示法です。ECサイトはカスタマイズや集客の自由度が高い分、実店舗での販売以上に気を付けなければなりません。今回は、ネットショップの運用にあたり知っておきたい景品表示法について、不当表示事例や、対象範囲、金額やガイドラインについてご説明します。

この記事を書いた人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

景品表示法とは?

 

景品表示法の正式名称は、「不当景品類及び不当表示防止法」であり、この法律の目的は、一般消費者の利益の保護です。なぜこのように法律で消費者の利益保護が定められているのかというと、世の中には過大な表示や景品付き販売により、不当な利益を挙げようとするケースがあるからです。これにより消費者が実際には質の高くない商品を購入してしまい不利益を被るのを防ぐために、事業者を規制する法律が景品表示法です。

 

また、この法律は買い手側だけでなく売り手側や市場をも保護しています。不当な表示や景品による販売が増加すれば、広告を多く打ち出し消費者の目に留まる商品ばかりが購入され、他の商品が淘汰されていきます。景品表示法はこのような事態を避け、市場の質や公正な競争を守っています。

 

景品表示法に違反してしまったら?

景品表示法違反の疑いがあった場合、消費者庁が当該事業者に対して事情聴取などの調査を行います。調査により違反行為が認められた場合は、不当表示による誤認の排除や再発防止策の実施などを命ずる「措置命令」が行われます。措置命令に従わなかった場合には、罰則が適用されます。

 

また、違反の事実は認められないが違反のおそれがあるとされた場合にも、消費者庁からの指導が入ります。さらに、いくつかの要件を満たすと、課徴金の納付が命じられるケースもあります。

 

参照:消費者庁「景品表示法違反行為を行った場合はどうなるのでしょう

 

なぜECサイトの運用に景品表示法を理解する必要があるのか

ECサイト運用では、商品を買ってもらうために商品説明を工夫したり、値引きや割引を行うことがあると思います。また、キャンペーンやノベルティなど自由に運営・カスタマイズができることはネットショップの魅力の一つです。お客様のためを思っての企画やカスタマイズだと思いますが、行き過ぎた表示や景品が景品表示法に違反してしまう可能性もあります。ECサイトのみならず、SNSによる懸賞なども景品表示法の対象になることがあります。本格的に運用したい方こそ、景品表示法についての理解を深めることにより、ネットショップの魅力を最大化していけるでしょう。

 

景品表示法の条文とガイドライン

景品表示法の目的条文である第1条を抜粋します。

 

景品表示法第一条この法律は、商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止するため、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある行為の制限及び禁止について定めることにより、一般消費者の利益を保護することを目的とする。

(不当景品類及び不当表示防止法第1条から引用)

 

条文にもあるように、景品表示法では大きく分けて「不当表示」と「不当な景品類の提供」の2項目を禁止し、顧客の誘因を防いでいます。商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐため景品類の最高額を制限することなどにより、消費者の自主的で合理的な購買行動を守っています。

 

また、消費者庁のホームページには法令の詳細や、不当表示の疑いがあるサービス事例・実際に表示を行う際のガイドライン等が公開されていますので、気になった方はぜひご参考ください。

 

参照:消費者向け電子商取引表示への取組

 

景品表示法の表示の対象範囲と事例

不当表示とみなされる表示とは、

 

①実際のものよりも著しく優良であると示す

②事実に相違して他の事業者よりも著しく優良であると示す

 

これらのどれかに該当し、また該当せずとも、不当に顧客を誘引し一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるものが、不当表示となります。さらに詳しく見ていきましょう。

 

優良誤認表示

効果や機能、品質など商品について偽りのある表示のことです。

例えば、実際には使われていない成分であるのに、その成分が配合されているとした表示をすることなどがこれにあたります。また、「これだけで痩せる」など根拠のない効果をうたったり、「他社では使われていない、自社だけの技術を使用している」などと表示したが他社でも同技術を使用していたり、といった事例も優良誤認表示にあたります。

 

有利誤認表示

価格や、その他の取引条件についての偽りのある表示のことです。

一律の価格であるのに、「先着〇〇名様限定割引」と偽ったり、常時販売している商品を期間限定商品や個数限定商品として表示することなどが有利誤認表示にあたります。

 

二重価格表示

有利誤認表示の中でも注意しなければならないのが、二重価格表示です。商品を通常価格から値引きをして販売しようとするとき、購買意欲をあおるために現在の価格と過去の価格を併記するかと思います。しかし、この二重価格表示にも注意が必要です。

 

例えば、500円→300円と表記して商品を販売するとします。そもそも比較対象額の500円で販売していた期間がなく、はじめから300円で販売しているのにこのように表示していれば、これは虚偽の表示として不当表示にあたります。また、比較対象額が曖昧だったり(明確に定まっていないメーカー小売価格・根拠のない市場価格)、将来の価格や逆に古すぎる価格だったりといった表示でも不当表示です。

 

比較対象額が元値であると認められる根拠は、その価格での「販売実績」ですがいくつかルールがあります。

 

販売実績として認められるもの・販売開始から過去8週間のうち、4週間以上の販売実績

(販売開始から8週間未満のときは、販売期間の過半かつ2週間以上の販売実績)

・実際に販売した最後の日から2週間が経過していない

 

 

上記が販売実績として認められる範囲になります。原則として、比較対象額での販売が2週間に届かなければ、販売実績としては認められません。

 

また、実際に販売した最後の日から2週間以上経過している場合、過去の販売価格として表示することができなくなってしまいます。つまり、比較対象額での販売実績があっても、値引きを始めてから2週間がたってしまった場合などは不当表示となってしまうということですので、注意が必要です。

 

その他誤認されるおそれがあると認められ内閣総理大臣が指定する表示

 

・無果汁の清涼飲料水等についての表示

商品名や説明文、イラストなどに果物等を使う場合、含まれる果汁・果肉の量に注意しなければなりません。果汁・果肉量が5パーセント以上であれば問題はないですが、5%未満又は無果汁・無果肉であれば【果汁・果肉の割合】【無果汁・無果肉】等を記載する必要があります。

 

・商品の原産国に関する不当な表示

表示に原産国以外の国名・言語・国旗等が含まれている場合は、消費者が原産国を確認できるようにしなければなりません。国内産の商品についても同様です。また、外国産の商品で主要部分が日本語表示のものも対象です。

 

・消費者信用の融資費用に関する不当な表示

融資の際に、実質年率が明確に記載されていなかった場合、一部の利息や手数料、率の表示や返済事例による融資費用の表示などが不当表示となります。

 

・不動産のおとり広告に関する表示

不動産の取引において、消費者に存在しない不動産や実際には取引できない不動産を薦めることは不当表示にあたります。

 

・おとり広告に関する表示

取引が不可能である商品や、販売数が限定されているにもかかわらず、そのことを明示していない、利用期間もしくは数が限定されているにもかかわらずその説明がない、など消費者に対して情報が明確に伝えられていない場合は不当表示にあたります。

 

・有料老人ホームに関する不当な表示

有料老人ホームについて、外部の者が介護サービスを提供する場合や、部屋の住み替えに関する条件等が明瞭に記載されていないと不当表示になります。

 

景品表示法の景品の対象範囲と事例

気を付けなければいけない表示についてみてみましたが、次は景品についてです。集客施策として、商品をお買い上げいただいたお客様に対してノベルティを提供したり、SNSで懸賞企画を行ったりすることもあると思いますが、これらもすべて景品表示法にて規制されている可能性があるので注意が必要です。景品表示法では、消費者が景品につられて粗悪な商品を買わされるのを防ぐため、過大な景品類の提供を禁止しています。

 

景品類とは、

①顧客を誘引するための手段として

②事業者が商品やサービスの取引に付随して提供する

③物品、金銭その他の経済上の利益

のことを言います。

 

ただし、正常なアフターサービスや商品又は役務に付属すると認められる経済上の利益は含まないこととされています。また、景品類の中でもいくつかの分類があり、それぞれ金額の制限が異なるので、一つずつ説明していきます。

 

総付景品(ベタ付け景品)の限度額

「商品やサービスの購入者にもれなく提供される景品類(先着順などの制限があっても適用)」

適用外

・商品やサービスの購入・利用に必要なもの

・開店記念、創業記念等の行事に際して提供するもの

 

消費者に対して、懸賞によらずに提供される景品類を総付景品(そうづけけいひん)といいます。購入者全員にもれなく提供される粗品・金品等のみならず、申し込み順や来店先着順などの制限があるものも総付景品です。具体的なところだと、オマケつきペットボトルや雑誌の付録などがこれに当たります。反対に、消費者にもれなく提供されるものであっても、施設の送迎サービスのように消費者がその商品やサービスを利用するのに必要なものであれば対象外となります。

 

取引価額 景品類の最高額
1,000円未満  200円
1,000円以上
取引価額の10分の2

最高額の制限はありますが、総額での制限がないのが総付景品の特徴です。

 

一般懸賞

「特定の行為を行った消費者に対して、その結果等に応じて提供する景品類」

適用外

・共同懸賞

 

消費者に対して、くじ等の偶然性や特定行為の優劣等によって景品類を提供することを「懸賞」といいますが、その中でも、後述の「共同懸賞」以外のものは一般懸賞にあたります。具体的に言えば、くじ引きや、クイズの結果に応じて景品類を提供するなどです。当たり券がついている商品や、商品を集めて応募するものもこれにあたります。

 

懸賞による取引金額 一般景品における景品類の限度額
最高額
総額
5,000円未満 取引額の20倍 懸賞に係る売上予定総額の2%
5,000円以上 10万円

景品類の最高額が取引額の20倍を超える場合、対象者を5,000円以上の購入者に絞る必要もありますので注意が必要です。

 

共同懸賞

「複数社で行っている懸賞」

 

消費者に対して、一定の地域や業界の事業者が共同して景品類を提供することです。商店街・ショッピングモールの福引や、市町村などの一定の地域で行う懸賞が共同懸賞にあたります。景品類の提供を一社で行っているか、複数社で行っているのかが一般懸賞との違いです。

 

共同懸賞における景品類の限度額
最高額 総額
取引価格にかかわらず30万円 懸賞に係る売上予定総額の3%

最高額は景品類の取引価額に係わらず30万と定められています。

 

規制の対象外のオープン懸賞

オープン懸賞とは、商品・サービスの購入や来店を条件とせずに申し込むことができるもので、金品等が提供される場合であっても「取引に付随」しているわけではないので、景品表示法の規制の対象外になります。オープン懸賞を具体的にイメージすると、新聞・テレビ・インターネット等で企画内容を広く告知し、だれでも応募できる抽選企画になります。

 

景品表示法違反になる実際にあった事例

優良誤認にあたる事例

配合割合における優良誤認

株式会社メイフラワーでは、アルコールジェルについて「ハンドクリーンジェル Hand Cleaning Gel 手指用洗浄ジェル アルコール71%配合」と表示していました。これにより、消費者はこの商品に対してアルコールの配合割合は71パーセントであるという認識を持ちますが、実際の配合割合は、71%を大幅に下回るものでした。この表示に対して消費者庁は、優良誤認であるとし再発防止についての措置命令を行いました。

 

効果についての優良誤認

株式会社トラストでは、「ヴィーナスウォーク」という補正下着について、「毎日履くだけで2週間-10cm!?」、「人間工学に基づいた設計により履くだけでダイエットを実現!」、「自宅で簡単に脚ヤセ、理想的なクビレを手に入れるならヴィーナスカーブ」等、着用のみで著しい痩身効果が得られるかのような表示をしていました。この表示について消費者庁は、裏付けとなる根拠の提出を求めましたが、提出された資料が合理的な根拠を示すものとは認められなかったため、メーカーに対し措置命令を下しました。

 

この事例で注目したいところは、打消し表示が、一般消費者の認識を打ち消すほどのものであるとは認められなかった点です。この商品では、「※効果の感じ方には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」との表示がありました。しかし、このような表示があっても、消費者の商品に対する認識を打ち消すことはできず、景品表示法違反にあたってしまう、ということの最たる事例となっています。

 

有利誤認にあたる事例

二重価格表示にあたる事例

アマゾンでは、販売サイト上でクリアホルダー、ブレーキフルード、甘酒の3商品について、表示している参考価格(比較対象額)が景品表示法に違反しているとして措置命令が下されました。アマゾンで表示されていた参考価格は、取引実績のないメーカーの希望小売価格であったり、メーカー小売希望価格よりも高値であったり、1本での販売に対して6本分の価格との割引率を記載していました。措置命令は、出品者のみでなくプラットフォームの提供者に対しても出されます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。普段目にしているお得な購入情報も、提供する側にまわると様々な規則に従って行わなければならないことがわかります。しかし、景品表示法を目安に景品類を設定するなど、ガイドラインを参考に運用を行っていければ、適切なサイト運営が可能です。自分のネットショップでキャンペーンやセールを行う際には、景品表示法をよく確認し、違反の内容に注意しましょう。

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